
*11日(火)名古屋 第11R『東海ダービー』 1900m 16:20発走*
今年のダービーシリーズ、初戦の九州ダービー栄城賞のスーパージンガ以来、なかなか1番人気が勝てていないのですが、、
今度こそ、人気に応えて勝ってくれるのではないかと思っているのがエムエスクイーン。
ここまでデビュー10連勝。現在重賞3連勝。
圧倒的なスピードで、逃げて勝って来ました。
前走の駿蹄賞は約3ヵ月の休み明けでしたが、前半はアンタエウスに追いかけられ、3コーナー手前からはサウスグラストップに早めに来られる厳しい展開の中、直線も渋太く粘って勝利。
ここを使って上積みも見込めるし、あと100m延びても粘ってくれるのではないでしょうか。
デビューから無傷の10連勝で東海ダービー挑戦というと、なんだか昨年のサムライドライブを彷彿とさせるのですが...。
強敵となりうるはずだったサウスグラストップは、残念ながら怪我で出走叶わず。
基本的にはこれまで負かしているメンバーがほとんどで、いつもの競馬が出来ればここも連勝を重ねられると思います。
1枠1番という絶好枠に入ったこともプラスでしょう。
ただし、気になるのは3枠3番に入ったゴールドリングのダッシュ力。
2戦続けて重賞を逃げ切り勝ち。
前走はほぼ追わずにハナに立っているし、この馬のダッシュも相当速そうです。
2頭共に逃げないレースも経験していますが、エムエスクイーンの連勝の中で一番僅差で勝ったのが、3番手外から差し切ったライデンリーダー記念の時。
ダッシュもいまいちつかなかったし、勝負所でもなかなか前を捉えられず、「ついに負けてしまうのか?」と思いました。
そこから伸びて差し切ってしまうところがさすがですが、番手の形になるのは少し心配。
ゴールドリングがどのくらいダッシュがつくかによって、前は速くなる可能性も。
そうなると、新春ペガサスCとスプリングCを連勝したアンタエウスや、ぎふ清流Cを勝ったフォアフロント、4連勝中のマコトネネキリマルにも上位進出のチャンスはあると考えます。
◎1、エムエスクイーン
○10、アンタエウス
▲3、ゴールドリング
△8、フォアフロント
△7、マコトネネキリマル
*9日(日)水沢 第11R『東北優駿』 2000m 18:10発走*
上山、新潟、岩手の3つの競馬場で戦っていた東北優駿が、岩手ダービーとして16年ぶりに復活。
メンバー的にはやまびこ賞をぶっちぎったグレートアラカーと、6連勝中のエムワンピーコ、逃げ馬パンプキンズの対決という印象が強いです。
本命にしたのはグレートアラカー。
休み明けだったスプリングCは逃げるパンプキンズを捉えきれませんでしたが、一度使ってやまびこ賞では動きが一変。
楽に番手に付けていたし、直線ではパンプキンズを突き放して7馬身差の勝利を収めました。
前走のレースぶりを見る限り、2000mに距離が延びても大きな死角は見当たりません。
エムワンピーコは長くいい脚を使えるタイプ。
デビュー2戦目からここまで6連勝と勢いがあります。
連勝が危ういのではないか?と不安だったのは2走前の、休み明けだったあやめ賞。
自身が休み明けであることに加えて、強敵ボルドープラージュの転厩初戦。
使って来ているアドバンテージがあるし、牡馬相手の園田ユースCでもクビ差2着と大健闘してきた馬。
レースは2頭の争いになりましたが、エムワンピーコの末脚が勝って勝利しました。
この勝利はすごく大きかったと思います。
唯一の不安といえば初めての2000m。
前走は初マイルでしたがまったく問題なかったので、距離も克服してくれるのではないでしょうか。
グレートアラカーを軸に考えて、前に行くパンプキンズ、後ろから伸びてくるエムワンピーコという構図。
後ろから決め手のある馬が伸びて来るとなると、グレートアラカーはあまり早く動かず、そうなると逃げるパンプキンズは前走よりもレースがしやすいのではないかと思います。
2走前にはグレートアラカーにも勝っているし、エムワンピーコとはハナ差の決着をしている馬。
展開的にも向きそうで、この馬を対抗にします。
◎8、グレートアラカー
○4、パンプキンズ
▲10、エムワンピーコ
*6日(木)園田 第10R『兵庫ダービー』 1870m 16:05発走*
本命はジンギ。
今回のダービーシリーズの中で一番かたいのではないかと思うほど信頼しています。
デビューから5戦4勝。現在重賞2連勝。
しかも、初重賞制覇だった園田ユースCよりも、前走の菊水賞の方がさらに強さを増している印象で、
大きな死角は見当たりません。
ゲートも上手だしレースも上手、距離が延びることも問題なさそうだし、ここも自分の競馬で強い勝ち方をしてくれるのではないでしょうか。
難しいのは対抗以下。
兵庫チャンピオンシップで強豪相手に3着4着と好走した、バンローズキングスとエナキョウに期待しています。
バンローズキングスは道中で絶好のインポジションを取り、ロスなく立ち回ったことも大きかったですが、直線もうひと伸びして2着とは差のない3着。
見せ場十分の内容だったし、菊水賞からの成長力が一番大きいのではないでしょうか。
