
フルールカップから1〜3着馬を含む6頭が出走してきて、その上位馬との力比較と、距離が1200メートルになってどうかがポイントになりそう。
ここは別路線からレディオスターに期待する。前走1200メートルの2歳オープンでは、ラチ沿い5番手追走から直線外に持ち出して差し切るという、見どころのある勝ち方。不良馬場とはいえ1分12秒8と好タイムをマーク。この距離ならフルールカップ組をまとめて負かすと見る。
フルールカップは、早め先頭に立って押し切ったのがスティールルージュで、ゴール前一気に迫るもクビ差2着がエイシンヌプリ。そのエイシンヌプリは脚を余した感じもあっただけに、1200メートルのここではスティールルージュより上にとる。一方のスティールルージュもデビューから2着、2着のあと3連勝と力をつけているだけに連勝という可能性も十分。
スピーディキックはアタックチャレンジを勝ったのみだが、ほか3戦がすべて2着と底を見せていない。まだ若さを見せるところがあり、持てる能力を発揮すれば勝利まで期待できる。
1100mのフレッシュチャレンジで大差圧勝のスカーレットピースは、相手に恵まれた感もあり、一気の相手強化でどこまでやれるか。
フルールカップで3着だったアマクミナイデヨは初めての1200メートルがどうか。
◎9レディオスター
○4エイシンヌプリ
▲13スティールルージュ
△6スピーディキック
△12スカーレットピース
△3アマクミナイデヨ
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グランデストラーダは中央3勝クラスから大井に移籍して4戦。B1B2特別を勝って、A2特別で僅差の2着。スパーキングレディーカップJpnIIIでも、勝ったサルサディオーネには差をつけられたものの3着。中央馬3頭に先着した。1400メートルは中央時代も含めて経験がないが、スパーキングレディーカップJpnIIIで速いペースも経験し、コーナー4つの1400メートルならそれほどペースが速くなるとも思えず、初距離でも能力を発揮できると見る。
シーアフェアリーは、兵庫サマークイーン賞では早め先頭から人気のラインカリーナを振り切っての勝利。佐賀ヴィーナスカップでロカマドールにクビ、クビ差の3着という成績もあっただけに、9番人気は甘く見られすぎた。続く地元1400メートルのA1特別でも名港盃2着のタイガーアチーヴを負かしているだけに、ここでも勝ち負けまで期待できる。
ステラモナークは、地元の兵庫サマークイーン賞では6着だったが、ジェネラルエリアにしつこくからまれる展開は厳しかった。今回1400メートルで、単騎マイペースの逃げに持ち込めればそのスピードが生かせる。
佐賀ヴィーナスカップの接戦を制したロカマドールだが、兵庫サマークイーン賞では前2頭から離れた4着だったように、ここは相手が強い。連下争いまで。
中央2勝クラスから転入初戦を逃げ切ったサノマナ、兵庫サマークイーン賞5着だったカリブメーカーらは連下争いに食い込めるかどうか。
◎5グランデストラーダ
○12シーアフェアリー
▲2ステラモナーク
△1ロカマドール
△9サノマナ
△8カリブメーカー
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地元馬では、三小田幸人厩舎の期待馬、ノーフィアーかドラゴンゲートかどちらかが出てくるかと思ったが、どちらも出走せず。吉野ヶ里記念連覇のミスカゴシマも不在とあっては、レース中盤から中央4頭の勝負に絞られそう。
ラプタスは前走連覇を果たしたかきつばた記念JpnIIIが圧巻の逃げ切りだった。それが58キロを背負ってのもの。今回は58.5キロで、59キロが2頭いることを考えれば、厳しいハンデではない。重賞3勝はすべて地方のコーナーを4つ回る1400メートル戦だけに、ここも最有力。
今年国内初戦となるコパノキッキングは、一昨年、浦和1400メートルのJBCスプリントではほとんど勝ったような惜しい2着で小回りコースをこなしたが、昨年のこのレースではスタートでダッシュがつかず、ハンデ差があったとはいえ、最後は格下馬と脚色が一緒になって3着。やはり小回りコースには不安があり、スタートが決まるかどうかがポイント。ただ5カ月ぶりの実戦でも、栗東坂路で好タイムを出しているだけに能力は発揮できそう。
