*6日(火)佐賀 第10R『佐賀記念』 2000m 16:40発走*
ここは面白いメンバーが揃いましたが、同時に比較が難しい...
ルールソヴァールとトップディーヴォで本命を迷ったのですが、長くいい脚を使えるルールソヴァールを本命にしました。
これまでは準オープンでいまいちの成績でしたが、昨年の夏以降急激に力をつけた印象です。
初の重賞挑戦だったみやこステークスでは、早めに上がっていって2着を確保。
テイエムジンソクには離されたものの、キングズガードやタムロミラクルに差をつけました。
続く師走ステークスは後方から後手後手の競馬になってしまいましたが、
前走のベテルギウスステークスでは、中団から早め進出でJRA6勝目を挙げました。
前半揉まれずにスムーズな競馬ができるかがカギで、今回内枠をどう捌くかですが、
力は十分通用すると思っています。
前走の名古屋グランプリで、カツゲキキトキトの夢を打ち砕いたトップディーヴォ。
道中はバツグンの手ごたえだったし、初の地方超小回りに戸惑うことなく上手に走れていました。
最後はメイショウスミトモの決め手に屈しましたが、距離も長かったし、初めての条件が重なった中でよく頑張っていたと思います。
先行できるスピードがあるのも強みで、佐賀のコースはいかにも合いそう。
浦和記念で圧倒的な力を見せたマイネルバサラが3番手。
力はある馬ですが、今回はトップハンデの58キロと、前走でルールソヴァールに負けているところを重くみました。
ただし、馬場が不良になったらこの馬の走りがさらに活きるので、もっと上の印にしたいと思っています。
小回りの浦和、右回りの京都で結果を出しているので、初の佐賀は特に問題ないでしょう。
あとはパサパサの馬場にならないことを祈ります。
高知のフリビオンが、いよいよダートグレードに初参戦!
佐賀は近いし、西日本ダービーを勝った舞台。
水沢遠征で久しぶりに負けてしまいましたが、ここは超長距離輸送&吹雪という悪条件の中、
それでも最後はグイグイと伸びる勝負根性を見せてくれました。
前半あまりハミを取らなくなっているので、どこからエンジンが掛かるかがカギでしょう。
JRA勢の速いペースについていければ、この馬のロングスパートは怖い存在です。
今回ミルコ・デムーロ騎手を配して来たクリノスターオー。
一時期の安定感がないのですが、鞍上も怖いし先行できる脚質も魅力。
軽視は禁物だと考えます。
◎1、ルールソヴァール
〇5、トップディーヴォ
▲10、マイネルバサラ
△2、フリビオン
△9、クリノスターオー
*4日(日)高知 第7R『黒潮スプリンターズカップ』 1300m 18:10発走*
ここは兵庫からの遠征馬エイシンヴァラーを本命にします。
JRA6勝の実績を引っさげて地方へ移籍。
南関東では2戦ともに苦戦しましたが、兵庫に移籍後は初戦の地元戦を快勝すると、笠松グランプリでは渋太く追い込んで2着、
続く兵庫ゴールドトロフィーではドリームバレンチノに先着して5着に入りました。
この時は53キロの軽斤量だったので単純比較は出来ませんが、7歳になった今でも十分走れる馬。
カギは高知の深い馬場に対応できるかですが、園田も内がかなり深いので、いきなり好勝負してくれると思います。
高知勢の比較がなかなか難しいのですが、対抗はナンヨーマークにしました。
この馬もJRAで4を挙げた実績馬。
前走は移籍初戦で、2番手から早め先頭で後続を6馬身突き放しました。
今回は一気の相手強化になりますが、これまでの実績を考えれば特に問題はないし、移籍2戦目で高知への慣れも見込めます。
前に行けるスピードがあるところも心強いし、戦国時代に突入している高知の短距離重賞戦線で、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
今は高知を代表する1頭となった、福山の怪物カイロスも気になる存在。
