18日(土)に行われた常呂川特別(3歳以上800万円未満)は、1番人気のホクリュウイチが優勝。障害を先頭でクリアし、そのままゴールまで押し切りました。道中はキタノスサノオが引っ張る展開。第2障害もキタノスサノオが真っ先に仕掛けましたが、遅れて仕掛けたホクリュウイチがひと腰でクリア。その後も追いすがる各馬を逆に引き離し、ゆうゆうと先頭でゴールしました。障害4番手から追い込んだカツテンリュウが2着で、3頭横一線となった3着争いはイッスンボウシが制しています。
19日(日)のメインレースはばんえい菊花賞(3歳オープン)。このレースについては別掲のばんえい菊花賞回顧をご覧ください。
その前に行われた北見産駒特別(2歳産地限定)は、ニシキガールが優勝。白菊賞、いちい賞に続く、特別戦3勝目を挙げました。第2障害はパンチテンリュウ、ニシキガールの順でクリア。しかし残り10メートル付近でニシキガールが前に出ると、そのまま先頭でゴールしました。差のない3番手で障害を越えたコーネルフジが、そのまま流れ込んで3着。
また、この日の第9レースには3歳以上オープン混合の一戦が行われ、大友栄人厩舎の牝馬2頭、プリンセスサクラコ、ギャンブラークインで決着しました。第2障害はツルマキシンザン、プリンセスサクラコ、ギャンブラークインの外枠3頭が並んで先頭クリア。そこからプリンセスサクラコとツルマキシンザンの激しい追い比べとなり、さらに内からホシマツリも伸びてきて大混戦に。しかし、最後は貫禄か、プリンセスサクラコがこれらの追撃を振り切って先頭でゴールイン。きわどくなった2着争いは、ゴール寸前で鋭く伸びたギャンブラークインが同タイムの争いに持ち込み、結果2着を確保。悔しい3着にツルマキシンザンで、内からいい伸び脚を見せたホシマツリは、2頭と0秒1差4着となりました。
20日(月)に行われた雄阿寒岳特別(3歳以上650万円未満)は、2番人気のプランドルドラゴンが優勝。今季は2、3着が多く勝ちきれない印象でしたが、混戦から抜け出す力強さを見せました。第2障害はトミサトクイーン、プランドルドラゴン、ヤマトモンジューの順で越えるも、各馬も続々クリアして5、6頭が一団となる激戦。いったんは内から伸びたハマナカキングが先頭に躍り出るも、残り10メートル付近で失速。しぶとく歩いたプランドルドラゴンが、追いすがるトカチタカラを振り切ってそのままゴールへ飛び込みました。先頭集団からやや遅れて障害を下りたレオユウホーが3着を確保しています。
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