
昨シーズン前半に重賞3連勝の快進撃を見せたミノルシャープの調子が戻ってきた。2走前の北斗賞は7着だったが、障害は2番手でクリアしていた。勢いのある若い有力馬3頭が別定10kg増のところ、増量なしの790kgなら障害早めから粘り込むと見る。1着固定ではなく、あくまでも連軸で高配当を期待。
メムロボブサップは今シーズンここまで1勝を挙げたのみだが、3着以内を外したのは初戦の1戦だけ。5歳世代最強として、ここは別定10kg増でも見せ場をつくれるはず。
今シーズン始動が遅れたセンゴクエースだが、復帰3戦目となった前走は障害の天板で詰まったものの、越えてからの勢いが抜群だった。障害次第の面はあるものの、離されずに越えてしまえばこのメンバーでも差しきれるだけの力はある。
ばんえい十勝オッズパーク杯を制したアオノブラック、北斗賞を制したキタノユウジロウは別定10kg増でどうか。
アアモンドグンシンは障害を超えられるかどうかがすべて。早めに越えられれば頭まで。
◎1ミノルシャープ
○8メムロボブサップ
▲7センゴクエース
△6アオノブラック
△5キタノユウジロウ
△3アアモンドグンシン
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タイセイブラストは昨年春に南関東から転入後16戦9勝で、3着以内を外したのは2度だけ。今シーズンは赤松杯、シアンモア記念でも中距離の一線級と対戦して4着、3着と善戦。前走栗駒賞は4番手の好位でレースを進め、満を持して直線で前をとらえ押し切った。盛岡1200メートルは昨年11月以来で、そのときは2着だったが、勝ったのがラブバレットなら仕方ない。前走栗駒賞が8歳での重賞初制覇だったが、重賞連勝に期待したい。
その栗駒賞は、前半3ハロンが35秒6で、後半が40秒3もかかったというハイペース。それを2番手で追走したのがツルオカボルト。それで3着はよく粘った。冬休み明け後は7戦して3着を外したのが一度だけと10歳でも衰えはなく、盛岡1200メートルにも実績があるだけに、好位で流れに乗れば勝ち負けまで期待できる。
ボタニークはB1級で3連勝のあと重賞初挑戦となった栗駒賞が5着。門別では条件戦とはいえ1200メートル戦で実績を残しており、前走で重賞の厳しいペースを経験しての上昇が期待できる。ただ前走がデビュー以来初めての左回りだっただけに、その適性がどうかは気になるところ。
キラットダイヤは中央2勝クラスから転入2戦目となった前走水沢850メートルの早池峰スーパースプリントで2番手から直線抜け出して完勝。中央では1000メートルで2勝したが、1200メートルは3回走っていずれも二桁着順。あらためて1200メートル戦でどうか。
スティンライクビー、シゲノブは、栗駒賞ではともに後方から直線伸びてそれぞれ4着、2着。今回も展開次第で上位食い込みも。
◎10タイセイブラスト
○3ツルオカボルト
▲5ボタニーク
△11キラットダイヤ
△2スティンライクビー
△8シゲノブ
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コーラルツッキーは近走の着順だけ見ると冴えないが、3歳までの賞金で南関東A2に格付けされ苦戦している。とはいえ昨年末にはA2B1の準重賞で2着、休養明け初戦の前々走A2下特別では着順こそ5着だが勝ち馬とは3馬身ほどの差。今回のメンバーでは能力最上位と見る。エーデルワイス賞以来勝ち星がないが、それ以来の門別凱旋出走での好走に期待したい。
アブソルートクインは南関東のB1準重賞2着なら差はない。前走佐賀ヴィーナスカップはスタートから行きっぷりが悪く9着だったが、それでも勝ち馬とは1秒4差で着順ほど大きく負けたわけではない。叩き3戦目で休養前の能力が発揮できれば勝負になる。
このレース連覇を狙うクオリティスタートだが、今年1月の南関東ではB1以下の特別で勝負にならなかった。であれば◎○に対しては分が悪いと見る。ただ実績のある門別コースということでクリアしてしまう可能性は否定できない。
門別の特別戦好走があり重賞初挑戦となるサイファリス、今年名古屋所属で牝馬重賞を2勝しているニジイロ、クオリティスタートのヒダカソウカップ3連覇を阻んだルナクレアらも上位を狙える。
◎1コーラルツッキー
○8アブソルートクイン
▲2クオリティスタート
△7サイファリス
△3ニジイロ
△5ルナクレア
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グランフォロミーは馬体増だった冬休み明けの2戦がイマイチだったが、馬体を絞った東北優駿で復活。4コーナーでは先頭のリュウノシンゲンからまだ差があったが、最後は1馬身半まで差を詰めた。リュウノシンゲン不在のここは負けられない一戦。
果敢に牡馬に挑んでいるゴールデンヒーラーだが、東北優駿ではゴール前接戦となった2着争いに屈して4着。ここはグランフォロミーとの一騎打ちとなりそう。
東北優駿上位組に食い込みがあるなら中央1勝クラスから転入初戦を勝ったコウジクン。その前走は、競り合ったマナラズベリーを振り切ると、ゴール前ではグローリアステレサに迫られたものの、ほとんど追われないまま、鞍上七夕騎手が後続を確認しながらの楽勝だった。今回は一気の相手強化だが、前走のレースぶりなら◎○と好勝負も期待できそう。
東北優駿で3着だったサンエイマジックは好走続き。とはいえ勝ちきれないレースが多く、ここでは連下まで。
ウイナーカップ組は東北優駿組と比べると、能力的に見劣ることは否めない。ただ7番人気で勝ったジェフリーは、南関東で2勝の実績があり、調子アップなら馬券圏内も可能性がある。
◎4グランフォロミー
○3ゴールデンヒーラー
▲2コウジクン
△5サンエイマジック
△9ジェフリー
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門別内回り1600メートルのこのレースには、例年であれば中距離路線の有力馬が集まることが多いのが、今回は短距離路線の有力馬も参戦。門別外回り1200メートルの実績馬が、果たして内回り1600メートルをこなせるのかどうかもポイントになりそう。
コース適性となると、昨年のこのレースを制し、門別1600メートルでは2戦2勝のクインズプルートが中心。目下2連勝も相手が軽かったとはいえ、5馬身差、4馬身差の完勝なら連覇が期待できそう。
スマートアヴァロンは中央時代も含めて1400メートル以下しか経験がなく、9歳にしてコーナーを4つ回るレースは初めて。北海道スプリントカップJpnIII・5着、グランシャリオ門別スプリント4着という能力の高さで乗り切れるかどうか。
クラキングスは重賞勝ちこそないものの、昨年のこのレースが2着で、今年もコスモバルク記念3着、赤レンガ記念4着と重賞でも上位善戦。短距離路線組が崩れれば昨年の再現も。
スマイルミュは前走ヒダカソウカップは12着だったが、マリーンワンとハナを争ってのハイペース先行勢総崩れ。脚質的に今回も短距離馬と競り合ってしまう可能性はあるが、51kgを生かして上位食い込みの可能性に期待。
スティールペガサスは、昨年5月大井の優駿スプリントトライアル以降、1200メートル戦のみしか使われていないが、マイル前後でも勝ち負けがあり、ここでもチャンスはありそう。
◎8クインズプルート
○7スマートアヴァロン
▲4クラキングス
△6スマイルミュ
△5スティールペガサス
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