*3日(金)大井 第9R『JBCクラシック』 2000m 17:10発走*
GI馬5頭が揃ってハイレベルな戦いになることは必至。
その中で本命にしたのはアポロケンタッキーです!
前哨戦の日本テレビ盃はここも好メンバーが揃い、JRA勢4頭はすべてGI馬という戦いでした。
直線ではその4頭が叩き合いになり見ごたえ十分のレースが展開され、ゴール前しっかりと伸びて勝利したのがアポロケンタッキー。
ドバイ帰りだった帝王賞では伸び負けてしまいましたが、帰国2戦目で大きな替わり身を見せてくれました。
内田博幸騎手は、「このレースを使ってさらに良くなりそう」とコメント。
まだ5歳で成長過程にあり、さらに強くなった姿を見せてくれるのではないでしょうか。
対抗はアウォーディーにしました。
昨年のJBCクラシックは本当に強くて、ここからどんなチャンピオンになっていくんだろうと思っていました。
しかし、その後は先頭に立つとソラを使うという部分が大きく出て来るようになり、なかなか勝ち切れない結果に...。
能力はあるだけに、もどかしい競馬が続きました。
今回は帝王賞からの休み明けというのが一つポイントになりますが、これまでも休み明けはしっかりと走っています。
一息入れてリフレッシュし、また強いアウォーディーを期待します。
ケイティブレイブは帝王賞でまさかの出遅れからの、直線一気の末脚でGI勝ち。
あのレースっぷりは本当に驚きました。
休養を挟んで挑んだ日本テレビ盃は、2番手から渋太く伸びて3着。
使ってもっと動きは良くなると思うし、ここは帝王賞を勝った舞台。
巻き返しもあると思います。
サウンドトゥルーは差し追い込み馬ですが、前走の日本テレビ盃ではさすがに4番手を追走し、追い込んで2着を確保していました。
ただ、これまでのようにホッコータルマエVSコパノリッキーという早め早めの展開が望めなくなり、自力で動いて行かなければならないのは辛いところ。
展開がハマった時の末脚は驚異的ですが、たとえ流れが速くならなくても確実に追い込んで来る安定感の持ち主。
ここも大崩れはないでしょう。
◎10、アポロケンタッキー
〇1、アウォーディー
▲12、ケイティブレイブ
△8、サウンドトゥルー
*3日(金)大井 第8R『JBCスプリント』 1200m 16:25発走*
今年は大混戦のスプリント。
馬券的にはこのレースが一番面白そうです!
本命にしたのは船橋のキタサンミカヅキ。
JRA時代はオープンで頭打ちになっていましたが、船橋に来て覚醒。
これまでは調教でかなり掛かったりと気難しいところを見せていた馬が、普段からリラックスして過ごせるようになりました。
転厩後に笹針をして、立て直したこともいい方向に出た要因かもしれません。
移籍初戦のアフター5スター賞では針明けでまだ絶好調とはいかなかったものの、直線一気の末脚で差し切り勝ち。
いきなり重賞制覇を納めました。
この時もびっくりしてしまったのですが、続く東京盃もまたびっくり。
中央地方の強豪相手に、またまた末脚さく裂。直線一気のごぼう抜きで、ダートグレード制覇までやってのけました。
一度使って状態が上がっていたとはいえ、メンバーはすでにダートグレードで活躍している馬たちで、相当強かったと思います。
今回も同じようなメンバーで、展開的にも前に行きたい馬が複数。
末脚に賭けるこの馬には有利な流れになりそうです。
対抗は浦和のブルドッグボス。
クラスターカップは本当に強いレースだったし、その後負けた2戦も内容は悪くありません。
