平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!今日はスーパージョッキーズトライアル第2ステージが行われる、園田競馬場に来ています♪

カラッと晴れて競馬日和になりました!
12月の阪神競馬場、ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場権を懸けて...
各競馬場のリーディングジョッキーたちが戦いますっ!
9月25日、船橋競馬場で行われた第1ステージでは、金沢の吉原寛人騎手が第1位。
川崎の今野忠成騎手が2位で、残念ながら予選落ちは、福山の楢崎功祐騎手、兵庫の木村健騎手でした。
そして名古屋の岡部誠騎手が落馬負傷してしまい、今日は不参加...。
13位の木村健騎手が繰り上がり参加となりました。
園田競馬場で、どんな戦いを見せてくれるのか、今から楽しみです♪
今日の3レースでは、今年デビューした山田雄大騎手が初勝利を飾りました☆
「逃げられたら逃げてって言われてました。
川原さんが来た時は一瞬ヒヤっとしたけど...直線また頑張ってくれました。
今日勝てなかったら乗り替わりと言われていたし、今までずっと勝てなくてプレッシャーもありました。
ここまで長かったです...初勝利出来て、本当に嬉しい!正直、ホッとしました。」
フレッシュな笑顔を見せてくれました☆
10月12日、盛岡競馬場で『マイルチャンピオンシップ・南部杯』が行われました!
GⅠ馬4頭が出走し、岩手最大のレースらしい華やかなメンバーの対決となりました☆
スタートすると、【エスポワールシチー】が内枠を利用して馬なりで先頭、2番手の【サクセスブロッケン】は絶好の手応えで続きます。
3番手には外枠から【メイショウバトラー】が付け、その内には【ボンネビルレコード】が好位に付けました。
3コーナーに入っても【エスポワールシチー】は馬なり。【サクセスブロッケン】の内田博幸騎手は手綱を押し始めます。
好位にいた【ボンネビルレコード】が下がって行き、【トーセンブライト】【ブルーコンコルド】が前を追う形。
直線は【エスポワールシチー】の独壇場。全く危なげないレースで勝利を飾りました。
2着は終始2番手を進んだ【サクセスブロッケン】、3着には好位から粘った【メイショウバトラー】が頑張りました!!
1着【エスポワールシチー】
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安達昭夫調教師のコメント
「今日はプラス14キロでしたが、成長分ですね。身体に幅が出た感じです。
状態を見ながらJBCクラシックに向けて調整して行きますが、最大の目標はジャパンカップダートです!」
佐藤哲三騎手
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「ブロッケンが行くなら2,3番手でもいいかなと思っていたけど、無理しないで逃げる形になりました。
プラス体重で太め感がありましたけど、いい重量感がありましたね。
まだ遊びながら走っている感じはありましたが、今日みたいに集中力を持続出来るように乗ることを心がけてます。
将来的には...オールウェザーの馬場で走ってみたいですね!」
2着【サクセスブロッケン】
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内田博幸騎手のコメント
「3,4コーナーで動きがにぶくなって、進まなくなってしまった...。
本当はそこで追い上げて、並んだ形で直線に入りたかったんだけど、無理をしたらこっちがバテそうだったので。
まぁ、久しぶりの分ですね。
今日は折り合いもついてくれたし、あとはこの馬のいい味が出せればまた強いレースをしてくれると思います。」
3着【メイショウバトラー】
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高橋成忠調教師
「ここの馬場は走るね。このメンバーでここまで頑張ってくれれば上等だよ。
年内で引退とは考えているけど、本当に頑張ってくれる馬で頭が下がります。」
武豊騎手
「頑張りました。ここが合うみたいだし、9歳なのにすごく元気。
今日がラストランかな...と思いつつ、これならまだありそうですね。」
4着【トーセンブライト】
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安藤勝己騎手
「途中から流れが速くなって、ついて行く分脚を使ってしまった。
もっとタメる形にならないとね...。
もう少し短い方がレースはしやすいです。」
5着【ブルーコンコルド】
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幸英明騎手
「今日は時計が速かったですね。
3,4コーナーでもう押しながらでしたから。
でも休み明けで、よく頑張ってくれました。」
6着【マヨノエンゼル】
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小林俊彦騎手
「初のグレードでGⅠだから、メンバーは強いよね。
でもその割には頑張ってくれました。まだ3歳なのにね。
前回古馬を負かした時の疲れがまだ抜けきれていないみたい。
このメンバーと戦って、またこれから楽しみ。
でもホント、返し馬までは普通の馬なんですよ。
レースに行くと飛びが大きくなって、400キロ前後の馬とは思えないんだけど。
心肺能力が高いんでしょうね。」
12着【ボンネビルレコード】
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という結果でした!
いよいよ、JBCが迫ってきました。
これまでのレースを参考にしつつ...もう応援する馬は決まりましたか??
北海道のリーディング調教師、角川秀樹先生。
昨日は、門別・『サンライズカップ』と川崎・『鎌倉記念』という2つの重賞を制覇しました!!
これは快挙ですっ☆

