12月1日、名古屋競馬8レースで角田輝也厩舎の【スマートパラダイス】が勝利☆
角田調教師は自身の持つ、年間最多勝利記録213勝を更新する、214勝目を挙げました!
角田調教師は、99年に調教師デビュー。
開業7年目の05年には157勝を挙げて、初の全国リーディングに輝きます。
翌年には204勝を挙げ、年間最多勝利記録を達成!
そして昨年213勝で、自身の記録を再び更新すると、今年、またまた自身の記録を塗り替えたのですっ!
今年の競馬はまだ終わっていませんが、12月5日現在で220勝を挙げ、4年連続の全国リーディングに王手をかけています!
この強さの秘訣は、一体何なんでしょうか?
早速インタビューしてみました♪
:まずは年間最多勝記録更新、おめでとうございます。
「ありがとうございます。そんなに意識はしてなかったんですけど、こんなに早く達成出来るとは思わなかったですね。気がつけば...って感じでした」
:今回もご自身の記録を更新されたわけですが、ズバリ、ここまで勝つ秘訣は何でしょうか?
「特別なことではないんですが、基本をいかに忠実に守るかだと思うんですよ。
いい飼料をあげて、よく運動して、よく世話をする...当たり前のことなんですけど、そこをしっかりとやるようにしています。
1頭1頭違いますから、その馬に合ったことをどれだけしてあげられるかですね」
:まず競馬の世界に入った時は、厩務員さんからのスタートでしたよね?
「そうです。最初は1年くらい勝てなくて。
故障して休んでいる馬とか、足元の具合が思わしくない馬を担当させてもらって、なかなか勝てなかったけど、すごく馬を見る勉強になりましたね。
初めて勝った時は、もう何がなんだかわからなくて、地に足がついてないみたいな状態でした(笑)
一人になったら、涙が出てきたくらい...本当に嬉しかったです」
:調教師としての初勝利はどうでしたか?
「また違う意味で、嬉しかったですね。
最初はなかなか馬が集まらなくて、厩舎がいっぱいになるまで2年くらいかかりましたから。
開業当初は馬もいなかったし、思い切って船橋の川島正行先生のところで修行させていただいたんです。
その時の川島先生の言葉を今でも守っていますよ。本当に素晴らしい先生です」
:具体的にはどんなことを?
「さっき言ったことと同じなんですけど、基本を忠実に守るということです。これが一番大切ですね。
今うちには9人のスタッフがいるんですけど、本当に一生懸命頑張ってくれてます。
それに騎手のみなさんが協力してくれて、馬主さんの助けがあって、ファンのみなさんの声援で後押ししていただいてる...たくさんの人に感謝の気持ちでいっぱいです」
:今後の目標は何ですか?
「JRAで1勝したいですね。
今までも強い馬を預けてもらってるんですけど、重賞を勝つと上のクラスに入ってしまうのでなかなか...。
自分の育てた馬で、中央のレースを勝つ。これが目標です!
それに、今年の『東海ダービー』を勝ったダイナマイトボディがいますから、色々なレースに挑戦したいですね。
次走は24日の『名古屋グランプリ』を予定してます。
『兵庫クイーンカップ』を勝った後も、順調に来てますよ。今回は2500mの長丁場ですから、折り合いをつけてレースを運んでほしいですね」
角田先生の仰るように、基本を忠実に守るというのは、どんなことでも大切ですよね。
でもそれが、なかなか難しい...。
改めて、基本の大切さを教えていただきました!!
当日の荒尾競馬場は、カラッと晴れ渡りました!
LJS本番前に、エキストラ騎乗がありましたが、5レースでは西原玲奈騎手が1着、山本茜騎手が2着とワンツーフィニッシュを見せてくれました☆
水沢第2戦を5年3ヶ月ぶりに勝って、吹っ切れたそうです!
騎乗した【カシノニケ】の馬主さんは、西原騎手をずっと応援している柏木務さん。
西原騎手は、
「本当にずっと応援してくれている馬主さんの馬で勝てて、すごく嬉しいです!!!
