*29日(木)園田 第11R『姫山菊花賞』 1700m 16:05発走*
ここは面白い戦いになりそうですね!
まずは王者ジンギが中心であることは間違いないのですが、摂津盃で初重賞制覇を果たしたシェダル、復活した実績馬ラッキードリームと三つ巴の戦いになると考えています。
ジンギが地元馬に負けたのは2020年の姫山菊花賞、エイシンニシパの2着までさかのぼります。この時は4歳で、実力はあるけれどもまだ完成されていない脆さもあった時期。
その後の園田金盃でエイシンニシパに雪辱を果たすと、5歳以降は地元勢を寄せ付けない強さを誇っています。
今回は休み明けがポイントにはなりますが、それでも力の違いで勝ってくれると期待しています。
兵庫大賞典でジンギにクビ差まで迫ったのがシェダル。
初対戦であそこまで迫ったのはさすがです!
摂津盃では58.5キロを背負っていましたが、余裕の競馬で初重賞制覇。
ジンギ以外の馬には負ける気がしません。
この2頭に割って入るのがラッキードリームでしょう。
2021年の北海道三冠馬。南関東でオープン特別を2勝している実力馬です。
前走兵庫移籍初戦を快勝しましたから、重賞でも存在感を示してくれるでしょう。
そして摂津盃では痛恨の出遅れが響いたタガノウィリアム。
10着に負けてしまいましたが、本来はスピードを活かして逃げていますから、スタートを決めて自分の競馬に持って行きたいところ。
逃げられれば上位争いに絡む可能性も十分あると思います。
ただしジンギが速いですからね。けっこう前に行く強い馬が多くて、先行勢には厳しい展開になるのでは。
そうなればアワジノサクラの末脚にも期待しています。
◎9、ジンギ
〇3、シェダル
▲4、ラッキードリーム
△7、タガノウィリアム
△6、アワジノサクラ
*25日(日)盛岡 第11R『絆カップ』 1200m 18:15発走*
ここはもうキラットダイヤの独壇場でしょう。
前走の岩鷲賞では3コーナーから一人旅の独走状態。
時計も速かったですし、かなりのインパクトで連覇を達成しました。
同じ舞台だった昨年の絆カップも圧勝していて、今年も絶対的な存在です。
唯一懸念材料を挙げるとしたら、今回は休み明けというところでしょう。
前回の休み明けだった栗駒賞ではハナ差の2着に敗れました。
ただあの時は5ヵ月ぶり、久々の1400mという条件。
今回は約2か月半ぶりで全勝している盛岡コースですから、強いレースで連覇してくれることを期待しています。
対抗はクラスターカップ5着と存在感を見せたカミノコ。
前走のスプリント特別では出足がつかず後方からになりましたが、力の違う走りで突き抜けました。
キラットダイヤはさすがに強いですが、他の馬たちとの比較で言えば力は上でしょう。
重賞でも楽しみな存在です。
3歳時には重賞3勝を挙げている実績馬のエイシンハルニレ。
久しぶりの重賞参戦になりますが、展開一つで馬券圏内に食い込む力はあると思います。
昨年の絆カップで2着に健闘したゲンキチハヤブサまで。
◎9、キラットダイヤ
〇6、カミノコ
▲7、エイシンハルニレ
△8、ゲンキチハヤブサ
*20日(火)高知 第7R『珊瑚冠賞』 1900m 18:15発走*
台風の影響で順延になり、さらに抜けた存在が不在でメンバー的には混戦模様。なかなか難しい一戦になりそうですね。
本命は前走建依別賞で初重賞制覇したアメージングラン。
ダノングッドとブラックランナーが2強と思っていたのですが、4コーナーを回る時の手ごたえが一頭だけ抜きん出ていて、その2強を並ぶ間もなく交わしての勝利。
もともと決め手のあるタイプでしたが、ブラックランナーという強い先行馬がいる流れを味方につけましたね。
初の1900mはやってみないとわからない部分はあるものの、1800mまでは距離経験があります。
先行したい馬は何頭かいるのである程度流れると思いますし、中団辺りからのロングスパートを期待しています。
対抗はグランデラムジーにしました。
同じ1900mの二十四万石賞では中団から伸びて来て2着と、初距離でしっかり結果を出してくれました。
