吉松優輝が後続の追いを振り切りそうだ!
冬のナイターレースで高速バトルが展開されている飯塚オート。優勝戦もかなりのスピード戦になりそうだ。
0ハンのスタート争いは吉松優の先行か。春本の先行も考えられるが、20線勢が来る前に吉松優に交わされてしまいそう。20線は枠ナリ発進か、もしくは岩見の飛び出し。その場合は篠原や有吉が乗っていくケースが考えられる。
逃げる吉松優はかなりペースを上げそう。追ってくる20線勢の進み方が甘いようなら、そのまま押し切りも十分。もしも吉松優を捕えるとしたら、20線勢の競り合いを早めに制した場合の有吉。別府は最内から先行できれば、ジワリと0ハンとの差を詰める。篠原は20線から2番手までに出れば好展開を作れる。岩見は優勝するとなるとトップスタートが条件になる。
◎ 1 吉松優輝
○ 7 有吉辰也
△ 3 別府敬剛
△ 6 篠原睦
▲ 5 岩見貴史
おすすめの買い目
1=37-3567
穴なら岩見の速攻
5-67-1267
佐藤摩弥が今年の初優勝
車券のオッズは8号車と5号車の首位が上位人気で拮抗。
レースが開始されると佐藤摩弥のカマシ一閃! 一気に10線の背後まで取り付く。あとはゴールまでテンポ良く攻め上がり、昨年7月の川口「G1キューポラ杯」ぶり通算13度目の優勝を果たした。
上和田拓海も徐々に番手を上げたが、5周バックストレッチで五十嵐一夫に張られたところへ加賀谷建明が長距離の突っ込みを敢行。6周ホーム線から1、2コーナーへかけて展開がもつれた間隙を突いて五十嵐が3番手へ上がった。
文/鈴木
泉田修佑が完全優勝にチャレンジ
「5連勝なんて記憶にありません」と準決勝戦1着後に語った泉田修佑が、敵地山陽での完全優勝を達成できるとみた。最大の武器はスタート。3日目『選抜予選』では阿部剛士・永島潤太郎の外枠から先行している。
永島は地元の意地を示したいところだが、3日目のゴール時点では1.4秒も泉田に離されており、決勝でも付いて行くので一杯か。
そこへ追い上げてくるのは、10線から先手を奪いそうな山本翔。現状の捌くテクニックでは丸山智史の方が優勢だが、準決勝戦を走り終えた丸山智は、優勝するにはスピードが足りないと感じている旨を述べていた。
◎ 4 泉田修佑
○ 3 永島潤太郎
△ 5 山本翔
△ 6 丸山智史
▲ 2 阿部剛士
おすすめの買い目
4ー3=562
川口レース場推しのファン向け
4-2=653
文/鈴木
1月に実績ある上和田拓海を狙う
上和田拓海はデビュー間もない2級車の時代から(12月~)1月に好走してきた。2021年の正月開催は1級車に乗り換えた最初の節いきなり5戦5勝の完全優勝。翌2022年の新春は活躍できなかったが、2023年は年明けから4節連続で優出。
今季も、雨1勝のみだったSSフェスタから新年を迎えると一転、今節で2連続優出。初日の車群を捌いていく動きに迫力が感じられ、決勝ではスタート先行する可能性も十分にありそうな20線の顔ぶれなので速攻に期待したい。
実績からみて平田雅崇の枠が有利に見える。包まれずにスタート出るようなら捌く腕を発揮して上位争いできるだろう。
佐藤摩弥は大外枠は厳しく見えるが、右どなりを気にせずに思い切ったスタートを打てるのは、かえって利点となりうる。
加賀谷建明は4走前にフライングを切っており、今回の準決も雨で追い込んだがスタートは遅れていた。
五十嵐一夫の速攻が連日冴えており、影山伸に対してならスタート先行が有力。
菅野仁翔は川口へ来る前の地元でクランクを交換して以降エンジンに手応えを掴めている。川口レース場は昨年9月に2節連続Vを飾るなど相性が抜群であり、五十嵐のスタートを残して逃げ態勢を作れれば後続の脅威になるかも。
◎ 6 上和田拓海
○ 5 平田雅崇
△ 2 五十嵐一夫
△ 8 佐藤摩弥
▲ 1 菅野仁翔
おすすめの買い目
6=5-28
逆転サービスエース
1=2-3456
青山周平がシルクカップ4連覇!
年末の「SGスーパースター王座決定戦」を制覇して、今回「G1シルクカップ」は初日からスーパーハンデで臨むことになった青山周平。初日こそ勝利したが2日目から4日目までは勝てず、それでも準決勝戦で木村武之の抵抗を退けて優出キップは確保した。
3日目の試走タイム30秒から4日目は試走27秒まで上げて準決勝戦を速攻・圧勝した永井大介が、決勝では試走31秒にダウン。スタートもふるわず8番手へ後退。長田稚也は強めに吹く風の影響もあったのか、1周回3コーナー大きく外へ流れてしまい、両者は先頭争いに加われなかった。
単独0ハンデの三浦康平が逃げて松本康が斜め後ろにピタリ付ける展開。3番手追走の早川清太郎は攻めあぐんだが、松本がコースを外したところをすかさず浮上。
青山周はスタートで10メートル前の松尾啓史の内へ入り一気に6番手へ。2周回ホームストレッチでは丹村飛竜を差す。そして先頭集団へ周回ごとに接近するとコーナースピードの高さで次々と攻略し6周回3コーナーで先頭を奪取。大会4連覇、通算でも4度目のシルクカップチャンピオンに輝いた。
過去3度の決勝はいずれも通常の最重ハンデ8枠から鋭いダッシュで早めに番手を上げて抜け出す形だった。今回はスーパーハンデからの7車抜きなだけに、改めて強さが際立つレース内容・結果となった。
早川は8周回1コーナーで車を大きく外へ振って切り返しを狙ったが、三浦が内をガッチリ締めて追撃を阻み2着に残った。
文/鈴木