もう絶対頭が上がらないですね。ありがたいです。感謝の気持ちでいっぱいです」
と、笑顔を見せてくれました。
そして、LJS荒尾ラウンド本番!
まず第3戦は、好スタートから山本茜騎手が先手を取りましたが、乗り難しいと言われていた池本騎手の【テイエムマッハ】が掛かって先頭へ。
かなり速い展開になりましたが、一度下がったように見えた山本茜騎手が、4コーナー内を突いて先頭へ。
直線は平山真希騎手、岩永千明騎手と3頭の叩きあいになりましたが、山本茜騎手がクビ差でシリーズ2勝目を挙げました。
いや~さすがの騎乗でしたね。
一度はハナを奪いながら、ペースが速いと見て無理せず番手に控える。そして直線でも追い負けない。
レベルの高い、素晴らしいレースを見せてくれました!
このレースの成績は、
1着:山本茜騎手
2着:平山真希騎手
3着:岩永千明騎手
4着:森井美香騎手
5着:別府真衣騎手
という結果になりました。
続く第4戦は、再び好スタートで山本茜騎手がハナに立ちますが、1,2コーナーを回る辺りで森井美香騎手、増澤由貴子騎手が積極的に先手を奪いに行きました。
このレースも前半が速い展開になりましたが、後方に控えていた平山真希騎手が向正面からマクリ気味に進出。
7番人気ながら、直線では7馬身もの差をつけて快勝☆2着は好位から粘った増沢由貴子騎手、3着は山本茜騎手でした。
平山真希騎手は、3年2ヶ月ぶりの勝利となりました!
そしてレディース競走初勝利。
「本当に嬉しい!!
前半速くなって、後方からという指示通りに乗れました。勝負所では思い切って行きました。
最後の直線は、気持ちよかったです」
素敵な笑顔を見せてくれました♪
このレースの成績は、
1着:平山真希騎手
2着:増澤由貴子騎手
3着:山本茜騎手
4着:岩永千明騎手
5着:別府真衣騎手
という結果でした!
荒尾ラウンドの成績は...
1位:平山真希騎手
2位:山本茜騎手
3位:岩永千明騎手
4位:増澤由貴子騎手
5位:別府真衣騎手
6位:森井美香騎手
7位:皆川麻由美騎手
8位:西原玲奈騎手
9位:笹木美典騎手
10位:池本徳子騎手
印象的だったのは、総合3位の岩永千明騎手。
「いい馬に乗せてもらって、地元のみなさんが応援してくれたのに、結果が出せませんでした...」
そう言って、悔しそうな表情を見せました。
この結果を糧に、また一段と輝きを放つ日が来るはずです。
水沢ラウンド・荒尾ラウンドが終了して、現在のシリーズ経過順位は...
1位:山本茜騎手 59ポイント
2位:平山真希騎手 55ポイント
3位:西原玲奈騎手 44ポイント
4位:岩永千明騎手 40ポイント
5位:皆川麻由美騎手 36ポイント
6位:増澤由貴子騎手 33ポイント
7位:別府真衣騎手 30ポイント
8位:池本徳子騎手 28ポイント
9位:森井美香騎手 27ポイント
10位:笹木美典騎手 20ポイント
最終戦は、12月7日月曜日、高知競馬場です!!!
26日、LJS第2戦の荒尾ラウンドが行なわれました!
前夜祭の模様から、お伝えして行きましょう♪
会場はホテル・ヴェルデ☆素敵な大広間でしたよ。
私自身も、MCアシスタントとして奮闘して来ました!!
まずは出場騎手紹介。
残念ながら、JRAの増澤由貴子騎手と、福山の池本徳子騎手は参加出来ませんでしたが、
8名の女性ジョッキーが揃うと、とても華やかでした。
私服だと、勝負服の時とはまた雰囲気が違いますよね。
今回の前夜祭は、出場騎手・マスコミ・荒尾競馬関係者はもちろん、全国から招待されたファンのみなさん、そしてLJSレースに出走馬を送り込んだ馬主の方々も出席されっました。
集合写真の撮影会が終わると、ご来賓の方のご挨拶があり、ファン代表者が乾杯の音頭を取りました。
立食パーティーが始まると、ジョッキーたちは食べる間もないほどたくさんの方々に声をかけられていました。
とても和やかな雰囲気でしたよ♪
巨大スクリーンで、昨年のLJSと今年の水沢ラウンドのレースが放映されたり、
ゲストでいらした『荒尾ホース』の福島さんによる出走馬解説など、盛りだくさんでした!!
