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斎藤修NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。

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【7/23佐賀・吉野ヶ里記念】中央・大井での実績からロンドンテソーロ

 リュウノシンゲンが人気になりそうだが、ここは転入初戦を迎えるロンドンテソーロを狙ってみたい。中央ではダート1200メートル以下で4勝をマークし、大井移籍後にもA2以下特別の1200メートル戦で1勝を挙げたのみだが、中央でも大井でも1400メートルでも好走はあった。佐賀では4月に初戦となるはずが除外となり、7月の遠賀川特別は悪天候で取り止めとなってしまった。そういうわけで今回が佐賀の初戦。あとは佐賀のダートをこなせればリュウノシンゲン相手でも勝負になるとみる。
 このレース連覇を狙うのがリュウノシンゲン。佐賀で地元馬同士ではほぼ無敵。昨年の九州大賞典3着は距離が長すぎた。ただ佐賀移籍前の南関東では3戦して2着があったものの、あとの2戦は惨敗。南関東上級クラスの実績馬との対戦でどうか。
 そのリュウノシンゲンに、先月の大分川賞で地元馬として初めて先着したのがエスケイファースト。早め先頭からリュウノシンゲンを振り切った。今年春はリュウノシンゲン相手に惨敗していたが、ここにきて調子を上げてきているだけに再度という可能性も考えられる。
 ミスカゴシマは今年1月に2000メートルの雷山特別を勝って以降さっぱりだが、1400メートルは本来得意とする舞台。復活を期待したいところ。
 ダイモーンは昨年の佐賀王冠賞8着以来の重賞挑戦だが、近走は1400メートルのA1戦でも上位争いをしているだけに、馬券圏内なら可能性はありそう。
 ◎4ロンドンテソーロ
 ○5リュウノシンゲン
 ▲8エスケイファースト
 △7ミスカゴシマ
 △3ダイモーン
 
 吉野ヶ里記念の出走表はこちら


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2023/07/22
重賞予想
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【7/23盛岡・ハヤテスプリント】南関東勢上位でスタードラマー

 南関東から大挙5頭が遠征してきたが、その中には優駿スプリントの路線での上位馬もいて、地元馬には苦戦となりそう。
 スタードラマーは北海道から大井移籍後も1200メートルを使われ、船橋の若潮スプリントこそ5着だったが、優駿スプリントトライアルでは4コーナー7番手から馬場の真ん中を伸びて2着に入った。優駿スプリントはスタートで出遅れ後方からとなってしまい、4コーナーでも16頭立て14番手。それでも直線なんとか伸びて7着までもってきた。ここは巻き返しのかかる一戦。ただスタートはカギになりそう。
 ボルドートロギルは、優駿スプリントトライアルでは2着スタードラマーに1馬身差3着だったが、優駿スプリントではスタードラマーに先着しての5着。能力的に差はなさそう。
 ただこの2頭の比較では、スタードラマーが船橋1200メートルでも勝利があるのに対して、ボルドートロギルは門別と大井だけの経験で、今回左回りの盛岡コースということでは、スタードラマーに分がありそう。
 ピノホホッアは、ハイセイコー記念3着、ニューイヤーカップ2着で、南関東のクラシック路線に乗りかけたが、東京ダービーでは15着惨敗。距離的にはおそらくマイル前後かそれ以下がよさそう。2歳時には1200メートルのゴールドジュニアで3着もあり、あらためてこの1200メートル戦で能力と適性が問われるところ。
 クラティアラは、船橋の若潮スプリントで3着。勝ったメンコイボクチャンは、その後優駿スプリント3着という実力だけに、◎○ともそれほど差はなさそう。
 デザートウインドはユングフラウ賞で勝ち馬からアタマ+1馬身差で3着と好走したが、その後の重賞では相手が強くなったかさっぱり。とはいえ優駿スプリントでは◎○ともそれほど差のないレースをしているだけに、相手が軽くなったここなら巻き返す可能性はある。
 ◎7スタードラマー
 ○9ボルドートロギル
 ▲4ピノホホッア
 △10クラティアラ
 △13デザートウインド
 
 ハヤテスプリントの出走表はこちら


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2023/07/22
重賞予想
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【7/17盛岡・マーキュリーカップJpnIII】バーデンヴァイラーの連覇期待

