ケンブリッジナイスは、前走兵庫サマークイーン賞では逃げて2着。ぴたりと直後でマークされた地元のエーシンサルサと直線で競り合いとなって、最後は2馬身半差をつけられた。今回は、そのエーシンサルサのみならず、断然人気ながら出遅れて3着だったピッチシフターも不在となれば、相手は楽になったと見ていいだろう。グランダム・ジャパンのポイントでは、地方馬では目下4位だが、1位のピッチシフターとはわずか2ポイント差。他地区のポイントが加算されるここで一気に突き放したいところだろう。
2番手にも南関東のトーセンベニザクラ。中央オープンからの転厩で、しらさぎ賞では2着ケンブリッジナイスにアタマ差の3着。能力的に差はない。
シンカンイチコは3連勝でA-1特別を勝利。しかもジャングルスマイルを3着にしりぞけての逃げ切り勝ち。今回は、3歳時以来、3年以上ぶりの重賞挑戦で重賞初制覇なるかどうか。
駿蹄賞で8馬身差圧勝となったハナノパレードだが、東海ダービーでは3コーナー過ぎで失速して最下位。とはいえそれまで3着を一度も外したことがなかったという成績で、52キロなら初めての古馬相手でもチャンスはありそう。
リノワールは、兵庫サマークイーン賞ではやや離されての4着。とはいえ兵庫のA2特別を圧勝してA1・A2特別でも2着という成績なら、上位争いに加わってくる可能性も。
タッチデュールは兵庫サマークイーン賞こそ8着だったが、昨年末には東海ゴールドカップで2着、今年名古屋のオープンで3着などの好走があり、地方重賞なら上位争いに加われる実力はある。前走金沢スプリントカップ(4着)でコースを経験しているのもプラス。
ティボリハーモニーは、5月のA-1特別でナムラダイキチ、セイカアレグロという牡馬の重賞タイトルがある馬を相手に3着という実力。
◎8ケンブリッジナイス
○11トーセンベニザクラ
▲7シンカンイチコ
△10ハナノパレード
△5リノワール
△3タッチデュール
△6ティボリハーモニー
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マイネルパルフェは、吉野ヶ里記念ではエスワンプリンスにゴール前、半馬身差まで迫っての2着。今回、5頭立ての上に、近走まったく結果が出ていないという馬がいるメンバーなら不動の中心だ。
唯一、マイネルパルフェの相手になりそうなのがリッカアリュール。中央準オープンから転入して取消のあと2戦、3月の鏡山賞を勝っての今回が5カ月ぶり。佐賀で出走した2戦ともに2000メートルだが、中央時の3勝はいずれも1200メートル以下。距離短縮で力を発揮する可能性はある。
今年南関東から転入したクリーンは、S2重賞やA1・A2特別で3着までという成績。上記2頭にどこまで迫れるか。
ほか2頭はともに近走が勝ち馬から2秒以上の差をつけられての敗戦続き。クリーンが凡走する可能性を考えて、3連複や3連単の3着に入れるかどうか。
◎3マイネルパルフェ
◯2リッカアリュール
△5クリーン
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岩手デビューで、門別、大井、笠松と移籍して岩手に戻ってきた(といってもデビュー時とは厩舎が違う)ヴァイキングは、これまで10戦して3着以内を外したのが2回だけと、さまざまな環境に適応して堅実に走ってきた。再転入後の岩手では、ウイナーカップでスペクトルに1 3/4馬身差で2着と好走し、牝馬同士とはいえ古馬相手のフェアリーカップでも、唯一の3歳馬ながら2着と好走した。実績的にも3歳牝馬同士の今回のメンバーなら抜けた存在。
一発ありそうなのが、笠松から転入初戦のツリーハウス。このレースでは毎年言えることだが、この距離は初めてという馬が半数以上の中で、1900メートルの東海ダービーで2着という経験は大きい。
あやめ賞勝ちのあるグッドギアーは、昨年秋に門別から転入後、連対を外したのはたった1度だけ。その5着も留守杯日高賞で、先着された4頭はいずれも他地区からの遠征ゆえ、地元馬同士ではまだ底を見せていない。
前走の奥州水沢夏まつり賞でグッドギアーに6馬身差をつけて勝ったのがマックスキュア。今シーズンはこれがようやく2勝目だが、ここに来て力をつけている。
今シーズン盛岡では芝のみを使われているキーマスコットだが、ダートの成績が悪いわけではない。芝ではあるものの2400メートルのサファイア賞で2着があり、今回の2000メートルは向くのではないか。
リュウノヒカルは、兵庫から転入後4戦。前走の勝利はまだ3歳B1だが、馬体重を増やしての勝利には好感が持てる。
◎11ヴァイキング
◯6ツリーハウス
▲4グッドギアー
△5マックスキュア
△2キーマスコット
△8リュウノヒカル
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この開催では、A1・A2の混合で、1800メートル戦がこの池田湖賞、そして1400メートル戦の尾鈴山賞が翌日に組まれているが、ともに5頭立てという少頭数での争いになった。
エーシンユリシーズは、兵庫から転入後2、1、1着。特に前走カンナ賞は4番手から向正面でひとまくり。3コーナーで先頭に立つと、あとは後続を寄せ付けずという一方的なレースぶりだった。転入後は1400メートル戦しか使われていないが、兵庫では1700メートルのA1特別で勝ち負けをしていたという実力なら、このメンバーでは力が抜けている。
ジェットヴォイスは、2013年12月以降勝ち星から遠ざかっていて、近走でも勝ち馬から1秒以上の差をつけられての敗戦続き。しとはいえ、中島記念、九州大賞典、吉野ヶ里記念などS1の重賞に出走した経験がある。かつては中距離を中心に使われており、逃げ馬もいないことから、5頭一団で進んで、あっと言わせる場面を期待したい。
大村湾賞で3着のホーマンベルウィン、4着のシゲルケンシンは、ともに距離延長がどうか。中央時代に中距離を中心に使われていたホーマンベルウィンを上にとった。
◎3エーシンユリシーズ
◯5ジェットヴォイス
▲1ホーマンベルウィン
△2シゲルケンシン
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スーパーフレッシュチャレンジで衝撃的なレースを見せたライゾマティクスが2戦目でどんなレースを見せてくれるか。そのデビュー戦は、3コーナーから後続勢が追走一杯になるところ、ライゾマティクスはほとんど持ったままで差を広げ、2着馬に2秒8という大差をつけた。タイム的には、キーパンチャーが勝った7月14日のウィナーズチャレンジをコンマ1秒上回ってというものだが、ほとんど追われずに出したタイムだけに、能力の違いは歴然だ。
相手には、そのウィナーズチャレンジで1、2着のキーパンチャーか、ストレートアップかだが、ストレートアップのほうはスタートでダッシュがつかなかった上に、1コーナーと4コーナーで外に膨れ気味になって位置取りを下げるなど、2歳馬らしいというか、レースぶりがまだまだ子供。レースに集中できれば能力は高そう。
対照的にキーパンチャーは、中団からの競馬でも3〜4コーナーから手ごたえ十分に先頭に立って直線突き放すという優等生的な競馬をしていた。
アタックチャレンジとオープンで2勝を挙げているミスミランダーは、ここまでの4戦がすべて1200メートル。今回は距離が延びてどうか。
◎5ライゾマティクス
○2ストレートアップ
▲8キーパンチャー
△3ミスミランダー
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