大外でも青山周平が猛攻見せる!
第2回GI令和グランドチャンピオンカップも優勝戦のメンバーが出揃った。準決の4日目は第1Rから重走路で始まった。徐々に走路は乾いていったが、準決が始まっても完全な良走路にはならず、一部が濡れているブチ走路での戦いになった。
そんな厳しいコンディションを克服し、優勝戦に駒を進めたのが、0Mオープンの優勝戦の内枠から丹村飛竜、渡辺篤、浦田信輔、岩崎亮一、重富大輔、丸山智史、中村雅人、青山周平。
優勝戦は良走路で行われそう。シリーズ中にエンジンが良かったのは青山。ここまでオール連対できており、上がりタイムも39をマークしている。同様に渡辺も上がり39を叩き出しており、シリーズ中は全て車券に絡む安定感を見せている。重富も初日に上がり39を出しており、エンジンの仕上がりではこの3者が上位。他はそこまで差がない。
0Mオープンで肝心のスタート争いは、最もスタート力があるのは青山だが、大外ではトップスタートまでは望めないか。最内から丹村が先行し渡辺が乗って行きそう。これに青山がカマシ気味に出るか、岩崎や浦田が突っ張って出るか。重富、丸山、中村は厳しいレースの序盤になりそう。
逃げる丹村のペースだが今節、良走路では4着が一杯で、どこまで逃げ粘れるかは疑問。8周戦になる事を考えると、なおさら最後まで先頭を守るのは苦しそう。渡辺が代わって逃げに入るか、青山が仕掛けてくるか。
当ブログでの本命には青山を挙げる。レース序盤で3~4番手には付けられそうで、先頭を走る選手がペースを上げる前に早めに仕掛けていきそう。先頭に立ったらコースを抑えつつ、ペースを上げる走りで後続を寄せ付けない。後ろにじか付けされても変幻自在の走りで抜かせないだろう。
相手は丹村。レース道中のペースには不安あるが、スタートで先行できそうな強みは大きい。地元走路のアドバンテージもあるので、自身2度目のGI優勝も十分。次に渡辺。丹村のスタートに乗って行くか、もしくはトップスタートを切るようならハイペースの逃げに持ち込める。記念での優勝はまだないが、今回は初制覇の大チャンス。そして浦田。3枠ならバックストレッチでインに潜り込めるかも。競り合いに強い面を見せて優勝争いを演じるか。最後に中村。レース展開は楽ではないが、8周戦なら後半に番手を上げて行ける。
◎青山周平
○丹村飛竜
△渡辺篤
△浦田信輔
▲中村雅人
火花散るナイトレースを楽しもう!
前回は掛川和人の優勝で終わった川口オート。今回はナイトレースが始まる。夜の時間帯のレースで、昼間に仕事をしているファンにすれば仕事後の楽しみ方が一つ増える。S級の参戦は4人と数少なく、A級やB級の選手にも優勝のチャンスが広がる。
そのS級は若井友和、佐藤裕二、小林瑞季、加賀谷建明。ランクトップは若井で、前走の地元4日間開催では準決の3着以外はオール1着だった。試走タイムも30を切る数字をマークしていた時もあるので、エンジン面は良好。今回はスピードが出る時間帯でのレースになるが、展開に関わらず追って行けるだけの機力はある。もちろん、混戦になれば力強い捌きで車群を突破もできる。参加メンバーを見渡す限り、優勝候補の筆頭に挙げられる。
佐藤裕も前走では準決の7着以外はオール1着だった。こちらは試走タイムの最高時計が33と、数字自体はそこまで出ていなかったが、レースに行くとしっかり結果を出せていた。どちらかと言うと混戦向きの走りなので、タイムが出やすいナイトレースに対応できるかどうかは大きなポイント。それでも底力は上位の部類なので、最重ハンからでもきっちりと追って行くだろう。
小林瑞は今期からS級にランクされており、必ず最重ハンからのレースになる。ただ、スタート力には定評があるので、そこまで悪いレース展開にはならない事が多い。前走は準決3着で優勝戦には進めなかったが、4走して全て車券に貢献できていた。ランクアップとともに総合力も増している印象。加賀谷は前走の準決は7着。ただ、それ以外の3走は全て車券に絡めていた。エンジン自体は問題ない。スタート力もある方だが、近況はフライングが多く、スタートは本来の力を発揮できない状況でもある
A級では黒岩明、古木賢、梅内幹雄などに注目。黒岩は前走でも安定した成績を残していた。武器は好スタートからの素早い仕掛け。レース序盤で好位置に付ける事が多い。課題はレース中盤から後半にかけての進み具合。前を走る選手に癖のある走りをされると突破できないシーンも多い。それをどう克服するかがこれからの修正点。古木は前走の地元で優出。自身初優勝がかかっていたが、結果は7着。初優勝はおあずけとなってしまったが、今のエンジンに乗り換わってからはだいぶ気配が上向いた。今回こそ栄冠をもぎ取るか。梅内は前々走の伊勢崎で優出。前走の地元でも4走中、3回は車券に貢献できていた。レース道中は冷静に捌きを発揮できている。
外来では柴田健治が動き軽快。前走の伊勢崎では1勝に終わったが、その前の地元では優勝戦まで進み3着。スタートが早く、エンジンが良い時は車の進み方も良いので、レース序盤でケリをつけてくるケースも多い。岡谷美由紀は、前走の伊勢崎の初日にガールズ戦で勝利している。スピード、捌きの面で着実な成長が感じられる。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
小林 瑞季〔川口 S-36(32期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-42(27期)〕
黒岩 明〔川口 A-10(26期)〕
柴田 健治〔浜松 A-42(27期)〕
古木 賢〔川口 A-145(31期)〕
梅内 幹雄〔川口 A-173(19期)〕
第2回GI令和グランドチャンピオンカップが開幕!