ただこの時はララメダイユドールという圧倒的に強い逃げ馬がいて、この馬を追いかけた先行馬たちが失速した、という展開になりました。
今回はそこまで流れが向くとは思いませんが、前走逃げて勝っているように、自在に立ち回れるのは大きな武器。
今回はどんな競馬を見せてくれるでしょうか。
3番手評価は2連勝中のカバジェーロ。
しばらく勝ち切れないレースが続いていたものの、ここに来てパワーアップした印象です。
1800m経験があるので距離延長もそれほど気になりません。
今の状態ならば重賞でも十分戦えると思います。
いつ復活するかと注目しているスペルマロン。
今回は二十四万石賞から約5ヵ月の休み明け。闘志が戻っていることを期待します。
同じく休み明けのエイシンピストンまで。
◎9、アメージングラン
〇4、グランデラムジー
▲3、カバジェーロ
△8、スペルマロン
△10、エイシンピストン
*19日(月)金沢 第11R『金沢プリンセスカップ』 1400m 17:25発走*
デビューから圧倒的な力で4連勝中のショウガタップリを本命にします。
名前の由来は生姜かと思いきや、「賞がたっぷり」とのこと。
その名前の通り、たくさん勝って賞がたっぷりになりそうな素質馬ですね。
デビュー2戦目にはマリンデュンデュン(新馬戦を圧勝した評判馬)を馬なりで交わし、4戦目の前走の勝ちタイムは同日の古馬B級よりも速いという...。
高橋俊之調教師のお話では、「実践に行くと想像以上に頑張ってくれる馬。一番の武器はハートの強さではないかと感じています」と話してくれました。
これだけの強さですから、すでにこの先の遠征計画もあるほど。
ここは通過点として圧勝し、ぜひ他地区へ遠征して欲しい逸材です。
対抗は同じく高橋俊之厩舎のカレイジャス。
JRAで新馬戦を走った後、金沢に移籍して2連勝中です。
前に行ってしぶとい脚を使うタイプで、大崩れはないのではないかと考えています。
3番手評価は新馬戦を圧勝したダイヤモンドライン。
スタートも上手でしたし、直線に入って突き放す強い競馬を見せてくれました。
一気の相手強化でどこまで戦えるか楽しみです。
ここまで2戦して1勝2着1回のカガヤキタイヨー。
負けた相手は評判馬フリッピですから、牝馬同士であれば上位の存在でしょう。
2戦続けてショウガタップリの2着であるピンクビジョンまで。
◎7、ショウガタップリ
〇6、カレイジャス
▲4、ダイヤモンドライン
△2、カガヤキタイヨー
△5、ピンクビジョン
*11日(日)佐賀 第6R『鳥栖大賞』 2000m 18:05発走*
第1回鳥栖大賞。地方全国交流戦ということで、大井から2頭、愛知から1頭、兵庫から2頭の遠征馬を迎え、地元佐賀勢は5頭と、計10頭で争われます。
本命はちょっと迷ったのですが...やはりこの舞台に強いエイシンニシパにしました。
2018年から5年連続ではがくれ大賞典に出走し、4勝2着1回というすさまじい結果を出しています。
9歳で挑んだ今年のはがくれ大賞典も、2周目の向正面から動き出すと、一頭力の違う走りで完勝しました。
先頭に立つと遊ぶ癖があるそうなので、スパートを掛けるタイミングが難しい部分はあるかと思いますが、そこは前に行ってしぶといタイサイがいますから、前に目標がいてレースはしやすいのではないかと考えています。
対抗はそのタイサイ。
前走六甲盃では本当にしぶとく粘って僅差2着。ジンギ相手に0.2差というのは胸を張れる内容でしょう。
そこでエイシンニシパに先着していますし、メンバー的にも単騎逃げが見込めるのではないかと思っています。
3番手評価は愛知のウインユニファイド。
重賞で2着続きでしたが、前走トリトン争覇で悲願のタイトル奪取を果たしました。
この馬も先行してしぶとい脚を使うタイプで、佐賀2000mは合いそうです。
くろゆり賞を圧勝したメイショウワザシ、脚質の幅が広がったスマイルサルファー、地元期待のドゥラリュールまで。
◎4、エイシンニシパ
○2、タイサイ
▲10、ウインユニファイド
△6、メイショウワザシ
△5、スマイルサルファー
△7、ドゥラリュール