NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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3歳牝馬ゴールデンリングは高知から転入して3歳特別戦で好走。重賞の新緑賞こそ差のある5着だったが、古馬B3に格付けされての920メートル戦を6馬身差で圧勝。さらに格上挑戦となった、同じく920メートルのA1特別でも直線軽く追われただけで2着に4馬身差、3着馬にもさらに4馬身差がつく圧勝となった。良馬場の勝ちタイム54秒0は、名古屋競馬場が移転してこのレースが920メートルで行われるようになった過去4年と比較しても最速で、コースレコードにコンマ1秒と迫るもの。超単距離で素質開花といえそう。
金沢のハクサンパイオニアは一昨年のこのレースで2着。1000メートル未満の超短距離はその一度だけの経験だが、昨年は地元金沢の1400メートルの重賞で連勝。前走でも同じく1400メートルの百万石かがやきナイター賞では58キロを背負って勝利。今年春はやや足踏みしたが、920メートルで能力発揮ならチャンスは十分。
ブライトファントムは、重賞初挑戦となった昨年のこのレースで1番人気に支持され、後続を離して直線を向いたラヴラブクロフネにゴール前で迫ったものの1馬身半差届かず。その後、10月から今年1月にかけて920メートルの特別戦を3連勝と、引き続きこの距離に対する適性を見せた。それから半年の休養があっての復帰戦となった前走は、逃げ切ったゴールデンリングをぴたりと2番手で追走したもののと直線一杯になって9着。叩き2戦目での復調があるかどうか。
ハクサンバードは中央オープンから金沢に移籍した今年、1400/1500メートル戦を4戦して2着2回、3着1回。中央時代の5勝もダート・芝双方の1400メートルを中心に結果を残した。1000メートル未満の超短距離戦はデビュー以来初めてとなるが、その適性があれば能力的には見劣らない。
スティールアクターの前走920メートル戦は、ラチ沿いをかなり空けて走る今の名古屋で1番枠は厳しかった。昨年春には920メートルの特別・準重賞で4戦連続連対という好走があり、巻き返しに期待したい。
1000メートル未満の距離は初挑戦となるジュンフィレンツェも連下で押さえておきたい。
◎12ゴールデンリング
◯5ハクサンパイオニア
▲8ブライトファントム
△10ハクサンバード
△3スティールアクター
△2ジュンフィレンツェ
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ヴィクティファルスは5年前の3歳時ではあるが、中央のスプリングステークスを制して皐月賞(9着)、日本ダービー(14着)、菊花賞(10着)と三冠に出走。古馬になってダートのオープン特別を制し、東海ステークスGIIでも3着に好走した。昨年7歳時に大井に移籍して5戦し、勝ち星こそ大井のオープン特別のみだが、姫山菊花賞2着、報知グランプリカップ2着、そして前走プラチナカップでも勝ち馬と0秒2差の3着に好走。中央で芝実績があり、南関東の重賞で上位争いという実力なら、8歳でもここでは断然の存在といえそう。
コスモフロイデは中央3勝クラスから転入し、岩手ではここまで6戦して3着以内を外したのは一度だけ。そして岩手で唯一の勝利が芝2400メートルのせきれい賞。後続を引きつけての逃げに持ち込み、ぴたりと追走してきたメイテソーロと4コーナーから馬体を併せての追い比べとなったが、ゴール前で振り切った。中央の3勝クラスでは4着が最高という成績だったが、今年1月にも勝ち馬と1秒以内の差で入線しており、遠征勢相手でも勝ち負けまで期待できる。
メイテソーロも同じく中央3勝クラスから門別を経由しての移籍。今回鞍上となる吉原寛人騎手は、先週大井で黒潮盃を制し、翌日園田で摂津盃を制した。その勢いで、遠征での重賞騎乗機会3連勝も期待できそう。
大井のマンダリンヒーローは昨年のこのレースで3着。2歳時4戦4勝で、3歳以降勝ち星から遠ざかっているとはいえ、2着7回、3着3回。休み明けの今年3戦はすべて掲示板外だが、昨年のこのレースに出走したときも、前3戦はやはり掲示板外だった。どこかで復活を期待したいところ。
中央3勝クラスから転入初戦で芝のいしがきマイラーズを制したモズマーヴェリック、中央時も芝は未経験だったが浦和移籍後A2特別を連勝したスタンリーテソーロらもチャンスはありそう。
◎10ヴィクティファルス
◯11コスモフロイデ
▲7メイテソーロ
△3マンダリンヒーロー
△12モズマーヴェリック
△2スタンリーテソーロ
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今年、帯広記念を制して史上初のばんえい古馬重賞完全制覇を果たしたメムロボブサップが、今度は同一重賞6連覇の偉業を賭けて臨む。とかち桂冠賞ではキングフェスタのキレに屈して昨年の帯広記念以来1年半ぶりの敗戦を喫したが、そのときは休み明けで仕上がり途上。続く前走でしっかり巻き返した。大目標に向けて調子を上げて臨む一戦。別定10kg増でも負けられない。