昨年度から新たに作られたGI令和グランドチャンピオンカップ。今節は2度目の開催となる。前回は32期の若手・長田恭徳の優勝で幕を閉じたが、今回は誰が優勝するのか。
地元のエースは佐々木啓。ここ2節は調子を落としているが、その前はプレミアムカップで優出。その前までもエンジンは安定した動きを見せていた。今回は久々の地元なので、じっくりと整備に取り組める。再びエンジンを押し上げて、外来勢を迎え撃つ中心人物として活躍しそうだ。
他に地元S級は松尾啓史、藤岡一樹、丹村飛竜などが好調。松尾はこのところエンジンが上位で安定。本来の捌きが見られている。車券への貢献度も高く、走り慣れた地元走路ならより一層、好結果を残しやすい。藤岡は3節連続優出中。昨年は調子を欠く時期もあったが、今年はエンジンが高水準で推移。タイムが出やすい冬場の走路で存在感を示している。丹村飛はエンジンがなかなか落ち着かないが、前走では優勝戦まで進めていた。試走タイムも出ていたので今回も期待できる。
外来S級で特に注目したいのは青山周平と鈴木圭一郎。現在のオート界は、この二人が引っ張っていってると言っても過言ではない。全国ランク1位の青山は、前走の地元はスーパーハンデでの競争だった。それにも屈せず、優勝戦まで進んでいたようにエンジンは好調。山陽ではこの大会の前身・平成チャンピオンカップを2度制しており、この時期の山陽走路のセッティングを熟知している。鈴木圭は前走の地元では準優勝。予選準決は全て1着で通過しており、こちらもエンジン面は好調と言える。
他で有力なのは中村雅人、伊藤信夫、木村武之、篠原睦、有吉辰也といった面々。中村は前走の伊勢崎で準優勝。予選準決は全て1着で通過と好走が目立っている。伊藤信は前走の地元で優出。優勝戦は重走路で7着だったが、予選準決の良走路ではスピードある走りが見られていた。木村武もエンジンは上々。特に大舞台で強い印象があるので、今回のようなGIでは力走が多い。篠原睦は以前ほどの安定感が薄れているが、鋭いスタートからの速攻は健在。短ハンデ戦で威力が倍増する。有吉は完全復活したと見てもいい。プレミアムカップでは優出4着。その前の川口GIでは優勝しており、記念タイトルをこれからも積み上げていきそう。前走も初日から連勝しての優出なのでリズムは良い。
地元の山陽勢はA級の中にも実力者が多い。岩崎亮一、人見剛志、浜野淳、岡部聡などはS級にランクされていても何ら不思議な感じはしない。むしろA級である方が違和感があるくらいだ。A級選手はハンデ構成でS級の外になる事はないし、それ以外でもA級である恩恵は少なくないだろうから、これらの選手にも注目したい。
※4月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-4(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-5(26期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
S級は少数で、難解な優勝争いになるか!
