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2015年11月 アーカイブ

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11/29ばんえいオークス予想 須田鷹雄

粛々と赤塚レジーナから

 以前、赤塚騎手の勝率・複勝率は現役トップクラスなので人気にならないときは穴で狙う価値があるという話を書いた。
 すると、早くもまた重賞レースに赤塚騎手の名前が。レジーナ......正直、馬のほうから入ったらこの馬に重いシルシを打つことは難しい。先行力はあるが今回同型も多いし、B4どうしの比較で見ても時計的なアドバンテージがあるわけではない。さらにここは定量戦で、格上タイプにアローワンスを貰えるわけでもない。強調材料があるとしたら、近走の好調と、馬体の充実くらいか。

 しかし、「○○買い」というのは他の条件を見ずに粛々と行わなければならないもの。人気がない状況というのは来れば配当はそれだけつくのだから、ギャンブルとしての魅力はある。

 ◎レジーナから相手5頭で3連単マルチにするか6頭で3連複か迷ったが、ヒモ抜けしたら目もあてられないので後者でいく。

 ◎5レジーナ
 ○3シリウス
 ▲6ホクショウモモ
 ☆1メムロコマチ
 △2ワタシハサクランボ
 △4タキニシサンデー
 △8サンノハヤヒメ

 3連複
 5→3,6,1,2,4,8 400円 計6000円

今週の見どころ(11/28~11/30)

2015年11月27日(金)

 今週の開催からレースの発走時刻が変更。第1レースが14:15、メイン第10レースが19:05で、最終第11レースが19:40と繰り上がっての実施となりますのでご注意ください(詳細はこちら)。
 11月28日(日)のメインには、3歳女王を決める一戦・ばんえいオークスが組まれています。2歳シーズン女王シリウスが貫録を示すのか、その他の馬の躍進はあるのか。注目の一戦です。

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第17回開催4日目】
 11月28日(土)のメイン第10レースは、暑寒別岳特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)。B1級-1組(11月23日)、B1級-2組(21日)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ7頭立て。
 B1級-1組予選2着キンメダルに注目します。第2障害ほぼ同時に先頭で降りたセンゴクイチに競り負けたものの、ハンデ差を考えれば上々のレースぶりでした。今回は前走より20キロ増の695キロですが、3走前の3歳重賞・ばんえい菊花賞では700キロでひと腰クリアから2着と、障害が安定している今なら逃げ切りへの期待が高まります。
 B1級-1組予選1着センゴクイチが相手筆頭。前走から30キロ増となり、キンメダルとのハンデ差が縮まるのは不利ですが、障害巧者だけに685キロは苦にしないはず。
 B1級-2組予選勢では、4着ホンベツイチバン、5着コサカコブラの特別戦での変わり身に警戒が必要です。

【第17回開催5日目】
 11月29日(日)のメイン第10レースは、第40回ばんえいオークス(19:05発走予定)。定量670キロで3歳牝馬ナンバーワンの座を競います。
 今年2月の黒ユリ賞を制し、2歳シーズン女王に輝いたシリウスが最有力でしょう。今季も7月に重賞・ばんえい大賞典を勝ち、牡馬相手でも実力を示しています。過去1年間、同世代限定の重賞・特別戦では第2障害を3番手以内で越えたときは必ず勝利。ここも障害さえ早めに抜けられれば、抜群の決め手で決着をつけてしまいそうです。
 黒ユリ賞2着のメムロコマチは、10月5日のオッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)を勝利し、シリウス(4着)に先着。11月の重賞・ばんえい菊花賞では、今回と同じ670キロで第2障害ひと腰2番手クリアから4着に善戦しています。障害でシリウスを引き離すことができれば、勝機があるかもしれません。
 タキニシサンデーは、黒ユリ賞3着を含め、2歳時から同世代の牝馬限定戦では一度も3着以内を外していません。勝ちきれない面はありますが、押さえには必要でしょう。
 黒ユリ賞4着サンノハヤヒメ、同9着ワタシハサクランボ、同10着ホクショウモモらは、近走B4級で堅実駆けという近況。流れ次第では連争いに加わってくるかもしれません。

