NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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高知から参戦のシャマルが実績断然だが、地元のベントに期待する。中央2勝クラスから転入して、ここまで9戦6勝。重賞初挑戦となったトリトン争覇ではマイペースの逃げに持ち込み、直線追い出されるとあっという間に後続を置き去りにした。続く前走名港盃ではスタートからほぼ並走でぴたりと追走してきたウィットビーアビーを4コーナーで楽に振り切った。東海勢同士ではまだ底を見せておらず、シャマルとの対戦でどんなレースを見せるか。
シャマルは昨年秋以降ダートグレードで掲示板外のレースが続き、黒船賞JpnIII・3連覇というコース実績のある高知へ移籍した。初戦となった1300メートルのA-2戦では、前で競り合った2頭を3〜4コーナーで並ぶ間もなく交わし去ると余裕の手応えのまま5馬身差の圧勝。高知に移籍するまで1年近く結果を出せずというレースが続いていただけに、8歳になって衰えがないとはいえないが、地方同士の重賞なら勝てる能力はありそう。もともと好不調の波があるタイプとはいえ、名古屋のかきつばた記念JpnIIIには2024年から3年連続で出走して4着が最高。今回と同じ舞台の名古屋1500メートルでは一度も馬券にからめておらず、そのコース適性は気になるところ。
名古屋生え抜きの4歳馬アップショウグンは、ここまで18戦して15連対。2歳時のゴールドウィング賞では2着、そして今年トリトン争覇でもベントに3馬身差2着と、重賞では勝ちきれていない。今回も◎◯が相手では壁は高そうだが、安定して結果を残しているだけに崩れることはなさそう。
なんとも不気味なのは、中央1勝クラスから移籍した高知の条件戦で、目下8連勝というダオラダオラ。中央では3歳時に未勝利を脱出できず、移籍したのが名古屋で、5戦して1500メートル戦で3勝を挙げ中央に戻っていた。コース適性は証明済みだ。
大井から名古屋に移籍後4戦1勝のドナギニー、中央3勝クラスから今春転入して8戦2勝のミアステラは、ともに能力面での実績ではそれほど見劣ることはないが、距離面での実績は中長距離が中心だけに、今回の1500メートルの舞台でどうか。
◎5ベント
◯4シャマル
▲7アップショウグン
△12ダオラダオラ
△6ドナギニー
△8ミアステラ
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大井の黒潮盃を制し、あらためてここで打倒ゴッドフェンサーを表明したのがミルトイブニング。東京ダービーJpnIは12着に沈んだが、中央馬相手にスタート後に出していったらかかってしまったとのこと。たしかに向正面では3番手集団から一旦は抜け出し、ハイペースで競り合った前の2頭を追いかける形になってしまい、4コーナー手前で一杯になってしまった。再度大井に遠征した黒潮盃では、前半は後方集団で脚を溜め、3コーナーから抜群の手応えで位置取りを上げていくと、4コーナーでは早くも先頭に立って後続を振り切った。1馬身半差で2着に退けたサンラザールは、羽田盃JpnI・5着、東京ダービーJpnI・6着、そして先日のジャパンダートクラシックJpnIでは地方馬最先着の4着と、ダート三冠すべてで見せ場をつくった馬。ミルトイブニング自身は、兵庫優駿ではゴッドフェンサーに6馬身差をつけられ2着に敗れていたが、2度の大井挑戦での充実ぶりから逆転も可能とみる。
昨年のオケマルに続いて兵庫三冠制覇の期待がかかるのがゴッドフェンサー。一冠目の菊水賞、二冠目の兵庫優駿、ともに2着はミルトイブニングで、それぞれ5馬身、6馬身という決定的な差をつけた。初めての他地区遠征となった東京ダービーJpnIでは中団待機でスタミナを温存し、地元南関東勢を向こうにまわし地方馬最先着の5着と手応えをつかんだ。今回はそれ以来4カ月ぶりの実戦で充実ぶりを見せるかどうか。
ここに来て一躍注目の存在となっているのがハイラブレジェンド。トライアルのクリスタル賞ではスタートのタイミングこそいまひとつだったが、大外枠から難なく先頭に並びかけ、抜群の手応えで直線を向いて追い出されると、あっという間に2着馬に10馬身差をつけた。余裕をもってマークした1700メートルの勝ちタイムが1分53秒0なら、実績馬2頭相手でも互角の勝負という可能性はおおいにありそう。デビュー2年目の小谷哲平騎手の大金星なるかどうか。
以下は上記3頭のうちどれかが崩れたときの3着候補として、中央新馬勝ちの実績で転入し、前走古馬相手の1870メートル戦で2着だったアースインハマー、クリスタル賞4着からこの距離2度目となるサマーパーク。
◎6ミルトイブニング
◯4ゴッドフェンサー
▲2ハイラブレジェンド
△1アースインハマー
△5サマーパーク