イメルは初オープンだった前走で3着だったが、スタートでダッシュがつかず後方からとなり、直線の追い込みはむしろ見どころがあった。ただ直線の短い地方の小回りコースは初めて。他の中央馬と3.5〜4キロのハンデ差を生かせるかどうか。
サクセスエナジーも地方のコーナー4つの1400メートル戦は得意とするところだが、今回はノドの手術をしての休み明けでどうか。
◎2ラプタス
○10コパノキッキング
▲9イメル
△1サクセスエナジー
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ハルノインパクトは、当初距離延長がどうかと言われていたが、調教で克服し高知優駿を快勝。他地区から有力馬が遠征してきたにもかかわらず、逃げ粘った11番人気のベアナチュラルに3馬身差をつける快勝。前走魚梁瀬杉特別ではブラックマンバに差し切られる不覚をとったが、再び1900メートルの舞台なら崩れることはない。三冠間違いなし、とまでは言い切れないもののの、その可能性は高い。
ブラックマンバは魚梁瀬杉特別でハルノインパクトをゴール前で見事に差し切った。距離が1300メートルだったからということではなく、1600メートル以上でも好走はあり、差しが決まる流れになるかどうか。逃げるベアナチュラルをハルノインパクトが早めにとらえにいって、それが厳しい流れになれば差し切るチャンスはあると見る。したがって馬単、3連単では頭でも狙ってみたい。
ベアナチュラルはここ2戦の充実ぶりが目立つ。高知優駿は11番人気で2着だったが、目迫調教師はレース前から手応えを感じていたそうだ。ただ、早めにとらえにくるハルノインパクト、追い込みのブラックマンバという異なる脚質の有力馬2頭が相手では頭まではどうだろう。
実績的に3頭の勝負と見るが、どれか1頭が崩れたときに、前走C2戦を勝ったトーセンジェイクの食い込みがあるかどうか。
◎4ハルノインパクト
○12ブラックマンバ
▲10ベアナチュラル
△8トーセンジェイク
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過去5年のはまなす賞は、4歳馬3勝に対して3歳馬は2勝だが、2着は4歳1回に対して3歳馬が4回と、年齢別ではほぼ互角。トップハンデの勝利は2018年4歳のマツカゼウンカイだけだが、4歳馬5頭すべて700kgでの争いだった。
そこで狙ってみたいのは好調の3歳馬イワキダイヤ。3走前にB4-3組を勝ち、ばんえい大賞典を挟んで昇級初戦となったB3-1組も勝利。ここにきてかなり力をつけている。ばんえい大賞典はイオンの3着だったが、イオンが今回同重量の660kgなのに対して、イワキダイヤは10kg減の660kg。その上昇度で4歳のトップハンデと50kg差は有利と見る。
どちらを本命にしようか迷っての対抗が、このレース連覇のかかるゴールドハンター。ここに来てのレースぶりが安定してきた。前走山鳩賞は、軽めの馬場で先に障害を越えた2頭に逃げ切られてしまったが、今回は軽量3歳馬がいて速い流れになれば、障害を越えてからの末脚勝負には有利。じっくり溜めて障害ひと腰ならチャンスは大きい。
4歳世代ナンバーワンは、やはりキョウエイリュウ。前走山鳩賞は仕上がりイマイチの状態で、先に障害を越えたトワトラナノココロを差し切る強いレースを見せた。今回もそのときと同じトップハンデ710kg。あとは軽量3歳馬がいて流れがどうなるか。
カイセドクターは山鳩賞4着だったが、勝ったキョウエイリュウから5秒5差。据え置きの700kgなら巻き返す可能性は十分。
山鳩賞で惜しくも2着だったトワトラナノココロだが、今回はそのときから10kg増の700kgでどうか。
ばんえい大賞典まで目下3連勝の3歳牝馬イオンも勢いがあり上位に食い込んでくる可能性も。
◎3イワキダイヤ
○1ゴールドハンター
▲8キョウエイリュウ
△5カイセドクター
△7トワトラナノココロ
△2イオン
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