オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。誰にもチャンスがある一戦
青山周・鈴木圭一郎らが準決勝戦を敗退して、グレードレース優出経験の多くない顔ぶれが散見される異色のメンバー構成となった決勝戦。加えて最終日5日目も天候の見通しが不透明なので、SGホルダーが2名いるが、実績やランキングが下回る選手の台頭があるかもわからない。
それでも本命は伊藤信夫に期待したい。かつては連対率の高くなかった濡れ走路を近年は乗りこなすシーンが増えて、今回の準決勝戦も後続をチギっての圧勝。走路状況に関わらず持ち前の速攻力を発揮できる点が強みだ。若井も準決勝戦くらい早めに動ければチャンス十分。2017年の浜松デイレースG2『ウィナーズカップ』決勝戦を0ハンからの発進で勝利した浅田真吾は、今回は10線の最内枠という絶好の位置から速攻を狙う。
西翔子は先月の川口ナイトレースで速い本走タイムを計時し、月末に新走路で再開した浜松1節目いきなり3連勝。今節を迎えるまで今年23走して1勝しかしていなかった濡れ走路で今回の準決勝戦に勝利。総体的に上向いて充実している今、勢いに乗って初のグレードタイトル獲得なるか。
◎ 8 伊藤信夫
○ 7 若井友和
△ 3 浅田真吾
▲ 4 滝下隼平
× 2 西翔子
おすすめの買い目
8=7-342
穴なら
2=7-834
文/鈴木

28期の総大将・中村雅人がアウト戦で進撃
難解を極めた『レジェンドカップ』も優勝戦を迎えたが、半数の4名が28期となった。10mに8車並んだ大外に控えしは中村雅人。コメントでも「日ごとに上向いてる」とのことで展開に左右されない攻めで先頭ゴールをめざす。亀井政和は準決から10m重くなってるが、スタート次第では台風の目になりうる。準決1着だった西原智昭も先行力生かして主導権を取りたいが、いまだに記念Vはない。怖いのは三浦康平で、チェンジ後に伸びて行く展開なら久々の記念優勝も視界に入る。
中枠に位置する若井友和が今節スタート切れており、序盤で好位取れると持ち味のイン走りで後続を抑え込もう。高橋義弘は若井の外枠になり評価を下げたが、マシンの出来は良さそうな感じ。篠原睦はカマシ決まらないと厳しそうで序盤の展開がキーポイントになりそう。
いずれにしても、8周戦で上がり37秒前後のレースとなれば、残り2周あたりから中村雅が伸びてくると見た。
◎ 8 中村雅人
○ 4 三浦康平
△ 5 若井友和
▲ 7 篠原 睦
× 6 高橋義弘
《おすすめの買い目》
8-4=576
穴なら
6-8-457

最内枠を生かして佐藤貴也が熱走
今節3連勝で迎えた4日目の準決勝戦、速攻展開を作った伊藤信夫を3周であっさり捕えた佐藤貴也の充実ぶりはめざましい。篠原睦や栗原佳祐のダッシュが冴えているが、かりに先行されたとしても独走を許さず追いつけるスピードとパワーがある。
当大会の近3回を遠征勢に優勝されている飯塚勢。地元へのタイトル奪還の任務は好枠の篠原睦に託された。篠原としては自身初めてのG1制覇もかかる。岩見貴史は大外8枠ではさすがに展開が厳しそうだ。
鈴木圭一郎は準決勝戦で2着まで追い上げたものの、今ひとつ勢いに欠ける感が残るし、近況のスタートの切れ味ではレース序盤は中団~後方の位置取りになるか。
佐藤摩弥は準決勝戦の動きならVを狙える水準の機力といえそう。出足が切れまくっている栗原佳祐がグレード初制覇へ虎視眈々。伊藤信も栗原佳と同様にスタート次第では上位争いできる。
◎ 1 佐藤貴也
○ 2 篠原睦
△ 5 栗原佳祐
▲ 3 佐藤摩弥
× 7 伊藤信夫
おすすめの買い目
1-2=537
穴なら
7=1-532
文/鈴木

永井大介に久々に記念Vのチャンス到来!
準決では大きな波乱が二つあった。まず第10Rでは、初日からオール1着だった黒川が3番手から車を押し上げられず、優出を逃してしまった。さらに第12Rでは佐藤励がまさかのフライング。レースではしっかりと1着を取ったが、勝ち上がり権利を喪失しているため優出はできなかった。ちなみに、そのレースでは2着の篠原と3着の祐定が優出となった。
祐定が優出したこともあり、優勝戦は0、10メートルのハンデ戦となった。10線にはそうそうたるメンバーが控えているが、0ハンの祐定はスタートを残して出そう。記念レースは初優出、更に8周戦は初体験となる祐定にとって、そのハードルは高そうで、準決でも後続に捕まってしまったように逃げ切るまでは考えづらい。
10線はいずれもスタート巧者。各選手、枠ナリ以上にスタートで出ていくのは至難の技。となると内枠勢に有利となるが、辻は準決からハンデが重くなっているように元々は最重ハンの10メートル前の選手。8周戦になることも考えると厳しい戦いになる。その一つ外の永井は絶好の枠。スタートで外枠勢を張って出れば、速攻を炸裂させる大チャンス。先頭に立ってからはペースを上げそうで、そのまま押し切るとみた。
スタートで続く佐藤摩、佐藤貴はエンジン的にもう一つといったところで、番手をキープするのが一杯か。レース中盤から後半で上位に進出してくるのは鈴木圭や青山周。現状の攻撃力は青山周の方が上なので、青山周を重視したい。篠原睦もエンジンは上々で、レース序盤の位置取り次第では上位争いが可能。
◎ 3 永井大介
○ 8 青山周平
△ 7 鈴木圭一郎
△ 6 篠原睦
▲ 1 祐定響
おすすめの買い目
3-678-1678
穴なら 10線勢が激しく競り合った場合の祐定の逃げ残り
1-3678

青山周平と鈴木宏和による主導権争い
準決勝戦でも披露したように有吉辰也は後続に抜かれにくいコースを走る技術が非常に高いので、道中で引っかかりたくない鈴木宏和はトップスタートを狙うだろう。今節の鈴木宏は決して得意とはいえない濡れ走路のレースも含めて集中力の高い走りを連日見せており、今度こそSGを獲るという意気込みにあふれている。先頭に立ったうえで序盤の周回にリードを作り、さらに後続が競り合うようなことでもあれば、大願成就の可能性は十分にある。
だがしかし総合力が数段優る青山周平のエンジンもかなりの水準まで仕上げられており、4日目の最終予選は後塵を拝した鈴木宏を今度は取り逃がすまい。
今春のSGオールスター決勝戦のように道中の展開がもつれるようなら、ふたたび佐藤励が間隙を突くか。
今節ここまで超抜のスタート力を見せてきた吉林直都は、0mオープンの大外8枠からでも先行できることは、2日目の予選で実証している。今の勢いを武器に見せ場を作るか。いや、それ以上の活躍を見せるか。
◎ 3 青山周平
○ 2 鈴木宏和
△ 5 佐藤励
▲ 1 有吉辰也
× 8 吉林直都
おすすめの買い目
3=2-518
穴なら
8=3-125
文/鈴木