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高知の新馬戦を大差で圧勝して転入したリケアルンバは、初戦となったデネブ特別ではスタートでバランスを崩して大きく出遅れたものの、楽な手応えのまま向正面で先頭を射程圏にとらえると、直線ではあっという間に引き離して6馬身差の圧勝。1400メートルの勝ちタイム1分31秒8(良)は、重馬場で行われた九州ジュニアチャンピオンの勝ちタイムよりコンマ5秒速いもの。スタートでの出遅れを考えると、本来のパフォーマンスはさらに上と考えられる。"リケア"の馬では、同じく高知の新馬戦を圧勝して岩手に移籍したリケアサンバが、岩手で2歳重賞を2連勝し、デビューから3連勝としている。高知から全国に馬を分散させてタイトルを狙っているようだ。
中央芝のひまわり賞(九州産限定)でアタマ差2着とスピードを見せたタカヨシは、続く1300mのアルタイル賞を6馬身差で圧勝。断然人気で臨んだ九州ジュニアチャンピオンは、前半馬群の中で折り合いを欠くような場面があった影響か、直線3頭の追い比べとなって2着に惜敗。ここは巻き返しのかかる一戦。
その九州ジュニアチャンピオンで、タカヨシを競り落としたのがブリーズホープ。2走前のアルタイル特別ではタカヨシの5着に敗れていただけに、あらためて真価が問われる。
ブリージンウェイは5月の新馬戦を勝って、4カ月ぶりの実戦となったデネブ特別では、リケアルンバに6馬身差の2着だったが、3着馬には7馬身差をつけた。今回、叩き2戦目での上積みと成長があれば上位争いも可能。
九州ジュニアチャンピオンでは逃げてゴール前接戦の3着だったプロテウステソーロ、デビュー2戦目の初勝利から3カ月ぶりの実戦となるエスワンモコチャンらも上位を狙える。
◎5リケアルンバ
◯12タカヨシ
▲4ブリーズホープ
△10ブリージンウェイ
△2プロテウステソーロ
△1エスワンモコチャン
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実績断然は、このレース連覇のかかるウィルソンテソーロで間違いない。2023年、4歳時のJBCのクラシックJpnI以降、24年のコリアC以外は国内外でGI/JpnIのみを使われ、地方でJpnIを3勝。昨年のこのレースでマイルへの適性が証明され、今年はマイル以下を3戦してオール連対。特に前走さきたま杯JpnI(2着)は、7歳にしてデビュー以来初めての1400m戦だった。ただここに向けた調教過程では前走までの迫力が感じらず不安といえなくもない。
そこで今回狙ってみたいのが、初ダートではあるものの芝重賞5勝という実績のレーベンスティール。盛岡のダートは日本でもっともスピードの出るダートコースで、9月の不来方賞でも勝ったイッテラッシャイがコースレコードにコンマ1秒と迫る速いタイムをマークしていた。昨年も初ダートのシックスペンスが2着に入ったように、芝のスピードがこのコースで生かされる。
ルクソールカフェの前走エルムステークスGIIIは「復活のゴールイン」という実況で、たしかに前年11月の武蔵野ステークスGIII以来の勝利ではあったが、その間はまったくレースをしていなかったチャンピオンズカップGIと、海外と、芝の安田記念と、いずれも度外視といえるもの。国内のダートでは底を見せておらず、ここで勝ち負けまで期待してもよさそう。
メイショウハチローは、重賞初挑戦だった前走東海ステークスGIIIは惜しくも2着だったが、先着されたマテンロウコマンドは、その後のサマーチャンピオンまでダートグレード3連勝。昨年8月に1勝クラスを勝って以降は2着以内を外しておらず、ここでいきなり勝つまではどうかだが、どこかでダートグレードを勝つだけの能力はありそう。
◎11レーベンスティール
◯2ウィルソンテソーロ
▲5ルクソールカフェ
△1メイショウハチロー
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2歳年末の金杯、3歳初戦のスプリングカップをともに圧勝したディオニスだったが、脚部不安によって岩手の三冠戦線には参加できず。復帰戦となった芝のオパールカップでは結果を残せなかったものの、続く前走3歳A級戦では、3〜4コーナーでほとんど持ったまま進出すると、直線では後続を寄せ付けず完勝。春先に期待された強いディオニスが戻ってきた。今回は三冠戦線で上位を争った馬たちが不在となったメンバーだけに負けられない一戦だ。
アウトザローは、春の二冠およびウイナーカップはいずれも4着だったが、3カ月ぶりの実戦となった前走3歳戦では、3コーナー過ぎで先頭に立つと、5月にイーハトーブマイルを制していたリアルラインを振り切った。1馬身差ではあったが着差以上の完勝。今回は初タイトルを狙って、名古屋の望月洵輝騎手がどんなレースを見せるか。
ソラーロは中央で芝の新馬戦を勝利したが1勝クラスでは苦戦となって転入。芝のサファイア賞ではセイクリスティーナの2着に好走。前走はディオニスに唯一食い下がって1馬身3/4差2着に好走し、ダートで3戦連続連対中。今回はその差を詰められるかどうか。
トサノデイジーは高知の春の二冠で5着、4着という実績で転入。初戦となったオータムティアラは、圧倒的に強かったセイクリスティーナに6馬身差の2着。今回は牡馬との重賞でどこまでやれるか。
◎3ディオニス
◯2アウトザロー
▲5ソラーロ
△8トサノデイジー
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