前走はティアップリバティに離されてしまいましたが、8歳になってもスピードは健在です。
5戦連続連対中で安定感もあるし、自分で競馬を作れる先行力も魅力です。
セトノプロミスは昨春に高知移籍した後、安定した強さを見せてくれています。
特に3走前の師走特別では、重賞馬カッサイに8馬身もの差をつけて勝利しました。
力があるのは証明済みだし、ここも大きく崩れることはないのではないかと思っています。
前走移籍初戦のC1で大差勝ちしたサクラインザスカイまで。
◎1、エイシンヴァラー
〇2、ナンヨーマーク
▲9、カイロス
△7、セトノプロミス
△10、サクラインザスカイ
*31日(水)川崎 第11R『川崎記念』 2100m 16:10発走*
JRA勢は強力なラインナップが顔を揃えましたが、一長一短な面があって、「この馬!」と推すのが難しい。。
ここは思い切って大井のディアドムスを本命にします。
全日本2歳優駿を勝ってからは、長い長い低迷期に悩まされました。
大井に移籍してからも、初戦はあまり見せ場なく6着という成績でしたが、2戦目の埼玉新聞栄冠賞から動きが一変。
3戦目の勝島王冠では強い競馬で久しぶりの重賞制覇を果たしました。
ただ、この時は展開が向いた印象があったし、メンバー的にも一線級が揃ったとまでは言えないレースでした。
続く報知オールスターカップで真価が問われると思っていたのですが、
ここは自分から動いて行く王者の競馬で完勝。
メンバーも強かった上に、まったく危なげないレース運びに脱帽しました。
今年は南関東を背負っていくだろうなと感じていますが、それはダートグレードでも同じ。
もともとJpnIを勝っている素質馬だし、完全復活というよりもさらなる強さを手に入れた今ならば、JRAの強敵相手でも十分戦えると思います。
対抗はサウンドトゥルー。
今期はチャンピオンズカップこそ不発に終わりましたが、この時は追い込み馬には不利な展開でした。
前走の東京大賞典でもきっちり2着まで来ているように、その末脚は信頼できます。
特に寒い時期は調子を上げている馬だし、ケイティブレイブ、アウォーディー、メイショウスミトモといった先行馬も複数いて、ある程度のペースで流れそう。
ここは安定の末脚を期待しています。
ケイティブレイブは大きく崩れないながらも、なかなか勝ち切れないもどかしさがあります。
出遅れた帝王賞で直線一気の差し切り勝ちを演じ、レースの幅が広がりましたが、あと一歩のところで勝利に届かない...。
サウンドトゥルーと同じく安定感はぴか一なので外せない存在ですが、確実な逃げ馬がいない今回、どんな競馬を見せてくれるでしょうか。
好位から進められるメイショウスミトモ、一時期の勢いはないけれど底力があるアウォーディー、取り消し明け2戦目のアポロケンタッキーまで。
◎10、ディアドムス
〇4、サウンドトゥルー
▲6、ケイティブレイブ
△9、メイショウスミトモ
△3、アウォーディー
☆7、アポロケンタッキー
絶好調のオッズパーク地方競馬応援プロジェクト3世代目の話題です。
まずは1月25日に笠松競馬場で行われたゴールドジュニア。
1番人気に支持された兵庫のコーナスフロリダが、出遅れながらも長くいい脚を使って2着に入りました。
負けてしまったことは残念ですが、初遠征、先行有利の笠松で出遅れながらもいい競馬ができたことは、今後に繋がっていくのではないでしょうか。
現在はスタートダッシュがいまいちなのですが、エスポワールシチー産駒なので、ダッシュがつくようになったら速いのではないかと思っています。
終いはいい脚を使ってくれるので、あとは前半楽にいいポジションが取れるようになれば、もう一段階上の強さを手に入れられるのでは。
昨年マジックカーペットが果たせなかった夢、兵庫ダービー目指して頑張って欲しいです。
そして明日は、ここまで無敗で頑張っているサムライドライブが梅桜賞に出走します!
