今回の渡英の最大イベント、アスコット競馬場〜☆
しかも当日は、『キングジョージ?世&クイーンエリザベスS』!!
アスコット競馬場へ続く道は、すでにお祭り騒ぎでした♪
みんなお洒落して乾杯して…気持ちいいくらいの青空の下、G?デーが幕を開けました。
アスコット競馬場〜!!!
なんと!
カーナボン卿のご子息である、ハリー・ハルバート卿(ハイクレアレーシングの社長さんでもあります)のご好意によって、ゴール前の馬主席に入れていただきました!!
さいっこうのロケーションの中、シャンパンを飲み…
セレブになった気になりました(笑)
スタンドやコース、広場など、日本とはまた一味違う作りになっていました。
特に、装鞍所も見られるようになっているのにはビックリしました。
パドックに出る前に、じっくりと馬たちの様子を観察できます♪
こちらがパドック☆
お花に囲まれていて、ものすごくキレイでしたよ〜。
日本と違って、整列していっぺんに出てくるわけではなく…
準備が出来た馬から、ランダムに登場するのです。
熱心にパドックを見ている人もいれば…
パラソルの下や〜
ベンチに座って、パーティー中〜♪
馬券を買う列よりも、ドリンクを買う列の方が長い…という現象が起こってました(笑)
しかも、 そのお店がまた凝ってるんですっ!
ダンシングブレーヴ・バーや…
ドバイミレニアム・バーなど…
名馬の名を冠したお店なんですよ。
こういうのは、ファンにとって嬉しいですよね。
日本でもやってほしいな〜
ウオッカ・バーとダイワスカーレット・バーで、売り上げ対決とか(笑)
アスコットは、ギャンブルというよりも、社交場といった雰囲気が強かったですね。
だって入場料…約4000円もしました!
これは、日本じゃ考えられない高さです。
入れる場所によって、もっと高くなるらしいですよ(汗)
それでも行きたい!
それでも見たい!
そんな競馬場なのです☆
「馬に乗ってみるかい?」
と、クライブ・ブリテン調教師に言っていただいたのですが…
さすがに勇気がなく…………
そのかわり、自分の足でシッカリと歩いて来ました!!
いや〜長かった〜
まずは、サイドヒルから。
ラチはないんですけどね、この白いポッチみたいなのが、コースの目印になってます。
これくらいじゃあ、馬の制御が利かなくなったら、どっちでも行っちゃうでしょうねぇ〜。
登り始めて40分くらいで、7ハロンの頂上に到達しました!
ラストの登りがかなりきつくって、汗だくになりました。。
続いてウォーレンヒル。
こちらは真っ直ぐなので、ちょっと楽でした♪
でもラストの登りはサイドヒルよりも傾斜がきつかったです。。
どちらもきついということで。
登りきると、トトロに出てくるような森に入ります。
こんな風に、自然の施設を利用して鍛えている馬たち。
そりゃ、精神的にも肉体的にも、強くなるわけです!!
ニューマーケットの街から車で5分のところに、ナショナルスタッドがあります。
ここには…
世界的名馬【ミルリーフ】の、お墓と銅像がありました。
そして、ニューマーケットの街の中で、一際目立つ建物が…
ジョッキークラブです!
玄関前には、こちらも世界的名馬【ハイペリオン】像が置かれていました。
ジョッキークラブの隣には、競馬ミュージアムがあります☆
当たり前のことですが、説明書きが全部英語で…すべて理解することは出来なかったけど、写真や絵を見ているだけで、競馬の歴史を感じることが出来ました♪
街中が馬関係のニューマーケット☆
3日間の滞在でしたが、大好きになりましたっ!
いつかあの丘を馬と一緒に駆け上がってみたいな〜
新しい夢が出来ました♪
次の日の朝、訪れたのはクライブ・ブリテン厩舎!
