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2015年11月 アーカイブ

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11/8クインカップ予想 斎藤修

チャンスが巡ってきたフェアリードール

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎3フェアリードール
 ◯6ツルマキイチバン
 ▲4キサラキク
 △5アアモンドセブン
 △7センゴクイチ
 △2アサヒメイゲツ
 △10キクノカンターレ

 3連単
 3→4,5,6,7→2,4,5,6,7,10 200円 計4000円
 6→3,4,5,7→2,3,4,5,7,10 100円 計2000円

今週の見どころ(11/7~11/9)

2015年11月 6日(金)

 11月8日(日)のメインには、4歳牝馬ナンバーワン決定戦・クインカップが組まれています。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとも制しているキサラキクがここも勝ち、この世代の絶対女王に君臨するのか。見逃せない一戦です。

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【第16回開催1日目】
 11月7日(土)のメイン第10レースは、北海道記者クラブ特別(オープン-2組・20:10発走予定)
 前走の重賞・北見記念(10月25日)で5着ホクショウユウキに期待します。第2障害6番手クリアから着実にゴールまで歩き続け、高重量戦への適性をうかがわせました。敗因を相手関係と見るのなら、あっさり逃げ切った前々走の狩勝賞と同条件のオープン-2組であれば、巻き返して当然といえます。
 セイコークインは、前開催では十勝岳特別(オープン)に出走し1番人気で2着。北見記念の裏オープンで一線級は不在でしたが、3頭いた4歳馬にもスピード負けせず踏ん張れたのは収穫でした。同レースを逃げ切ったショウチシマシタ(狩勝賞では2着)が次週のオープン-1組特別にまわったとあれば、逃げ切りの可能性も十分です。
 狩勝賞5着のソウクンボーイは、前走の十勝岳特別では4着。特別戦では障害で腰の入りが甘くなりますが、3番手で越えると、ニシキエーカンにこそ差されたものの、決め手を生かした上々のレースぶり。ここも障害次第ですが、相手関係を考えれば連争いを演じて不思議ありません。
 ハクタイホウホクショウマサルの4歳両馬は軽ハンデを生かしたいところでしょう。

【第16回開催2日目】
 11月8日(日)のメイン第10レースは、重賞・第40回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)
 昨年は、黒ユリ賞、ばんえいオークスと同世代の牝馬ナンバーワン決定戦を勝っていたナナノチカラがここも制覇。今年もキサラキク(720キロ)が2歳、3歳、4歳の三世代女王を狙います。ただ、黒ユリ賞、ばんえいオークスが定量戦だったのに対し、ここは別定重量戦。最大40キロ差のトップハンデ克服がカギとなりそうですが、前哨戦の紅バラ賞(10月10日・4歳牝馬オープン)でも同じく最大40キロ差のトップハンデながら、第2障害離れた7番手クリアから、最軽量ハンデの1着馬センショウレディー、30キロ軽い2着馬フェアリードールに際どく迫っての3着と負けて強しのレースぶり。当時から30~40キロ重くなる今回は経験が生きるはずで、女王の座は譲れません。
 今回出走の10頭中5頭は、紅バラ賞のあと端野峠特別(10月26日・B1級-1組混合)でも対戦しています。フェアリードール(690キロ)は、紅バラ賞2着で、端野峠特別が1着。ともに障害を先頭で越え粘り込みました。昨年11月のばんえいオークスは2着とはいえ、キサラキクに10秒以上もちぎられましたが、約11カ月を経て大きく成長。大舞台でどこまで差を詰められるでしょうか。
 センゴクイチ(690キロ)は4歳の牡馬相手の重賞・銀河賞(9月20日)では、3頭いた牝馬で最先着の3着に健闘。紅バラ賞は6着でしたが、着実に末脚を伸ばし、3着キサラキクと2秒9差なら悲観する内容ではありません。
 紅バラ賞5着のアアモンドセブン(700キロ)も、4歳重賞・柏林賞(6月28日)で2着がある実力馬。近走、A2級戦で大崩れなく走っている点もアピールポイントです。
 ばんえいオークス3着で紅バラ賞4着のツルマキイチバン(690キロ)、紅バラ賞7着で端野峠特別2着のキクノカンターレ(690キロ)は障害力を生かし上位進出を目指します。