エナキョウは転入後3着4着とあと一歩ですが、2戦ともゲートゆっくりめに出てから盛り返しているので、スッと好スタートが切れればもっと差のない競馬ができるはず。
20日に自主能検を受けて態勢を整えて来ているし、スタート次第では一発逆転の要素を持っている馬です。
唯一ジンギに先着しているアイオブザタイガーにも注目。
菊水賞は逃げて失速してしまったけれど、ここ2戦のレース内容がいいし、内目のいい枠に入りました。
自分のペースで行ければ、残り目も十分あると思います。
前走で復調を見せたテンマダイウェーヴ、のじぎく賞で鋭い末脚を見せてチャービルまで。
◎4、ジンギ
○6、バンローズキングス
▲10、エナキョウ
△2、アイオブザタイガー
△12、テンマダイウェーヴ
△5、チャービル
*4日(火)金沢 第11R『石川ダービー』 2000m 17:20発走*
ここは北日本新聞杯上位組が強いと考えます。
勝ったスターキャデラックは南関東で戦った後、金沢へ移籍。
3連勝で北日本新聞杯を制しました。
この時大外枠に入りましたが、まったく問題なくスムーズにポジションが取れたし、
早め先頭で王道の競馬で勝利。
追いかけたロンギングルックの追撃を振り切り、鋭い脚で追い込んだニューホープを抑えての重賞勝ちで、この馬の強さが目立ちました。
唯一気になるのは初めての2000m。
自分から動いて行く競馬になると思うので、プラス300mは簡単な条件ではないですが、鞍上は吉原寛人騎手。
このレース3連覇を期待しています。
対抗はニューホープ。
盛岡で若駒賞を勝った実績の持ち主で、新緑賞2着、北日本新聞杯2着と重賞で常に上位争いをしています。
前走の北日本新聞杯の末脚は一番目立っていて、距離が延びたら逆転あるかも?と感じました。
ただ、流れとしてロンギングルックがスターキャデラックに食らいついて行った、という下地があったので、
この馬の末脚だけでどうにかというのはちょっと難しそう。
展開、流れが味方して、スターキャデラックが厳しい形になれば、十分逆転もあると思います。
3番手評価はロンギングルック。
金沢生え抜きで、昨年末から今年にかけて3連勝。
北日本新聞杯は3着でしたが、スターキャデラックに真っ向勝負したからこその最後の失速ですから、
いいレースを見せてくれたと思っています。
石川ダービー2連覇中の金田一昌厩舎だし、ダービー仕様の仕上げで挑むのではないでしょうか。
中島騎手の積極的な騎乗で、勢いある競馬を見せて欲しいです。
前走逃げ粘ったチクリ、取り消し明けも力のあるサノオーソまで。
◎10、スターキャデラック
○1、ニューホープ
▲11、ロンギングルック
△2、チクリ
△7、サノオーソ
*30日(木)門別 第12R『北斗盃』 1600m 20:40発走*
ダービーシリーズが始まっていますが、ホッカイドウ競馬は一冠目の北斗盃。
この結果次第で北海優駿の人気も変わって来るでしょうし、大注目の一戦です。
門別1600mは内回りコースなので、普段の外回りよりは展開、ポジション取りが影響するとは思いますが、
ここはリンゾウチャネルの力が抜けているのではないかと思っています。
昨年、盛岡の芝重賞・ジュニアグランプリを勝って注目を集めましたが、その後の走りがまたすごかった!
南関東へ遠征した鎌倉記念では、2番手から早め先頭の積極的な競馬で2着。
ミューチャリーには離されましたが、相手は東京ダービーでも人気を集めるであろう馬ですから。
立派な2着だったと思います。
兵庫ジュニアグランプリは逃げ粘って5着。
JRAの強いメンバー相手だったし、4着トーセンガーネットと差のない競馬をしているところもさすが。
負けた2戦も強敵相手にとてもいい内容だったし、休養を挟んでの門別2戦は完勝と言える内容でした。
特に前走はA級B級の古馬を相手に逃げ切り圧勝。
3歳同士、地元同士ということになれば、頭一つ二つ抜けた存在ではないでしょうか。
対抗は移籍2戦目のジョウランで、リンゾウチャネルとは初対戦です。
福島で新馬戦を勝つと、中山で2勝目を挙げた実績の持ち主。
その後南関東へ移籍して4着が続きましたが、東京中日スポーツつばき賞で戦った相手は、クラウンカップを勝つホールドユアハンドに、東京湾カップを勝つサクセッサーと、好メンバーが揃っていました。
前走門別移籍初戦は5歳牝馬クオリティスタートに差し切られましたが、逃げてよく粘りました。
3歳同士ならば重賞でもいきなり上位争いだと思います。
スティールティアラは南関東移籍を挟んで前走門別復帰。距離短縮もあってしっかり逃げ切りました。
タイトルはないけれど、重賞戦線で戦って来た馬です。内回りの1600ならば十分守備範囲でしょう。
休み明けを一度使ったリンノレジェンド、前走渋太い勝ち方だったルフィアンキック、前に行きたい馬が多いので展開が向きそうなミスシェーンハイトまで。
◎3、リンゾウチャネル
○11、ジョウラン
▲7、スティールティアラ
△14、リンノレジェンド
△10、ルフィアンキック
△2、ミスシェーンハイト