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11/1ばんえい菊花賞回顧

センゴクエースが豪脚で"奪冠"!

 1日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝1.4倍の断然人気に推されたセンゴクエースが優勝。三冠初戦のばんえい大賞典で競走除外となり、出走できなかった無念をここで晴らしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.アスリート 36.5
  2.コウシュハシンザン 59.7
  3.バウンティハンター 22.6
  4.エーチャン 7.0
  5.メムロコマチ 24.1
  6.タキニシサンデー 23.8
  7.キンメダル 5.6
  8.センゴクエース 1.4
  9.テンカトウイツ 107.8
 10.コウリキ 13.9

 注目はやはり昨季9戦無敗のセンゴクエース。今シーズンはばんえい菊花賞こそ競走除外となりましたが、前走で古馬A1を相手に3着に食い込むなど、随所で3歳馬とは思えないようなレースを見せています。それだけに重量も720キロと、最大50キロのハンデ差。この厳しい条件を克服できるか、注目が集まりました。

 馬場水分は1.0%と乾ききった状態でスタート。とはいえ700キロ前後の重量だけに、各馬軽快に第1障害を突破します。多少の出入りはあったものの、ほぼ横一線で推移し、各馬とも差なく第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはキンメダルで、タキニシサンデーとコウシュハシンザン、コウリキも登坂を開始。やや遅れてセンゴクエースが仕掛けますが、天板で痛恨のヒザ折りを喫します。その間にキンメダルが余力十分に障害をクリア。一気に差を広げ、独走態勢を築きます。じっくりためていたメムロコマチがひと腰で上がり、離れた2番手から追撃態勢。立て直したセンゴクエースが3番手で、以下バウンティハンター、タキニシサンデー、テンカトウイツ、コウリキと続きました。
 先頭を行くキンメダルは楽勝ムード。残り10メートル標識付近で多少脚いろが鈍りましたが、セーフティリードを保ちます。1度脚が止まり、センゴクエースに差を詰められますが、それでも先頭をキープ。なんとか逃げ切るか、と思われたところ、センゴクエースがゴール寸前で渾身の追い込みを見せ、2頭がなだれ込むようにしてゴール。結果、わずかに0秒1差、センゴクエースに軍配が上がりました。メムロコマチとコウリキの3番手争いも激しい叩き合いとなりましたが、ゴール線上でメムロコマチがストップし、コウリキが3着で入線しました。

 センゴクエースはこれで重賞4勝目。世代限定戦では10戦無敗と、無類の強さを誇っています。今回は辛勝でしたが、三冠馬ウンカイ、女傑サダエリコの遺伝子が生み出す底力。ばんえいダービーはもちろん、その後の重賞戦線でも要注目の存在です。
 惜しかったのはキンメダル。悲願の重賞初制覇が、ゴール寸前でこぼれ落ちてしまいました。ただ、障害を難なく越えたレースセンスは今後も武器となるでしょう。馬場や重量次第で、またチャンスが巡ってくるに違いありません。

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鈴木恵介騎手「ハンデがきつかったので条件は厳しかったですね。ヒザをついてしまったのは想定外で、その後の返事(手ごたえ)が遅かったので、降りたときは届かないかな、と。結果は勝てましたがギリギリのレースでした。これでオープンクラスに上がったので、使うところを調教師と考えながら、12月のばんえいダービーを視野に入れて調整していきたいと思います」

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