*23日(木)浦和 第10R『浦和記念』 2000m 15:25発走*
本命にしたのは船橋のヒガシウィルウィンです。
初の古馬との対戦、休み明けと厳しい条件ではありますが、この馬の力をもってすればいきなり好勝負と考えます。
門別在籍中から常に上位争いをして来た馬で、唯一馬券圏内を外したのは全日本2歳優駿の4着のみ。
特に強さが際立ったのはここ2戦で、
東京ダービーでは一騎打ちかと思われたキャプテンキングに並ばせることなく、好位から早め早めの競馬で6馬身突き抜けました。
このレースで渾身の仕上げだったにもかかわらず、さらに攻めの調教を行って、
続くJDDでは直線の叩き合いを制して初のダートグレード制覇。
中間攻めた厩舎もさすがですし、それに耐えたヒガシウィルウィンもさすがです。
この夏はじっくりと休ませるために一度体をリセット。
厩舎に戻って来た時は腰がまだ緩かったそうですが、乗り込みを重ねてこの馬らしい走りができるようになったそう。
前向きで真面目な馬ですから、休み明けでも力を発揮してくれると思います。
JRA勢も好メンバーですが一番信頼できるのはクリノスターオーだと思っています。
最近中央開催では負けが続いていますが、地方ダートグレードでは安定した走りを披露。
なかなか勝ち切れない面はあるものの、好位から渋太い脚が使えるので小回りはぴったり。
ここも大崩れはないと思います。
初の重賞挑戦となるマイネルバサラにも注目。
前走で準オープンを勝ったのですが、中団から直線外に切り返すとグイグイ伸びて強い競馬でした。
このメンバーならいい位置に付けられると思うし、どこまで戦えるか楽しみです。
GI馬オールブラッシュにとっては先行有利の浦和はもってこい。
末脚確実なナムラアラシまで。
◎4、ヒガシウィルウィン
〇5、クリノスターオー
▲7、マイネルバサラ
△11、オールブラッシュ
△3、ナムラアラシ
*21日(火)園田 第10R『園田ジュニアグランプリ』 1400m 15:55発走*
まず注目したのはハヤブサマカオー。
デビューから2連勝中で、2戦ともに逃げ切り圧勝。
前走のなでしこ賞でも二の脚三の脚が速く、持ったままで先頭へ。
直線に入ってからも多少気合をつけただけでグイグイ伸びました。
美浦所属馬ですがすでに京都への遠征を経験し、しかも結果を出しているので兵庫への輸送は問題なし。
脚質的には小回りの園田は絶対に合うと思うし、マイナス要素が見当たりません。
強いて上げるとしたら、園田は内が重いので、初の深いダートがどうかということですが、レースぶりも前向きだし、こなしてくれるのではないかと思っています。
対抗は門別のソイカウボーイ。
この世代の最初の能検で一番時計だった馬で、早くから注目されてきましたが、ここまで期待以上の走りを見せてくれています。
4戦3勝と門別ではパーフェクト。
唯一負けたのは札幌の芝、すずらん賞ですからこれは度外視でいいでしょう。
前走のサッポロクラシックカップでは、中団から3,4コーナーで一瞬置かれそうになったものの、直線でエンジンが掛かると突き抜けました。
昨年は田中淳司&川原騎手コンビのローズジュレップが勝ったこのレース。
単純比較はできませんが、サッポロクラシックカップ2着から遠征したローズジュレップが強い競馬を見せてくれたので、
勝って挑むこの馬も期待が大きいです。
ハヤブサマカオー以外のJRA馬はまだ1勝馬で比較が難しいところ。
その中で3番手にしたのはクラウンエンジニアです。
二の脚が速く好位に行けるスピードがあるし、前走は2番手から直線でしっかり伸びて、最後詰め寄られたものの手ごたえには余裕がありました。
1200mまでの経験しかないですが、器用な脚が使えるので園田の1400mも十分対応できると思います。
前走きっちり差し切ったアスターソード、遠征経験豊富なモリノラスボスまで。
◎8、ハヤブサマカオー
〇4、ソイカウボーイ
▲5、クラウンエンジニア
