*27日門別 第11R『王冠賞』 1800m 20:40発走*
ここはなんといっても岩手のベンテンコゾウでしょう。
岩手2歳チャンピオンとして門別の三冠戦線に挑み、北斗盃、北海優駿と強い競馬で連勝中。
管理する菅原勲調教師のお話しでは、
「北斗盃は勝ってくれるかなと思っていましたが、北海優駿は正直自信はありませんでした。この馬にとって2000mは少し長いので。
でも、上手い具合に雨が降ってくれたことで馬場が軽くなって、2000mを短くしてくれたんです。それでも、あそこまで強い競馬をしてくれるとは...。
本当にすごい馬ですね。
今回は1800mになりますし、レースに関しては課題がない馬なので、三冠達成して欲しいと思っています。
若馬を連れて道営で勝負するというのはなかなかできない経験ですし、三冠のチャンスがあるというのもとても光栄なことですから、この馬の力を100%出せるよう、しっかり調整します」
ということでした。
北海優駿も自信満々なのかと思いきや、けっこう不安があったという中で、本当に強い競馬でした。
メンバー的に先行勢が多いですが、折り合いもしっかりつく馬で、どんな展開にも対応可能。
三冠達成を大いに期待しています。
対抗は北海優駿2着だったスカイロックゲート。
逃げて渋太い脚を使ってくれる馬です。
北斗盃の頃には上位馬に歯が立たなかったけれど、ここに来て急成長。
前走は初の古馬との戦いでしたが、スピードの違いで逃げ切って見せました。
北海優駿は早めに手ごたえがなくなってしまったストーンリバーですが、初の南関東挑戦で鎌倉記念を勝ち切ったように、力は確かな馬です。
前走は古馬のA級に入って3着でしたが、相手はウルトラカイザーなど道営トップクラスの馬たち。
強い相手と戦ったことで、さらなる成長を期待します。
デビューから3連勝中のトキノクレールは、今回が初重賞挑戦。
このメンバー相手にどこまでやれるか未知数ですが、キャリアが浅い割にはレースが上手な馬。
内枠に入ったし、ロスなく立ち回れれば面白いのではないかと思っています。
移籍初戦の北斗盃こそ惨敗したものの、そこから4戦3勝と勢いに乗るモンサンルリアンにも注目。
北海優駿は好位から3着に踏ん張ったし、先行して渋太く粘れる根性の持ち主。
前走は古馬相手のB級戦でもしっかり勝ち切っているので、三冠目の今回はどんな競馬をしてくれるか楽しみです。
◎3、ベンテンコゾウ
〇2、スカイロックゲート
▲6、ストーンリバー
△1、トキノクレール
△5、モンサンルリアン
*23日佐賀 第11R『吉野ヶ里記念』 1400m 18:05発走*
ここは現在6連勝中のイッセイイチダイを本命にします。
佐賀デビュー馬で、2歳3歳時は勝ったり負けたりを繰り返していましたが、JRA移籍後再転入してからは無傷の6連勝。
デビュー時470キロ台だった体は順調に成長し、現在は520キロ台まで増えました。
レースぶりも安定していて、前走も2番手から危なげない走りで勝利。
ここもいい位置から自分の競馬ができそうです。
対抗はマサヤ。
南関東からの再転入後は11戦して9回連対と安定していい結果を出しています。
前走は逃げてスピードが落ちずそのまま粘り込みました。
今回も連勝中の1400m戦。
大外に入りましたが、先行力のある馬なので問題ないでしょう。
ベルモントナイトにも注目です。
佐賀移籍後は2戦してまだ勝ち星はありませんが、転厩初戦の黒髪山賞でイッセイイチダイの2着に入りました。
前走の佐賀ヴィーナスカップは遠征馬など強敵相手だったことを考えると、6着も仕方ないかなと思います。
このメンバーに入ったら、もう少しいい位置で競馬ができそうだし、巻き返しのチャンスは十分あるのではないでしょうか。
佐賀移籍後6戦して5戦馬券圏内にきているコウギョウダグラスまで。
◎4、イッセイイチダイ
〇9、マサヤ
▲5、ベルモントナイト
△7、コウギョウダグラス
*23日高知 第7R『トレノ賞』 1300m 18:10発走*
ここは勝ったり負けたりのメンバー構成で、どの馬を本命にするか迷いました...
で、本命にしたのはやっぱりサクラシャイニーです!