浦和のオーバルスプリントはスタート直後に躓いて後ろからになってしまいましたが、よくぞ3着まで追い込みました。
前走の東京盃は強豪揃いの先行勢の中で早め先頭。
横綱相撲で押し切るかと思われたところ、キタサンミカヅキの決め手に屈して惜しくも2着でした。
実力はスプリント戦線の中でもトップクラス。
カギはスタートで、ぜひとも互角に出て欲しいです。
前走3着だったニシケンモノノフは、休み明けだったことが響いた印象。
最後は伸び切れずいっぱいになってしまいましたが、一度叩いた今回は動きがガラッと変わりそう。
前走距離が長いと思われた南部杯で2着に逃げ粘ったノボバカラ、GI10勝を達成したコパノリッキー、芝ダート問わないスノードラゴンまで。
◎3、キタサンミカヅキ
〇11、ブルドッグボス
▲1、ニシケンモノノフ
△5、ノボバカラ
△10、コパノリッキー
☆8、スノードラゴン
*3日(金)大井 第7R『JBCレディスクラシック』 1800m 15:45発走*
クイーンマンボが右前挫石のため出走回避という残念なニュースが入って来てしまいました...。
前哨戦のレディスプレリュードを圧勝して、ここは人気を背負う存在でしたが、この馬の不在というのは大きく影響しそうです。
ただ、まだ3歳で先々のある馬ですし、今は治療に専念してまたレースに戻って来る日を楽しみに待ちたいと思います。
となると、女王ホワイトフーガの存在感が大きくなりますね。
もともとクイーンマンボVSホワイトフーガと思っていたので、ここは一気に一強になったイメージです。
昨年もそうでしたが、休み明け、他馬より重い斤量のレディスプレリュードでは動きがイマイチでしたが、
一度使ったこと、斤量が同じになることでGIの舞台替わりはこの馬にとって大きなプラス。
喉は相変わらずけっこう鳴っているそうですが、それでも結果を出し続けているのでいまさらそこの心配はいらないでしょう。
3連覇へ向けて、強いレースを見せてくれるのではないでしょうか。
対抗は大井のララベル。
なかなかコンスタントに使えないところが残念ではありますが、それでもダートグレードで上位争いを演じ、しっかりと結果を出してくれています。
しかも今回は、レディスプレリュードを使って叩き2戦目という臨戦過程。
休み明けでもがんばってくれる馬ですが、使った方がさらに良くなるので、マリーンカップやスパーキングレディカップのような積極的な競馬を期待しています。
3歳馬アンジュデジールも怖い存在です。
スパーキングレディカップでは内から伸びてララベルを差し切り初タイトル。
前走のレディスプレリュードでは渋太く粘ってホワイトフーガとハナ差の3着に食い込みました。
レースが上手な馬だし、すでに古馬と対戦して好成績をあげています。
ここも安定して力を発揮してくれるのでは。
ワンミリオンスは重賞連勝した馬で、実力は折り紙つき。
今回は休養明けというのがポイントでしょう。
力はある馬なので、侮れないと思います。
ダート替わりになるタガノヴェローナまで。
◎5、ホワイトフーガ
〇8、ララベル
▲7、アンジュデジール
△1、ワンミリオンス
△14、タガノヴェローナ
*31日(火)門別 第10R『北海道2歳優駿』 1800m 20:00発走*
このレースはJRA勢と北海道勢が互角の戦いを演じています。
昨年はエピカリスのあまりの強さに圧倒されましたが、今年は例年通り互角の戦いができると思います。
特に今年は北海道勢が強い!
