エンジュオウカン完勝!
15日(日)に行われたヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)は、エンジュオウカンが優勝。他馬を突き放す快勝で、重賞4勝目を挙げました。
道中は終始エンジュオウカン、キタノコクホーが先行。第2障害下にも2頭が早めに到着しました。最初に仕掛けたのはエンジュオウカンで、ひと腰で天板近くまで上がり、あっさり障害をクリアしました。それに引き替え、後続は大苦戦。遅れてスターエンジェルが2番手で障害を越えると、キタノコクホーも続きました。
しかし、エンジュオウカンは完璧なセーフティーリード。そのままゴールまで逃げ込み、圧巻のレースで優勝。キタノコクホーの追い上げをしのいだスターエンジェルが2着。1番人気に推されたサダエリコは第2障害で手間取り、9着に敗れました。
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西弘美騎手
「今日の作戦としては、先行→停止(ひと息して他馬が並ぶ)→また先行、とペースを自分でつくることだけを考えていました。障害の登坂力は抜群なので、先行さえすれば勝てると思っていたし、前走の屈辱を晴らしたかったです。北見の時から絶好調が続いていますが、それと同時に本当に力をつけたと実感しました」
久田守調教師
「前走の銀河賞では0秒5差の2着と悔しい思いをしたので、今日こそは、と思っていました。騎手に特段の指示はしなかったですが、ハンデ差を生かした先行策で行けば、障害のうまさはメンバー中では1番だと思っていたので、勝てる自信はありました。サダエリコの差しに不気味さを感じていましたが、第2障害手前でその不安もなくなりましたね。騎手のすばらしいレース運びの一言に尽きます」