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2006年11月30日 アーカイブ

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やっぱり馬が好き(第28回)  旋丸 巴

2006年11月30日(木)

最良の結果を信じて…

 誰が、ばんえい競馬廃止なんて言ってるんだ~!

  このところ連日、さも廃止が決定したような報道が続いているけど、皆さん、未だ、ばんえい競馬存続の可能性は残っていますよ!

 実際、30日(木)の時点で砂川敏文・帯広市長も、「状況は厳しい」と言いながら「やりたい気持ちはある」とも発言した……とはNHKのニュースで伝えられたこと。

Photo_73  余談だけれど、今春、帯広で行われた食のイベントで、私は砂川市長にお会いしたけれど、数回しか会ったことの無い私にも気さくに応対、イベントで売られていたソーセージを自ら購入して撮影に協力して下さった。そういう砂川市長であれば、ばんえい関係者に対しても、きっと心痛めておられるのだろうと思う(写真)。

 ただし、そういう市民思いの市長であればこそ、確固たる黒字転換の見通しが立たなければ、ばんえい存続にGOサインを出すわけにはいかないのだろう、とも思う。
     *     *     *
 そういう状況だから、勿論、厩舎関係者も生産者も馬主協会も、みんな必死に走り回っているわけで、けど、この関係者の奔走が全国には全然伝わっていないのが、私としては実に悲しくて……。しくしく。

 と泣いている場合ではないから、とにかく、私も、あらん限りの力を振り絞って、全国の馬好きの人々や関係各団体にアピールしている。もっとも、貧乏物書きのしていることだから、象に豆鉄砲を打っているが如きで、手応えは実に怪しいけど、それでも、やらないよりはマシと思って走り回っていたら……。

 「そんなら力になりましょう!」と声をかけて下さったのが、他ならぬ当情報局連載のお二人、古林英一先生と矢野吉彦アナウンサー(50音順、または年齢順)。

 お二人とも、超多忙の中、あの手この手を考えて下さって、いい加減、豆鉄砲打ちに疲れていた私を、今やリードして下さる勢い。おお! 我が友よ!
     *     *     *
 そして、また、当情報局・斉藤編集長さんまでが尽力して下さって実現したのが、「つづけよう!ばんえい競馬」というホームページ。

 ここには、皆さんからの、ばんえい競馬に対する提言を集約する「掲示板」が設けられていて、全国からの声を帯広市に届けられるようになっている。

 ただし、である。この掲示板は、あくまでも、ばんえい競馬を黒字転換するためにはどうしたら良いか、という提言を書き込むもの。「廃止しないで」といったメッセージは募集していない。

 前述のように、帯広市としても具体的な再建策がなければ存続を認めることは難しい。従って、今回は「存続のお願い」から、もう一歩踏み込んで、より具体的に、「馬券の売り上げを増やす方法は?」「企業協賛を募るには、どんな方法があるか」「主催者として馬券、入場料以外に副収入を得るにはどんな方法があるか」という、前向きな提案を書き込んで欲しいのである。

 って言うと、ちょっと難しそうだけど、何のことはない、「全国の地方競馬でエキシビジョンレースを行ってみては?」とか「スーパーペガサスなんかの歴代名馬のDVDを作って販売してみたら?」みたいな、各自の夢、ばんえい競馬に対する希望なんかを書き込んでいただいてもいい訳で、あっ、勿論、もっとロジカルな正統派「ばんえい競馬経営論」も大歓迎ですけどね。

 とにかく、硬軟併せて、とにかく、ばんえい競馬が健全に生きていくための「前向きな」、いいですか、あくまでも前向きな意見、提案をお待ちしているのですよ。
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 と、声を限りに叫び続けて、ああ、さすがに、ちょっと疲れましたわ。

 なので、12月1日の午後は帯広開催に戻ってきた谷さんと、おデート……って、本当は、開催宣伝パレードと併せて行われる街頭署名(午後2時半から藤丸デパート前で)のお手伝いに行くだけなんだけどね。寒空の下に立って、どれだけ署名が集まるか想像もつかないけど、それでも、ばんえい存続を願う人達と繋がって運動できることは、それだけでも私にとっては嬉しいし、心温まる。

 いや、街頭署名だけではなく、今まで、色々な運動に対して、私のところに寄せられた好意、励まし、協力は、私の予想を遥かに超えて大きく、また暖かかった。

 この人々の暖かさに触れられただけでも、存続運動をやってて良かった。

 ……って、ふり返って、しみじみしてる場合じゃないぞ、私!

 この混乱した原稿を見てもわかるように、電池切れかけの私。けど、泣いても笑ってもタイムリミットまで後僅か。『宇宙戦艦ヤマト』の乗員になった気分で、しかし、最良の結果を信じてゴールまで歯を食いしばってでも頑張らねば!!

つづけよう!ばんえい競馬

ばんえい競馬存続に向けて、ホームページを立ち上げました
発起人は、当情報局の執筆者4名です。
帯広単独開催で、いかにすれば黒字化が見込めるのか、皆様から提案をいただきたいと思います。
よろしくお願いします。

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