今度はナイター開催の川口オート!
川口オートはリレー開催。昼間からナイターの時間帯に移行して今回は行われる。出場する選手は前回から連続となるケースが多く、その時の動きが参考になる。注目の選手を挙げていく。
出場する中でランクトップは中村雅人。前走はSGで準決は3着だった。惜しくも優出はならなかったが、初日から5日目までは全て車券に絡めていた。エンジン状態は悪くないし、今回はランク上位者として優勝戦までは進んでくるだろう。
若井友和は前走で準決4着。気温上昇と共に走路温度も上がり、追い込みが効きづらい条件になっていたのもある。今回はナイターの時間帯なので走路温度は多少下がりそうだし、そうでなくても調整である程度は対応してくるだろう。大木光の前走は初日に白星があった。準決は振るわなかったがエンジン自体は悪くないので、その日その日の状況にエンジンを合わせられればよい走りが見せられる。泉田修佑は前走からエンジンを乗り戻った。まだ完全には折り合っていない様子だが、元々は長く乗っていた主戦車なので徐々に合わせてくるだろう。鈴木清は前走の準決こそ8着だったが、それまでは好成績を残せていたのでそれほど心配はないか。
前回の川口優勝戦に乗っていたのは佐藤裕二、福村唯倫、森且行、押田幸夫。佐藤裕は現在A級の43位となっている。前期からは大幅にランクを落としたが、逆にハンデ位置には恵まれることが多い。最重ハンに置かれていても内枠からの競争なので、スタートから速攻を決めやすい。イン攻めの強烈さは変わらずで、機力が足りていなくても強い気持ちでコーナーに突っ込んでいける。福村はここ数節、エンジンが仕上がっている。今は最重ハンの20M前に置かれていて、上がりタイムも出ているので後続が追い込めないケースが多い。
森は前走が復帰後3節目だった。試走も上がりタイムもまずまず出ているし、スタートの切れも良い。レース内容を見る限り、レース勘の方もそれほど問題はなさそう。最重ハンの10M前から競争なら上位着が望める。押田幸も長らくエンジン状態が良い。今はB級でハンデが軽いので、早めに先頭に立ちやすい。
飯塚のSGで活躍していたのは掛川和人と佐藤励。掛川はスタートがよく切れており、レース序盤で自分の展開を作るが巧い。試走タイムは出ても出ていなくても関係ないタイプで、むしろタイムが出ていない時の方が車券を買う上で魅力が大きくなる。佐藤励はSGの後半3走は全て1着。最重ハンの10M前で厳しい位置だったし、SG競争なのを考えればやはり将来性を感じさせる。
※5月6日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
大木 光〔川口 S-39(28期)〕
泉田 修佑〔川口 S-42(33期)〕
佐藤 裕二〔川口 A-43(24期)〕
福村 唯倫〔川口 A-129(25期)〕
森 且行〔川口 B-2(25期)〕
押田 幸夫〔川口 B-25(32期)〕
荒尾聡と角南一如がSG優出後で勢いがある!
前回の飯塚オートはSGオールスターが行われ、浜松の鈴木圭一郎の優勝で幕を閉じた。今回は昼間の3日間開催。出場するのは地元飯塚勢と山陽勢のみ。SGで活躍した選手や、山陽の一般開催で動きの良かった選手を挙げていく。
まずはSGで優出していた荒尾聡と角南一如。荒尾は優勝戦で序盤の展開作りがうまくいかず、結果的には6着だった。しかし、準決までの5走は全て車券に絡めていたように、エンジン自体はずっと悪くなかった。今回は総合力的に断トツの格上。更にエンジン状態も良いので、優勝へ向けて突き進むだろう。角南は重走路の準決で3着だったが、1着入線だった中村杏亮がそのレースでフライングをしたため繰り上がりで優出となった。優勝戦では8着だったが、シリーズ中は上位着が多くスピードある走りを見せていた。エンジン的には十分で、今回も後方から追い上げていく。
岩見貴史は成績が散発的ながら随所に良い走りができていた。エンジンが安定してくればもっと成績も上向くはず。久門はシリーズ序盤はダッシュが付かなかったが、3日目からの4走は1着2本を含むオール車券絡み。エンジンを立て直せていた。滝下隼平はシリーズ中に2回の白星。成績は安定しなかったが、SGで2勝を挙げられたので悪くはない。田中茂は全く見せ場がなかった。今年に入って1月は良かったが、2月以降は1度の連対もないようにエンジンは低空飛行。どこかで軌道を修正したいところだ。
外来S級は松尾啓史。SGでは1回も連対がなかったが、試走タイムはしっかりと出ていた。レース序盤の展開作りはうまくいっていないが、エンジン自体は問題ない。今回は一般開催で追い込むレースが増えるだろうから、松尾啓らしい走りが見られるはず。
他では長田稚也、高宗良次といったあたりがSGで健闘していた。長田稚は準決7着だったが、シリーズ中は2回の白星。他のレースでも車券には絡めており、更なる成長につながっている。高宗もスタートが枠ナリに切れた時は好走ができていた。
5月3日の山陽優勝戦で久々に優勝を決めていたのは山崎進。今年の2月下旬に今のエンジンに乗り換わってからは、良い走りが多くなっている。この流れを持続させたい。そこで準優勝だったのは田中輝義。最後はゴール前まで迫ったが、山崎進を交わすまではいかなかった。それでもシリーズ中はオール連対。エンジンは安定している。他にも矢野正剛、桜木公和、稲原瑞穂がその優勝戦に乗っていた。
※5月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-21(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-27(26期)〕
田中 茂〔飯塚 S-36(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-43(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-2(34期)〕
角南 一如〔山陽 A-6(27期)〕
S級陣が戻ってきてのナイター開催!
