ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2015年10月 | メイン | 2015年12月 »

2015年11月 アーカイブ

<<前へ 12345

11/22ドリームエイジC予想 須田鷹雄

2015年11月21日(土)

復調気配ホクショウユウキ

 何度も書いているが、主役不在の古馬重賞における私の戦略は、「前走馬券に絡んでおらず、人気が上昇していない馬」、さらに「上の世代がだらしないので、若い馬重視」。

 たださすがに4歳馬を軸にするところまでは思い切れず、キサラキクは△。5歳○オレノココロはこの年齢で先輩より10キロ積まれるという点から、◎にまではできなかった。

 ◎は6歳のホクショウユウキ。これまで重賞では「世代限定戦で勝ち負け→古馬重賞に入って低迷→古馬重賞でも活躍しはじめる→通用していたはずの古馬重賞でスランプに」という流れ。しかし、ここ2回の重賞では4着と5着で、そろそろ上昇気流に乗ると先読みした。岩見沢記念や北見記念でも、道中見せ場を作るシーンはあり、全くのスランプというわけではない。ドリームエイジカップはスランプに入るきっかけとなったレースだが、今年は重量も10キロ軽くなった。昨年のようなことにはならないと信じる。

 ◎6ホクショウユウキ
 ○2オレノココロ
 ▲5フジダイビクトリー
 ☆4ニュータカラコマ
 △1インフィニティー
 △8キサラキク

 3連単軸1頭マルチ
 6→1,2,4,5,8 100円 計6000円

11/22ドリームエイジC予想 矢野吉彦

軽量の若馬キサラキクから

 前回のクインカップ、編集部サンに「矢野さん、惜しい!」なんて書かれちゃいましたね。でもいいんですよ。"逆転ホームラン"を狙うために、1番人気じゃない馬を1着に固定して"フルスイング"に徹したわけですから。1番人気馬に勝たれたらどうしようもありません。

 で、今回のドリームエイジカップは、もう1度キサラキクを狙います。これはひょっとしたら1番人気になっちゃうかも。他馬より30~50㎏軽い重量は魅力的ですよ。過去5回のレースでは、4~6歳馬が必ず1~3着以内に入っていますから、若い軽量馬は狙うべき。他の馬と勝負するのではなく、自分のレースをしてくれさえすれば、何とかなると思います。
 なので今回もキサラキクを1着固定して3連単勝負。2、3着はオレノココロ、ニュータカラコマ、フジダイビクトリー、ホクショウユウキに絞ります(各500円ずつ)。長いこと安定感抜群の走りを見せていたインフィニティーは、前走の障害で珍しく膝を折ったことに加え、今回は端枠を引いたのでバッサリ切っちゃいました。
 開き直って予想すると、あれもこれもと考えなくなるものですね。ここもスッキリ予想になったでしょう? でも、当たらなくちゃ意味がないんですけどね。では、今回はこのへんで。

 ◎キサラキク
 〇ニュータカラコマ
 ▲オレノココロ
 △ホクショウユウキ
 △フジダイビクトリー
 △アサヒリュウセイ

 3連単
 8→4,2,6,5→4,2,6,5 500円 計6000円

11/22ドリームエイジC予想 斎藤修

2015年11月20日(金)

軸として堅実なインフィニティー

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1インフィニティー
 ◯4ニュータカラコマ
 ▲8キサラキク
 △5フジダイビクトリー
 △6ホクショウユウキ
 △2オレノココロ

 3連単1頭軸マルチ
 1→2,4,5,6,8 100円 計6000円

今週の見どころ(11/21~11/23)

 11月22日(日)のメインには、重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4歳・5歳・6歳・7歳・8歳以上の各世代から通算収得賞金順で上位の各2頭が出走。第1回からの過去5回では、キャリア豊富な8歳以上が3勝、2着3回、3着2回の好成績ですが、減量がある4歳も2着1回、3着2回と上位に食い込んでいます。

