青山周平が力強い走りを見せる!
負けなしで優出を決めたのは3名。青山周平、高橋貢、そして戸塚尚起だ。優勝戦は青山と高橋貢の一騎打ちになりそうだが、0ハン3車の仕上がりが良く、ハイペースの流れになると簡単な決着にはならない可能性もある。
0ハンの中で独走力があるのは菅野仁翔。大外に置かれているのでスタートでどこまで行けるかは想定しづらいが、仮に先行するようだと準決以上のタイムを出せるかも。ただ、スタートで内枠の2車に行かれると、道中で抜くのに時間がかかり、その間に後続がやって来てしまう。
やはりここは準決でも好タイムをマークした青山と高橋貢の争い。青山が大外からカマシスタートを決め、中団を一気に交わしていきそうだ。高橋貢が優勝するとなると、まず青山の先行は絶対阻止したい。そして、その後も迷いなく前団に仕掛けていければ優勝の目もある。野本佳章が優勝するとなると0ハン勢を何車か叩いていかないと厳しい。それが叶えば20線勢を振り切れるか。その野本を準決で追えなかった三浦康平と、2走して勝ち星がない吉原恭佑は上積みが必須。流れからは戸塚尚で、高配当を狙うならここからか。
◎ 8 青山周平
○ 7 高橋貢
△ 3 菅野仁翔
△ 4 野本佳章
▲ 1 戸塚尚起
おすすめの買い目
8=7-134
戸塚尚が粘ると穴も
1=3478-3478
阿部剛士の逆転劇
3連単・2連単の売れゆきは金子大輔の首位、小林瑞季の首位、若井友和の首位、池田政和の首位の順に人気となった。0ハン両名は3連複・2連複がそこそこ売れた程度で人気は低かった。
その0ハン2車は外枠の山際真介が大きくスタート先行。阿部剛士は10メートル後ろの池田政和に1周回1コーナーで叩かれかけた。だがここでかろうじてスタート残したことは結果的にきわめて大きかった。
すぐに態勢を立て直した阿部剛は、早くも2周回ホームストレッチで山際に対して反撃の差し。残りの5周回をマイペースで逃げ切った。2020年10月以来7度目の優勝は、通算333回目の勝利となった。
池田政は阿部剛を叩きそこねて車速が下がり、1周回3コーナーで小林瑞季がイン突進。2番手で粘り続ける山際真介に抵抗されたが5周回3コーナーで2番手へ浮上。
今年の川口2節7戦無敗で決戦に臨んだ金子大輔は、試走タイムが準決勝戦の28秒から優勝戦31秒に低下し、レース道中もコース取りが定まらず後方のまま見せ場を作れなかった。
文/鈴木
また金子大輔が勝つ!
消音マフラーを装着しての川口バンクでの戦い方、スタートの切り方をバッチリ掴めている金子大輔。この優勝戦を勝って今年の川口での成績を8戦8勝とし、当地2節連続の完全Vを決める。
相手の一番手は過去の実績最上位の池田政和。近況好調な阿部剛士を先に捌いて首位へ立つようなら、そのまま押し切るシーンもある。
小林瑞季は今節初日・3日目とハイペースで逃げた10メートル前の選手をきっちり追いきってエンジンかなり良さそうであり、金子大に先制されても追い上げていける。
準決勝戦の時計は上記3名より劣るが、レース展開の見えている若井友和が上位に喰い込むか。
◎ 7 金子大輔
○ 3 池田政和
△ 5 小林瑞季
△ 1 阿部剛士
▲ 6 若井友和
おすすめの買い目
7=3-516
別線
5=7-361
3年ぶりV! 鐘ヶ江将平が振り切る
しとしと降る雨に濡れた飯塚走路。外が効くのか、内が効くのか分かりにくい難しい走路での優勝戦。有吉辰也と荒尾聡の折り返し76、67に岩見貴史が加わり3車で人気を背負う。スタートは岩見が出たが、インから鐘ヶ江将平が抵抗し新村嘉之をあっさり交わす。有吉と荒尾は外コース使って追ったが、鐘ヶ江は先頭を譲らずにトップチェッカー。荒尾は有吉に抑え込まれた。鐘ヶ江は21年3月26日のミッドナイト以来、通算11度目の優勝。弾みをつけて2月8日からの山陽の若獅子杯に乗り込む。
荒尾聡の総合力に期待!
優出メンバーはおおむね最重ハンの選手で構成されているが、準決9Rで新村嘉之の激走があったため、ハンデは0、20Mでの戦いになった。この新村の逃げがレースにどのような影響を与えるのか。
20線のスタート争いは内枠から順番に出ていきそう。同ハンでの捌き合いになると実績から荒尾聡と有吉辰也が上だ。レース中盤までにこの両者が車群を抜け出していく。その時に新村がどこまでリードを保てているか。ハンデ差以上のリードを保てていれば逃げ切りも考えられるが、そうでなければ後続に捕まってしまいそう。荒尾と有吉の状態は大差ないが、内枠の分だけ荒尾を重視する。準決で好タイムを出した久門徹はスタート次第で優勝チャンス。穴はエンジン上昇した場合の鐘ヶ江将平。
◎ 6 荒尾聡
○ 7 有吉辰也
△ 3 久門徹
△ 1 新村嘉之
▲ 2 鐘ヶ江将平
おすすめの買い目
6-7=123
穴を狙うなら
2-1367-1367