ゴールデンウィークの伊勢崎オートは連続開催。前節から1日と間隔を空けずに開催が行われる。前節は、その前に行われていたSGとの兼ね合いでS級選手はいなかったが、今回はそのSGで走っていた選手が帰ってくる。浜松からも強豪を迎え入れてのシリーズになる。
SGで優勝戦まで進んでいたのは青山周平、西原智昭、金子大輔の3者。青山周平は優勝戦で3着だった。10Mオープンの大外からの競争で、展開は決して楽ではなかったが、必死に追い込んでいった。一つ内枠の鈴木圭一郎がすんなり抜け出したため、苦しい状況になったが、試走タイムは出ていたし動き自体はそう悪くなかった。優勝戦の3着以外はオール連対だったようにエンジンは安定している。今回は久々に地元でのレースになるが、これといって不安はないだろう。
西原は優勝戦で4着だった。2枠からトップスタートを決めると、7周目ぐらいまでは先頭を走れていたが最後は3車に交わされてしまった。それでもSGの優勝戦で4着なら悪くない結果だし、年末のスーパースタートライアル出場も決定的となった。エンジンも乗り手も良い流れ。このまま今回も好走を見せてくれそう。金子は優勝戦で5着だった。スタートが決まらず最後方からのレースになったが、道中で3人を交わすことができた。シリーズ中も安定した着取りを見せていたし、エンジンは高い位置で保てている。伊勢崎走路との相性もいい。
高橋貢は4日目の8着が響き、準決に乗れなかった。シリーズ中も重走路で1度白星があっただけで、エンジンを出し切れてはいなかった。早川清太郎はシリーズ序盤こそまずまずだったが、準決は重走路で5着。ファイナル進出はならなかった。今回は地元に帰っての競争なので、整備的にやりやすいだろうからしっかりと立て直してくるか。新井恵匠は悪くなかった。準決はいい所もあったが結果は4着。しかし、最終日は2着だったしシリーズ中も見せ場を作れていた。他では田村治郎、内山高秀が健闘していた。
外来S級は金子の他に佐藤貴也、青島正樹が来場。佐藤貴は重走路の準決で7着だった。元来、重走路も得意とする佐藤貴だが、今の飯塚の重走路はインが利かない状態。基本的に小さいコース取りを好む佐藤貴とは走路状況がマッチしていなかった。ただ、最終日の良走路は1着だったし、エンジン自体は良さそう。青島正樹はエンジンが良くならなかった。それでも今回のような一般開催ならS級としての意地は見せられるはず。
S級以外では、近況の成長が著しい石川哲也に注目。成績にムラはあるが、レーサーとしての総合力はアップしている。竹本修は調子が戻ってきている。安定感あるレース運びが最大のウリ。田崎萌はSG競争の荒波に揉まれパワーアップ。試走タイム以上の渋太さを発揮していた。柴田健治は前走の地元で準優勝。シリーズ中はオール連対と、好調の波に乗れている。
※5月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-19(30期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-24(28期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
走りが良くなっている山本将之に注目!
