NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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出走馬中7頭が出走していた7月12日の岩手デビュー限定2歳戦が、当初は芝で行われるはずが走路状態悪化でダートに変更して行われたため、芝コースを走ったことがあるのは6月29日のファーストステップ新馬戦(1000メートル)に出走していたキミノスキナアイス(3着)、ワールドルミエール(6着)の2頭だけ。ゆえに芝適性はほぼ未知数というメンバー。
セイカールトンは水沢850メートルの新馬戦こそ2着だったが、2戦目となった盛岡ダート1400メートル戦を勝利。山本聡哉騎手が外目3番手で我慢させ直線で先頭に立つと、ゴール前で迫ったセイテイサウザーをクビ差で振り切った。勝ちタイムは1分27秒4。盛岡ダート1400メートルで争われる2歳重賞、ネクストスター盛岡やプリンセスカップの近年の勝ちタイムを見るとおおむね1分25-27秒台で、そのタイムとの比較からも重賞で勝ち負けできるレベルにある。あとは、ほとんど全馬に言えることだが、芝適性があるかどうか。
前述、芝で予定されていた7月12日のレースでメンバー中最先着の3着だったのがマナホクレア。ここまで勝利がないとはいえ、5戦して2着3回、3着2回と常に上位争い。その7月12日のレースで、4馬身差で4着だったのが、セイカールトンの前走でクビ差に迫ったセイテイサウザーだった。その結果の比較から、セイカールトンを負かすとすればこの馬。
7月12日のレースで、3着マナホクレアに0秒7差で5着だったのがリュウノカンムリ。6月16日の水沢1300メートル戦ではマナホクレアをクビ差でしりぞけ、すでに水沢で2勝を挙げているが、盛岡の2戦はともに5着。左回り盛岡の適性ということでは、やはりマナホクレアを上にとるべきだろう。
水沢850メートルの新馬戦でマナホクレアに2馬身半差をつけて制したコパノブリックス、芝の新馬戦で3着だったキミノスキナアイスらにも期待がかかる。
◎5セイカールトン
◯11マナホクレア
▲7リュウノカンムリ
△9コパノブリックス
△1キミノスキナアイス
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中央オープン勝ちの実績があるコンティノアールが転入して2連勝。初戦の1400メートル戦は、直線だけで2着トゥルーバローズに4馬身差で、3着馬にはさらに7馬身差をつける圧勝。2戦目の1500メートル戦では、同じく2着トゥルーバローズとの差をさらに広げて7馬身差。初戦の勝ちタイム1分29秒1、2戦目の1分36秒6は、それぞれ今季金沢の1400メートル、1500メートルの最速。初タイトルの期待は大きい。
ハクサンパイオニアは昨年、百万石スプリント、金沢鼓門賞での重賞連勝を含め1400メートルでは10戦して7勝、2着2回。今シーズンはまだ勝ち星こそないものの、金沢スプリングカップでは勝ち馬と0秒5差の3着。コンティノアールにどこまで迫れるか。
その金沢スプリングカップを制したのがフラップシグナス。続く1500メートル戦も勝って3連勝としたが、その後の2戦が大敗。巻き返しなるかどうか。
ダイヤモンドラインはムラのある成績だが、一線級相手の重賞でもたびたび2着3着に好走。1400メートル戦は昨年11月の徽軫賞(6着)以来で経験も少ない。距離への対応がカギになりそう。
トゥルーバローズは高知から転入しての2戦が、前述のとおり、ともにコンティノアールの2着。コンティノアールには決定的な差をつけられていて、その2戦よりメンバーが揃っただけに、今回は連下争いまで。
◎2コンティノアール
◯5ハクサンパイオニア
▲1フラップシグナス
△9ダイヤモンドライン
△7トゥルーバローズ
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ムルソーは、池江泰寿厩舎に転厩してオープン昇級初戦となった総武ステークスこそ4着に敗れたものの、その後オープン特別を2連勝。仁川ステークスはゴール前の接戦でクビ差2着だったものの、勝ち馬とは2キロの斤量差があった。前走アンタレスステークスGIIIは早め先頭から後続を寄せ付けず完勝。今回は別定1kg増のみの55kgという斤量も有利。2週前に栗東CWで36.3-10.9という抜群のタイムを出して仕上がりも上々だ。
テスティモーネはときに大敗もあるが、勝つときは強い勝ち方を見せる。3勝クラスの甲南ステークスは、4コーナーでまだ前とは離れた位置から直線抜け出し2着に5馬身差。前走平城京ステークスは、直線一騎打ちとなったグランドプラージュをゴール前で突き放した。そのグランドプラージュはその後、三宮ステークスを快勝しているだけに、前走はレベルの高いレースだった。あとは実績のない2000メートルの盛岡コースに対応できるかどうか。
サンデーファンデーは大敗も少なくないが、2走前、59キロを背負って好位から抜け出したマーチステークスGIIIが圧巻。昨年8月の名鉄杯では61キロを背負わされたこともあり、近走は負担重量との戦い。今回メンバー中もっとも重い57キロでも、この馬としては楽になっており、好勝負は可能。
