
*20日(木)園田 第10R『園田プリンセスC』 1400m 16:05発走*
過去5年で北海道勢が3勝しているこのレース。
今年も4頭が出走して来ますから、当然中心になると考えています。
9月6日に起こった北海道胆振東部地震の影響により、ライフラインが止まってしまい、特に水の復旧には時間が掛かったとのこと。
現在は開催が中止となり、25日(火)から再開の予定。
大変な苦労をしながらの調整だったとは思いますが、レベルの高い北海道の2歳勢は、今年も強い姿を見せてくれると思っています。
その中で本命にしたのはピュアドリーマー。
勝ち星的には1勝馬ですが、2戦目のアタックチャレンジを勝利し、続くウィナーズチャレンジで2着。
初重賞だったフルールCは6着でしたが3着とはコンマ2秒差でした。
前走のすずらん賞は初の札幌、初の芝という条件の中、中団から踏ん張って6着に健闘。
今回は初の長距離輸送になりますが、そこは田中淳司厩舎ですから心配していません。
初物ずくしで簡単な条件ではないですが、高いレベルで揉まれた経験は大きいと思います。
対抗はここまで3戦無敗の金沢ワンモアグローリー。
そのレースぶりは圧巻で、3戦すべて大差勝ちという独り舞台。
他地区の馬との比較が難しい上に、初めて揉まれる展開になってどうなのか、という疑問点はあるものの、
前走の準重賞でもぶっちぎった能力には脱帽です。
このメンバー相手にどんな競馬をしてくれるか楽しみです。
3番手評価は地元兵庫のリリコ。
新馬戦を快勝し、2戦目の1組は2着だったものの、3着以下は大差がついていました。
前走の認定では、2戦目で負けたアヴニールレーヴをきっちり差し切って2勝目。
今回もペースは流れると思うので、末脚がしっかりしているこの馬に向く展開になりそうです。
すでに3勝を挙げているアヴニールレーヴ、キャリア1戦でも能力が高そうなブレイクフリーまで。
◎6、ピュアドリーマー
〇7、ワンモアグローリー
▲11、リリコ
△8、アヴニールレーヴ
△10、ブレイクフリー
昨日の盛岡ジュニアグランプリに出走した、オッズパーク地方競馬応援プロジェクト4世代目のマリーグレイス。
内枠で揉まれたら脆さを出すのでは...と思っていたのですが、好位集団の内で我慢して5着。最後まで粘り強い競馬を見せてくれましたね。
若鮎賞は逃げ切り勝ちでしたが、逃げなくても競馬ができることを証明してくれました。
これでまた一つレースの幅が広がったし、今後がさらに楽しみです♪
さて今日は高知で珊瑚冠賞が行われます!
高知といえば、今の一番ホットな話題は別府真衣騎手ご結婚のニュースでしょう。
現在高知リーディングをひた走る宮川実騎手とのご結婚ということで、わたしとしてもとても嬉しいです!!!
宮川騎手は、大きな落馬事故により左目失明というハンデを負いながらも見事復帰を果たし、しかも今年はリーディングを獲るか?という勢い。
本当にすごいジョッキーです。
オッズパーク・ジョッキーインタビュー 宮川実騎手
別府真司調教師、宮川浩一調教師が喜んでいる姿が目に浮かびます。
これからさらに高知が盛り上がっていきそうですね!
