*5日(木)名古屋 第11R『第18回秋桜賞』 1700m 18:00発走*
読売レディス杯では、あっと驚く3着となってしまったハクサンアマゾネス。この敗因をどう見るかがポイントではないでしょうか。
勝ったアンティキティラはその前の兵庫サマークイーン賞の時からあわやの競馬をしており、自分のリズムでスイスイ行けたことが勝因でしょう。
対するハクサンアマゾネスは久しぶりの1500mの速い流れで、追い上げに脚を使ってしまった印象です。最後は内からサーフズアップにも差されてしまいましたし、直線は余力が残っていませんでした。
今回1700mに距離が延びるのはプラス。
ただ昨年のこのレースで惨敗しているように、絶対的な信頼感というのは怪しいところ。
ここは対抗評価に留めたいと思います。
本命は大井から参戦するキャリックアリード。
本来小回りコースで追い込み馬を本命にすることは少ないのですが、ダートグレードで好走が続いている現在、地方馬同士では力が違うのではないかと考えます。
小回りの名古屋でどの辺りから加速できるかがカギになりそうです。
読売レディス杯を鮮やかに逃げ切ったアンティキティラ。
もともと強い馬ですが、5歳の今年はもう一段階パワーアップ。
先行力と粘り腰が増しました。
今回は楽には逃げられないでしょうが、前に行ってしぶとい競馬を期待します。
ブリーザフレスカは前走いい脚でマクッてきました。
前が速くなれば、長くいい脚があるこの馬に展開が向きそうです。
小回りコースで自在な競馬ができるグレースルビーまで。
◎7、キャリックアリード
〇6、ハクサンアマゾネス
▲8、アンティキティラ
△1、ブリーザフレスカ
△10、グレースルビー
*3日(火)盛岡 第10R『第56回不来方賞』 2000m 17:05発走*
伝統の不来方賞が、今年からダートグレード競走に格上げされてパワーアップ。中央地方ともに強力なメンバーが集まりました!!
ここは地元で8戦無敗のフジユージーンに期待しています。
超大型馬で、デビューした頃はゲートをモソッと出てだんだんと加速していく、という競馬スタイルでしたが、経験を重ね、今年に入ってからは返し馬の段階からかなり前向きさが出てくるようになりました。
すべて圧勝、楽勝ですが、1戦ごとに成長が伺える内容で、前走の東北優駿では前向きさの中にも落ち着きが見られました。
今回は一気のメンバー強化。
不安材料といえば、序盤から速いペースのレース経験がなく、揉まれたことがないので、前半どれだけスムーズに追走できるかではないでしょうか。
そういう意味では枠の並びは理想的。
フジユージーンの外隣は追い込み馬だし、早めに被せて来そうなのはタイセイミッションくらいのため、ごりごりに揉まれることはないと考えています。
このメンバーを相手にどんな競馬を見せてくれるか...とても楽しみです!
対抗はサンライズジパングにしました。
久しぶりのダート戦ですが、この馬は二刀流なので特に心配していません。
唯一気になるのは休み明けで今の状態がどうか、というところですが、札幌ダートでしっかりと時計を出しているので、走れる状態にあると思っています。
JBC2歳優駿の時のように、自分から動いていく競馬ができるのは強み。
武豊騎手が騎乗するのも心強いポイントです。
3番手はサトノフェニックス。
前走のレパードステークスでは海外帰りの休み明けということで人気を落としていましたが、先行して僅差2着に粘り、改めて力のあるところを見せてくれましたね。
ここも先行からの粘り込みに期待です。
3連勝中のカシマエスパーダにも注目。
レースぶりがどんどん良くなっているし、前走は雲取賞を勝ったブルーサンに完勝。
ここでもまったくヒケを取らない存在です。
北海道勢2頭も展開次第で上位争いに食い込む可能性はあると思います。
ブラックバトラーは末脚確かなので、速い流れになれば。
パッションクライは前に行って粘るタイプなので、自分のリズムで先行できればでしょう。
タイセイミッションは砂を被るか被らないかでレースぶりが全然違う馬。
揉まれにくい外枠に入ったのは強調材料です。
◎8、フジユージーン
〇7、サンライズジパング
▲1、サトノフェニックス
△4、カシマエスパーダ
△6、ブラックバトラー
△5、パッションクライ
△10、タイセイミッション
3連単フォーメーション
8,7-8,7,1-8,7,1,4,6,5,10 20点
*9月1日(日)金沢 第12R『第9回西日本3歳優駿』 2000m 18:15発走*
ここはもうシンメデージー1強でしょう。
前走の東京ダービーで初めて負けたとはいえ、JRAの強豪に食らいついて、見せ場十分の4着。地方最先着を果たし、負けて強しでした。
そのあとは休養し、このレースに向けて調整を重ねてきました。
台風の影響で輸送が心配ではありますが、どれだけ強い競馬をしてくれるかに注目。
無事にレースを終えて、次走に繋げて欲しいです。
