*10日(木)園田 第11R『第7回園田オータムトロフィー』 1700m 16:15発走*
兵庫優駿を圧勝したマルカイグアスの秋始動戦。
約3か月の休養を経て一段とパワーアップした姿を見せてくれるのではないかと期待しています。
マルカイグアスは園田ジュニアカップで素晴らしい切れ味を見せた後、なかなか勝ち切れないレースが続いていましたが、3番人気で迎えた兵庫優駿で覚醒。
早めに動いていく積極策で、楽勝して見せました。
鴨宮騎手の思い切りのいい騎乗も痺れましたし、ロングスパートで突き抜けたマルカイグアスのポテンシャルの高さにも驚かされました。
久しぶりにはなりますが、地元馬同士ということで、ここも強気の競馬を期待します。
対抗はファッシネイトパイ。
JRA未勝利から転入して2連勝中です。
特に前走のクリスタル賞では、序盤は中団にどっしり構えて、勝負所から加速すると先行集団をすんなり捉え、強いレースで勝ち切りました。
今回はさらに相手強化になりますが、このメンバーでどこまで戦えるか楽しみです。
3番手はオーシンロクゼロ。
兵庫優駿は2番人気でしたがスタートで出遅れてしまい、自分の競馬ができませんでした。
菊水賞までは無敗、西日本クラシックではシンメデージーに食らいついていった馬ですから、スタートが五分に決まれば巻き返しでしょう。
兵庫優駿1番人気だったウインディーパレスも休養を挟んでリフレッシュ。
オオエライジンメモリアルではマルカイグアスをちぎっているので、自分の競馬ができるかだと思います。
古馬に混じって2連勝中のプリムロゼまで。
◎5、マルカイグアス
〇1ファッシネイトパイ
▲12、オーシンロクゼロ
△10、ウインディーパレス
△4、プリムロゼ
*6日(日)盛岡 第11R『第2回ネクストスター盛岡』 1400m 18:15発走*
昨年のフジユージーンのような存在がなく、混戦模様のメンバー。
中心に考えたのはサウザンドマイルです。
前走のジュニアグランプリでは、北海道勢に食い下がって3着。
勝負所のペースアップまではついていけましたが、最後は少し離されてしまいました。
ただ、こういう強い馬たちと戦った経験は、若馬をさらに強くする要素。
今回は地元馬同士だし、大外枠で内の馬たちを見ながら進めることもプラス材料ではないでしょうか。
若鮎賞に続く重賞制覇を期待します。
対抗はサンカリプソ。
移籍初戦のビギナーズカップは1番人気に支持されましたが、中団から4着。
初めての環境に加えて初めての1400mというところにも戸惑ったのかもしれません。
2戦目の前走は2番手から早め先頭で強い競馬を見せ、この馬本来の力を発揮してくれました。
初めての盛岡をクリアできれば、チャンスはあると思います。
3番手はラポジート。
ビギナーズカップは途中からハナに立つ展開で粘り込みました。
ここまで4戦3勝、唯一崩れたのが超不良馬場で先行争いが激しくなった時ですから、自分のリズムで先手が取れればしぶとい脚を使えるのでは。
今回は最内枠、自分の競馬に徹しやすい枠順です。
ポマイカイはまだ1勝馬ですが2着が3回。
水沢でも盛岡でも、先行して粘るレースができる馬です。
門別からの移籍2戦目となるラヴェイまで。
◎12、サウザンドマイル
〇4、サンカリプソ
▲1、ラポジート
△10、ポマイカイ
△11、ラヴェイ
*29日(日)佐賀 第5R『第21回ロータスクラウン賞』 1860m 18:05発走*
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの一員であるプリフロオールインは、当初このレースを選択肢の一つとしていましたが、もう少し高知三冠の疲れを取ってから始動ということになりました。
打越調教師のお話では、当面の目標は11月7日園田の楠賞で、その前にどこを使うかはまだ未定とのこと。
いよいよ遠征が視野に入っていますから、楽しみが広がりますね!
