NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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ハタノリヴィールの連覇に期待だ。昨年のマーチカップを勝って以降、勝ち星から遠ざかっているが、勝ちきれないまでも昨秋以降の東海クラウンでは掲示板内を確保。今回は近走重賞で勝ち負けという馬がほとんどいないメンバーだけに、ここは出番だろう。
フロリダパンサーは1年ほど前に中央準オープンから転入し、ここまですべて3着以内。マーチカップがハタノリヴィールの2着、東海ゴールドカップはダイヤモンドダンスの2着。あとひと押しで重賞にも手が届きそう。
メモリージルバは、9歳の昨年9月にオータムカップを勝利。その後の重賞では今ひとつの成績だが、相手がカツゲキキトキトや南関東で重賞を勝っているウェイトアンドシーでは仕方ない。前走東海クラウンが、3着ハタノリヴィールにも2馬身離されての4着はちょっと負けすぎのような気がするが、ここは巻き返しに期待したいところ。
サムライドライブの調子がどうも上がってこない。古馬との対戦となって結果が出ていないのは、そもそも能力の限界なのか、それとも調子落ちなのか。前走白銀争覇も着順こそ3着だが、直線で一杯になり、前2頭の争いから置かれてしまった。混戦のメンバーだけに結果を出したいところ。
新春盃4着だったデジタルフラッシュだが、中央準オープンの実力なら上位争いの可能性も十分。
◎8ハタノリヴィール
○9フロリダパンサー
▲5メモリージルバ
△2サムライドライブ
△4デジタルフラッシュ
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クラス別定のハンデ差もあって難解な重賞。こういうときはハンデが軽い格下の好調馬を狙うことが多いのだが、今回はそうした馬も見当たらず。ならば素直に格で評価していいのではないか。
今シーズンのキサラキクはオープンでたびたび好走。今回のメンバーでは能力的に抜けている感じで、このハンデ差でも崩れることはないだろう。1着固定とまでは言えないものの、軸としては固そう。
重賞挑戦は2016年のクインカップ(7着)以来2度めというヤマノホシは、はじめての770kgという重量がどうかだが、レディースカップでも3着に好走しており、障害を早めに越えれば粘り込むシーンはありそう。
レディースカップを制したナカゼンガキタだが、その賞金でクラスが上がってA1級では苦戦。今回の770kgも楽ではなさそうだが、牝馬同士なら出番はありそう。
もう1頭のオープン格付、セイコークインは近走大敗続きなだけにどこまでやれるか。
重量が不安だがタイキン、格下のヒメマルクィーンらには、混戦で有力勢が崩れたときに食い込む余地がありそう。
◎5キサラキク
○8ヤマノホシ
▲2ナカゼンガキタ
△1セイコークイン
△6タイキン
△4ヒメマルクィーン
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当初は兵庫から多数の登録があったものの、結局遠征馬は笠松、兵庫、高知から1頭ずつ。
ここは東京盃JpnII、笠松グランプリ、兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIという全国レベルのメンバーと戦ってきたエイシンバランサー、サクラレグナムの争いになりそう。その3戦ではサクラレグナムが2度先着。しかもエイシンバランサーは、地元の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでほとんど見せ場なく9着に敗れているのが気になるところ。ここは地元のサクラレグナムに期待する。大高坂賞のパフォーマンスから10歳でもまだまだ元気。
ストーミーワンダーは2連勝で白銀争覇を制した。ただ笠松グランプリでは◎○から2秒ほど離されての惨敗だっただけに、▲とはいえ今回も3着狙いまでだろうか。
ともに高知で連勝中のサウスキング、グレナディアーズは、このメンバーに入るとハードルは相当高そう。
◎8サクラレグナム
○4エイシンバランサー
▲5ストーミーワンダー
△9サウスキング
△3グレナディアーズ
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ライデンリーダー記念ではヒヤッとさせられたエムエスクイーンだが、初めての笠松遠征ということもあっただろうし、状態も万全ではなかったようだ。今回は地元に戻っての牝馬限定戦。17日には園田クーンセレクションが行われ、24日の笠松・ゴールドジュニアにも牝馬が出走していたなど、かなりメンバーが分散。エムエスクイーンにとっては相手がかなり楽になり、連勝はまだまだ続きそうだ。
リードメロディーは、エムエスクイーンと対戦すること4回。で、2着1回、3着2回という成績。前走新春ペガサスカップは3着だったが、圧勝したのは牡馬で、接戦だった2着、4着馬は不在。エムエスクイーンは別格として、この馬にとっても相手は楽になった。
ハッピーフライトは金沢から笠松への移籍初戦となったライデンリーダー記念が、エムエスクイーンからコンマ2秒差の4着。3着のリードメロディーとはクビ差だった。枠順の関係で逃げる形になったが、今回はエムエスクイーンのひとつ外の枠。好位でマイペースなら今回も粘り込むシーンはありそう。
ナラは○▲に続いてライデンリーダー記念で差のない5着。今回は園田クイーンセレクション遠征(4着)から中11日という詰まった日程ゆえ、状態次第でどちらにころぶか。
兵庫から遠征のトーセンジルコン、地元のアビゲイルは、ともに門別からの移籍組。今回が重賞初挑戦で、上位食い込みまであるかどうか。
◎2エムエスクイーン
○8リードメロディー
▲3ハッピーフライト
△11ナラ
△9トーセンジルコン
△4アビゲイル
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ウルトラカイザーは昨年5月以降、1400メートル戦では7戦6勝、2着1回とほぼ完璧な成績。真島調教師によると、今は気性的に2000メートルは合わないことから中島記念は使わないつもりが、ファン投票で1位になったことで使ったら勝ってしまったと。明けて11歳だが1400メートルで地元馬同士なら負けられない。
昨年10月の五ヶ瀬川賞でウルトラカイザーに土をつけたのがシゲルクロマグロ。逃げたシゲルクロマグロに、3コーナー過ぎではウルトラカイザーが迫ったものの、直線ではシゲルクロマグロが突き放した。とはいえこのときは別定重量で2キロ差があり、今回同斤量ということであれば、やはりウルトラカイザーが断然優位。
前走宝満山賞で、そのシゲルクロマグロを差し切ったのがフォークローバー。ただシゲルクロマグロは秋から馬体が増え続けて550キロ。絞ってくればシゲルクロマグロが巻き返すだろうが、そうでなければ再びフォークローバーが先着する可能性も。
宝満山賞で3着だったセクシーボーイだが、レース内容的にも○▲とはちょっと差があった。ロードメビウスは、佐賀ウインターダッシュでシゲルクロマグロの2着と好走。この2頭は上位3頭のどれかが崩れたときの押さえまで。
◎5ウルトラカイザー
○6シゲルクロマグロ
▲1フォークローバー
△9セクシーボーイ
△7ロードメビウス
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