対抗は迷いに迷って、同じく高知のシシノブレイブにしました。
重賞ではネクストスター高知の3着が最高ですが、プリフロオールイン、リケアサブルといった強豪を相手に戦っている経験は大きいです。
前走は古馬相手のC1で、早め先頭から強い競馬で勝利。
初の金沢や初の2000mなどこなさないといけない条件はありますが、上位争いに絡んでくれるのではないかと期待します。
3番手は地元金沢のダブルアタック。
ちょっと勝ち切れないレースが続きますが、前走のTRも差のないところまで迫ってきたし、大崩れなく頑張ってくれる馬。
2000mの経験もあり、ここでも安定感を発揮してくれるのでは。
笠松のワラシベチョウジャも惜しい競馬が続いています。
今回は初の2000mがカギになりそう。
兵庫のワンダーグリーは近走中距離を走っている分、初めての2000mもこなせるのではないでしょうか。
◎3、シンメデージー
〇2、シシノブレイブ
▲7、ダブルアタック
△11、ワラシベチョウジャ
△8、ワンダーグリー
*9月1日(日)佐賀 第6R『第24回サマーチャンピオン』 1400m 17:25発走*
今年も超好メンバーが集まりました!ハンデ戦のため52キロから60キロという幅広い斤量になっているところがポイントです。
真夏に行われるサマーチャンピオンは、例年重めの斤量の馬は苦戦する傾向で、これまでの歴史を振り返って最も重い斤量で勝ったのが、58.5キロを背負った2011年スーニと2021年ラプタス。
となるとこの斤量以上の馬たちは厳しい戦いになるのではないでしょうか。
本命にしたのは兵庫のタイガーインディ。
もともと強い馬でしたが、今年はもう一段階パワーアップを感じます。
黒船賞では56キロで3着に追い込みました。
前走のオグリキャップ記念では、黒船賞で後れを取ったヘルシャフトに勝ち、雪辱を果たしたところ。
遠征も慣れているし、大外で揉まれないこともプラス、55キロで挑めることも含め、いよいよダートグレード制覇のチャンスです!!
対抗はJRAのメイショウテンスイ。
2020年、3歳時にこのレースで2着に来ている相性のいいコースです。
前走のジュライステークスでは、二の脚速くハナに立つと、早めスパートで後続に脚を使わせる形に持ち込み、最後までスピードを保って逃げ切り勝ち。
58キロであのしぶとさですから、今回の57キロという斤量も好材料。
先行したい馬が多いですが、自分の形に持ち込めれば逃げ切りもあると思います。
3番手はコパノパサディナ。
3月に3勝クラスを勝ち、オープンではまだ4着が最高ですが大きくは負けていません。
先行馬が揃って速い流れになれば、差し脚の利く流れになるのでは。
テイエムトッキュウは久しぶりの1400mと58.5キロがカギ。
能力の高い馬なのでこれまでの枠にはハマらないかもしれません。
地元筆頭は3連勝中のテイエムフェロー。
距離が幅広く、レースぶりも問わないので、どれだけ時計が詰められるかではないでしょうか。
サンライズホークは昨年の勝ち馬。
昨年は大外から思い切った競馬をしたので、今回もスタートがポイントになりそうです。
◎12、タイガーインディ
〇6、メイショウテンスイ
▲8、コパノパサディナ
△10、テイエムトッキュウ
△4、テイエムフェロー
△7、サンライズホーク
3連単フォーメーション
12,6-12,6,8-12,6,8,10,4,7 16点
*25日(日)盛岡 第11R『第26回ジュニアグランプリ』 1600m 18:05発走*
北海道の田中淳司厩舎が2連覇中のこのレース、今年も2頭の出走があります。
その中でも本命にしたのはキングミニスター。
ここまで3戦すべて1700mを戦っています。
新馬戦はスローでもしっかり折り合って、レース上手さを見せて快勝。
前走は2着でしたが勝った相手はソルジャーフィルド(ブリーダーズゴールドジュニアカップで2着)ですから、ハイレベルな戦いだったと思います。
初めての盛岡ですが、ここまでタフなレースを経験してきているので、いきなり好勝負してくれるのではと期待します。
対抗は地元岩手のサウザンドマイルにしました。
デビュー戦こそ2着でしたが、その後盛岡で2連勝。
特に前走の若鮎賞は今回と同じ舞台で、同じ2番枠でした。
スタート後すぐに外に出し、揉まれない位置で追走したのは山本政聡騎手の好判断でしょう。
今回もスムーズな追走ができれば、上位争いしてくれると思います。
3番手は北海道のキングリーエアー。
1100mのフレッシュを勝ち、前走は1200m戦で僅差の4着。
1700mの経験もあり、距離の心配もなさそうです。
短い距離で速い流れを経験していることはプラス材料ではないでしょうか。
同じくフレッシュを勝っているクリムゾンジュエルは先行力に期待、もう1頭の田中淳司厩舎キエティスムにも注目しています。
◎6、キングミニスター
○2、サウザンドマイル
▲3、キングリーエアー
△8、クリムゾンジュエル
△1、キエティスム