体質が弱いと聞いていたので、ここ最近の攻めのローテを見るとだいぶしっかりしてきたのかなと感じます。
大目標は東海ダービーなので、そこに向かって一歩ずつ、無事に進んで行って欲しいですね。
*30日(火)名古屋 第9R『梅桜賞』 1800m 15:45発走*
一番の課題は、初めての距離による初めてのスタート地点でしょう。
ものすごく繊細で敏感な馬で、馬場の近くの木の枝をカットしただけでも「いつもと違う!」と警戒して動かなくなってしまう馬。
しばらく様子を伺って納得すればいつも通りに戻るわけですが、ゴールドウィング賞で初の1600mになり、これまでと違うスタート地点で枠入りをかなり嫌がっていたので、
1800になる今回もそこを心配しています。
距離に関しては、これまでの競馬ぶりを見ていて1ハロンの延長は特に問題ないでしょう。
シニスターミニスター産駒ですから短い方がよりいいことは確かですが、まだ底を見せていないし、何より無理せず先手が取れるという大きな武器の持ち主。
ここもすんなりと勝って次へ進んで欲しいです。
対抗はチェゴでしょう。
門別から笠松に移籍して3戦、ラブミーチャン記念、ライデンリーダー記念と強いレースを見せています。
今回は初の名古屋遠征になりますが、経験も豊富だし、移籍経験もあるので心配なし。
先行していい脚を使う馬なので、サムライドライブにとっては早めに追いかけられてキツイ展開になるかもしれません。
初対戦でどういう競馬を見せてくれるか楽しみです。
あと気になるのが逃げ馬のエンドラ。
外枠に入ったので、サムライドライブが被されたらこれまでと違うレース運びになるでしょう。
この馬の出方次第で展開が変わってくると思います。
前走重賞3着だったスリルトサスペンス、兵庫からの遠征馬レコパンハロウィーまで。
◎8、サムライドライブ
〇6、チェゴ
▲11、エンドラ
△10、スリルトサスペンス
△3、レコパンハロウィー
1月23日、高知競馬場で行われた新人王争覇戦で、愛知の加藤聡一騎手が見事総合優勝を果たしました。
これで、2016年の日本プロスポーツ大賞新人賞、NARGP2016優秀新人騎手賞と合わせて、新人タイトル三冠を達成!!!
初騎乗初勝利から始まったデビューから今年で3年目になりますが、まだまだ快進撃は止まりません。
早速ご本人に喜びの声をお聞きしました。
赤見:新人王優勝、おめでとうございます!
加藤:ありがとうございます。馬が強かったのと、展開がハマりました。本当にラッキーでしたね。
第1戦は思い切って先行したんですけど最後止まってしまって。それでもよく粘ってくれて5着に頑張ってくれました。
第2戦の馬は1番人気でしたし、このメンバーでは力が違うかなと。
あんまり気負うとプレッシャーを感じてしまうので、新人王ということよりも「この馬にとっての1勝が大切なんだ」ということを意識して乗りました。
少し出遅れてしまって後ろからになってしまったんですけど、逃げていた馬が前に名古屋にいた馬で、高知の深い馬場だし終い止まるイメージがあって。
みんながけっこうついて行っていたので、腹を括ってました。
赤見:豪快なマクリを決めての勝利でしたね。
加藤:少し気が難しいところがあるとは聞いていたんですけど、直線でステッキを入れたらソラを使って一気に止まってしまって...。
「残ってくれ!」と思いながら必死に追いました。
最後は自分の追い方もバタバタになってしまって、レースに関しては反省点も多かったですが、勝てたことは嬉しかったです。
赤見:これで新人タイトル三冠王ですよ。すごいですね。
加藤:ありがたいです。考えるとすごいですよね。
ただ、たくさんいい馬に乗せていただいているので、本当はもっと勝っていなきゃいけないなと。
去年は勝ち星が増えたとはいえ、2着の数も増えましたから。
もっと自分が上手く乗っていれば、という場面が何度もありました。
赤見:相変わらず謙虚ですね。外から見ていると去年は重賞も勝ったし、YJSでもファイナルに進んで、すごく順調に見えます。
加藤:確かにものすごく順調です。
こんなにいいことがあっていいのかなっていうくらい、デビューからものすごく恵まれていますし、いい環境で楽しく仕事させていただいています。
本当にありがたいですし、感謝しかないですね。だからこそもっともっと上手くなって、結果を出したいんです。
赤見:ファイナルの大井、中山はいかがでしたか?
加藤:ずっと乗ってみたかったですし、すごくいい経験になりました。
芝も乗れましたし、たくさんのお客さんの中で返し馬をした時には「俺、騎手やってるんだな」って改めて実感して。
いつもこういう舞台で乗っている騎手が羨ましいとも思いましたけど、自分は名古屋だからこそ、今の環境だからこそこういう成績をあげられていると思っています。
なので、いろいろな経験をさせてもらって、もっと上手くなって、応援してくれるファンの皆さんや関係者の皆さんの期待に応えられるようになりたいです。
赤見:今年の目標は?
加藤:毎年勝ち星は前の年を越えたいですし、あとは内容ですよね。
2着の回数を減らすこと、本当に上手くなることが目標です。
赤見:具体的に今の課題は何ですか?
加藤:あげたらキリがないですけど(笑)。明確なのは2つで、ペース感覚と精神的な部分をどっしりしたいということです。
焦るがゆえに道中余分なところでハミの手ごたえを求めてしまったり。
今まで減量でカバーされていた部分が大きかったので、それがなくなったら、そういうところが命取りじゃないですか。
いろいろ考えて、もっと上手くなるように努力します。