△9、アスターソード
△10、モリノラスボス
*19日(日)水沢 第11R『ダービーグランプリ』 2000m 15:55発走*
ここは高知優駿&西日本ダービーを制しているフリビオンが圧倒的でしょう。
現在驚異の9連勝中。
9月からそれまで主戦騎手だった中西達也氏が調教師として開業し所属へ。
厩舎としても初出走だった珊瑚冠賞は、初の古馬相手でも自分の競馬に徹し、3馬身突き抜けました。
さらに、馬にとっても厩舎にとっても初遠征だった佐賀の西日本ダービー。
先行有利な佐賀で、道中はさすがに間に合わないか...と思ってしまいましたが、直線きっちり伸びて終わってみれば強かった。
今回はさらに長距離輸送になりますが、一度輸送を経験したことは大きいし、そこでしっかり結果を出して自信になったのでは。
距離は長い方がいいということで2000mもばっちり。
エンジンの掛かりがゆっくりなので、小回りだとハラハラしますが、この馬の末脚を信じます。
対するは地元岩手のベンテンコゾウ。
岩手所属ながら門別の三冠を目指し、惜しくも三冠目で敗れましたが北斗盃、北海優駿と二冠を達成しました。
前走は休み明け&初の古馬でしたが、2番手から圧倒的な力でねじ伏せました。
地元水沢所属というのも大きなアドバンテージがあります。
ただ一つの不安材料は2000m。
2000mの北海優駿を勝っているとはいえ、あの時は馬場が軽くなって足抜きのいい馬場になったことで助けられたと菅原調教師。
ベストはマイル辺りということで、今回は対抗にしました。
この2頭の力が抜けていて、3番手以下は混戦模様。
王冠賞でベンテンコゾウを負かしたスーパーステションとストーンリバーに注目。
まずスーパーステション。
王冠賞を勝つまではそれほど評価は高くなかったものの、その王冠賞を2番手から早め先頭で7馬身千切る圧勝。
その後3戦は古馬と戦って、まったく危なげない走りで連勝。
ただ、ベンテンコゾウとの比較で言うと、岩手から門別三冠を目指し何度も長距離輸送をしたベンテンコゾウと、三冠目の王冠賞のみ参戦、しかも地元というアドバンテージがあったと思います。
ストーンリバーはタイトルはないものの、北斗盃2着、王冠賞2着と堅実。
しかも王冠賞後の古馬との戦いは、スーパーステションよりも上の格付けで強いメンバーと戦っています。
持っている能力で言えば、こちらの方が上ではないかと感じます。
ムーンファーストはMRO金賞を逃げ切った馬ですが、その後逃げなくてもしっかりと結果を出せるようになりました。
前走の西日本ダービーでも好位から早め先頭で見せ場を作ったし、小回りの水沢は合っていると思います。
◎1、フリビオン
〇5、ベンテンコゾウ
▲4、ストーンリバー
△11、スーパーステション
△12、ムーンファースト
*16日(木)名古屋 第12R『東海菊花賞』 1900m 16:15発走*
ここはなんといっても地元名古屋のカツゲキキトキトでしょう。
地元だけではなくすでに地方を代表する名馬に成長。
白山大賞典はインカンテーションには及ばなかったものの、クリノスターオーやタガノディグオといったJRAの強豪に競り勝ちました。
前走のゴールド争覇ではダートグレードホースであるトウケイタイガーと一騎打ちになり、半馬身差の差し切り勝ち。
昨年のこのレースは逃げて圧倒的な力差で勝利しているし、
全国交流戦とはいえダートグレード級の敵がいない今回は、次に向けてのたたき台と考えています。
なんとしてもダートグレード制覇を果たして欲しいので、
ここをいい形で勝って、年末の名古屋グランプリに繋げて欲しいです。
対抗評価を安定感のあるエーシンクリアーと、爆発力のあるオウマタイムで悩みましたが、今回はオウマタイムを上に取りました。
2歳で鎌倉記念、3歳で京浜盃を勝った実力馬で、南関東クラシックも楽しみにしていましたが、
前向き過ぎる気性面が強まり、力を出すことができませんでした。
