北陸・東海・近畿地区交流だが、遠征馬は兵庫のマイタイザンだけ。昨年は地元の特別戦で1勝を挙げたのみで一時期の勢いはないが、今回は相手がだいぶ楽になった。前走園田金盃は大逃げとなって直線脚が上がったが、それでも3着に粘った。今回もすんなりハナが叶いそうなメンバーだけに、マイペースで運べれば久々のタイトルも期待できるのではないか。
カツゲキキトキトの前走名古屋記念は、直線抜け出したアドマイヤムテキに半馬身差まで迫って2着。復調を感じさせた。そこから中9日だが、距離延長で調子アップなら、こちらも久々のタイトルに期待がかかる。
アンタエウスも兵庫から戻って2、1、1着と好調。前走もみの木特別ではカツゲキキトキトに3馬身差をつけて勝利。ただそのときは斤量2キロのアドバンテージがあり、今回は同じ57キロ。それでもここ2走のレースぶりなら勝つ可能性まで考えたい。ここまで3頭の勝負と見る。
東海ゴールドカップを制したウインハイラントだが、今回は相手が揃った。重賞でたびたび好走のサンデンバロンは人気がなくても押さえておきたい。前走名古屋記念では3コーナー過ぎで失速したゴールドリングだが、名古屋復帰2戦目で変わり身があるかどうか。
◎7マイタイザン
○8カツゲキキトキト
▲6アンタエウス
△3ウインハイラント
△11サンデンバロン
△4ゴールドリング
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門別からの転入初戦でJRA認定アッパートライを制したアイルビーゼアは、園田プリンセスカップは2着だったが、先着されたのは北海道からの遠征馬。兵庫若駒賞の3着も牝馬では最先着。続く前走アッパートライは、兵庫移籍後は初めて逃げの手に出たが、エクスプレスに直後で突かれ直線では失速。初めての距離もあったかもしれない。今回、舞台は姫路に移るが距離は1400メートルに戻って、牝馬同士なら能力は上位。
相手筆頭は名古屋から遠征のニジイロ。こちらも門別からの移籍で、名古屋初戦が8馬身差圧勝、続くJRA認定セレクトゴールドは3着だったが、勝ったのはその後元日の新春ペガサスカップを制したブンブンマル。笠松に遠征した特別戦が5馬身差の圧勝。ライデンリーダー記念は1番人気に支持されたが、スタートで躓いたうえに外からかぶされるなどスムーズなレースができず失速してしまった。その厳しいレースを経験して、今回牝馬同士ならあらためての期待だ。
笠松から遠征のハナウタマジリも北海道デビュー馬。移籍後は惨敗が続いたが、ここ2戦のレースぶりならチャンスはありそう。
園田プリンセスカップ、兵庫若駒賞でともに4着だったフセノチェリー、前走アッパートライを制したティーティーエイト、園田ジュニアカップ5着だったユナチャンらは連下候補で。
◎7アイルビーゼア
○10ニジイロ
▲1ハナウタマジリ
△6フセノチェリー
△9ティーティーエイト
△11ユナチャン
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トゥルスウィーの実績が断然だ。門別で2歳オープンまで勝ち、重賞タイトルまでは至らなかったが、シーズン終盤の2歳重賞ブロッサムカップでは着順こそ6着だが勝ったモリノオーシャンとはコンマ8秒差。佐賀転入後も2連勝で、1750メートルの距離も経験しているということではほとんど死角がない。
唯一、トゥルスウィーを負かす可能性があるとすればプリマステラ。門別では未勝利だったということではトゥルスウィーとは能力差がありそうだが、門別時代も含めて初めての中距離戦だったカペラ賞では、向正面中団から仕掛けての勢いが圧巻だった。この距離でこそ、ゆったり流れて瞬発力勝負になればあっと言わせる場面はあるかもしれない。
この2頭が中心となるが、3着探しは難しい。
カペラ賞で8番人気ながら2着だったマウイバークマン、カペラ賞は9着だったものの前走アルデバラン特別で3着プリマステラに続く4着だったポストモダンと、同タイム6着だったトーアマリアンヌらが候補だが、それ以外の馬たちもあまり差はない。
馬券は◎○中心にどこまで絞れるか。
◎4トゥルスウィー
○2プリマステラ
▲6マウイバークマン
△3ポストモダン
△10トーアマリアンヌ
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園田でも近年、ようやく1400メートルの古馬重賞が充実してきたが、それでもやはり東海のこの路線では兵庫勢の活躍が目立つ。エイシンエンジョイは、笠松1400メートルの重賞で5戦3勝。唯一着外だった一昨年の笠松グランプリは、スタートで両脇から挟まれるようなかたちで位置取りを下げたことが影響したか、3コーナーから後退してしまった。しかし昨年は全国の強豪をしりぞけて勝利。5歳になっての充実ぶりがうかがえる。このレースには連覇がかかる。
エイシンエンジョイにとって笠松グランプリより相手が楽になったかといえば、そうとも言い切れないのは、中央の上級クラスからの転入馬がいるため。中央オープンから兵庫に移籍したドライヴナイトは、移籍初戦のA級特別を制し、2戦目の園田金盃がジンギの4着と重賞級の能力を発揮している。中央オープンでも1400メートルでの勝ち星があるが、園田での2戦から距離短縮となるのがどうか。
タイセイプレシャスは中央3勝クラスから笠松への移籍初戦。中央でもダート1400メートルを中心に使われており、昨年は勝ちきれないながらも勝ち馬から1秒以内の走りは見せていた。ここなら勝ち負けは可能だろう。
門別からの転入初戦を圧勝したアルタイルも中央や南関東でオープン勝ちの実績があるだけに侮れない。ここまで4頭の勝負。
◎2エイシンエンジョイ
○8ドライヴナイト
▲4タイセイプレシャス
△1アルタイル
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東海ダービーまで6連勝だったニュータウンガールだが、その後は勝ちきれないレースが続いた。とはいえ、秋の鞍、楠賞は3歳馬同士でも全国レベルの馬たちがいて、さらに笠松グランプリは初めての古馬との対戦で、しかも全国クラスの強豪が集まったなかで勝ち馬からコンマ2秒差は評価できる。ここは久々のタイトルに期待がかかる一戦。
ゴールドリングは中央に移籍して格付けされたのが3勝クラスでは、そこに立ちはだかるカベはさすがに高かった。昨年のこのレースは2着。中央のダート短距離の厳しいペースを経験して、昨年よりも力をつけた可能性はある。
このレース連覇がかかるのがアドマイヤムテキ。その後は笠松の東海クラウンを制しただけで重賞ではやや苦戦が続いたが、秋になっての10月、今回と同じ舞台のゴールド争覇で2着。勝ったのが兵庫で昨年急激に力をつけたナリタミニスターということでは、評価できるレース内容。笠松グランプリでは、そのナリタミニスターが3着に負けているので、アドマイヤムテキの8着も仕方ない。あらためて東海勢同士なら勝ち負けが期待できる存在。この馬も1400メートルのほうが向いている。
重賞常連のサンデンバロンも昨年秋のゴールド争覇では3着があっただけにまだまだ見限れない。
前走からほぼ連闘で出走してきたカツゲキキトキトはどこまで復調しているか。
◎11ニュータウンガール
○9ゴールドリング
▲3アドマイヤムテキ
△2サンデンバロン
△8カツゲキキトキト
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