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第17回開催1日目】
 11月21日(土)のメイン第10レースは、五稜郭特別(A1級・20:10発走予定)
 2開催前の能取湖特別(10月24日・A1級)を制しているダイコクパワーに注目します。続く近2走は降雨のため軽めの馬場状態。決め手勝負のこの馬にとっては厳しい流れでしたが、それでもA1級平場戦2着、前開催のトドワラ特別(A1・A2級決勝混合)3着と崩れなかったのは成長の証でしょう。本走路のヒーティング稼働2週目なら馬場も重くなるはずで、展開が緩くなれば、前走で崩れた障害も立て直してくるでしょう。巻き返しに期待します。
 能取湖特別2着のトレジャーハンターは、トドワラ特別では7着。第2障害は2番手で越えたものの、後続にどんどん抜かされてしまい、1番人気にこたえることができませんでした。こちらも軽めの馬場に泣いた印象。馬場さえ回復すれば、今季A1級特別(混合戦含む)4勝の実力を見せつける場面がありそうです。
 サクラリュウは、A1昇級初戦の能取湖特別こそ障害で崩れ6着も、トドワラ特別ではひと腰先頭クリアから2着に踏ん張りました。軽馬場の恩恵はあったかもしれませんが、クラス慣れを感じさせる走り。引き続きの735キロなら上位争いできそうです。
 カンシャノココロは能取湖特別が3着で、トドワラ特別が5着。初の730キロだった前走も障害はふた腰でまとめており、安定したレースぶりが光ります。

【第17回開催2日目】
 11月22日(日)のメイン第10レースは、重賞・第6回ドリームエイジカップ(4歳以上選抜・20:10発走予定)
 北斗賞、ばんえいグランプリと今季重賞2勝のフジダイビクトリーに注目。前々走の北見記念(10月25日)では最大30キロ差のトップハンデで、珍しく障害で苦戦したものの4着と崩れず。前開催のオータムカップ(オープン-1組)は、ニュータカラコマが1分36秒0のハイタイムで逃げ切ったスピード競馬にも対応し2着と、レースぶりに幅が出て成長がうかがえます。今回もトップハンデですが、牡馬の間では最大20キロ差なら勝機も十分といえます。
 北見記念では7着だったニュータカラコマは、負担重量が110キロも軽くなった前走オータムカップで巻き返しに成功。今回は重賞ですが、前走から10キロ重くなるだけなら、心配なし。フジダイビクトリーを寄せつけなかった前走の再現もありそうです。
 インフィニティーは昨季の初勝利がこのドリームエイジカップでした。今季もここまで未勝利ですが、障害も安定しており、「そろそろ」という感もあります。
 北見記念では5着とはいえ見せ場のなかったホクショウユウキは、続く前走のオープン-2組特別をあっさり逃げ切って、リズムを取り戻しています。
 北見記念6着、オータムカップ7着のオレノココロは、障害さえまともなら、上位進出が見込めます。

 この日の第9レースには、南北海道産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第4弾で、石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内及び北海道外産馬の限定戦です。
 2歳シーズン一冠目・ナナカマド賞(10月12日)を制したフウジンライデンのみ賞金別定重量の加増があり、他馬より15キロ(牝馬とは35キロ)重い負担重量での出走です。とはいえ、その他9頭の前走が2歳B級かC級ということを考えれば、逆にこれくらいのハンデ差は克服して当然。ヤングチャンピオンシップでの二冠制覇へ向け、内容、結果とも問われるレースといえるでしょう。
 格付で言えば、前走が2歳B級-1組戦だった牝馬ライデンハートが2番手。フウジンライデンと同じカゲシュウホー産駒で、8月に行われた白菊賞(2歳牝馬オープン)で僅差の5着があります。

【第17回開催3日目】
 11月23日(祝・月)のメイン第10レースは、知床賞(オープン・20:10発走予定)
 通算収得賞金上位馬が、前日の重賞・ドリームエイジカップへまわったため、やや寂しいメンバー構成となりました。前開催のオータムカップ(オープン-1組)からは3頭が参戦していますが、なかでも注目は4着だったショウチシマシタ。ニュータカラコマに逃げ切りを許し、フジダイビクトリー、オイドンには差されましたが、ゴール寸前まで2番手をキープと見せ場がありました。今回と同じく重賞の裏オープン戦だった前々走の十勝岳特別(10月31日)では、楽々と逃げ切っており、勝機十分でしょう。
 オイドンはオータムカップでは、ゴール寸前でショウチシマシタを捕えて3着。前々走の重賞・北見記念では見せ場なく敗れました(10着)が、立て直され、決め手を生かしたこの馬らしいレースができました。今回は前走と同様、賞金別定の増量が20キロですが、最大40キロ差のトップハンデになるのがやや心配。とはいえ、実力を考えれば、あっさり勝っても不思議ありません。
 前開催はオープン-2組の北海道競馬記者クラブ特別に出走し、2、3着のハクタイホウセイコークインにもチャンスがありそう。特にセイコークインは紅一点でハンデが有利。マイペースで先行できれば、そのまま押し切って古馬オープン特別初勝利の可能性もありそうです。

今週の見どころ(11/14~11/16)

2015年11月13日(金)

 11月8日(日)に行われた4歳牝馬重賞・クインカップは、フェアリードールがキサラキクとの競り合いを制し、重賞初制覇を飾りました。来年1月24日に実施予定の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)へも出走があれば、注目を集めそうです。
 なお、今週の開催から本走路のヒーティングが稼動。次週からはゴール前の砂障害は撤去されます。