古馬になってからまだ重賞で結果が出ていないものの、
オープンでは①②と上位争いを演じています。
前に行ってグイグイ逃げるこの馬には、先行有利な名古屋コースも合いそうです。
まだまだ上を目指せる器だと思っているので、ぜひきっかけを掴んでもう一花咲かせて欲しいです。
エーシンクリアーはもう説明不要なくらい長年安定して活躍してくれる馬。
前走のイヌワシ賞でもロングスパートでグルームアイランドの2着に追い上げました。
7歳になった今年はまだ勝ち星がないものの、常に上位争いを演じていて古豪健在をアピール。
ここも大きく崩れることはないと思います。
今年の東海ダービーを勝ったドリームズラインは、初の古馬対戦となった前々走では踏ん張り切れず4着でしたが、南関東遠征明けも含めて厳しい条件でした。
勝負根性の強い馬で、この2戦の負けを糧として、さらに成長してくれるのではないでしょうか。
3歳戦だった前走の岐阜金賞をきっちり勝利して、2度目の古馬挑戦でさらなる前進を期待します。
JRAからの転厩後、園田のA級で上位争いを演じているキングルアウにも注目。
鞍上は2年目の浦和の保園翔也騎手。
人馬ともにどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
◎2、カツゲキキトキト
〇12、オウマタイム
▲7、エーシンクリアー
△11、ドリームズライン
△10、キングルアウ
*9日(木)門別 第12R『道営記念』 2000m 20:40発走*
ホッカイドウ競馬のシーズンを締めくくる大一番です!
今年はオヤコダカVSドラゴンエアルの2強対決と見ています。
まずオヤコダカですが、今シーズンは開幕初戦のコスモバルク記念を圧勝し、赤レンガ記念、星雲賞、エルムステークス遠征を挟んで旭岳賞と地元重賞4連勝。
しかもどれも圧倒的な力を見せつけました。
しかし前走の瑞穂賞でまさかの3着に...。
勝負所で内をすくわれ、エンジンが掛からないうちにゴール板が来てしまった、という印象で、力負けとは思っていません。
これまでのレースぶりを考えると、力は一枚上ではないでしょうか。
意外にも道営記念はまだ勝っていませんから、今年は決めたいところです。
ドラゴンエアルはこれまで南関東所属として活躍し、水沢のダービーグランプリ、川崎の報知オールスターカップと重賞2勝を挙げています。
道営に移籍した今年は、赤レンガ記念でオヤコダカの2着、マーキュリーカップで地方馬最先着の5着に食い下がり、前走の瑞穂賞で強敵オヤコダカを撃破。
内々から進出し、4コーナーからの立ち上がりの加速は素晴らしい勢いがありました。
結局あそこで作ったリードをそのまま保って余裕の勝利。
終いは確実な馬で、今回も中団後方からの競馬になりそう。
オヤコダカが前回と同じような競馬はしないと思いますが、この馬の力もフロックではありません。
3番手評価はステージインパクトにしました。
今シーズン道営に移籍して6戦4勝。
道営では初の重賞挑戦となった星雲賞では5着となってしまいましたが、その後4戦して安定して上位争いをしています。
今ならば重賞でも力を発揮できるのではないでしょうか。
牝馬ジュエルクイーンにも注目。
今年は3つの重賞を勝ち、これまで以上にパワーアップ。
昨年の道営記念でも3着にがんばっている馬で、その昨年以上に力をつけているとなれば怖い存在です。
スティールキングは昨年のホッカイドウ二冠馬で、初挑戦だった道営記念は2番人気6着と跳ね返されてしまいました。
4歳になった今年は重賞勝ちこそないものの、高いレベルで安定して走れています。
上位2頭とは勝負付けが済んでいる印象ですが、3着に食い込む余地はあると思います。
前走ステージインパクトに勝ったワットロンクンまで。
◎9、オヤコダカ
〇13、ドラゴンエアル
▲10、ステージインパクト
△8、ジュエルクイーン
△4、スティールキング
☆12、ワットロンクン