 この日の第9レースには、北央産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第5弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産馬の限定戦です。
 出走全馬が特別戦初挑戦ですが、格付的にスーパータイホウが中心。前走の2歳B級-1組戦(11月7日)を逃げ切って、ここにも出走しているココー(3着)を完封しています。9月には2歳A級-2組戦で、のちのナナカマド賞2着馬サクラダイチにゴール手前10メートルまで食い下がるなど、今回のメンバーなら実力が一枚上です。
 ココーも有力。決め手に乏しい面はありますが、2歳A級-2組で連対した実績は侮れません。
 アグリモエは2歳C級とはいえ4戦連続連対の勢いが魅力。半姉のアグリローズ、アグリナデシコはともに北央産駒特別を制しており、ここ一番で血が騒ぐかもしれません。

【第17回開催6日目】
 11月30日(月)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(A2級-1・2組決勝混合・19:05発走予定)。A2級-1組(11月22日)、A2級-2組混合(23日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選で今季初勝利を挙げたアオノレクサスに期待します。詰めの甘さも見せない逃げ切り完勝で、メンバー中で唯一のA1級馬として存在感ある走りを披露しました。今回もA1級はこの馬だけで、引き続き相手関係が有利。障害には自信を持っているので、特別戦へ替わるのもマイナスにはなりません。連勝のチャンスといえそうです。
 A2級-2組混合予選では追い上げ届かず2着ヤマノウンカイ、3着アアモンドヤマトは、アオノレクサスを楽に逃がさないため、早めの仕掛けでプレッシャーをかけたいところ。逆転を目指します。
 A2級-1組予選勢では1番人気で3着シンザンボーイに注目。前走が昇級初戦でしたが、障害もスムーズでクラスの壁を感じさせない走りでした。

ドリームエイジC 予想結果

2015年11月23日(月)

斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×14R=84,000円

斎藤 +253,090円
須田  +25,480円
山崎  -41,220円
矢野  -58,440円

11/22ドリームエイジカップ回顧

オレノココロがスピードを見せつける!

 22日(日)は重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、単勝2番人気の5歳馬オレノココロが優勝。今年のばんえい十勝オッズパーク杯に続く重賞7勝目を挙げ、冬の重賞戦線へ向け、さい先のいいスタートを切りました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.インフィニティー 12.8
  2.オレノココロ 5.9
  3.アサヒリュウセイ 23.5
  4.ニュータカラコマ 2.3
  5.フジダイビクトリー 7.6
  6.ホクショウユウキ 7.8
  7.ソウクンボーイ 104.8
  8.キサラキク 6.1
  9.カイシンゲキ 27.5
 10.キタノタイショウ 16.1

 昨シーズンのばんえい記念2着馬ニュータカラコマが重量面で恵まれたうえ、前走できっちり勝利して臨むこともあって、1番人気に支持されました。少し離れた2番人気に5歳のオレノココロ、ほぼ並ぶような形で4歳牝馬キサラキクと、若駒が続くオッズ。実績馬か新鋭か、まさに今後のばんえいを引っ張っていく"ドリームエイジ"決定戦の様相を呈しました。

 馬場水分1.5%でスタート。馬群を引っ張ったのはオレノココロ。ハイペースで逃げる形となりましたが、他馬は慎重に歩を進め、1頭を除いてほぼ横一線という態勢。第2障害の手前で若干差が詰まりましたが、結局はオレノココロがリードして障害を迎える形となりました。
 真っ先に仕掛けたのもオレノココロ。抜群の登坂を見せ、一気に障害を駆け上がります。天板に乗ったところで一瞬ヒザを付きかけますが、これを何とかこらえると、そのまま先頭で突破しました。他馬は少し後手にまわるような展開となりましたが、やや遅れてニュータカラコマ、フジダイビクトリー、ホクショウユウキとクリア。勝負はこの4頭に絞られました。
 先頭を行くオレノココロに迫ってきたのは、実績馬ニュータカラコマ。ハンデ差も10キロあるだけに、みるみるうちに差が詰まります。ところが残り20メートルを切ってから、オレノココロが再加速。軽快なピッチでニュータカラコマを引き離しにかかり、結局これに3秒8差をつけて先頭で荷物を運び切りました。さらに4秒1差の3着にはフジダイビクトリーが入り、人気サイドでの決着となりました。