山陽オートは連続開催。レースは昼間からミッドナイトの時間帯に移行するが、前回出場していた選手の中から今回も出場する。好調の選手や特徴のある選手を挙げていく。
直前の昼間開催で優出していたのは山本将之と重富英雄。山本将は近況、大きな着を取ることが少なくなったように、走りがだいぶ安定してきた。もちろんエンジンが良いというのもあるが、乗り手の技量も確実に増している。4月にはGIで優出もあった。今回出場する中ではスピード上位。前走に続いて連続優出も十分あるだろう。重富は長らくエンジンが良くなかったが、前走でようやく結果が出てきた。この勢いを少しでも長く続けていきたいところ。
速攻派なのは五所淳。前々走の最終日と前走の初日に白星があったようにエンジンは悪くない。同ハンに数車並んでいても先行するケースが少なくないし、その後もインからインの走りで番手を上げていける。今回出場する中ではランク上位グループ。優勝戦まで進出してくる可能性は高い。福永貴史と林弘明は後半追い込み型。どちらもスタートを含めてレース序盤の位置取りには不安あるが、レース中盤から後半にかけての追い込みは鋭いモノがある。しっかりした捌きを持っており、今は両者ともエンジン状態がまずまず良い。スタート後の展開に左右されないレース運びは、それはそれで魅力。前団がバラけている展開よりも混戦の方がより持ち味を発揮できるだろう。
成長中なのは古城龍之介。前走では準決3着で優出はならなかったが、初日は白星を挙げていたし、その前までも上位着でまとめていた。ハンデ的にも走りやすい位置になることが多いので、積極的に狙ってみたい一人。
外来勢は飯塚のみ。阿部仁志はエンジンが安定している。レース道中は決め手を発揮して、着実に車を押し上げていける。スタートはやや不安な面もあるが、近況は枠ナリに出ることも多いし、仮に多少遅れても巻き返していける走力がある。田中正樹は前々走までに反則妨害をすることが多かったが、前走では気持ちを切り替えて初日に白星。乗り手への精神的な悪影響はなさそう。エンジン的にも悪くない。
B級では畦坪孝雄、日室志郎、佐伯拓実といったあたりが車券の対象になってきそうだ。
※5月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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山本 将之〔山陽 A-52(33期)〕
五所 淳〔山陽 A-71(23期)〕
林 弘明〔山陽 A-85(24期)〕
福永 貴史〔山陽 A-101(25期)〕
古城 龍之介〔山陽 A-111(34期)〕
重富 英雄〔山陽 A-221(24期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-55(29期)〕
田中 正樹〔飯塚 A-68(29期)〕
地元勢がメインのゴールデンウィーク開催!
今回の川口オートは昼間の3日間開催。4月の末に飯塚のSGで走っていた選手が多く参戦するが、今回はそのSG組がシリーズの中心の形成していく。注目の選手をピックアップ。
そのSGで優出していたのは佐藤摩弥。優勝戦では逃げる西原智昭を追っていたが、先に鈴木圭一郎に交わされてしまった。その後は西原を交わし2着入線。準優勝だった。優勝もありそうな動きだっただけに悔しさは残るが、エンジンは完全に仕上がっているのでSGの分は今回にぶつけそう。
若井友和と中村雅人は準決3着で惜しくも優勝戦進出はならなかった。しかし、どちらもエンジン状態は良さそうで、準決までは全てのレースで車券に絡めていた。レース場や走る時間帯は変わるが、この両者は今回も上位着でまとめてきそうだ。実力者・永井大介は振るわなかった。2日目に白星を挙げたが、3日目にはフライングを切り、勝ち上がり権利を失っていた。その後は一般戦回りになったが、勝ち切るまではいかなかった。エンジン的には本調子ではない。少しでも上積みを図りたいところ。
今期の川口トップとなる加賀谷建明は、重走路の2走で白星を挙げたが、良走路では車の進み方が悪かった。今回は地元に帰って整備に入りそう。黒川京介は4日目の6着が響き、準決には乗れなかったが、シリーズ中は3勝を挙げていたように展開さえ向けば戦える仕上がり。山田達也はシリーズ中に2回の白星。スタートで展開を作れないことが多いが、エンジン自体は悪くなさそうだった。平田雅崇、鈴木清といったあたりもエンジン的に戦えなくはない状態。
外来S級は浜松から3者。ここ数節は調子が上がらないでいた木村武之は、SGでも良くならなかった。6走して3着が1回と、本来の走りができるエンジン状態ではなかった。軽いスランプに入っているので、どこかで脱出の糸口を見つけたいところ。逆に鈴木宏和はSGの準決5着だったが、シリーズ中は4回の連対。最終日の走りも動きは軽快だったので今回も楽しみ。笠木美孝もそこまでエンジンは悪くなさそうだった。
前回の川口一般開催で優勝していたのは山田徹。エンジンは長らく高位で安定している。やや不安定なスタートさえ枠ナリに決まれば、スピードある走りを披露できる状態だ。その優勝戦で準優勝だったのは高橋義弘。その後の浜松でも動きは良さそうだった。川原剛も同じ優勝戦に乗っていた。結果は5着だったが、その後の浜松でも優出していたのでエンジン状態は良い。
B級では浜松の若手に注目。36期で一番最初に優勝を決めた栗原佳祐は、その後ハンデを背負ったレースで苦戦しているが、スピードを生かした走りで上位着には来れている。栗原佳に続いて優勝を決めた吉林直都も、単純な逃げだけではない競争に苦しんでいるが、レースを重ねるごとに克服してくるだろう。
※4月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-30(33期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-20(32期)〕