
*16日(月)盛岡 第9R『マーキュリーカップ』 2000m 16:10発走*
毎年難しいマーキュリーカップですが、今年のメンバー構成も抜けた馬がいない&初参戦組みが複数いて評価が難しいところです。
その中で本命にしたのはフェニックスマーク。
前走でオープンを勝ち、今回が初の重賞挑戦ではありますが、デビューからここまで7戦5勝2着2回とパーフェクト。
前走のブリリアントSでは、好位から早め先頭に並びかけたところで脚が止まったように見えましたが、最後の最後にグイッと伸びて、結局は突き抜けました。
なかなかに渋い勝ち方でしたが、これで4連勝。
2着だったザイディックメアには完勝と言っていい内容で、重賞にも十分手が届くと思います。
今回は初ものづくしの条件ですが、好位に行けるスピード、3,4コーナーで加速できる器用な脚、最後の最後まで踏ん張れる根性と、小回りが合いそうなタイプ。
いきなりの重賞制覇を期待しています。
対抗は昨年の覇者ミツバ。
昨年はここを勝って、JBCクラシックでも3着と活躍。実績的には抜けた存在でしょう。
能力が高いことは証明済みですが、ちょっと脚の使いどころが難しいというか、集中力が続くかどうかが大きなカギ。
ある程度流れてくれれば、スムーズに運べると思います。
展開のカギを握るのはヨシオでしょう。
前走は先行争いが厳しくなり、控える展開になりましたが、初のオープン参戦だった前々走は、じわりとハナに行って渋太く粘り込みました。
道中は終始体を合わせられる厳しい展開でしたが、抜けれてからも失速しなかったところはさすがです。
今回は強力な同型は見当たらず、マイペースで進めそう。軽視は禁物ではないでしょうか。
前走フェニックスマークの2着だったザイディックメア。
外から伸びて来て差し切れなかったのは残念ですが、1000万条件で苦しんでいたとは思えないほど、最近の充実ぶりは目覚ましいですね。
こちらも初の小回りになりますが、十分こなせると思います。
3連勝中のエンパイアペガサス、浦和記念圧勝の実績があるマイネルバサラまで。
◎14、フェニックスマーク
〇10、ミツバ
▲8、ヨシオ
△3、ザイディックメア
△5、エンパイアペガサス
☆9、マイネルバサラ
*16日(月)名古屋 第11R『名港盃』 1900m 16:20発走*
中心はなんといってもカツゲキキトキトでしょう。
地方馬同士で負けたのは昨年の東京記念までさかのぼらないといけないし、特に今回は強力なライベルも見当たりません。
しかも斤量57キロで出走できるというのは大きいです。
ダートグレードでも上位争いを繰り広げるこの馬にとって、今回のメンバーでは負けられないところです。
対抗は宮下瞳騎手騎乗のポルタディソーニ。
昨年は3歳重賞・秋の鞍を勝ち、4歳になった今年も梅見月杯で大金星を挙げました。
スピードのある馬で、逃げて良し、好位からでも良しの万能タイプ。
牝馬ながら最後まで渋太く粘り込める勝負根性も大きな武器です。
東海桜花賞でもカツゲキキトキトの2着に頑張っているし、ここも流れに乗って上位争いに来てくれると思います。
3番手評価は初の重賞挑戦となるアセイラント。
JRA1勝から名古屋に移籍して、13戦12勝2着1回と破竹の勢いで勝ち進んで来ました。
強豪とは今回が初顔合わせで、どのくらい通用するかは未知数ですが、好位から上手に競馬ができる馬。
大きく負けることはないのではないかと思っています。
兵庫から参戦のエイシンニシパはロングスパートが持ち味。
カツゲキキトキトが早めに動いて前が苦しくなるようならば、この馬の末脚がさく裂しそう。
百万石賞を勝った金沢からの遠征馬マイネルリボーンまで。
◎4、カツゲキキトキト
〇9、ポルタディソーニ
▲12、アセイラント
△3、エイシンニシパ
△1、マイネルリボーン
*11日(水)大井 第11R『ジャパンダートダービー』 2000m 20:05発走*
JpnIらしい素晴らしいメンバーが集まりましたね!
