やっぱりペガサス最有力
さぁ、ついにやってきました。ばんえい競馬の最高峰レース、ばんえい記念です。かつては1着賞金が1000万円でしたが、今は700万円。何ともさびしい話ですが、でもこれが、ばんえいで最も価値のあるレースということに変わりはありません。残念ながら私、今年は野球中継の仕事と重なって見に行けなくなっちゃいましたが、馬券はズバッと当てたいですね。
1トン(8歳以下の牝馬は980キロ)の荷物を引いてのレースとなると、勝負になる馬は限られてきます。本来の出来を取り戻しているなら、もちろんスーパーペガサスが最有力。休み明けの2戦は今イチでしたが、前走の寒緋桜特別で復活の兆しを見せてくれました。なんてったって、ばんえい記念3連覇を果たした現役最強馬。ここは、陣営が執念の仕上げを施して臨むでしょうから、やっぱり馬券の対象には含めておいたほうがいいと思います。
あとは、高重量戦の実績で言えばミサキスーパー、シンエイキンカイ、ヒカルセンプーの順。ミサイルテンリュウは実績不足、ヨコハマボーイは今の帯広で1トンのソリでは苦しいでしょう。牝馬勢も苦戦必至。サンデーブライアンは格下。ウーン、どう見ても古豪同士の勝負ってことになりそうですね。
でも、考え方を変えれば、ミサイルテンリュウが最大の惑星かも。今回がばんえい記念初挑戦。ということは、それだけフレッシュな状態で出てくるわけです。1トンを引くレースは、馬にとっては究極の消耗戦。激闘の疲れが取れず、なかなか立ち直れなくなる馬もいます。その点、初挑戦の馬にはタップリ余力があるので、うまくいけば善戦できるかもしれません。問題はその反動。ミサイルテンリュウがここで好勝負した場合は、4月以降のリフレッシュが課題になるでしょう。そうそう、鈴木恵介騎手もばんえい記念は初出場ですよね? 馬の力を信じて、じっくり障害をクリアしてほしいものです。
では結論。スーパーペガサスとミサキスーパーの馬単折り返し。なんだかんだ言っても、これが本線です。押さえは、この2頭を頭にしてミサキテンリュウへの馬単。スーパーペガサスが負けることは、あまり考えられないんですが、今年はゼッタイとは言えないと思いますので、こんな買い方にしてみます。
史上初めて、3月末に行われる今年のばんえい記念。雪さえ降らなければ“重馬場”は必至。出走馬にとっては過去に経験したことのない過酷な戦いになるでしょうが、それを克服してこそ、真のばんえいチャンピオン。好勝負を期待しましょう!それにしても、ナマで見られる人がウラヤマシイ!では、今回はこのへんで。