
昨年は上位3着までを独占した北海道勢だが、今年も大挙6頭が遠征してきた。
その北海道勢は力の比較や距離適性などの判断が難しいが、強い相手にも好走しているバッテリーパークに期待したい。前走ウィナーズチャレンジは4着だったが、勝ったユアザスターはその後のサッポロクラシックカップで2着に入ったという実力。母が、エーデルワイス賞JpnIIIを制し、関東オークスJpnIIでも3着だったアンペアということでも注目。
シュネルバレイは、ここ2戦の勝ち馬がリンダリンダでは相手が悪かった。ここまでの2勝は1000メートル戦だが、1400メートルならこなせるのではないか。社台ファームの生産で父サウスヴィグラスというのもめずらしい。
タッチワールドは、サンライズカップの6着はともかく、門別の重賞で勝ち負けというクラスの馬がいないこのメンバーなら十分勝負になりそう。
地元勢では、若駒賞で3番人気に支持されながら5着だったウマノジョー、同3着のスクリーンハッピーあたりが地元の意地を見せたいところ。
ほかに北海道勢では、フレッシュチャレンジを快勝しただけのシグラップエリー、デビューから1000メートル戦のみを使われているリックカグラなどに可能性がありそう。
◎9バッテリーパーク
○12シュネルバレイ
▲5タッチワールド
△8ウマノジョー
△1スクリーンハッピー
△11シグラップエリー
△6リックカグラ
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この開催では24日に1800メートルのB級-1組特別が組まれ、こちらはB級1400メートルのS2重賞。
サチノポピーの前走は、後方を追走して流れに乗れないまま。前々走までのレースぶりならここでも十分勝負になるはずで、園田でもこの距離を中心に使われていたように、1400メートルに戻って力を発揮するはず。山口勲騎手への乗替りということでも勝負と見る。
九州ダービー栄城賞を制したキングプライドが4か月半ぶりの実戦。栄城賞を制したあと、B級-2組の特別戦でも圧勝しているだけに、このクラスでも十分通用するはずだが、今回は休み明けに加え、2歳時以来の1400メートル戦ということで、不安材料もあっての対抗まで。
昨年のこのレースを制しているのがマイネルプレジャー。年明け後は今ひとつの成績が続いたが、ここ2戦の1400メートル戦で復調気配。勝利の可能性も十分。
ニュアージゲランは北海道から転入しての3戦、勝ちきれていないが、その時の勝ち馬が不在というメンバーだけに、ここでも上位は狙える。
高知から転入してこのクラスで実績を残してきたダノンハラショーが、今回2カ月半ぶりの実戦でどんな競馬を見せるか。
◎6サチノポピー
○1キングプライド
▲2マイネルプレジャー
△5ニュアージゲラン
△10ダノンハラショー
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マイタイザンが距離を伸ばしながらデビューから3連勝。前走の1700メートル戦でもすでに向正面から杉浦健太騎手が後続の脚色を何度も確認しながら追い出してという余裕があっての勝利。出走馬中半数の6頭が未勝利というメンバーだけに、ここは負けられないところ。
すでに勝負付けはすんだと思われるものの、マイタイザンの2着がある2頭、ウメマツサクラ、エイシンシンタが相手。
ウメマツサクラが対戦した2走前の1400メートル戦は、3〜4コーナーでぴたりと並びかけて追い比べとなったものの、最後に1 1/4馬身振り切られてというレース。鞍上はベテラン川原正一騎手でもあり、展開次第ではひょっとすると逆転もと思わせるレースだった。
エイシンシンタは、前走1700メートル戦でマイタイザンと対戦。他馬が直線でどんどん差を広げられるなか、この馬だけは差を広げられず1 1/4馬身差で食い下がった。ただマイタイザンにはまだ余裕があってのもので、逆転まではどうだろう。
北海道から転入初戦となるリラフェスタはここまで未勝利も、フレッシュチャレンジ、アタックチャレンジで2着があるだけに、その経験を考えると怖い存在。
◎10マイタイザン
○11ウメマツサクラ
▲7エイシンシンタ
△5リラフェスタ
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今シーズンのインフィニティーは、重賞で4、4、3、3、3着。障害は抜群で先頭か2番手で越えるものの粘り切れずという競馬が続いている。それにしても崩れることがないのはたいしたもの。レースぶりからして勝つのは難しいが、3着内の連軸としては堅いと見ての本命。
前走のオープンが3着で、基礎重量が重くなってきてそろそろ出番となりそうなのがキタノタイショウ。ここでなかったとしても、ばんえい記念までに必ず出番はあるだろう。
徐々に調子を上げてきているのがホクショウユウキ。昨シーズンも岩見沢記念を勝ったあと、北見記念でも2着と、ここらあたりが活躍のしどころ。
前走の休み明けを勝ったニュータカラコマも復調が見える。ばんえい記念に向けて調子を上げられるかどうか。
強力5歳、オレノココロ、コウシュハウンカイも外せないが、さすがに別定20キロ増のコウシュハウンカイは3着までではないか。フジダイビクトリーもさすがに30キロ増の880キロでは厳しい。
◎2インフィニティー
◯3キタノタイショウ
▲6ホクショウユウキ
△8ニュータカラコマ
△7オレノココロ
△9コウシュハウンカイ
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1勝馬か未勝利馬ばかりのメンバーのなか、唯一3勝を挙げているのが、オッズパークの一口出資権プレゼント対象馬のローカルロマン。デビュー戦こそ差のある3着だったが、その後3連勝。前走は逃げて2着だったが、そのときの勝ち馬ジュンストレートが不在となれば期待がかかるのも当然。唯一不安は初めての1750メートルという距離。2走前、3走前のレースぶりからは、距離延長も問題なさそう。引き続き山口勲騎手というのも心強い。
オスズはデビュー4走目の前走でようやく初勝利を挙げ、成長がうかがえる。900メートルのデビュー戦はビッグダディの2着だったが、前走1750メートル戦ではそのビッグダディを逆転して2馬身差をつけての勝利。ローカルロマンに距離不安があれば、距離延長で結果を残しているこの馬にチャンスだ。
ビッグダディは、オスズに負けた前走がまだキャリア2戦目に加え一気の距離延長。そこを経験しての上積みは期待できる。
前走でオスズに先着しているハクユウベリー、未勝利も2着が2回あるソウダイショウ、前走の9着に目をつぶればソウダイショウに2度先着しているダイリンムーンなども候補に挙がる。
ローカルロマンが距離をこなせば圧勝もあるが、ローカルロマンが崩れたときにはどれが勝ってもおかしくない大混戦となりそう。
◎1ローカルロマン
◯10オスズ
▲4ビッグダディ
△8ハクユウベリー
△5ソウダイショウ
△9ダイリンムーン
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