その中でも本命はルヴァンスレーヴにします。
デビューからけた違いの能力を見せてくれていましたが、特に衝撃を受けたのが全日本2歳優駿。
スタートダッシュがつかず後方待機から徐々に押し上げて、3コーナーでエンジンが掛かると一気に先団へ。
直線は何度も内に行ったり来たりしながら余裕の手ごたえで突き抜けました。
決してスムーズな競馬というわけではなかったけれど、加速した時のスピードが他の馬たちとはまったく違い、
ルヴァンスレーヴと最後追い上げたドンフォルティスの2頭の強さが際立つレースでした。
伏竜Sではそのドンフォルティスを捉えることができずに初めて2着に負けてしまいましたが、
ここはちょっとエンジンの掛かりがゆっくりだった印象。
まだまだ伸びしろの多さがあるなと感じました。
そして前走のユニコーンSですよ。
3,4コーナー馬なりで外から上がって来ると、直線すんなり抜けてV。
これまで以上にスムーズなレース運びで、大きな成長を見せてくれました。
高い能力のある馬が立ち回りも上手になったわけで、今後どれくらい強い馬になってくれるかワクワクします。
そのルヴァンスレーヴと共にダート界を引っ張っていってくれそうだと思うのがドンフォルティス。
この馬も実力は折り紙付きだし、ルヴァンスレーヴ以上にレース運びが上手。
久しぶりだった伏竜Sでもしっかりと走れていたし、少し間隔が開いた今回も問題ないでしょう。
能力的に相当高いものを持っている馬で、初の2000mも許容範囲と考えます。
この2頭が抜けた存在になるかと思いきや、重賞初挑戦のオメガパフュームも怖い存在。
ここまで4戦3勝、すべてゆっくり目のスタートからというのが多少気になりますが、前走も3,4コーナーからしっかり加速できていました。
初の重賞挑戦で、どこまで戦えるか楽しみです。
兵庫チャンピオンシップで好位から快勝したテーオーエナジー、東京ダービーで復活した実力馬ハセノパイロ、ユニコーンSで間から伸びてきたグレートタイムまで。
◎1、ルヴァンスレーヴ
〇8、ドンフォルティス
▲14、オメガパフューム
△9、テーオーエナジー
△11、ハセノパイロ
☆3、グレートタイム
*5日(木)川崎 第11R『スパーキングレディーカップ』 1600m 20:10発走*
今年のメンバー構成はかなりかなり難しい!!
まずJRA勢から整理していきますが、実績的にはリエノテソーロとワンミリオンスでしょうね。
リエノテソーロは全日本2歳優駿を勝った上に、芝のNHKマイルカップでも素晴らしい追い込みを見せて2着。
しかし、ここ最近は以前のような走りができないでいます。
久々のダートはまったく心配していないのですが、馬券に絡んだのがNHKマイルが最後というのもあるし、
ここ最近のレースぶりを見ていると途中でやめてしまっているような。。
ものすごく強い馬ですが、体調面だけではなくて精神面がちょっと不安です...
