昨年10月にデビューしたばかりの飛田愛斗騎手の勢いがすごい。25日のたんぽぽ賞では、1番人気の中央馬の手綱を任され大差の圧勝。で、重賞初制覇。加えてその日は9戦6勝。この固め勝ちで、山口勲騎手を超えて佐賀リーディングに立った。そして通算では早くも50勝を超えた。
その飛田愛斗騎手が騎乗するのがドラゴンゲート。昨年大井から転入後、ここまで短距離の重賞3勝。吉野ヶ里記念では3着、佐賀オータムスプリントでは2着に敗れたが、そのとき先着された馬たちは不在。良馬場1400メートルでコンスタントに1分27秒台をマークしており、前走不良馬場を1分26秒8は、2着に8馬身差の圧勝だった。近走、そのタイムで走っている馬はいないだけに、ここは頭ひとつ抜けている。
相手筆頭には、中央2勝クラスから転入して6戦4勝のデータヴァリュー。前走では2着カクリョウに8馬身差の圧勝。ここに来て調子を上げてきた。とはいえこの馬でも1400メートルの持ちタイムは1分28秒台。どこまで食い下がれるか。
ジャングルキッドは、A1・A2特別で常に掲示板内の安定勢力。2走前の雲仙岳特別も1分28秒4という好タイムをマークした。前を見ながらレースができる外枠も味方になりそう。
ラブミーリッキーは、高知から転入してここまで4戦。○▲にあと一息という内容で、逆転まであるかどうか。
◎1ドラゴンゲート
○3データヴァリュー
▲8ジャングルキッド
△7ラブミーリッキー
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今シーズン限りでの引退が発表されているコウシュハウンカイ。ばんえい記念には6歳時の2016年から毎年出走して、3着、5着、3着、4着、4着。1トンでの争いではちょっと分が悪い。となれば、ここで有終の美となるかどうか。トップハンデのメムロボブサップ、オレノココロより20kg軽い830kgは断然有利。障害先頭から押し切る。
もう1頭、ハンデに恵まれたのがアオノブラック。天馬賞はメムロボブサップとの一騎打ちでわずかの差で2着に敗れたが、ここはそのメムロボブサップより30kgも軽い820kg。ドリームエイジカップも制しており、ここでも勝機十分だ。
メジロゴーリキは、北見記念を勝って、帯広記念ではオレノココロの2着だったように、高重量戦でこそと思われる。しかしここは820kgなら馬券圏内が期待できる。
トップハンデ850kgのオレノココロは、さすがにここが狙いではないだろう。
シーズン前半大活躍で、後半は重量に苦しんでいるミノルシャープだが、トップハンデと20kg差なら見せ場はあるかもしれない。
◎6コウシュハウンカイ
○4アオノブラック
▲2メジロゴーリキ
△7オレノココロ
△3ミノルシャープ
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エイシンエンジョイのここ2戦の遠征は着外だったが、ともに激しい先行争いに巻き込まれてのもの。いじめられたと言ってもいいほどにからまれた。今回もマイタイザン、ナチュラリーという逃げ馬がいるが、マイタイザンは以前ほどのスピードがなく、ナチュラリーはほかに行く馬がいれば控えてもというタイプ。枠順的にもその2頭より内枠に入って、地元戦ならマイペースの逃げがかないそうなだけに、ここは巻き返しのチャンスと見る。
笠松グランプリではエイシンエンジョイの3着だったナリタミニスターだったが、兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは脚を溜めて後半に賭ける競馬で4着に食い込む好走を見せた。エイシンエンジョイとの一騎打ちになりそう。
中央3勝クラスで頭打ちとなったメイプルグレイトは、転入後3戦2勝。特に今回と同じ前走姫路1400メートル戦では、逃げた1番人気のミカエルシチーにからんでいって、直線を向いてそれを競り落とした、さすが中央3勝クラスの実力だ。◎○の間に割って入る可能性も十分。
このレース(昨年までは園田ウインターカップ)3連覇がかかるのがナチュラリー。過去2年とも内目の枠からの逃げ切りだったが、今回は前述のとおり、逃げるであろうエイシンエンジョイとの兼ね合いが難しくなりそう。
浦和・小久保智厩舎から遠征のトーセンレビューも怖い存在。1230メートルで好成績を残しているミカエルシチーは1400メートルがどうか。
◎5エイシンエンジョイ
○3ナリタミニスター
▲4メイプルグレイト
△9ナチュラリー
△2トーセンレビュー
△10ミカエルシチー
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トライアルのミヤマキリシマ特別を制したアイアンムスメか、ノカイドウ特別を制したイロエンピツか。どちらも完勝といえる内容だったが、イロエンピツのほうは、直線で後続を抜き離すというレースぶりに余裕があった。相手関係もあるので、そのレースぶりだけで比較するのは難しいが、勝ちタイムでも上回っているイロエンピツを上位にとる。
イロエンピツの大根田裕之調教師は2010年に荒尾で行われたたんぽぽ賞をコウユーヒーローで制しており、また霧島賞も2016年にキヨマサで制しているように、九州産馬の重賞の常連。また今回イロエンピツに騎乗する新人の飛田愛斗騎手は、山口勲騎手のリーディングの座を脅かす存在としても注目だ。
当然相手はアイアンムスメだが、ミヤマキリシマ特別で1馬身半差2着に食い下がったのが、浦和から遠征のミスターウラノフ。門別1勝から移籍した浦和では勝ちきれないながらも好走があり、遠征も2戦目なら逆転もあるかもしれない。
上位は人気順の決着だったミヤマキリシマ特別で、ミスターウラノフにクビ差3着だったテイエムサツマオーが地元佐賀勢として上位に食い込めるかどうか。
イロエンピツに4馬身離されたものの2着だったシーフードパイセン、アイアンムスメの4着だったテイエムサツマッコらも連下争いなら。
◎11イロエンピツ
○10アイアンムスメ
▲7ミスターウラノフ
△2テイエムサツマオー
△9シーフードパイセン
△5テイエムサツマッコ
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ブルースウェードは北海道から笠松に移籍しての初戦となるはずだったゴールドジュニアが取止めとなり、名古屋に移籍して臨んだ東海初戦が8馬身差の圧勝。スタート後のスピードから違っていて、4コーナーから追い出されるとあっという間に後続を突き放した。あとは初めての距離がどうか。血統面では距離は問題なさそうだが。
ブンブンマルは、2歳時のゴールドウィング賞では早め先頭のダイセンハッピーをとらえきれなかったが、新春ペガサスカップでは向正面で先頭に立ってもがっちり抑えたまま。直線では余裕で後続を突き放すという強い勝ち方を見せた。ここに来て力をつけているようで、距離延長もよさそう。
ライデンリーダー記念を勝ったフーククリスタルは名古屋に移籍しての初戦。ライデンリーダー記念のメンバーと比べると、ここは相手のレベルが上がった感じはあるが、3歳になっての充実ぶりに期待。
ギリニンジョウは、ライデンリーダー記念は3着だったが、年明け初戦の前走のレースぶりがよかった。上昇はあるかもしれない。
園田ジュニアカップ2着だった兵庫のシェナキング、大井から遠征のウェイキーらは、勝ち負けまではどうだろう。
◎1ブルースウェード
○5ブンブンマル
▲9フーククリスタル
△6ギリニンジョウ
△12シェナキング
△4ウェイキー
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