 この日の第9レースには、北見産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第2弾で、オホーツク管内産馬の限定戦です。
 先週実施された予選第1弾・十勝産駒特別は、9番人気の牡馬アラワシキングが1着で波乱になりましたが、今季の2歳牡馬は上位拮抗という感があります。一方、牝馬は特別戦2戦2勝のグレースゴールド1強状態。ここはそのグレースゴールドに期待します。前々走の重賞・ナナカマド賞(10月12日)はしんがり負けでしたが、同レースに出走していたのは、今回はこの馬以外いません。相手が楽になり勝機到来といったところでしょう。
 牡馬の筆頭格は、青雲賞(2歳牡馬オープン)勝ちがあるムサシブラザー。対グレースゴールドでは、1勝2敗と分が悪いですが、1勝は前走の2歳A級-1組戦(9月27日)を逃げ切って挙げたもの。末脚不発で6着だったグレースゴールドと同じ賞金別定10キロ増となる今回も好走できれば、ヤングチャンピオンシップが楽しみになりそうです。

【第16回開催3日目】
 11月9日(月)のメイン第10レースは、サロマ湖特別(A2級-2組・20:10発走予定)。2開催前のA2級-2組戦、前開催の霜月特別(A2級-2組)から3戦続けて対戦となる馬が多い組み合わせです。
 A2級-2組戦4着、霜月特別1着のカツオーカンに注目します。前々走は流れに乗れませんでしたが、特別戦で基礎重量が30キロ増えた前走は第2障害4番手クリアから余力十分に抜け出し、巻き返しに成功しています。今開催から基礎重量がさらに10キロ増となるのも障害巧者のこの馬に追い風。連勝が濃厚です。
 テンカムソウは、同じ近2走が5、2着。前走は障害を2番手で越えると、一旦は4番手に下がりながらゴール前で盛り返し、カツオーカンに1秒0差まで迫りました。こちらも特別戦の流れは向くタイプ。差のないレースが可能でしょう。
 近2走が3、4着のヤマノウンカイも障害力が武器。両レースとも決め手の差が出ただけで、前述両馬と力量的に差はありません。
 ワールドピサは霜月特別で5着でしたが、障害は先頭でクリア。展開が向けば見せ場以上もありそうです。

ばんえい菊花賞 予想結果

2015年11月 2日(月)

須田:3連単8-7-10 500円的中! 収支+700円
山崎:馬複7-8 1000円的中! 収支-2,900円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×12R=72,000円

斎藤 +254,250円
須田  +37,480円
山崎  -41,420円
矢野  -46,440円

11/1ばんえい菊花賞回顧

センゴクエースが豪脚で"奪冠"!

 1日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝1.4倍の断然人気に推されたセンゴクエースが優勝。三冠初戦のばんえい大賞典で競走除外となり、出走できなかった無念をここで晴らしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.アスリート 36.5
  2.コウシュハシンザン 59.7
  3.バウンティハンター 22.6
  4.エーチャン 7.0
  5.メムロコマチ 24.1
  6.タキニシサンデー 23.8
  7.キンメダル 5.6
  8.センゴクエース 1.4
  9.テンカトウイツ 107.8
 10.コウリキ 13.9

 注目はやはり昨季9戦無敗のセンゴクエース。今シーズンはばんえい菊花賞こそ競走除外となりましたが、前走で古馬A1を相手に3着に食い込むなど、随所で3歳馬とは思えないようなレースを見せています。それだけに重量も720キロと、最大50キロのハンデ差。この厳しい条件を克服できるか、注目が集まりました。

 馬場水分は1.0%と乾ききった状態でスタート。とはいえ700キロ前後の重量だけに、各馬軽快に第1障害を突破します。多少の出入りはあったものの、ほぼ横一線で推移し、各馬とも差なく第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはキンメダルで、タキニシサンデーとコウシュハシンザン、コウリキも登坂を開始。やや遅れてセンゴクエースが仕掛けますが、天板で痛恨のヒザ折りを喫します。その間にキンメダルが余力十分に障害をクリア。一気に差を広げ、独走態勢を築きます。じっくりためていたメムロコマチがひと腰で上がり、離れた2番手から追撃態勢。立て直したセンゴクエースが3番手で、以下バウンティハンター、タキニシサンデー、テンカトウイツ、コウリキと続きました。
 先頭を行くキンメダルは楽勝ムード。残り10メートル標識付近で多少脚いろが鈍りましたが、セーフティリードを保ちます。1度脚が止まり、センゴクエースに差を詰められますが、それでも先頭をキープ。なんとか逃げ切るか、と思われたところ、センゴクエースがゴール寸前で渾身の追い込みを見せ、2頭がなだれ込むようにしてゴール。結果、わずかに0秒1差、センゴクエースに軍配が上がりました。メムロコマチとコウリキの3番手争いも激しい叩き合いとなりましたが、ゴール線上でメムロコマチがストップし、コウリキが3着で入線しました。

