9日(土)のメインレースとして行われたのは狩勝特別(3歳以上オープン)。ここは2番人気に支持されたカネサブラックが快勝し、今季の勢いをまざまざと見せつけました。第2障害はカネサブラック、ミサイルテンリュウ、トカチプリティーの順でクリア。差のない混戦となりましたが、馬場水分4.3%の軽馬場ということもあって各馬の脚は止まらず、そのままの順でゴールしました。カネサブラックはともかく、ミサイルテンリュウは北斗賞優勝以来の連対確保で、復活の兆しを見せたといえるでしょう。
10日(日)は重賞のばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われました。このレースについては別掲のばんえいオークス回顧をご覧ください。
その前第10レースに行われた十勝産駒特別(2歳産地限定)は、3番人気のマルニゼウスが優勝。前走北見でのA-1戦に続く勝利で、オープン戦線へ向けて弾みをつけました。軽馬場のなか各馬早めの障害挑戦となりましたが、勢いよく抜けてきたのはメジロルビー、マルニゼウス、エビスオニワカの人気3頭。そのうちマルニゼウスが先頭に立つと、エビスオニワカも猛追して2頭の争いに。しかしその差は詰まらず、1着マルニゼウス、2着エビスオニワカの決着。3着にはメジロルビーが流れ込みました。
また、この日の第4レースで、鈴木勝堤騎手が騎乗したイサムフジが勝利を挙げ、鈴木騎手は1981年4月のデビュー以来、通算2000勝を達成しました。
11日(月)に行われた日勝特別(3歳以上800万円未満)は1番人気のスーパークリントンが快勝。800万クラスにおける初勝利を飾りました。第2障害でいったんヒザをついたスーパークリントンですが、即座に立て直すと先頭でこれをクリア。最後は脚いろが鈍ったものの道中のアドバンテージが大きく、そのまま逃げ切り勝ちを収めました。横一線となった後続の争いは、そのうしろから猛追してきたエビスオウジャが突き抜けて2着を確保。障害2番手クリアのギャンブラークインが粘って3着に入線しています。
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