*8日㈫金沢 第11R『読売レディス杯』 1500m 16:55発走*
ここは南関東2頭の一騎打ちではないかと見ています。
本命にしたのはプリンセスバリュー。
重賞勝ちはまだないものの、重賞で2着4回の実績があります。
牝馬同士だけでなく、牡馬を含めた重賞でも上位争いをしていて、力は確か。
前走の兵庫サマークイーン賞ではディアマルコのスピードに後れを取ったものの、2番手からよく粘って2着を確保しました。
ここは絶好の1枠に入ったし、すんなり先行できるのではないでしょうか。
対するスターインパルスは浦和の桜花賞で逃げ切り勝ちを収めた馬です。
スタートも上手でダッシュ力もあり、小回りの金沢はもってこい。
水沢のプリンセスカップを勝っているように、遠征でも結果を出しています。
初めての古馬との戦い、4か月半ぶりの休み明けと厳しい条件はありますが、能力的にはまったくヒケを取りません。
3番手評価にしたのは地元金沢のミスアバンセ。
南関東で7勝を挙げる実績馬で、その勝ち星の中には戸塚記念勝ちも含まれています。
しばらく勝ち星から遠ざかっていましたが、今年の春に金沢に移籍して3戦2勝。
負けた一戦は伝統の重賞・百万石賞ですから悲観することはありません。
前走のトライアルでは、3番手から自分で動いて行っての勝利。
着差は少なかったけれど、とてもいい内容でした。
実力馬が復活した今、軽視は禁物です。
タカラブネクイーンは金沢移籍後14戦7勝、馬券圏内を外したのは1度だけという超堅実派です。
初めての重賞挑戦になりますが、前走A級への昇級戦でも逃げて後続を5馬身ちぎる圧勝劇。
レースが上手だし、強敵相手にどこまで戦えるか楽しみです。
重賞でも常に安定しているナツまで。
◎1、プリンセスバリュー
〇5、スターインパルス
▲6、ミスアバンセ
△11、タカラブネクイーン
△3、ナツ
*6日(日)盛岡 第12R『ひまわり賞(オークス)』 2000m 18:10発走*
本命にしたのはダンストンレガーメ。
知床賞(門別)、あやめ賞(水沢)、留守杯日高賞(水沢)と重賞3勝の実績馬で、ここに入ったら1頭抜けた存在です。
レースぶりを振り返ると、
4月の日高賞では好位の内からしっかり折り合って、直線で外に切り返して伸びて来ました。
2着だったグラマシーがかなり抵抗してきたものの、たたき合いを制して全国交流戦初勝利。
その後の3戦は勝ち星を挙げていませんが、はまなす賞は初めての芝、岩手ダービー・ダイヤモンドCは牡馬相手、フェアリーCは古馬牝馬相手と、条件が厳しいものでした。
今回は地元の3歳牝馬限定戦。
ここはしっかりと勝ち切って欲しいです。
しかも。
注目しているフリオーソの初年度産駒。
すでに牡馬ではフリビオンが黒潮ダービーを制していますから、ぜひオークスも!と期待が高まります。
本命はすんなり決まったものの、対抗以下は相当悩みました。
その結果、ダンストンレガーメと戦ってきた馬たちではなく、新興勢力に注目します。
ということで、対抗はビービースペース。
門別3勝、川崎1勝で岩手に移籍。
初戦だったハヤテスプリントは1000mという距離でかなり忙しかった印象です。
前走でマイル戦になると、好位から流れに乗って王道の競馬で勝利。
血統的にも2000mはもってこいで、ダンストンレガーメ相手にどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
前走ハヤテスプリントを勝って重賞馬の仲間入りを果たしたダンストンリアンにも注目。
そこから一気に距離が5ハロン延びることがポイントになりますが、スマートファルコン×アグネスタキオンですから血統的には問題なし。
暖かくなってから成績が安定しているし、末脚は確実なので混戦になったら強そうです。
はまなす賞を差し切ったソーディスイズラヴ、日高賞でダンストンレガーメに食い下がったグラマシーまで。
◎2、ダンストンレガーメ
〇5、ビービースペース
▲6、ダンストンリアン
△1、ソーディスイズラヴ
△7、グラマシー
*1日門別 第12R『ブリーダーズゴールドジュニアカップ』 1600m 20:40発走*
毎年レベルの高い門別の2歳戦。この中から大きな舞台で活躍する馬がでてくるかと思うと、よりわくわくします♪
スーパーフレッシュを完勝したシュヴァルダムールを本命にしました。
先行集団につけて、内から進出すると4コーナーで先頭。直線の立ち上がりで一気に後続を突き放しました。
同じように先行していた馬たちの脚が上がり、追い込んで来る馬たちもいましたが、1頭次元の違う競馬で勝利。
自分から動く積極策で、強い内容だったと思います。
1700mで勝っていることも大きいし、重賞馬相手でも十分戦えるのではないでしょうか。
対抗にしたのはサザンヴィグラス。
デビュー戦のフレッシュチャレンジは、好スタートを決めて楽に2番手につけると、直線力強く伸びて6馬身差の圧勝。
この世代最初の重賞だった栄冠賞では、中団から徐々に進出し、勝負所は外を回って直線先頭。
そこからハッピーグリンの追撃を振り切って重賞制覇を果たしました。
初戦は前から、2戦目は中団から追い上げての差し切り勝ちと、違う形で勝利しているように、とてもレースが上手な馬。
