ニシキシャープ人気にこたえて逃げ切る
3日(日)に行われた重賞のクインカップ(4歳牝馬オープン)は、単勝1番人気のニシキシャープが人気にこたえて優勝。きわどくなった2着争いはラヴクイーンが制し、人気サイドでの決着となりました。
障害中間点からグイグイ馬群を引っ張ったのはニシキシャープ。先頭で第2障害下に到達すると、他馬が追いつく前に仕掛ける早めのレースを展開。そして先頭でこれをクリアすると、追ってくる各馬を完全に封じ込み、重賞初制覇を果たしました。2着のラヴクイーンは障害3、4番手からジワジワ伸び、残り20メートル付近で脚いろの鈍ったウィナーサマーを交わすと、ゴール寸前まで追いすがったシンエイヴィーナスをかろうじて退けました。結果として、大友栄人厩舎のワンツーフィニッシュ。ちなみに大友厩舎は、昨年もギャンブラークイン・プリンセスサクラコでワンツーを決めており、2年連続の快挙となりました。
人気の一角ウィナーサマーは第2障害を2番手でクリアするも、終いに失速して4着。他馬と60キロの斤量差があるうえ、もともとスピードを生かして逃げ込みを図るタイプだけに、先に障害を越えられる展開では厳しかったでしょう。ただ、それでも4着にまとめたことを評価するべきで、今後もさらなる活躍が見込めそうです。