 マーキュリーカップJpnIIIはリピーターの活躍が目立ち、過去10年でもミツバ、マスターフェンサーが連覇しているだけなく、2着3着の馬券圏内まで含めると、複数回好走している馬が多数。南部杯JpnIはさらにリピーターの活躍が顕著で、盛岡ダートコースはおそらく得意な馬には能力を発揮しやすい舞台なのだろう。昨年の覇者バーデンヴァイラーは、その後佐賀記念JpnIIIも制しており、地方の2000メートルかそれ以上の距離で能力を発揮するタイプ。
 ダートに転向して快進撃を見せたウィルソンテソーロは前走地方のかきつばた記念JpnIIIで重賞初制覇。まだキャリア9戦で、今後も中央・地方を問わずダートグレードでの活躍が期待できそう。とはいえ前走のレースぶりからは瞬発力勝負のように思え、ダートでは初めての2000メートルでその持ち味が発揮できるかどうか。
 テリオスベルは、早めに仕掛ける戦法で地方で好走を続けたが、最近ではスタートしてペースが落ち着いたあたりで先頭に立ってしまうことで他馬に目標にされてしまい、昨年ほどのインパクトがなくなってきた。引き続き仕掛けのタイミングに注目だ。
 サンライズホープは、一昨年のシリウスステークスGIII、昨年のみやこステークスGIIIと中央でダート重賞2勝だが、それ以外の重賞では4着が最高という意外性のタイプ。有力馬が限られる地方のダートグレードなら上位を狙えそう。
 昨年"差し"で3着と見せ場をつくったヴァケーションだが、今年はどんな戦法に出るか。早めから先頭のテリオスベルを追いかけていくことはしないと思われ、展開次第の面はありそう。
 ◎7バーデンヴァイラー
 ○9ウィルソンテソーロ
 ▲4テリオスベル
 △2サンライズホープ
 △3ヴァケーション

 マーキュリーカップの出走表はこちら


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2023/07/16
重賞予想
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【7/17名古屋・名港盃】重賞連勝狙うブリーザフレスカ

 中央未勝利から昨年秋に転入したブリーザフレスカが下級条件から順調に出世を遂げた。ここまで名古屋では12戦8勝で、すべて3着以内。重賞初挑戦となった前走トリトン争覇は、道中ずっと鞍上が手を動かしていて決していい手応えには見えないのだが、大外をまくって4コーナーで先頭に立つと直線で突き放し、コンビーノに7馬身差をつける圧勝となった。前々走、2100メートルの湾岸スターカップでは2着に敗れているが、トリトン争覇でのレースぶりなら距離延長は悪くなさそう。今年3年目の塚本征吾騎手はそのトリトン争覇が重賞初勝利で、重賞連勝を狙う。
 湾岸スターカップでブリーザフレスカに3馬身差をつけて完勝だったのがナムラマホーホ。一昨年のこのレースが重賞初制覇で、それを含め昨年までに重賞5勝。トリトン争覇では5着完敗だっただけに、あらためてブリーザフレスカと雌雄を決する一戦だ。
 アンタンスルフレは、重賞初挑戦だった昨年のこのレースが2着で、その後金沢に遠征し北國王冠を制した。5カ月の休み明けで遠征となった前走、園田・六甲盃は2番手追走もペースが上がったところで一杯になってしまったが、今回復帰2戦目で2000メートルの距離なら◎○を脅かす可能性は十分。
 昨年のこのレース3着で、前走トリトン争覇も3着だったクインザヒーロー、今年川崎から転入し調子を上げてきたリョウガらも上位を狙える存在。
 ◎3ブリーザフレスカ
 ○11ナムラマホーホ
 ▲4アンタンスルフレ
 △2クインザヒーロー
 △6リョウガ
 
 名港盃の出走表はこちら


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2023/07/16
重賞予想
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【7/16ばんえい・旭川記念】早めの展開でメジロゴーリキ

 メジロゴーリキは今シーズンまだ勝ち星がないとはいえ4戦連続で3着以内の好走で、ばんえい記念からは5戦連続。ここ2年ほどは年に2、3勝のペースで着外も少なくないという成績だったが、これほど好走が続いているのは2019年以来。今週は土曜日に雨予報となっていて、今年雪のチャンピオンカップを制しているように、馬場が軽くなれば早めの仕掛けから押し切ると見る。
 メムロボブサップは、ばんえい十勝オッズパーク杯ではめずらしく障害に手間取ってまさかの8着。とはいえ今シーズン負けたのはそれだけで安定感は相変わらず。今回は別定10kg増となるが、この重量なら問題にしないだろう。
 帯広記念3着など昨シーズン終盤に充実を見せたのがコマサンブラック。今シーズンはまたどこかの重賞で見せ場をつくるはず。ただ今回、雨の速い馬場はあまりよくないかもしれない。
 アオノブラックも今シーズン馬券圏内をはずさない好走を続けていたが、北斗賞で取消となった影響はどうだろう。
 調子の波があるミノルシャープは今シーズン当初はいまいちだったが、北斗賞3着、ミントスポット杯2着とここに来て上昇。シーズン後半の高重量戦はいまひとつだが、この時期の800kg前後の重賞ならチャンスはある。
 雨馬場が向きそうなのはインビクタだが、このメンバーで別定10kg増はちょっと厳しいように思う。
 ◎3メジロゴーリキ
 ○4メムロボブサップ
 ▲5コマサンブラック
 △6アオノブラック
 △9ミノルシャープ
 ×2インビクタ
 
 旭川記念の出走表はこちら


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2023/07/15
重賞予想
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