地元馬相手だったら、11歳になった現在でも力は上でしょう。
スピードもあるし、持続力もあり、自分で競馬を作れる馬。
普通に走ったらまず負けないと思います。
ただ、たまに地元戦でもポカがあるのでそこが怖いんです。
前走の福永洋一記念では、早々に手ごたえが怪しくなって、あまり見せ場もなく5着でした。
あんまり揉まれたり、がっつり砂を被ったりするのは良くないのかもしれませんね。
外にも行きたい馬がいますから、スムーズに自分の競馬ができるかがカギでしょう。
対抗はこれまた悩みましたが、セトノプロミスにしました。
ここ2戦は案外な競馬が続いていますが、3走前は強いメンバーを相手に、中団から徐々に進出しての差し切り勝ち。
カイロスやカッサイといった強豪がいた中で、内容の濃いレースだったと思います。
前がやり合うような展開になれば、よりこの馬の持ち味が活きそうです。
福山最後のダービー馬、カイロスにも注目です。
福永洋一記念では、2番手から強い競馬で高知初重賞制覇を飾りました。
高知での重賞勝ちまで少し時間が掛かりましたが、持っている能力を考えればまだまだやれる馬。
距離が1300mになるのもプラスで、先行力を活かした競馬を期待しています。
園田FCスプリントでハナ差の2着だったカッサイ、高知移籍後13戦12連対のヒロノカイザーまで。
◎5、サクラシャイニー
〇6、セトノプロミス
▲7、カイロス
△1、カッサイ
△2、ヒロノカイザー
*17日盛岡 第9R『メイセイオペラ記念 マーキュリーカップ』 2000m 16:10発走
今年からメイセイオペラ記念の名前がついたマーキュリーカップ。
夏の中距離重賞で、好メンバーが集まりました。
上位は拮抗しているように感じますが、その中で本命にしたのはクリノスターオーです。
前走の平安ステークスは、昨年のコリアカップ以来約8か月ぶりの実戦で、自分のレースをすることができませんでした。
ただし、これまでの実績は本当に安定していて、
重賞で2着6回!!!!!!
どんな舞台、どんな相手でも2着にふんばるところは本当にすごいと思います。
盛岡は初めてですが、同じく左回りの船橋ダイオライト記念で、クリソライトの2着に入っています。
3番手から逃げるクリソライトによく食らいついて行ったし、小回りのコーナーでもしっかりと加速できていました。
今回は一度使った効果もあるし、この馬本来の走りを期待しています。
対抗はピオネロにしました。
芝でもがんばっていましたが、ダート替わりで2連勝!!
重賞勝ちはまだですが、高い適性を見せてくれました。
初の地方交流だった名古屋大賞典では、後方から徐々に追い上げてケイティブレイブの2着。
初の超小回りで、よく追い込んだと思います。
中京、新潟で連勝しているように、左回りももってこい。
名古屋よりも広い盛岡コースに替わることは、大きなプラスでしょう。
たまに大崩れすることがあるものの、実力のあるミツバも怖い存在です。
前走のブリリアントステークスでは、中団から長くいい脚を使って直線突き抜けました。
川崎記念やアンタレスステークスはイマイチでしたが、改めて強さを見せてくれましたね。
ここも道中スムーズに運べるかどうかがカギ。
重賞級の力は持っているので、どんな競馬をしてくれるか楽しみです。
地方勢の筆頭はドラゴンエアル。
南関東で長らく活躍してきた馬で、現在は門別所属。
オヤコダカに負けたのは仕方ないとして、前走は圧倒的な強さで門別初勝利しました。
重賞2勝の実力馬が、長期休養を経て再び強さを増した印象です。
ここは一気のメンバー強化ですが、展開次第で上位に食い込める余地はあると思っています。
マーチステークスで2着だったディアデルレイは、好位から流れに乗れるので地方小回りも合いそうです。
◎5、クリノスターオー
〇3、ピオネロ
▲2、ミツバ
△14、ドラゴンエアル
△10、ディアデルレイ
*17日名古屋 第11R『名港盃』 1900m 16:20発走*
北陸、東海、近畿地区交流戦の名港盃。
金沢から2頭、兵庫から2頭が参戦し、面白い戦いになりそうです♪
本命にしたのは兵庫から参戦のエイシンニシパ。
昨年の兵庫三冠レースは、③⑥②と勝ち切れませんでしたが、初遠征だった金沢MRO金賞を6馬身ちぎって勝利!
秋には笠松の岐阜金賞も勝ち、重賞2勝目を挙げました。
今年に入って、古馬重賞の新春賞をハナ差で制覇。
着実に力をつけてきています。
名古屋は初めてですが、遠征競馬で結果を出しているので不安はありません。
好位から上手に立ち回れる馬で、ここも好レースを見せてくれると思います。
対抗は地元愛知のコスモナーダム。
昨年の新春盃を制している馬で、とても安定感のある馬です。
名古屋移籍後は、28戦して馬券に絡まなかったのは2度だけ!
その中の1回が昨年のこのレースなのですが、昨年に比べると今年の方がメンバーは楽な印象。
前走の梅見月杯は1番人気ながら2着に負けましたが、いつもよりダッシュがつかずに後ろからの競馬になり、そこからよく2着まで盛り返したと思います。
ここでも力は上の存在。
安定感ある走りを期待しています。
同じく安定感が光るバイザスコットにも注目。
名古屋転入後は6戦3勝2着3回とパーフェクト連対中!
重賞は初めてなのでどこまで戦えるか未知数ですが、今の勢いならば十分通用するのでは。
もう1頭の兵庫遠征馬ウインオベロン、百万石賞を勝ったトウショウプライドまで。
◎7、エイシンニシパ
〇8、コスモナーダム
▲2、バイザスコット
△3、ウインオベロン
△5、トウショウプライド