昨日の勤労感謝の日に、園田競馬場でダートグレード『兵庫ジュニアグランプリ』が行なわれました☆
このレースには、11月14日京都競馬場で、レコード勝ちをした笠松【ラブミーチャン】が出走してきたので注目していたんですが...見事1着!!
中央・地方の牡馬相手に頑張てくれた【ラブミーチャン】。
[2009,10,30 笠松競馬場 ジュニアクラウン 撮影:坂本千鶴子さん]
管理する柳江仁調教師にお話を伺いました。
:ダートグレード勝利、おえでとうございます!
「ありがとうございます。
中央に続いて、また勝ってくれるとは...びっくりしました(笑)」
:まずは中央でのレコード勝ちから振り返っていただけますか?
「あの時もまさかレコードで勝ってくれるとはね。たまげましたよ(笑)
ゲートを少し斜めに出たけど、二の足がものすごく速くて、楽に逃げることが出来ました。
この馬のスピードを生かして、いいレースをしてくれました」
:この中間はどんな感じだったんでしょうか?
「勝利の余韻に浸ってる間もなく、園田に向けて調整しました。
この馬はね、普通の馬と違って、図太いというか...遠征しても落ち着いているし、レース後もご飯をバリバリ食べるんです。
食べ過ぎるくらい食べてしまうんですよ(笑)」
:園田に着いてからはどうでしたか?
「初めての馬房でも、リラックスして寝転んだりしてましたよ。
ただパドックはさすがに少しテンション上がってましたね。
前に使ってから日数が少ないから、仕方ないと思います。
それに、マイナス8キロも想定内。
食べ過ぎてしまうので、絞りたいと思っていたんですよ。
今回は少しアバラが浮いて、いい身体になってました」
:レースではトップスタートでハナを主張。直線は追い比べになりましたが、最後は突き放しましたね。
「いったん交わされたのに、最後の伸びはなんなのかね(笑)。
また今回も、私の想像を超えた走りを見せてくれました。
スケジュール的には厳しいレースだったのに、よく頑張ってくれましたね」
:レース後の様子はいかがでしょうか?
「さすがに、疲れてますっていう雰囲気を出してますね。
寝転んでる時間がいつもより多いです。
でも、ご飯はぺロリと食べてしまう...ここが他の馬とは全く違いますね」
:この後の予定は決まってますか?
「それがね~まだ悩んでいるんですよ。
12月の、川崎の全日本2歳優駿には一応登録するつもりですけど、芝を試してみたいという気持ちもあって...。
芝でいい走りが出来たら、桜花賞を最大目標に出来るから。
今回のレースが試金石と思ってたけど、予想以上の強さを見せてくれたんで、また選択肢が広がってしまいましたよ」
:もし川崎に出走するとしたら...マイル適性はいかがでしょうか?
「今回ね、最後に突き放す伸びを見せてくれたので、あの踏ん張りが出来れば問題ないなと感じました。
ただ、今回もスタートが速くて自分のレースが出来たから、ハナに行けなかった時、揉まれた時はどうなるのか、課題はまだまだありますよ」
:今後の抱負をお願いします!
