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2006年9月19日 アーカイブ

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レース回顧(9/16~9/18)

2006年9月19日(火)

 16日(土)に行われた岩見沢えぞまつ特別(3歳以上800万円未満)は、単勝1.4倍の圧倒的人気に推されたフクイズミが優勝。1カ月ぶりだった前走に続く勝利で2連勝としました。第2障害はイッスンボウシと並んで先頭クリア。末脚に絶対の自信があるだけにここで勝負がついたかたちとなり、あとは他馬を突き放すのみ。夏井功騎手の手綱がほとんど動かないまま、先頭でゴールを駆け抜けました。他馬の追撃に苦戦しながらも、イッスンボウシが2着を確保。エビスオウジャが障害3番手からそのまま3着で入線しています。
 第10レース、3歳以上混合650万円未満は馬連単で2万円を超える波乱。勝ったのは7番人気のカネタマルでした。道中はハマナカキングが飛ばし、その後、アオノキセキが先頭に出ると、障害では各馬がたどり着く前にバレットドラゴンが仕掛けるなど、出入りの激しい競馬に。そうしたこともあってか、各馬とも障害で大苦戦を強いられました。ようやくバレットドラゴンが抜け出し、続けてアオノキセキもクリアしましたが、2頭とも残り30メートル付近で早くもストップ。キリンオーが先頭に立ち、勝負あったかと思われましたが、ゴール寸前でカネタマルが急襲。わずかに交わしたところがゴールでした。アオノキセキは残り10メートルでもいったん止まりましたが、追撃をなんとかしのいで3着を確保しました。
 17日(日)は重賞のばんえい大賞典(3歳オープン)が行われました。このレースについては、例によって別掲のばんえい大賞典回顧をご覧ください。
 その前、第10レースに行われたのは、3歳以上オープン混合の一戦。ここは1番人気のトカチプリティーが、人気にこたえて優勝しました。早めのペースを演出し、障害を先頭で越えたトカチプリティーは、そのままゴールまで問答無用のひとり旅。一線級を相手に善戦している力を、いかんなく発揮しました。2着は、障害4、5番手から追い込んだスターエンジェルで、牝馬2頭のワンツー決着となりました。2番手で並んで障害をクリアしたヒカルセンプーとライジングサンは、それぞれ3、4着。
 18日(祝・月)は雨に見舞われ、メインレースを迎える頃には馬場水分が2.0パーセントまで上昇しました。そのメイン夕張川特別(3歳以上470万円未満)は、2番人気キョウワテンリュウが優勝。第2障害を差のない2番手で下りると淡々と歩き続け、2着に10秒差をつける危なげないレースを演じました。6番人気で2着のイナズマダッシュは道中一度も止まらず、障害も先頭クリア。さすがに残り10メートル付近で脚が止まりましたが、後続もなし崩しに脚を使わされていたようで、ゆうゆうと2着入線。軽馬場を意識した坂本東一騎手の手腕が光りました。障害4番手からジワジワ追い込んだトウリュウが3着を確保しています。
 その前の第10レースに行われたのはナナカマド賞(2歳オープン)。ここは近走不振が続いていたコーネルフジが巻き返し、6月以来の勝利を挙げました。道中は軽馬場も相まってハイペースで進みましたが、そうしたなか、コーネルフジは先頭で障害をクリア。他馬も差なく続き終始追い立てる展開も、これをなんとか振り切りました。2着はアローファイターで、毎回のごとく安定したレースぶり。ジリジリ追い上げたダイヤローズが3着で、1番人気パンチテンリュウは、途中先頭に躍り出る勢いだったもののゴール前で失速し、4着に敗れました。
 なお、この日の第9レース3歳以上混合別定650万円未満は、ここも第2障害までノンストップ作戦を敢行したスーパークリントンと坂本東一騎手が優勝。いつもとは逆に追い込む立場となったナリタボブサップが僅差2着で、4歳馬2頭のワンツーとなりました。

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