23日(金)のメイン、士幌高原特別(4歳以上470万円未満)は、先頭で第2障害を越えた4番人気タケトップクインがそのまま押し切り、4連勝で今季を締めくくりました。2番手で障害をクリアしたコトノカツマが粘るところ、4番手から徐々に差を詰めたタカラオーシャンの勢いが勝り、差し切っての2着。コトノカツマは3着でした。
24日(土)のメインは、じゃらんカップ(4歳以上550万円未満)。ヨコハマイサムが先頭を行くタカラテンクウを捕らえると、3番手から追い上げてきたサカノオオマサを振り切って勝利。ゴールライン上で止まったタカラテンクウを捕らえたワカテンザンが3着に入線しました。
25日(日)には、ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われました。このレースについては別掲のばんえい記念回顧をご覧ください。
この日の第9レース、ロイズカップ(4歳以上650万円未満)は、先頭で第2障害を越えたアローコマンダーが、後続を寄せつけず逃げ切り勝ちを収めました。2、3番手で障害を駆け降りたバンゼン、キョウエイボーイがそのまま2、3着に入りました。
第8レースはスターライト特別(5歳オープン)でした。差なく第2障害をクリアした、ニシキシャープ、カネサブラック、ナリタボブサップの3頭が残り30メートルで横一線の激戦。最後まで脚いろが衰えなかったナリタボブサップが抜け出して勝利。2着にはカネサブラックが入り、1、2番人気での固い決着となりました。牝馬のニシキシャープが一杯にながらも3着に粘りました。このレースの上位馬は、来シーズンの古馬オープン戦線での活躍が期待されます。
第7レースのクリスタル特別(4歳オープン)は、第2障害を先頭で降りたヒロノドラゴンが粘るところ、3番手クリアの1番人気マルミシュンキが残り10メートルで一気に交わして勝利。2番手クリアのメジロショウリキも最後に脚を伸ばしたものの、ヒロノドラゴンにはわずかに及ばず3着でした。勝ったマルミシュンキは昨年度から続く連勝を8まで伸ばしました。
第6レースの若草特別(3歳オープン)は、ほぼ同時に第2障害を駆け降りたシベチャタイガー、アローファイター、カイセゴールデンの3頭に、プリンセスモモが加わっての末脚勝負。2番人気のアローファイターが最後わずかに抜け出しました。前を追う形で勢いのあったプリンセスモモが2着に食い込み、1番人気シベチャタイガーがは3着でした。
今開催最終日、26日(月)のメイン大平原特別(4歳以上390万円未満)は、1番人気の紅一点イナノプリンセスが先頭で第2障害をクリアすると、勢いそのまま後続に40秒近い差をつけて圧勝しました。2着争いは、ストロングペガサス、シンエイスターの2頭に、後続から襲いかかったタカラエース、ヤマトチカラ、エビスソルジャーも加わった5頭による大激戦。エビスソルジャーがわずかに抜け出し、そこから5着までが1秒以内の差という、最終日のメインにふさわしい見ごたえ十分の好レースでした。
2007年度の新生・ばんえい競馬は、4月27日(金)スタート! 30日(祝・月)には、4歳以上選抜馬による新設重賞「ばんえい十勝オッズ・パーク杯」が行われます。どうぞご期待ください。