早めに先頭に立っても最後まで一生懸命がんばる前向きさがあるし、距離もマイルなら守備範囲でしょう。
新馬戦のフレッシュチャレンジで大差がちしたアポストルも注目です。
スタートはそこまで速くなかったものの、中団から勝負所で馬なりで上がって来ると、
直線の立ち上がりでちょっと気合をつけたらギアチェンジ。
後続をグングン引き離して2着以下に大差をつけました。
スピードに乗る時の加速が素晴らしく、しかも鞍上の指示に瞬時に反応する賢さも持ち合わせています。
レースぶりからも距離が延びるのはプラスだし、2戦目でどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
前走ウィナーズチャレンジを勝ったストロングキック、同レース2着だったハーリーバーリー、フリオーソ産駒のキタノシャガールまで。
◎7、シュヴァルダムール
〇11、サザンヴィグラス
▲1、アポストル
△9、ストロングキック
△6、ハーリーバーリー
☆3、キタノシャガール
*1日金沢 第11R『MRO金賞』 1900m 16:50発走*
ここは遠征馬も地元馬もいいメンバーが揃いましたね。
悩んだ末、本命にしたのは兵庫からの遠征馬マイフォルテ。
JRA未勝利から春に兵庫に移籍、そこから3戦3勝と負けなしです。
特に圧巻だったのが前走の3歳AB特別。
中団から徐々に上がって行くと、4コーナー余裕の手ごたえで先頭、そこから後続を8馬身突き放しました。
ディープインパクトの牡馬ですから、デビュー時は相当期待されたことでしょう。
ここに来て体もしっかりと成長し、能力を出せるようになりました。
初めての金沢、初めての重賞、初めての1900mと初めてずくしですが、一気にタイトル奪取までいってくれるのではないかと思っています。
対抗はヤマミダンス。
今や金沢の看板馬に成長しましたね。
前走の石川ダービーはまさかの4着でしたが、ハナに行き切れなかったこと、道中囲まれたことが大きかったように思います。
初めての2000mで、最後止まっていたような感じでしたが、スムーズに行ければ1900はこなしてくれるのでは。
重賞5勝の実力馬ですから、ここは巻き返しを期待します。
前走の石川ダービーで、初代ダービー馬に輝いたヴィーナスアロー。
前がやり合って展開が向いたとはいえ、最後は素晴らしい末脚で突き抜けました。
以前はヤマミダンスに歯が立たなかったけれど、JRAや南関東で強いメンバーに揉まれて、一回りも二回りも強くなって帰って来てくれましたね。
距離が100m短くなるのは、血統的にプラスでしょう。
ここでどんな競馬を見せてくれるか、真価が問われる一戦です。
兵庫ダービーでアタマ差2着に追い込んだスリーピーアイ、長期休み明けを3戦したホープクリスエスまで。
◎7、マイフォルテ
〇11、ヤマミダンス
▲5、ヴィーナスアロー
△3、スリーピーアイ
△6、ホープクリスエス
*30日盛岡 第12R『せきれい賞』 2400m 18:10発走*
地方全国交流戦のこのレース、過去10年で遠征馬が6勝しています。
芝適性の読みがわかりづらく、難しい一戦です。
本命にしたのは岩手の大将格サンエイゴールド。
3歳だった昨年も本命にしたのですが、南関東からやってきたパーティメーカーとビームライフルに僅差で及ばず、0.1秒差の3着に負けてしまいました。
しかし、内容は悪くなかったし、芝で7勝、芝重賞4勝の実績馬。
4歳になった今年はさらに強さを増していて、前走は同じ舞台で突き抜けました。
デビュー時は470キロ台だった体は、今や500キロ台に突入。肉体的にも精神的にも、大きな成長を感じます。
地元馬との力関係ははっきりしているし、あとは遠征馬との兼ね合いですが、今の勢いならばいいレースをしてくれるのではないでしょうか。
対抗は迷いましたが岩手のブレイズアトレイルにしました。
JRA5勝の超実績馬。
岩手移籍初戦は芝のオープン特別をぶっちぎり、岩手でもう一花咲かせてくれるのでは!と期待したのですが、
昨年のこのレースは取り消しだったり、なかなか勝ち切るまでいかなかったりと、今一歩のところで甘んじている印象です。
ただし、やはり芝適性は高く、大きく崩れることはありません。
前走のかきつばた賞では、2番手から進み勝負所で手ごたえがなくなったように見えましたが、そこからじりじりと踏ん張って2着を確保。
この舞台ならば、安定して結果を出してくれると思います。
遠征馬の評価が難しいところですが、昨年激走したパーティメーカーは侮れません。
もともと2歳時に盛岡の芝で重賞勝ちした実績はありましたが、その後長らく低迷していただけに、久しぶりの芝で一変したことに驚きました。
道中は中団で運び、勝負所で早めに上がって来たビームライフルと体を併せる形で追い比べになりましたが、最後まで渋太く伸びてハナ差の勝利。
本当に見ごたえのある戦いっぷりでしたね。
そこから1年間馬券に絡んでいませんが、今年も芝で一変するかもしれません。
芝のレースで安定しているブレークビーツ、3歳の上がり馬ブラックロードまで。
◎3、サンエイゴールド
〇6、ブレイズアトレイル
▲2、パーティメーカー
△10、ブレークビーツ
△9、ブラックロード