メイショウフンジンは5年連続での出走。ここ2年は地元のヒロシクンとの先行争いで苦しめられたが、一昨年は3着に好走した実績のある舞台。今年2着だった佐賀記念JpnIIIのようにマイペースで逃げられれば粘り込む場面もあるだけに侮れない。
地方馬では、昨年のこのレース3着で白山大賞典JpnIIIでも2着という実績があるディープリボーン。川崎記念JpnI・2着のドゥラエレーデも押さえておきたい。
◎11ムルソー
◯9テスティモーネ
▲13サンデーファンデー
△14メイショウフンジン
△7ディープリボーン
△1ドゥラエレーデ
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一昨年秋に中央1勝クラスから転入したマンノライトニングは、A級の特別戦や重賞で一度も掲示板を外すことなく堅実な走りを見せ、今年1月の梅見月杯では勝ったメイショウタイセツに0秒5差の4着と好走。その後は昇竜戦やA1特別などトップレベルとの対戦でも好走を続け、前走1500メートル戦を5馬身差で圧勝。今回、今年のマーチカップを6番人気で制したグスタールのほかには、牝馬限定の撫子争覇を制したチュウワスプリング、近走不振のショウガマッタナシと、重賞勝ち馬は3頭のみというメンバー。マンノライトニングは昨年秋以降、一線級との対戦でも崩れることなく力をつけているだけに、初タイトルのチャンスといえそう。
グスタールは、マーチカップを制したあとの飛山濃水杯、オグリキャップ記念では結果が出なかったものの、他地区からの遠征馬もいるメンバーで相手が強すぎた。ここは前述のとおり、この馬以外には重賞勝ち馬が2頭のみと相手は楽になった。前走笠松1400メートルのA2特別を、不良馬場とはいえまずまずのタイムで完勝しているだけに、再度の期待はできる。
マルヨハルキは、昨年3歳時には新緑賞2着など重賞でたびたび好走。古馬格付されB級からのスタートで、今年ここまで6戦5勝。1着1000万円の重賞・飛山濃水杯はさすがに相手が強かったが、相手が軽くなったここなら上位を狙える。
ノリノリブリランテも昨年3歳時に重賞で2着3着の好走があり、マーチカップではグスタールが逃げ切ったところへ直線外から鋭く伸びて1馬身差まで迫った。飛山濃水杯(4着)ではグスタールやマルヨハルキに先着しており能力的に差はない。
A級特別で好走を続け、名古屋移籍後重賞初挑戦となるミスティライラックも上位を狙える。
コトシロは、重賞上位実績は前走撫子争覇3着だけだが、混戦といえるメンバーだけに連下には押さえておきたい。
◎10マンノライトニング
◯8グスタール
▲4マルヨハルキ
△7ノリノリブリランテ
△9ミスティライラック
△1コトシロ
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昨年秋に中央1勝クラスから転入したグランレザンドールは、最下級条件から連戦連勝に近い形で順調に勝ち上がり、ここまで高知では13戦9勝、2着3回。1300/1400メートルに限ると8勝、2着1回。対照的に4回出走した1600メートルでは1勝、2着2回、4着1回。前走転入後の1400メートル戦では初めて2着に敗れたが、ゴール前で交わされた相手は南関東オープンから転入して福永洋一記念を圧勝していたライラボンドだった。前半やや掛かり気味の逃げで最後に脚が上がっていたことも確かだが、それでも3着馬には4馬身差をつけていた。今回、高知での重賞初挑戦でも1300メートルならチャンスは大きい。
ミスズグランドオーは転入2戦目の建依別賞こそスタートで落馬したが、それを除けば高知移籍後はここまで遠征も含めてオール連対と底を見せていない。今回と同じ高知1300メートルの黒潮スプリンターズカップでは直線先頭に立って勝ったかと思ったところ、9馬人気だったウインザナドゥの強襲に遭って2着。それでもスタートから3頭で先を争う厳しい展開で、ほか2頭が馬群に沈んだところで2着に粘ったのは負けて強しといえる内容。高知での重賞初制覇となるかどうか。
昨年のトレノ賞を制したのがロードインファイトで、井上瑛太騎手の地元での重賞初制覇。その勢いで建依別賞も制した。その後、9カ月ぶりの復帰戦となった前走A-2戦は逃げ込みを図るところ、ウインザナドゥにハナ差とらえられ2着。今回は、そこを叩かれての2戦目。井上騎手は期間限定騎乗中のホッカイドウ競馬から戻っての騎乗で、思い出のレースで連覇の期待がかかる。
ウインザナドゥは、前述のとおり黒潮スプリンターズカップでは重賞初挑戦で9番人気ながら勝利。その後の重賞では大敗が続いたが、ここ2戦はA-2戦で2着、1着と復調気配。黒潮スプリンターズカップを勝ったときもA-2戦を勝っての参戦だった。
中央2勝クラスから再転入して条件戦で好走を続けてきたプロテアは、園田に遠征して重賞初挑戦となった園田FCスプリントで2着に好走。かつて高知所属だったときも合わせて、高知1300メートルでは3戦3勝。一気の相手強化だが、得意の舞台でどんな走りを見せるか。
ロレンツォは、黒潮スプリンターズカップ、福永洋一記念でともに3着だったときのように、前が速くなって末脚を生かせる展開になれば再度の上位食い込みも。
◎10グランレザンドール
○8ミスズグランドオー
▲7ロードインファイト
△6ウインザナドゥ
△11プロテア
△4ロレンツォ
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