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2005年5月15日 アーカイブ

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馬券おやじは今日も行く(第1回)  古林英一

2005年5月15日(日)

皆勤賞の成果は…

 全国数百万のばんえい競馬をこよなく愛する同志諸君、はじめまして。吾輩が北海道の競馬関係者のごくごく限られた一部だけで有名な馬券おやじである。
 さて、早いもので、今年度のばんえいも3回旭川の前半戦が終わった。
 いやあ、いいねえ、冬が終わり、春が来て、旭川に春を告げるばんえいのファンファーレが鳴り響く。北の長い冬がやっと終わって、待ちに待った春到来…のはずが、びっくりですな。CS放送の画面見ていて吾輩は目を疑ったね。雪降ってますがね、旭川に。2月の帯広開催のVTRかと思ってしまったね。
 そんなことはともかく、今年度の吾輩は気合いが違うのである。初日からこれまで、すべての開催日の後半、3~5レースはちゃんと馬券を買っているのである。いわば皆勤賞なのである。それだけではない。CS中継を見ながら、さらに都合によってリアルタイムでレースを見ることができないときはインターネット上のレースダイジェストを見ながら、自分が買ったレースすべてをちゃんとチェックし、ノートにメモをしているのである。
 吾輩がこの世に生を受け、はや四十数年経つが、こんな几帳面なことをやりだしたのは生まれて初めてである。これも偏に、ばんえい競馬で勝ちたいという一心ゆえである。真面目に取り組めば必ずや成果はあらわれるはず。レースを読めるようになれば、吾輩はばんえい競馬の達人になれるはずなのである。
 ところが、何たることであろうか、その成果が全く出ないのである。「アホと違うか?ノートとってもダメなものはダメ」というわが連れ合いの冷笑にもじっと耐え、今に見よ、千里の道も一歩から、塵も積もれば山となる、と真面目に取り組んでいるのに、これがさっぱりダメなのである。努力が報われない世の中なのであろうか?いや、そんなことはない。きっとその成果があらわれ、次回、もしくは次々回のこのコラムにて、諸君は吾輩の戦果に驚愕の目を向けるであろう。

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