―NARグランプリ2008にて 最優秀2歳牝馬に選ばれた【アンペア】の表彰式
左・山口竜一騎手 中央・角川秀樹調教師 右・オリオンファーム:三浦啓一さん―
早速、電話インタビューしました!
まずは、川崎『鎌倉記念』を勝った【ナンテカ】のお話。
「普段はけっこううるさい面を見せるし、どちらかというと乗りやすい方ではないんですよね(笑)
でもレースはすごく乗りやすいんですよ。
この馬は追ってからの反応がすごくいいので、好位のポジションにつけられれば常にいいレースをしてくれる。
カイバも普通に食べてくれるし、扱いやすく特に癖はないんです。
レースセンスが良くて、器用さがあるので、次の目標は小回りの船橋『平和賞』を目指そうかと考えてます。
これからオーナーと相談して決めますよ。」
同じレースで1番人気・3着だった【ブンブイチドウ】については...
「今回は馬場が響いたのかな。
あとゲートを出て左にヨレてたので、左回りも影響してるかもしれないですね。
自分のレースが出来ればと考えていたけど、道中は後ろからになってしまいました。
普段は先行タイプで、もっと前で競馬するんです。
でも最後はよく伸びてくれました。あんな脚を使ってくれたのは初めて。
新しい面を見せてくれました。
門別の広いコースだったら...と思える内容でしたね。
次走は門別『北海道2歳優駿』を目指す予定です。」
そして、門別『サンライズカップカップ』を快勝した【ビッグバン】
「もともと将来はうちのナンバー1にと思ってた馬が、ようやく開花したという感じです。
男の子の割には食いが細くて、理想の体重になかなかならなくて。
付いてほしいところに筋肉が付かなくて、トモの踏ん張りがなかったんです。
それがお盆を過ぎて涼しくなってきて、食いが良くなった。
トモに力が付いて、しまいのキレ味が出るようになりましたね。
今回も強い競馬をしてくれたけど、あれでも遊んでるよ(笑)
前回、今回の走りを見て、中央馬相手でも見劣らないと思う。
最大目標は【ブンブイチドウ】と同じく、『北海道2歳優駿』です!」
そしてもう1頭は、牝馬の【オノユウ】について。
「530キロ前後の、本当に大きな馬ですよ。
何事もいたって扱いやすくて、まるで2歳じゃないみたい(笑)
大人な女の子なんです。
『エーデルワイス賞』を目標にしてるんですが、出来ればもう少し距離があったほうがいいかな。
1200mの栄冠賞を勝ってはいるんだけど、その時から距離はもう少しあった方がいいんじゃないかって話だったから。
でも牝馬同士なら、1200mでも大丈夫でしょう。」
この他にも、55頭の馬を管理してるそうですよ!
競馬場のすぐ裏にある育成牧場を丸々使って、入れ替えながら調整しているということです。
道営競馬を引っ張る存在の角川厩舎。今後も大注目です!!
昨日川崎競馬場で、2歳重賞『鎌倉記念』が行われました!
北海道から、4頭の馬たちが参戦して、11頭の争い。
雨でグチャグチャの超高速馬場の中、勝利したのは...
5番人気、北海道所属の【ナンテカ】でした。
道中は2,3番手の内で我慢して、勝負ところの3,4コーナーは楽な手応え。
最後の直線も力強く抜け出して、1と1/2馬身差で勝利☆
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騎乗した坂井英光騎手のコメント。
「今回初めて乗せてもらって、どんなもんかなと思ってました。
馬場も悪かったから、どんな走りをするかなと。
返し馬で行儀も良かったし、キレイな走りをしますね。
操縦もスムーズでした。
厩務員さんからは、砂を被っても馬群でも大丈夫と言われ
ていたので、折り合いだけ考えて乗りました。
道中はずっと手応え良く、4コーナーで勝ち負け出来ると思いました。
追い出してもいい反応で、ゴール手前では勝ったなと。
今回は初めての川崎で、コーナーコーナーで少しもたれて走っていたけど、川崎はカーブがキツイし慣れれば問題ないです。
センスがいいし、オールマイティーな感じですね。長い距離も大丈夫でしょう」
2着は船橋の【ドラゴンキラリ】
3着は、1番人気・北海道の【ブンブイチドウ】でした。
騎乗した岩田誠成騎手のコメント。
「返し馬でハミを嫌がるそぶりを見せていたけど、まだ若いからね。
レースもわかってないみたい。
道中はなかなか進んで行かなかったから、思い切って後ろから。
この馬場で、あの位置から伸びてくるんだから、すごく力があると思う。
これから走ってくるよ。上を目指せるね」
9月30日、大井競馬場で『東京盃』がありました!
勝ち馬には『JBCスプリント』優先出走権が与えられるということで、中央・地方からスピード自慢の馬たちが集まりました。
勝ったのは...『クラスターカップ』に続いて連勝となった【バンブーエール】☆
昨年の『JBCスプリント』の勝ち馬で、連覇に向けて視界良好という感じでしたが...
残念ながら、レース後に右前浅屈腱炎が判明し、9ヶ月以上の休養を要するということです。
ダート短距離の主役馬の戦線離脱は本当に残念ですね。
2着には3歳馬【スーニ】、3着は『サマーチャンピオン』を制している【ヴァンクルタテヤマ】と、中央勢が上位を独占する結果となりました。
地方からの遠征馬は... 11着:【キャプテンハート】
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騎乗した尾島徹騎手のコメント「この強い相手によく頑張ってくれましたね。この馬自身はまだB級にいますから、早くオープンまで上がってほしいという気持ちです。それでここまで頑張るんだから、本当に能力が高いと思いますよ。」
13着:【トーセンザオー】

騎乗した山本聡騎手「今日は外枠だったんで、もう少し内だったら... でも僕自身初めての大井で、面白かったしいい経験をさせてもらいました!」
15着:【ポートジェネラル】

騎乗した赤岡修次騎手のコメント「やっぱり3ヶ月ぶりのレースだったんで...4コーナーで手応えがなかったですね。ペースが速くないのに、あれで残れないんだから。スタートも、いつもより出が遅かったんですよ。でも一度叩いたことで変わって来ると思うんで、次また頑張ります」 ということでした。