 センゴクエースはこれで重賞4勝目。世代限定戦では10戦無敗と、無類の強さを誇っています。今回は辛勝でしたが、三冠馬ウンカイ、女傑サダエリコの遺伝子が生み出す底力。ばんえいダービーはもちろん、その後の重賞戦線でも要注目の存在です。
 惜しかったのはキンメダル。悲願の重賞初制覇が、ゴール寸前でこぼれ落ちてしまいました。ただ、障害を難なく越えたレースセンスは今後も武器となるでしょう。馬場や重量次第で、またチャンスが巡ってくるに違いありません。

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鈴木恵介騎手「ハンデがきつかったので条件は厳しかったですね。ヒザをついてしまったのは想定外で、その後の返事(手ごたえ)が遅かったので、降りたときは届かないかな、と。結果は勝てましたがギリギリのレースでした。これでオープンクラスに上がったので、使うところを調教師と考えながら、12月のばんえいダービーを視野に入れて調整していきたいと思います」

11/1ばんえい菊花賞予想 山崎エリカ

2015年11月 1日(日)

同世代同士ならセンゴクエース

 2歳三冠馬センゴクエースvs秋桜賞組vs上がり馬の対戦図式となるばんえい菊花賞。センゴクエースは、ばんえい大賞典では直前取消になりましたが、個人的には世代対決では無敗のセンゴクエースに他馬がどこまで成長力を見せられるのか、とても楽しみにしています。

 センゴクエースは、ばんえい菊花賞を楽しみにさせてくれるためなのか(?)、それともハンデ差を嫌ったのか(?)、今シーズンは同世代対決を意識的に避けていた感があります。確かにセンゴクエースの唯一の不安は時々、障害でスムーズさを欠くところ。負ける可能性がないわけではないと見ています。しかし、Aクラスの実績馬と戦って上位入線していることから、逆らいづらいでしょう。万が一、勝てないことはあっても2着までなら死守できると見て、◎はセンゴクエースとします。

 ○は、夏のまなす賞で4歳勢を差しきって勝利したコウリキ。この馬は前哨戦の秋桜賞で1番人気に支持されながら、障害で大苦戦したことでけっこう人気を落としそうです。しかし、今回は気楽な立場で立ち回れるのがこの馬の強調材料。今回は10番枠ですが、自分の競馬に徹することが出来る枠番という意味では悪くないでしょう。

 ▲は、秋桜賞の勝ち馬メムロコマチ。確かに秋桜賞は軽ハンデに恵まれたところはありますが、今回もまた最軽量。じわじわ伸びるタイプなので、高重量戦で他が苦戦するようだと面白いでしょう。今回は、大半の馬が秋桜賞で戦った相手だけに、狙わない理由もありません。

 △は、2歳時はセンゴクエースの次点の存在だったキンメダル。3歳馬の中では一番ハンデを背負わされていたはまなす賞で3着、コウリキと同じトップハンデを背負った秋桜賞で3着と、障害上手で大崩れしないタイプだけに侮れません。

 あとは2歳世代の重賞で常連のタキニシサンデー。ばんえい大賞典やはまなす賞で凡退したように、一時期は高重量戦に底を見せかけましたが、この秋は体がひと回り大きくなって力をつけて来ました。秋桜賞の2着馬ならば、特に嫌う理由もないでしょう。

 他ではばんえい大賞典で他馬が障害で苦戦する中、楽に障害を先頭で越えて2着入線したのが忘れられないテンカトウイツ。決め手不足のあたりが、いつも過小評価されてしまう理由ですが、ハナを奪うかのような勢いの良さと最後までがんばれるレースぶりが魅力です。今回のメンバーで障害が上手いと言える馬はキンメダルくらいなので、この馬の粘り込みを警戒しておきたいです。

 ◎ (8)センゴクエース
 ○ (10)コウリキ
 ▲ (5)メムロコマチ
 △ (7)キンメダル
 △ (6)タキニシサンデー
 △ (9)テンカトウイツ

 馬複
 8-10,5 1500円 計3000円
 8-7,6,9 1000円 計3000円

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