こちらは日本と違って、調教師さんが自腹で厩舎を構えるのです。
だからもちろん、頭数制限もなし!
多い厩舎では200頭以上管理しているそうなんです。
調教をつけるライダーも、何十人と雇っています。
クライブ・ブリテン厩舎には、2人の日本人の男の子がいましたよ。
世界中からライダーが集まっていて、人種の坩堝って感じでした。
半分くらいは女性が活躍していましたし、広く門戸を開いているので、優秀な人材がたくさん集まってくるそうです。
建物だけではなく、準備運動をするコースも、調教師が所有しています。
イギリスで開業するというのは、並大抵のことではないですね。
だいたい、1つの厩舎で20〜30頭くらいが、一度にまとめて調教を開始します。
一列に並んで、みんなで準備運動したり、坂路に移動したりするので、他の馬の存在も怖くなくなるでしょうね。
そしてここが、夢にまで見たウォーレンヒル。
自然の丘を使った坂路です。
もう本当に広くて、長くて、美しくて…
感動的な景色でした〜
一人、コースの横に立っているのは馬主さん。
かなり真剣に調教を見ていました。
こんな場所で馬に乗れたら…本当に気持ちいいでしょうね〜
まぁ、調教ですから気持ちいいとか言ってる場合じゃないんでしょうけど…(笑)
ウォーレンヒルの頂上は、森みたいになってます。
木々の間を帰って来るんですよ〜。
本当に鳥肌ものですっ!!!
芝はこんな感じ。
ウォーレンヒルは、芝コースだけではなく、オールウェザーもありました。
道を挟んで隣が…サイドヒル。
これまたド迫力の坂路です!
こちらは直線だけではなく、最後は右にカーブしながら丘を登って行きます。
わかりますか?
ラチがないんです!
ラチがないんですよ!!
本当に馬をきちんと制御していないと、コースから外れてしまいますよね。
下から見ていると…遮るものが何もないので、空に向かって馬たちが走っていくようでした☆
もしも落馬したら…なかなか馬が捕まらないでしょうね。。
先週の月曜日から一週間、イギリスに行って来ました♪
ジョッキーだった頃からの、憧れのイギリス☆
現代競馬の発祥の地は、想像していたよりもスケールが大きくって、感動感激の連続でした!!
成田から直行便だと12時間…
私の場合はオーストリア経由だったので、約15時間の空の旅☆
ヒースロー空港に着いた日は、そのまま空港近くのホテルに泊まり、次の日、ヒースローから高速バスで約2時間…競馬の聖地ニューマーケットに到着しました!
ニューマーケットのシンボル、時計台。
街自体はとても小さいので、ほぼ徒歩で街中を歩けちゃいます♪
ここは馬の街なので…
銀行も、ピザ屋さんも、ホテルも、看板に馬の絵が描かれています。
街を歩いているだけで、とても楽しかったですよ♪
気候は北海道みたいな感じ。
湿気がなく、カラッとした空気で、気温も20度くらいでした。
馬には1番いいですよね。
ニューマーケットで1番最初に訪れたのは…
ローリーマイル競馬場!
ここはかなり歴史のある競馬場なんですよ。
開催はしていなかったので、誰もいませんでしたが…中まで入っていけちゃうところがイギリス風?!
コースは、なななんと!
直線2000メートルです!!
全くスタートが見えませんでした。。
馬場はこんな感じ。
芝の下の土がボコボコしていて平らじゃないし、芝もしっかりと根を張って、長く伸びています。
これは相当力のいる馬場ですね。
続いて…夏場に開催される、ジュライコース競馬場。
こちらは夏は白夜で、夜10時頃まで明るいため、時間的にはナイター開催なのですが、ライトは全く必要ないとのこと。
金曜の夜の開催だったため、残念ながら競馬を見ることができませんでした…
このコースは…3400メートルもあるそうです!
1600メートルまでは直線で走るということで、コースの全長は全く見えませんでした。
しかも!