 冬場を前に、オレノココロが持ち前のスピードを見せつけて勝利。みずからレースを作って押し切ったレース内容は圧巻でした。今後は重量が増えるために障害での立ち回りがカギとなりますが、混戦が続く古馬戦線にまた1頭、楽しみな存在が現れたと言えるでしょう。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「いつもの重賞より軽い770キロで、馬場も軽めだったので、条件はちょうど良かったです。道中は軽ハンデの馬もいたので、自分でレースを作るよう積極的に行きました。障害でヒザが甘いところがあり、そこさえうまくできればと思っていましたが、よく立て直してくれました」

11/22ドリームエイジC予想 山崎エリカ

2015年11月22日(日)

ハンデに恵まれたニュータカラコマに期待

 ドリームエイジカップは、年齢ごとに賞金上位2頭に出走権のあるレースですが、通常の古馬重賞と替わり映えのないメンバーで行われます。しかし、近3年は大波乱の連続で、8番人気のテンマデトドケ、7番人気のトレジャーハンター、9番人気のインフィニティーなどの超絶人気薄が勝利しています。これには当然、今シーズンの重賞勝ち馬にハンデが課せられるために、それらが不発する形で荒れているというのもあるでしょう。しかし、一番の理由は、オープン特別とそれほど変わらない基礎重量で行われることにありそうです。

 このレースを予想するにあたっては、古馬重賞を予想する感覚よりも、「オープンを予想する」という意識のほうがより的中に近づけます。実際に一昨年のトレジャーハンターには美味しい思いをさせてもらいました。よって、これまでの重賞実績などほぼ無視して予想を組み立てます。

 そう考えると、まず、最初の行き着くのは、前走でオープン勝ちのニュータカラコマです。ニュータカラコマは、今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念で3着、北斗賞4着と重賞で善戦はしていますが、今年はまだ重賞を勝っていません。それゆえに今回は、前走で2着に降したフジダイビクトリーよりも20㎏軽い重量で出走できます。今年10月に戦列復帰して、復調も見せたとなれば、◎に浮き上がってくるのはこの馬となります。

 ○は3走前の秋雲特別で◎ニュータカラコマとは、小差の3着のインフィニティー。前走では膝をついてしまったので5着に敗れましたが、それでも今回のメンバーではニュータカラコマ、フジダイビクトリーに次ぐ着順。それでいて、この馬も昨年同様にこれまでの重賞で常に善戦ながら、まだ一度も勝っていないので、ニュータカラコマと同じ重量で出走できるのが魅力です。

 ▲は2年前のこのレースでは2着に善戦し、波乱の片棒を担いだホクショウユウキ。この秋に入って、長期スランプから脱出して、重賞でも掲示板入りしているし、3走前と前走ではオープン(2組)を勝利。当然、侮れない存在です。

 △に4歳牝馬ゆえに重量が軽いキサラキク。この馬はフクイズミ以上の気まぐれで馬体重の増減も激しく、事前予想の取り扱いがとても難しいところがあります。前走クインカップ2着時から大幅に体重を減らしていなければ、より上位に来られる可能性が高まります。

 あとは3走前のオープン(2組)では、▲ホクショウユウキと小差のキタノタイショウ。この馬は、昨年のばんえい記念勝ちの実績などから、高重量戦のほうがいいイメージがありますが、障害スンナリしたタイプではないので、今回くらいまで重量が減るのは悪くなでしょう。

 他では今回でもトップハンデを背負いますが、それでも前走のオープンでは2着のフジダイビクトリー。相手が重量に恵まれていることを考えると、正直、ここは善戦止まりの感がしています。しかし、消すとやられそうな条件選ばずの堅実さが怖いのでここは一応、押さえることにしました。

 ◎ (4)ニュータカラコマ
 ○ (1)インフィニティー
 ▲ (6)ホクショウユウキ
 △ (8)キサラキク
 △ (10)キタノタイショウ
 △ (5)フジダイビクトリー

 馬複
 4-1,6 1500円
 4-8,10,5 1000円 計6000円

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