エーデルワイス賞では上位を独占しましたし、函館や札幌に遠征して芝でも活躍。
南関東でも重賞を勝っているし、例年以上に強さが目立っている印象です。
ということで、本命にしたのは北海道勢の筆頭ヤマノファイト。
栄冠賞ではサザンヴィグラス、ハッピーグリンに伸び負けて3着となりましたが、中央遠征を挟んで挑んだイノセントカップで初重賞制覇。
続くサンライズカップは初めての1700m戦でしたが、内から渋太く伸びて、ハッピーグリン、サザンヴィグラスの強敵を退けて重賞2連勝。
ここに来てさらに力を付けました。
前走は道中でけっこう気合をつける場面があり、それを考えると距離が延びるのもプラスでしょう。
ここのところ馬体重の増減が大きいところが気になりますが、今の力ならばここでも上位争いしてくれるのでは。
対抗はサザンヴィグラス。
栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップと連勝した時には、この世代のトップはこの馬!と思わせる強さがありました。
ただ、ベストはマイルまでということで、距離が延びたサンライズカップでは、手ごたえほど伸びることができませんでした。
今回はそこからさらに1ハロン延びるのがカギ。
力はある馬だし、レースも上手なので、大きく崩れることはないと思っています。
対抗と同じくらい評価しているのがハッピーグリン。
ここまで7戦して、すべてが馬券圏内という堅実派です。
その7戦の中には札幌のコスモス賞、すずらん賞も入っていますから、芝ダート問わず高いレベルで結果を出していますね。
前走のサンライズカップも後方からいい伸び脚で2着。
勝ったヤマノファイトとは内外の差もあったと思います。
北海道2歳優駿で活躍する北海道馬は基本的にサンライズカップ上位組が多く、この3頭が揃っていいレースを見せてくれたら嬉しいです。
JRA勢はドンフォルティスが筆頭でしょう。
前走のヤマボウシ賞は、スタートこそいまいちでしたが、そこからスルスルと好位後ろに取りつき、直線でエンジンが掛かってからの末脚は素晴らしかったです。
門別は地方の中では広くて直線も長いコース。
この馬の脚質が活きそうです。
プラタナス賞で3着に追い込んだフィールシュパース、前走未勝利勝ちしたムルシェラゴまで。
◎8、ヤマノファイト
〇6、サザンヴィグラス
▲4、ハッピーグリン
△7、ドンフォルティス
△2、フィールシュパース
☆9、ムルシェラゴ
*26日(木)園田 11R『兵庫若駒賞』 1400m 15:55発走*
勝ち馬にはオオエライジン、エーシンクリアー、トーコーヴィーナスといった兵庫を代表する馬に育った馬たちがズラリ。
未来優駿の名にふさわしい出世レースと言えるでしょう。
まず本命にしたのはアゼツライト。
デビューから3戦は逃げ切り勝ちで連勝を重ね、前走は初めて控える形で3着に負けてしまいました。
しかし、スタートして他の馬が行く気なので控えて外に切り返し、さらにもう一頭行く気なのでまた控えて外に切り返し、ということを2回繰り返しています。
馬にとってはリズムが削がれて難しい展開になったと思いますが、初めて控える、我慢するということを実践し、それでも差のない3着に踏ん張ったのはさすが。
負けたことは残念ですが、今後に繋がるいい経験だったと思います。
今回は大外枠に入って、無理に切り返す必要はなし。
スムーズに先行できればこの馬本来の強さを見せてくれると思います。
対抗はそのアゼツライトを差し切ったフセノラン。
中団から徐々に脚を伸ばし、最後の決め手は素晴らしかったです。
2戦目ではアゼツライトのスピードに敵いませんでしたが、展開次第で逆転できることを証明。
ここもロングスパートを期待しています。
不気味なのが新馬戦を大差でぶっちぎったイチノフリオーソ。
2番手から早め先頭で後続を突き放し、本当に強いレースぶりでした。
カギは一気の相手強化でしょう。
ペースも速くなるだろうし、前走のように楽な展開にはならないはず。
キャリア2戦目、ここは試金石の一戦です。
牝馬セイヴァーベナは前走の園田プリンスCで早々に失速してしまい、見せ場なく9着に。
期待していたのでガッカリな結果でしたが、内枠で揉まれることを嫌って逃げたこと、内側の砂圧がかなり厚めだったことを考えると仕方のない面もあります。
今回は少し外目の枠で競馬はしやすそう。
前走だけで軽視してしまうのは怖い存在です。
メイクアラッシュは兵庫移籍2戦2着2回。
前走はアゼツライト、フセノラン相手の競馬で先行して2着ですから力はある馬です。
◎12、アゼツライト
〇3、フセノラン
▲5、イチノフリオーソ
△8、セイヴァーベナ
△11、メイクアラッシュ