写真でわかりますかね?
ものすごく、アップダウンが激しいんですよ。
直線で見えているところだけでも、3回上り下りしてます。
で、馬場はこんな感じ。
こちらも力が要りそうな芝。
このコースと芝を考えたら…ジョッキーはかなり大変でしょうね。
想像しただけで鳥肌が立ちました!
このコースには、直線の目の前の一等席に、車椅子の方用のエリアがありました。
こういう配慮は素晴らしいですよね!
そして、ゴール前にはベンチが!!
本当のゴール前ですから、興奮して座っていられないんじゃないでしょうか(笑)
こんなに近くで競馬が見られるなんで、臨場感たっぷりでしょうねぇ〜
オッズパークグランプリの日には、高知から別府真衣騎手が応援に来ていました♪
[別府真衣騎手と♪ 撮影:井上オークスさん]
【セトノヒット】の4着大健闘に、熱くなっていましたよ〜。
『西日本グランプリ』の時にも福山に応援に来ていて、本当に勉強熱心だなと感じます。
来月には宮下瞳騎手と2人、日本の女性騎手を代表して、韓国のレディースジョッキー招待レースに出走しますから、大和撫子魂で頑張ってほしいです☆
こちらは昨年の6月から、約4ヶ月に渡って韓国・釜山競馬場で騎乗していた、園田の渡瀬和幸騎手。
「10コしか勝てなかったのがな〜」
と振り返る渡瀬騎手。さすが勝負師ですね!
「韓国は、環境も良かったし、ご飯も人も全部良かったですね。物価も安いし、競馬の賞金もいい。
それに、昔の日本のような、温かさがありました。
競馬は日本と違うところもあってとまどうこともありましたが、本当に勉強になりました。
機会があればまた行きたいです!韓国に限らず、受け入れてもらえるならばどこでも行きたいです!」
と熱く語ってくれました〜。
近年は地方のジョッキーが海外で武者修行する機会が増えましたね。個人がどんどんどんどんレベルアップしていますから、全体的なレベルも上がるわけです。
そしてこの日、私がど〜しても会いたかったのが…
誘導馬の、【ホワイトラマン】さん☆
なんと!彼は!地方競馬教養センターの訓練馬だったんです!!
私ももちろん乗せてもらいましたよ〜。乗馬から競走訓練に移る時、初めてコースを走った時のパートナーが、ラマンさんでした♪
本当に頭がいい馬で、色々なことを教えてもらいましたよ。
私だけじゃなく、みんなラマンさんが大好きでした☆
何日か置きに騎乗馬が変わるんですけど、発表の時には心の中で、
「ラマンこーい、ラマンこーい…」
って祈ってましたもん(笑)
この時代の有名ジョッキーたちといえば…
JRA:柴山雄一騎手
大井:戸崎圭太騎手
御神本訓師騎手
船橋:森泰斗騎手
浦和:繁田健一騎手
川崎:佐藤博紀騎手
笠松:佐藤友則騎手
高知:宮川実騎手
福山:楢崎功祐騎手
佐賀:倉富隆一郎騎手
などなど。全員とはいいませんが、ほとんどのジョッキーが、ラマンさんに教えてもらってるんですよ♪
10年以上経った今、誘導馬として活躍している姿が見られて…本当に嬉しかったです!
私もラマンさんに負けてられないな、と思いました。
園田にはラマンさんの他にも、
【マコーリー】さん
【ロングマリーン】さん
という誘導馬たちがいます♪
3頭とも、寂しがりやで甘えん坊の可愛い子たちなので、園田に行った時にはぜひ声をかけてみて下さいね。
誘導馬のお姉さんたちも、とっても優しく笑顔で接してくれましたよ☆
今回も、『オッズパークグランプリ』勝利ジョッキーインタビューを動画で撮って来たので、ぜひぜひ見て下さい♪
勝利ジョッキーインタビュー動画