*17日(月)高知 第7R『珊瑚冠賞』 1900m 18:10発走*
本命にしたのはイッツガナハプン。
高知ではバツグンの安定感を誇ります。
前走の川崎スパーキングサマーCは全国交流戦でさすがに相手が強かったですが、今回と同じ舞台の二十四万国賞では、中団追走から勝負所で動いて行って、4コーナー先頭。そのまま押し切りました。
先行馬というわけではないので、たまーに末脚不発の時があるものの、このメンバーでは負けられないというくらいの存在でしょう。
対抗はキープインタッチ。
前走3着とはいえ、高知での初重賞挑戦でよく追い込んで来ました。
まだ力の比較が難しいところですが、エイシンファイヤーやワイルドコットンに先着しているというのは評価できます。
脚質的にも距離が延びてさらに良さそうだし、今後重賞でも上位に絡んで来る馬だと思っています。
安定感のあるワイルドコットン、距離克服がカギのエイシンファイヤー、タイトルはないものの重賞でも好走しているチャオまで。
◎5、イッツガナハプン
〇7、キープインタッチ
▲6、ワイルドコットン
△4、エイシンファイヤー
△8、チャオ
*11日(火)名古屋 第11R『秋桜賞』 1400m 16:15発走*
グランダム・ジャパン古馬シーズンのトップを走るディアマルコを本命にします。
前走の読売レディス杯でも本命にしたのですが、ここはまさかの4着。
スタートもいまいちだったし、何よりダッシュがつかず。
勝負所でもモタモタしてなかなか進んで行かない印象で、そこからよく4着に盛り返したなと思います。
敗因は状態面というよりも、展開、流れに乗れなかったことが一番大きいのではないでしょうか。
前走で脆さも見せたわけですが、それでもこの馬がスピードに乗った時の強さは計り知れません。
グランダム・ジャパン古馬シーズンの女王の行方も、ビューチフルドリーマーカップでジュエルクイーンが勝って、追い上げて来ました。
ここを勝って優勝に王手を懸けられるでしょうか。
対抗はその読売レディス杯でいきなり重賞制覇をして見せたエースウィズ。
中団からの位置取りでしたが、赤岡騎手がさすがの騎乗でロスなく運び、直線良く伸びてスターレーンを差し切りました。
初遠征、初重賞挑戦でしたが、終わってみれば強いレースでしたね。
2着だったスターレーンはハナ争いがかなり厳しかったし、ディアマルコは流れに乗れなかったり、と、この馬にとって有利な展開になったことは確かですが、
重賞でも遠征でも十分戦えることを証明しました。
スターレーンはタイトルこそ1つしかないものの、重賞で2着5回と存在感を示しています。
読売レディス杯は前半本当に厳しい流れだったと思いますが、最後までよく粘り込みましたね。
力のある馬なので、ここも大崩れなく頑張ってくれると思っています。
地元名古屋のポルタディソーニは絶好の1枠を引き当てました。
もちろん逃げなくても競馬はできますが、この馬にとってはプラスの枠。
宮下瞳騎手鞍上で、積極的な競馬を期待しています。
浦和の桜花賞2着だったアンジュキッスは、休み明け、長距離輸送、古馬初対戦と難しい条件ですが、
前に行って渋太く粘る馬で、小回りの名古屋は合っていそう。
古馬相手にどんな競馬ができるか楽しみです。
◎2、ディアマルコ
〇4、エースウィズ
▲11、スターレーン
△1、ポルタディソーニ
△12、アンジュキッス
*2日(日)金沢 第11R『サラブレッド大賞典』 2000m 17:45発走*
金沢の3歳戦は実績馬たちがことごとく負けてしまい、どう評価していいのかわからないのが現状です。
ここは実績馬よりも新興勢力に注目しました。
本命にしたのはペニテンテス。
JRA未勝利から昨秋金沢に移籍してきて、ここまで5戦4勝2着1回。
前々走の特別戦では好スタートからハナを奪い、向正面で一度並ばれる厳しい展開になりましたが、3コーナーで突き放すとそのまま押し切り勝ち。
前走の牝馬重賞・加賀友禅賞では、激しい先行争いで4番手になるも、徐々にポジションを上げて2着に食い込みました。
今回は牡馬と混じっての重賞であり、一気の距離延長。
クリアしなければならない壁はありますが、重賞でも十分通用する力があると思っています。
対抗にしたのは一番の実績馬ノブイチ。
ここまで重賞3勝を挙げる活躍を見せています。
石川ダービーも本命にしたのですが、早めに動いたアルファーティハ、逃げたサノノツルギに及ばず3着。
しかし、ロングスパートは健在だったし、前有利の金沢でよく伸びたと思います。
前走のMRO金賞は8着という結果になってしまいましたが、この時は外々を回る厳しい展開でした。
能力自体高いことは確かで、あとは展開を味方につけられるかではないでしょうか。
3番手評価はエムザックヒーロー。
まだタイトルはありませんが、重賞でも2着3着に入った実績のある馬です。
今回一番の評価ポイントは吉原寛人騎手が騎乗すること!
