荒尾聡と角南一如がSG優出後で勢いがある!
前回の飯塚オートはSGオールスターが行われ、浜松の鈴木圭一郎の優勝で幕を閉じた。今回は昼間の3日間開催。出場するのは地元飯塚勢と山陽勢のみ。SGで活躍した選手や、山陽の一般開催で動きの良かった選手を挙げていく。
まずはSGで優出していた荒尾聡と角南一如。荒尾は優勝戦で序盤の展開作りがうまくいかず、結果的には6着だった。しかし、準決までの5走は全て車券に絡めていたように、エンジン自体はずっと悪くなかった。今回は総合力的に断トツの格上。更にエンジン状態も良いので、優勝へ向けて突き進むだろう。角南は重走路の準決で3着だったが、1着入線だった中村杏亮がそのレースでフライングをしたため繰り上がりで優出となった。優勝戦では8着だったが、シリーズ中は上位着が多くスピードある走りを見せていた。エンジン的には十分で、今回も後方から追い上げていく。
岩見貴史は成績が散発的ながら随所に良い走りができていた。エンジンが安定してくればもっと成績も上向くはず。久門はシリーズ序盤はダッシュが付かなかったが、3日目からの4走は1着2本を含むオール車券絡み。エンジンを立て直せていた。滝下隼平はシリーズ中に2回の白星。成績は安定しなかったが、SGで2勝を挙げられたので悪くはない。田中茂は全く見せ場がなかった。今年に入って1月は良かったが、2月以降は1度の連対もないようにエンジンは低空飛行。どこかで軌道を修正したいところだ。
外来S級は松尾啓史。SGでは1回も連対がなかったが、試走タイムはしっかりと出ていた。レース序盤の展開作りはうまくいっていないが、エンジン自体は問題ない。今回は一般開催で追い込むレースが増えるだろうから、松尾啓らしい走りが見られるはず。
他では長田稚也、高宗良次といったあたりがSGで健闘していた。長田稚は準決7着だったが、シリーズ中は2回の白星。他のレースでも車券には絡めており、更なる成長につながっている。高宗もスタートが枠ナリに切れた時は好走ができていた。
5月3日の山陽優勝戦で久々に優勝を決めていたのは山崎進。今年の2月下旬に今のエンジンに乗り換わってからは、良い走りが多くなっている。この流れを持続させたい。そこで準優勝だったのは田中輝義。最後はゴール前まで迫ったが、山崎進を交わすまではいかなかった。それでもシリーズ中はオール連対。エンジンは安定している。他にも矢野正剛、桜木公和、稲原瑞穂がその優勝戦に乗っていた。
※5月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-21(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-27(26期)〕
田中 茂〔飯塚 S-36(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-43(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-2(34期)〕
角南 一如〔山陽 A-6(27期)〕