さて、ロータスクラウン賞。
地元の大将であるウルトラノホシが不在ということで、ここは高知のグラインドアウトを中心に考えます。
佐賀では花吹雪賞、ル・プランタン賞と強い内容で重賞を連勝。
ここで一気に存在感を増し、前走の関東オークスでは地方最先着の3着と全国区の活躍を見せました。
一戦ごとにどんどん強くなっていますし、牝馬重賞で戦ってきたとはいえ、牡馬に混じってもまったくヒケを取らない力があると思います。
夏を越えてさらにパワーアップした姿を期待しています。
対抗は佐賀のデッドフレイ。
佐賀皐月賞2着、栄城賞2着と、佐賀3歳三冠では悔しいレースが続きました。
ウルトラノホシを意識したレースをしてきましたから、今回は自分のリズムで運べるのではないでしょうか。
長くいい脚を使える馬で、1860mの距離も合いそうです。
3番手は連勝中のラインフォルテ。
JRA未勝利から佐賀に移籍して破竹の6連勝と、一気に才能が開花した印象です。
相手はかなり強くなりますが、ここでどんな競馬ができるか試金石の一戦です。
安定感のあるカシノルーカスは展開一つで上位争いも可能でしょう。
末脚に定評のあるトレベルオール、先行してしぶとい脚を使うトゥールリーまで。
◎9、グラインドアウト
〇5、デッドフレイ
▲12、ラインフォルテ
△11、カシノルーカス
△10、トレベルオール
△8、トゥールリー
*23日(月)金沢 第11R『第44回白山大賞典』 2100m 17:10発走*
今年はJRA勢が中心、地方勢はちょっとつけ入るスキがなさそうです。
JRA勢の中でも力の比較が難しいところですが、初めてのダートグレードに挑むダイシンピスケスを本命にしました。
昨年末の2勝クラスから一気にオープンまで3連勝と、ここに来て力を付けましたね。
逃げても番手でも競馬ができるのは強みで、他の馬の出方次第で競馬ができそうです。
ただ逃げたいメイショウフンジンが外隣にいるので、そこのさばきがむずかしそうではありますが、スタートダッシュが速いですから、この馬が逃げる展開になるかもしれません。
地方経験が豊富な馬なので、初めての金沢はまったく問題ないでしょう。
約7か月ぶりの休み明けで当日の仕上がりが気になるところですが、坂路で入念に乗りこまれているので力を発揮してくれると思います。
メイショウフンジンは前走のマーキュリーカップで揉まれ弱さを露呈しました。
スタートがそれほど速くない馬なので、内枠だと厳しいですね。
今回は外枠ですし、ダイシンピスケスが行っての2番手が取れれば、しぶとい脚を使ってくれるのではないでしょうか。
ただ懸念がないわけではなくて、外隣のファルコンウィングがテンの速い馬なので、前走のヒロシクンのように被される形になるのは避けたいところ。
昨年は2着に来ている舞台ですし、スムーズに先行して自分の競馬をして欲しいです。
3番手はディクテオン。
今回のメンバーでは実績1番、小回りコースでも追い上げていける追い込み馬ですが、先行有利の馬場状態になると考えると、上記に挙げた2頭の方が持ち味を発揮しやすいのではないかと考えました。
ただ実力のある馬なので、軽視はしていません。
テンカハルはしばらく勝ち切れないレースが続きますが、マーキュリーカップでは差のない4着、いつでも上位争いに入ってくる可能性がある馬です。
2連勝中と勢いがあるサンマルパトロールは追い込み馬なので、小回りの金沢でどの辺りから加速できるかがポイントでしょう。
◎8、ダイシンピスケス
〇9、メイショウフンジン
▲7、ディクテオン
△2、テンカハル
△12、サンマルパトロール
3連単フォーメーション
8,9-8,9,7-8,9,7,2,12 12点
*19日(木)名古屋 第11R『第35回秋の鞍』 1500m 20:15発走*
地方全国交流戦ということで面白いメンバーが集まりました。
中心は東海3冠を達成したフークピグマリオン。
いつもハラハラドキドキさせてくれるレースぶりですが、それでも勝ち切っているところにこの馬の能力の高さを感じます。
前走の岐阜金賞では東海優駿からの休み明けでプラス12キロ、成長分があるにしても少し立派な体つきに見えました。
道中は手応え良く、力の違いで早めに先頭に立つ形。
そこからがこの馬の真骨頂で、ふわふわと遊びだして内から強襲されるもハナ差で勝利しました。
今回はさらに相手が強くなりますし、有力な先行馬がいるので早めに先頭に立つことはないと考えます。
距離はもう少しあった方がいい気もしますが、ここも連勝して力を証明して欲しいです。
対抗は北海道のヴィヴィアンエイト。
前走の北海道スプリントカップでは、4コーナーで外から上がって来て見せ場十分の4着でした。
オスカーブレインが逃げる速いペースを経験していますから、今回のメンバーに入れば追走が楽なのではないでしょうか。
1500mの距離は、1700mのブロッサムカップや1600mのラブミーチャン記念を勝っていて問題なし。
牡馬に混じってもまったくヒケを取らない実力の持ち主です。
大井のマスターオブライフにも注目。
まだキャリア3戦ですが、デビューから無敗の3連勝。
前走は長期休養明けでしたが、二の脚が速くハナに立つと、直線もうひと伸びして完勝でした。
今回は長距離輸送など初ものづくしの条件ではありますが、このメンバー相手にどんな競馬を見せてくれるか、今後の試金石になる一戦でしょう。
東京ダービーチャレンジを制したイモノソーダワリデ、距離短縮が合いそうなスティールアクター、先行できればカルテメトレスの巻き返しもありそうです。
◎11、フークピグマリオン
〇10、ヴィヴィアンエイト
▲12、マスターオブライフ
△3、イモノソーダワリデ
△4、スティールアクター
△7、カルテメトレス