メンバー的にはどの馬が勝ってもおかしくない混戦模様なので、こういう時に信頼できるのが吉原騎手です。
前走大きく崩れてしまったサノノツルギですが、今回は内枠に入って、前に行くこの馬にとっては大きなプラス。
石川ダービーを早めに動いて勝ったアルファーティハまで。
◎7、ペニテンテス
〇9、ノブイチ
▲10、エムザックヒーロー
△2、サノノツルギ
△12、アルファーティハ
*30日(木)門別 第12R『リリーカップ』 1200m 20:40発走*
7頭と少頭数ですが、門別の2歳は毎年レベルが高く、今年も注目の一戦。
2015年はその後大活躍するモダンウーマンがフルールCから連勝、
2016年はフルールC3着だったハタノオヌールが逆転優勝、
そして昨年はストロングハートがフルールC4着からの逆転優勝を果たしました。
毎年のことながら、フルールCは最も重要な参考レース。
今年の競馬を振り返ると、
ダッシュよく好位につけたアークヴィグラスが、4コーナーで先頭に立つと直線もう一度伸びて勝利。
6番人気の低評価でしたが、距離短縮で初重賞制覇を果たしました。
ここまで4戦して、1000mで2勝、1200mで5着5着という結果なので、もしかして1200でも長いのか?と思ったのですが、
改めて1200mのレースを振り返ってみると、まったく悲観する内容ではありませんでした。
初の1200m戦だった栄冠賞は、好ダッシュで2番手につけ、先行する3頭で早め早めの競馬になりました。
直線では前と後ろがごっそり入れ替わり、この馬自身も5着に沈んだわけですが、先行した3頭の中では最先着。よく踏ん張ったと思います。
続くオープン特別では、珍しく出遅れ。
ダッシュがつかずに後方からの位置取りで、徐々にポジションを上げたものの、上位争いに絡むことは出来ませんでした。
まだまだ成長の余地はありますが、先行して自分のリズムで運べれば、フルールCの再現もあると思っています。
しかし。
過去の例からすると、1000mから1200mに距離が延びること、重賞経験を積むことなどから、フルールCからの巻き返しが目立ちます。
今年も2着~4着だった馬が揃って出走してきた中で、特に2着パレスラブリーと3着グレイアンジェラの上積みに注目。
2頭ともにデビュー戦を圧勝してフルールCに挑戦。
負けはしたものの、初重賞で最後までよく伸びていて、昨年のストロングハートを思わせる背景です。
パレスラブリーは好スタートから内枠を活かしてロスなく運び、最後まで粘って2着。
スタートが上手でスピードもあり、すでにレースが上手な馬です。
3着だったグレイアンジェラは、まだ自分からハミを取って走っていくという雰囲気ではなく、道中追っ付けどうしでした。
それでいて、直線で外に出すと豪快に伸びて来るあたり、高い潜在能力を感じます。
まだ粗削りな面はありますが、今後距離が延びてさらに期待できそうですね。
初重賞組からはゲッテルフンケンに注目。
前走のオープン戦は1番人気で3着に負けましたが、逃げて道中びっちりと競られてかなり厳しい展開でした。
こういう苦しい競馬を経験して、どんどん強くなっていくのが若馬たち。
初めての重賞挑戦になりますが、展開的には前走より楽に運べるのではないでしょうか。
◎2、アークヴィグラス
〇3、グレイアンジェラ
▲7、ゲッテルフンケン
△4、パレスラブリー