昨年秋からのジンギの充実ぶりがすばらしい。3歳時の楠賞で2着に負けて以降は13戦9勝、2着3回。前走名古屋大賞典JpnIIIの4着は地方馬最先着で、それ以外で先着を許したのがマイフォルテ、タガノゴールド、エイシンニシパだけ。とはいえ12月の園田金盃では直線だけで接戦の2着争いを5馬身突き放し、1月の白鷺賞では2着ナムラヘラクレスに7馬身差をつける圧勝。その2戦でパワーアップを感じさせた。今回はマイフォルテ、エイシンニシパらのライバルが相手でも定量戦なら取りこぼしはないとみる。
エイシンニシパは、はがくれ大賞典3勝目を挙げ、重賞は通算で13勝目。8歳でも衰えを感じさせないレースぶりだった。ジンギとは5馬身差をつけられた園田金盃以来の対戦で、ジンギを慌てさせる場面があるかどうか。
コスモバレットは、そのはがくれ大賞典で直線差を詰め、エイシンニシパに3/4馬身差まで迫った。ただここまで重賞未勝利。歴戦の実績馬にどこまで迫れるか。
強烈な末脚が持ち味のマイフォルテは7カ月の休み明けで、どこまで仕上がっているか。ここまで4頭の勝負と見る。
◎7ジンギ
○5エイシンニシパ
▲8コスモバレット
△10マイフォルテ
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船橋への一時移籍から戻ったハクサンアマゾネスの今季初戦、JBCイヤー記念は、マイペースの逃げにほかの馬は追ってもこられずという状況。まったくの楽勝で2着のファストフラッシュに4馬身差をつけた。昨年末は3歳ながら中日杯を制した実力だけに、牝馬同士のここで負けることはないだろう。
ネオアマゾネスの高知から転入初戦の前走A2特別は、すんなりマイペースの逃げから軽く仕掛けただけで2着に大差をつける圧勝。高知ではC2級までの戦績だったが、その初戦で能力の高さを見せた。ハクサンアマゾネスを無理に負かしにでもいかないかぎり、相手筆頭は堅いのではないか。
このレース連覇がかかるのがロンギングルック。その後は12月にA1特別を1勝したのみで、JBCイヤー記念は差のある5着だったが、牝馬同士で今回のメンバーなら2、3着争いは十分に期待できる。
重賞初挑戦となるエイシンホープに、日本海スプリント勝ちのフェリシアルチアには1500メートル勝ちの経験もあり、上位食い込みを狙う。
◎5ハクサンアマゾネス
○4ネオアマゾネス
▲6ロンギングルック
△9エイシンホープ
△11フェリシアルチア
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ブンブンマルの充実ぶりが際立つ。2歳時のゴールドウィング賞でダイセンハッピーの2着に敗れたあと目下4連勝。前走中京ペガスターカップでは、逃げたダイセンハッピーを3コーナー手前でとらえると、直線で6馬身ちぎり捨てた。1800メートルの距離もスプリングカップで経験しており、ダイセンハッピー不在となったここは負けられないところ。
唯一、その相手になる可能性は、中央未勝利から転入して4連勝中のトミケンシャイリ。前走の3歳1組特別も逃げ切り8馬身差の圧勝だった。ただ中央では距離を経験しているが、名古屋では1400メートルまでしか経験しておらず、距離延長でブンブンマルと対峙できるかどうか。
連下争いは、中京ペガスターカップ4着のあと2連勝のスプリングメドウ。前走ウグイス特別は4馬身差の完勝。ここにきての充実ぶりを見せた。ウグイス特別2着モズザベスト、同3着スズノスケまでが3着候補。
◎3ブンブンマル
○1トミケンシャイリ
▲11スプリングメドウ
△5モズザベスト
△12スズノスケ
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今年22回目となったこのレース。2000年の第1回には笠松のミツアキサイレンスが勝ち、第2回には地元のロードバクシンが勝ったが、その後はJRA勢が19連勝。近5年を見ても、2019年に地元のバンローズキングスが3着に入ったのみで、ほとんどJRA勢が上位独占。今回も菊水賞の上位馬では3着エイシンヒビキ、5着サラコナンが出走してきたのみ。他地区からの遠征もないという状況では、やはり中央勢同士の争いとなりそう。
そんなかで唯一3勝を挙げているのがゴッドセレクション。伏竜ステークスは外枠からのスタートでも2番手の好位につけ、直線抜け出しての完勝。そのレースぶりからも抜けた存在。
ダートで3戦2勝のロードエクレールは、出遅れて後方ままだった2走前を度外視なら、前走後続を寄せ付けないままの逃げ切りは評価できる。ダートの未勝利戦から芝の1勝クラスで直線一気を決め連勝したリプレーザ。伏竜ステークスこそ10着惨敗だったものの、ダートで2勝を挙げているランスオブアース。JRAの相手3頭に順番をつけるのは難しい。
地方馬では、菊水賞で1番人気に支持されながら5着だったサラコナンの巻き返しに期待だが、JRA勢の一角崩しがあるかどうか。
◎5ゴッドセレクション
○10ロードエクレール
▲7リプレーザ
△9ランスオブアース
△1サラコナン
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一昨年3歳時に道営記念を制したリンノレジェンドだが、昨シーズンの重賞勝ちは金沢に遠征したイヌワシ賞だけと、ちっと物足りない成績だった。それでも白山大賞典JpnIIIでは地方馬最先着の5着で勝ち馬から1秒5差、道営記念6着のあとに臨んだ浦和記念JpnIIでも勝ち馬から1秒5差(9着)と形はつけた。冬休み明けをひと叩きして臨む一戦だけに、ここを勝って勢いをつけたいところ。
クインズサターンは昨シーズン、川崎から転入して4連勝で道営記念まで制した。今回は浦和記念JpnII(8着)以来約5か月ぶりとなるだけに、どこまで仕上がっているか。
クラキングスの今シーズン初戦は、直線差を詰めて勝ったリンノレジェンドに2馬身差2着。昨年は星雲賞2着があり、今年こそ重賞タイトルを手にしたいところ。
昨年のコスモバルク記念2着のあと、赤レンガ記念を制したのがステージインパクト。今季初戦が勝ったリンノレジェンドから差のある9着ではあまり強気にはなれないか。
昨年道営記念3着のヤマノファイトは、船橋の報知グランプリカップが他馬の進路妨害を受けて落馬競走中止。今回はそれ以来、南関東から戻っての初戦となるが、馬体を減らして戻ってきたとのことなので、それがどこまで戻っているか。
◎7リンノレジェンド
○4クインズサターン
▲8クラキングス
△5ステージインパクト
△2ヤマノファイト
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