相手筆頭はクリスタルコルド。ばんえい記念初挑戦で2着と、次代のチャンピオン候補へ名乗りを上げた。旭川記念は2着で惜しくも3連覇はならなかったものの、今シーズン重賞で3、3、2着と崩れることがない。メムロボブサップは別格としても、連軸として狙うならこの馬。
一発逆転を狙うならキングフェスタ。シーズン後半の高重量戦となると厳しいが、800kg台前半までなら最強クラス。障害次第で勝つか着外かという危うい面はあり、別定10kg増は不安要素ではあるが、メムロボブサップのあとから障害を越えて差し切る末脚をもっているのはこの馬だけ。
タカラキングダムは、ばんえい記念の反動か、今シーズン序盤は調子を落としていたが、旭川記念ではレース前半もそれほど置かれずに追走できて復活の勝利。シーズン後半の高重量戦に向けて期待の1頭だ。
北斗賞を快勝して重賞初制覇を果たしたツガルノヒロイモノだが、今回は別定10kg増となってどこまでやれるか。
◎8メムロボブサップ
◯3クリスタルコルド
▲1キングフェスタ
△5タカラキングダム
△9ツガルノヒロイモノ
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3歳6月と遅いデビューだったエイシンレオは、そのデビュー戦こそ期間限定騎乗の濱尚美騎手の手綱だったが、以降はずっと川原正一騎手が手綱をとり、下級条件からほとんど連戦連勝に近い成績でクラスを上げてきた。重賞初挑戦だった昨年の摂津盃は4着、そして前走六甲盃でも3着と、勝ち切れないながらも勝ち馬とは1秒以内の差で好走。川原騎手といえば、先日、地方競馬の最年長勝利記録を更新したが、ここは自身が持つ最年長重賞勝利記録の更新も期待したい。
一昨年中央3勝クラスから転入したインベルシオンは、その後、掲示板を一度を外すことなく、重賞でも昨年の新春賞を制したほか、2着2回、3着1回と好走。前走A1特別はオケマルの圧倒的な強さの前に、道中の行きっぷりがいまひとつで4着に敗れたが、ここは巻き返しに期待する。
マルカイグアスは昨年10月の姫山菊花賞を制して以降、いまひとつの成績が続いていたが、前走は2歳時以来となる1400メートルの特別戦で豪快にまくって5馬身差の圧勝。園田1700メートルは姫山菊花賞を含め4戦3勝、2着1回という相性のいい舞台だけに久々のタイトルとなるかどうか。
昨年高知に遠征して福永洋一記念を制したエコロクラージュは、その後勝ち星から遠ざかっているとはいえ、今年も福永洋一記念で2着。1700メートルは3年前に勝って以来と、中距離は必ずしも得意の舞台ではないが、昨年はマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIでも地方馬最先着の5着と好走しているだけに、こなせない距離ではないだろう。
中央オープンから転入してオグリキャップ記念以外は3着以内を外していないタガノエスコート、距離課題も兵庫大賞典でアタマ差2着だったオマツリオトコらも差はない。
◎8エイシンレオ
◯10インベルシオン
▲3マルカイグアス
△7エコロクラージュ
△1タガノエスコート
△2オマツリオトコ
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マンノライトニングは、重賞を使われるようになった昨年秋以降も掲示板を外すことなく、前走サマーカップでは4コーナーで前をとらえると直線では後続寄せ付けず圧勝。ここに来ての充実ぶりをうかがわせるレースぶりで重賞初制覇を飾った。昨年から今年にかけて名古屋で出走した重賞3戦で先着された馬はいずれも今回不在となって、重賞連勝の期待は大きい。
今回唯一兵庫からの遠征がキミノハート。牝馬ながら昨年3歳時には西日本クラシックを制した。その後勝ち星こそないものの、高知で行われた西日本3歳優駿2着、同じく高知のレジーナディンヴェルノ賞3着、佐賀ヴィーナスカップ4着など、遠征競馬で好走を重ねている。前走兵庫サマークイーン賞は好位につけたものの3コーナー手前で一杯になったが、出走馬のレベルも高かった。今回のメンバーなら勝ち負けまで期待できる。
キャッシュブリッツは一昨年オータムカップを制して以降、A3特別で1勝を挙げたのみ。ただ今年はここまで名古屋・笠松のA2-A1の特別戦で2着が3回。ここに来て持ち直してきた感じはある。
カワテンマックスは今年3月の休養明けからA2-A1の特別戦で4戦連続連対。その後、重賞のトリトン争覇、名港盃はやや差があっての4着、3着だったが、ともに勝ったベントの能力が抜けていた。2-3歳時は無敗のまま駿蹄賞まで制したが、古馬になっても重賞タイトルが狙えるところまで来た。
今年3月のマーチカップを6番人気で勝ったグスタールは、前走サマーカップでも積極的に仕掛けて3コーナーで先頭をうかがう見せ場をつくった。展開ひとつで再度のチャンスはありそう。人気を落としたところで狙いとなるかもしれない。
◎1マンノライトニング
◯9キミノハート
▲6キャッシュブリッツ
△10カワテンマックス
△2グスタール
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