前回は約3年ぶりに西原智昭が優勝した伊勢崎ナイター。早くも第2弾が始まる。今回はS級選手の参加が少なく、前回のようにA級の中から優勝者が現れる可能性も大きい。気になる選手を挙げていく。
今回出場する中でランクトップは早川清太郎。前走は優勝戦まで進んだが、重走路の競争で8着だった。ただし、予選準決の良走路3走は全て1着を取っていたし、試走も上がりタイムも十分な数字が出ていた。エンジン状態は良いので、今回も初日から飛ばしてきそうだ。
その優勝戦で勝ったのは先述の通り西原智昭。好スタートからレース序盤で抜け出すと、後続を引き離してのゴールだった。予選準決の良走路でも、好タイムをマークしてのオール連対だったので、このまま快進撃が続きそう。その優勝戦には高橋貢、横田翔紀、伊藤正真も乗っていた。高橋貢は予選準決をオール連対で通過。優勝戦は4着だったが、エンジンはおおむね良好。その弟子・横田もエンジンは好調。だいぶ車速に乗った走りができるようになってきた。伊藤正真は課題だったスタートが良くなり、レースの展開作りがやりやすくなっている。連続優出中でエンジンも上々。
地元S級は他に新井恵匠と内山高秀。新井恵は3節前に落車してからイマイチな状態が続いていたが、前走の最終日にようやく白星。ここから巻き返しを図りたい。内山は前走の2日目だけ良くなくて7着。それ以外の3走は、1着2本を含む連対ができていた。エンジンはある程度の位置にあるので、もう少し上積みできれば優勝争いにまで参加できるだろう。
外来S級は佐藤貴也と岩見貴史。佐藤貴の前走は今一つだったが、その前の川口では優勝している。大きな流れで言えばそこまで悪くない。岩見は3節前に準優勝してからは、エンジンをまずまずの状態で保てている。両者ともスタートの切れは良いので速攻に期待できる。
外来のS級以外では柴田健治が好調。前走の地元では優勝戦まで進み3着。安定したスタートから好展開を作れている。その前のプレミアムカップでも3度、車券に貢献できていたので近況のリズムは悪くない。吉松優輝はここ数節で急激な成長を見せている。3節前に地元のミッドナイトで完全優勝した時は、その前後を含めて8連勝を決めていた。道中の捌きも巧くなっている。
※4月7日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-10(22期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-20(30期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-25(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-12(29期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 A-27(28期)〕
伊藤 正真〔伊勢崎 A-34(33期)〕
スピード派の選手が活躍しそう!
飯塚オートは前回のナイターからリレー開催で、今度はミッドナイトレース。出場するのは前回走っていた選手がメインで、その時の動きが大いに反映されそう
前回のナイターで優出していたのは藤岡一樹、丹村飛竜、滝下隼平、田中進、田中輝義など。藤岡は初日からスピードある走りが見られていた。飯塚走路、更にはナイターの時間帯にエンジンがピッタリと合っている。今回はその時より少し遅い時間帯になるが、気候の変化が少ない今は、エンジンの変動も少ないだろう。今回も鋭いスタートからレース序盤で車速に乗せてくる走りを展開しそう。
丹村もエンジンは高い位置にある。スタートもある程度決まっているので、レース展開を作りやすい。急な雨にも対応できるので、安心して車券を買える選手だ。滝下は持ち前のスピードを遺憾なく発揮している。近況はスタートも枠ナリに出る事が増えたので、レース運びが楽になっている。一度先頭を走れば後続を寄せ付けない車速がある。田中進も同様のタイプ。スタートを含めてレース序盤さえこなせば、すいすいと気持ち良く逃げるシーンが多発する。田中輝は、ハンデが最重ハンの10M前の位置を生かしている。エンジン状態は安定する方ではないので、当日の試走タイムには要注目したい。
ランク的には篠原睦や有吉辰也が上。篠原は前走の準決3着で優出を逃したが、近況のエンジンは中堅上位を保てている。スタートの切れも悪くないので、今回こそは優出を決めておきたい。有吉は前走の準決で、滝下と田中進を追う展開になった。快速派の2人を追ううちにタイヤを滑らせて3着になったが、有吉自身も好タイムが出ていたのでエンジン面は良さそう。
重富大輔と久門徹は初日の状態が続かず、準決では凡走となってしまった。目下のところはエンジンを高位で安定させる事が先決か。エンジンさえ並以上になれば、軽快な走りで中団を突破できるはず。
A級では別府敬剛、穴見和正なども有力。別府はエンジンがまずまずの位置で安定している。スタートも枠ナリ以上には切れているので、レース展開も悪くならず走れている。穴見はスタートで外枠の選手に行かれかけるケースが増えたが、1周バックでインから伸び返して結果的に同ハン先行を維持する形もある。エンジン状態は並のちょい上はあるので、同ハンの選手を大いに苦しめる事ができる。
※4月7日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-31(27期)〕
久門 徹〔飯塚 S-35(26期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-30(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-37(29期)〕
滝下 隼平〔飯塚 A-16(28期)〕
田中 進〔飯塚 A-64(27期)〕