帯広競馬場でのイベントはこちら
富士宮市(静岡県)でのイベントはこちら

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第16回開催4日目】
 11月14日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級(11月9日)、A2級-1組(8日)の両予選上位馬による一戦です。
 好調馬揃いですが、なかでも期待はA1級予選2着のダイコクパワー。トレジャーハンターには逃げ切りを許したものの、5頭による2番手争いから、鋭く抜け出しました。特別戦4走を含む近6走が2勝、2着1回、3着2回と大崩れなし。障害に安定感が出て、自慢の決め手が冴え渡っています。トレジャーハンターは特別戦では詰めを欠く傾向もあるので、早めに障害を越えられれば逆転も十分でしょう。
 そのトレジャーハンターも3戦連続連対中と充実の近況。前々走の能取湖特別(10月24日・A1級)では、ダイコクパワーにゴール線上で捕まって、2秒4差と惜敗の2着でした。積極的に運んでどこまで粘れるでしょうか。
 カンシャノココロは、能取湖特別、A1級予選とも3着。A1へ昇級してからなかなか勝てませんが、ここも障害力を生かし上位争いできそうです。
 A2級-1組予選は雨中のレースで、スピードタイプが上位に来た印象。流れが落ち着きそうな今回は、4着トモエエーカンの巻き返しがありそうです。

【第16回開催5日目】
 11月15日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン-1組・20:10発走予定)
 出走10頭中、前開催の重賞・北見記念を使われた馬が6頭いる組み合わせ。同レースで7着だったニュータカラコマに期待します。860キロを課せられた前走は見せ場がありませんでしたが、110キロも軽くなる今回の重量なら、決め手を生かして巻き返しが見込めます。
 オレノココロは北見記念が1番人気・6着でしたが、もともと障害次第のタイプであり仕方ない面も。相手関係はさほど変わりませんが、こちらも重量が軽くなることで前進がありそうです。
 インフィニティーは、負担重量、馬場状態を問わず、9戦連続で掲示板確保の堅実行進。今回も勝ち切るまではどうかですが、賞金別定の増量が5キロだけなのは相対的に有利。3連勝式馬券の候補には欠かせません。
 フジダイビクトリーは880キロでトップハンデだった北見記念でも4着と崩れませんでした。引き続きハンデは厳しいものの、ここでも底力発揮の場面があるかもしれません。
 オイドンは北見記念が最下位。負担重量が軽くなるのは歓迎ですが、障害で一旦崩れると立て直しに時間がかかるタイプでもあり、半信半疑な面は否めません。

 この日の第9レースには、釧路産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第3弾で、釧路、根室管内産馬の限定戦です。
 ホクショウディープに注目します。6戦未勝利から夏場を休養に充て、9月の復帰後が3連勝中と充実一途の近況。重賞・ナナカマド賞(10月12日)へ出走がなく、相手関係は未知数ですが、前走の2歳A級-2組戦(10月25日)での勝ち時計も優秀だけに、勢いに乗って初の特別挑戦でも突破を狙います。
 ツルイテンリュウは、ナナカマド賞で4着。第2障害を越えたのは離れた7番手でしたが、長くいい脚を使い、一旦は3番手まで押し上げる好レースでした。今回は同レースの上位3頭が不在なら勝機も十分でしょう。
 ブルーオーシャンは、2歳A級-1組に組まれた近2走も1、2着と好走続き。相手が楽になる今回、崩れるシーンは考えにくいです。

【第16回開催6日目】
 11月16日(月)のメイン第10レースは、釧路湿原特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組混合(11月8日)、B1級-2組(9日)の両予選上位馬による一戦ですが、1着馬がともに回避したため混戦模様です。
 ゴールデンフジは、B1級-1組混合予選が6着でしたが、雨中のレースで速い流れに乗れなかったためで、さほど気にしなくていいでしょう。3走前のペルセウス特別(A2・B1級決勝混合)では、第2障害4番手クリアから差し切り勝ちを収めており、特別戦に替わるのはプラスといえそう。繰り上がり出走の運も味方にしたいところでしょう。
 B1級-2組予選で5着のコサカコブラは、ペルセウス特別5着を含め近19戦で掲示板を外したのが1度のみという堅実タイプ。障害力を生かしての前残りに警戒が必要かもしれません。
 B1級-2組予選3着ホンベツイチバン、B1級-1組混合予選2着シンザンボーイも障害巧者。両予選の勝ち馬が不在なら、展開次第では勝機もありそうです。

<<前へ 12345
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.