ワンミリオンスは休養明けの2走で上位争いまでは来ていませんが、牡馬相手にそれほど負けていません。
今回は叩き3戦目で、中間の攻め馬もさらに強化。
もともと牝馬ダートグレード戦線では力が上だし、気配さえ戻ってくれば勝ち負けしてくれると思っています。
判断に迷うのが、ラビットランとオウケンビリーヴの初参戦組。
牝馬ダートグレード戦線に初めて出走してくる馬の見極めとして、わたしの中のセオリーは、準オープンを勝っている、スタートが上手く先行脚質である、の2点。
ラビットランはローズSの勝ち馬ですが、デビューから3戦はダートで走っている馬です。
ただねぇ、先行馬という感じではないんですよね。
初めての超小回りコーナーで久々のダートというのがどうなんだろうかと。
それでも力のある馬なので、楽にいいポジションにつけてしまうかもしれませんが、実績的にあまりにも人気になるならば薄めの印にしておきたいです。
オウケンビリーヴは前々走で準オープン勝ち。
1200mを使ってきた馬ですが、クロフネ産駒だし小回りならばマイルも問題ないでしょう。
ただしこちらも先行脚質ではないんですよね。
力は十分足りると思いますが、ちょっと様子見したいところです。
地方勢ではブランシェクールとラインハートに注目。
ブランシェクールはJRA時代にTCK女王盃で2着の実績あり。
この時は雪でかなり特殊な馬場になりましたが、厳しい条件の中でもしっかりと伸びて来ました。
移籍初戦の前走は好位から粘っての2着。
勝ったのはキングガンズラング(5連勝で京成盃グランドマイラーズ勝ち)ですから、これは立派な成績です。
いい枠に入ったし、楽に好位が取れれば一発もあると思っています。
ラインハートはダートグレードで3度3着に入った馬。
なかなかに脚の使いどころが難しい馬ですが、折り合いがついた時の破壊力は凄まじいものがあります。
ここも展開次第で上位争いに食い込んで来るのでは。
ということで、悩んだ結果印はこんな感じになりました。
◎1、ブランシェクール
〇8、ワンミリオンス
▲12、オウケンビリーヴ
△9、ラビットラン
△7、ラインハート
*27日(水)大井 第11R『帝王賞』 2000m 20:05発走*
上半期ダート頂上決戦で、素晴らしいメンバーたちが集まりました!
基本の印は5頭にしているわたしですが...今回は印を付けたい馬が8頭もいる。
どうしましょう。嬉しい悩みです。
まず本命にしたのはケイティブレイブ。この馬の力ももちろんですが、前に行きたいので枠順もいいところに入りましたね。
昨年の帝王賞ではまさかの出遅れから、直線一気のごぼう抜きで新境地を見せてくれました。
その後は安定感はあるものの、ちょっと勝ち味に遅いかなぁ~なんて思っていたのですが、今年に入ってから川崎記念、ダイオライト記念と勝利。
川崎記念は久しぶりに逃げてそのまま逃げ切り勝ち、
前走のダイオライト記念は道中マイネルバサラにマークされる形になり、勝負所からが上がって来たアポロケンタッキーに詰め寄られましたが、
結局並ばれることなく4コーナーで突き放して勝ち切りました。
スピードがある上にスタミナもあるし、もしも前に行けなくても競馬ができるという、たくさんの武器を持っています。
今回は少し間隔が開いていることが不安材料ではあるものの、上位に絡む競馬を見せてくれると思います。
対抗はかしわ記念を勝ったゴールドドリーム。
地方場所では力が出せない、などと思っていてすみませんでした!
ゲートを上手に出て楽に中団につけると、4コーナーで外に出してきっちりと差し切り勝ち。
終わってみれば、やっぱり強かったです。
もともと力のある馬ですが、昨年のチャンピオンズカップの辺りから、肉体的にも精神的にももう一段階上の強さを手に入れたのではないでしょうか。
JDDや昨年の帝王賞の結果を見ると、2000mは多少長いような気もしますが、今のゴールドドリームならば十分戦えるはずです。
3番手評価はこの舞台ベストなのでは?と思っているアポロケンタッキー。
ここ最近は勝ち切れず惜しい競馬が続いていますが、ロングスパートは健在。
展開次第になりますが、4コーナーで先団に並びかけられるような形になれば強いと思います。
実績のあるサウンドトゥルー、南関東移籍後驚異的な勝ち方をしているリッカルドまで。
◎2、ケイティブレイブ
〇4、ゴールドドリーム
▲9、アポロケンタッキー
△10、サウンドトゥルー
△6、リッカルド