「この馬はね、まだビッチリと追い切ったことがないんですよ。
すごく柔らかい筋肉をしていて、まだ成長途上なんで、身体と相談しながら調整してます。
京都の時も、そんなに速い時計は出していないし、今回も20日に少し強めに行ったくらい。
それでもここまで結果を出しているんだから、本当にすごいですよ。
しっかりしたら、どのくらい走るんだろうと思うし、今はまだ成長中なので、その辺をこちらがよく見極めてあげないとね」
:笠松から、またスターホース誕生ですね。
「この馬は、地方競馬関係者に夢を与えてくれたと思うんです。
笠松でレースを見てたファンが、万歳三唱をしてくれたそうで...嬉しいですね。
これからも大切に育てて行きたいです。
今回はスケジュール的にハードに見えますが、状態が良くなかったら使わないですから。
馬主さん(風水師のDr.コパさん)のいい気運に乗って、頑張っていってほしいです。
でもとにかく、1戦1戦無事に走ってほしいですね。そうすれば、結果はついて来てくれるんじゃないかな。
いつもこの馬は、こちらの想像を超える走りを見せてくれるから」
毎日の調教は、浜口楠彦騎手が付きっ切りで騎乗しているそうですよ。
朝と午後の2回ゲートに通す練習もしていて、出来うる限りの調整をしています!
初のダートグレードで、牡馬・中央馬相手に強いレースを見せてくれた【ラブミーチャン】。
次はどの競馬場で、あの軽快な走りっぷりが見られるでしょうか♪本当に楽しみですね!
10月20日に、地方競馬通算1000勝を達成した、金沢の吉原寛人騎手。
デビューは2001年4月ですから、約8年6ヶ月での達成☆
これは相当なスピードです!
ご本人にインタビューしてみました♪
:おめでとうございます!
「ありがとうございます。達成するまでは、1つの大きな目標にしていたので、嬉しいですね。
デビューからすごくいい環境で、たくさんの方々に乗せてもらって...期待に応えたいという一心でここまで来ました」
:振り返ってみて、デビューしてから1番大きな出来事はなんでしょうか?
「1年目に、10月の京都で中央のレースに乗せてもらったんです。
金沢の【トゥインチアズ】という馬で、いきなり勝たせてもらって。金沢所属の馬で初めて中央を勝ったんですよ。
それからは乗り馬に困らなくなったし、本当にいい馬を乗せてもらいましたね」
:2005年に初のリーディングに輝いてからは、5年連続トップ独走ですね。
「本当に周りの支えのお陰です。
2004年の年末に、オーストラリアに修行に行ったんですけど、その時は2位と30勝差くらいあったんですよ。
でも最後の最後で2勝抜かれちゃって、リーディングを獲り損ねたっていうのがあったから、2005年はぶっちぎろうって思ってたんです。
まぁ、自分で思ってても、なかなかそうはならないのが競馬ですけど。
だから怪我もなく、コンスタントに勝ち続けることの難しさを感じました」
:オーストラリアはどういう経緯で行ったんですか?
「中央の森調教師がレースを見て気に入ってくれて、勉強に来ないかって声をかけてくれたんです。
色々なものを見て経験して、すごく勉強になりましたね。
しかも、ドバイまで連れて行ってくれたんです!」
:【アグネスジェダイ】で『ドバイゴールデンシャヒーン』に騎乗したんですよね。
「もう、夢みたいでした。
まだ教養センターにいる頃、武豊騎手がドバイに遠征して、夜中にこっそり寮の食堂でグリーンチャンネルの中継を見たんですよ。同期たちと、すげーなって言いながら。
本当に早く夢が叶いましたね。ドバイも行く?って軽く言われて、ビックリしましたよ。
なかなか出来ない貴重な経験をさせていただいて、すごく感謝してます」
:そして昨年は、最年少でNARグランプリ『ベストフェアプレイ賞』受賞しました。
「金沢から狙える賞は、新人賞とフェアプレイ賞しかないので...
デビューしてから、ずっと狙ってた賞でした。
制裁があっちゃいけないし、100勝以上してないといけないし、狙っててもなかなか獲れる賞じゃないんで、本当に嬉しかったです!」
:1000勝を達成して、今後の目標はありますか?
「自分は金沢を背負って立ってると思ってるんで、その責任は重いと感じてます。
金沢で育った人間だし、どんどん交流して結果を出して、金沢を盛り上げて行きたいですね。
それで欲を言えば、いつか中央に行きたいです!」
1000勝達成記念には、ご自身の写真入りワインを作ったそうですよ♪
進化し続ける26歳☆
今後も金沢競馬、そして地方競馬、牽いては日本の競馬を盛り上げてくれるでしょう!