NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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重賞初挑戦だった一昨年のこのレースを制したのがロードミッドナイト。その後は勝ち切れないレースが多かったが、今年4月26日の錦江湾特別以降は6戦4勝と復調、というか8歳にして充実という走りを見せている。吉野ヶ里記念は4着だったが、1番枠からハナを主張したものの、フェブキラナに競りかけられる厳しい展開で直線脚が上がって共倒れという結果。しかしその後2連勝。前走900メートル戦はともかく、2走前の六角川賞では前で競り合う3頭を前に見ながら直線で抜け出した。今回も大外枠から前を見ながら運べるのは有利。近走、1400メートル戦でコンスタントに1分30秒を切るタイムで安定した走りを見せている。
カルドウェルは中央1勝クラスから転入して2着のあとB級で4連勝。A級昇級初戦となった前走ではテイエムダイタカと競り合い、向正面では3番手に7-8馬身ほども差をつける展開。直線ではそのライバルを振り切って勝ったかと思ったものの、ゴール前ではさすがに脚が上がって離れた3番手から追いかけてきたエイシンシュトルムに差し切られた。走破タイムは平凡だが、厳しい展開を経験しての上積みに期待する。
ヘルシャフトは高知で頭打ちになったという感じでもなく転入し、初戦となった前走では厳しいペースを2番手から抜け出して押し切った。それが2カ月ぶりの実戦で、直線の追い切りでも好タイムをマークしているだけに前走以上も期待できそう。
中央3勝クラスから転入して3戦目で佐賀初勝利を挙げたトルーマンテソーロは、そこから3カ月ぶりの実戦で仕上がり具合が気になるところ。
ラディアントホースは、今年兵庫から転入後11戦9勝、2・3着各1回と底を見せていない。今回、重賞初挑戦の相手強化でどこまでやれるか。
3歳スプリント三冠で好走したラウダーティオは吉野ヶ里記念でも3着に好走。前走ロータスクラウン賞は7着だったが、あらためてこの距離での期待だ。
◎11ロードミッドナイト
◯5カルドウェル
▲7ヘルシャフト
△6トルーマンテソーロ
△4ラディアントホース
△9ラウダーティオ
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ストライクオンは中央から船橋に移籍後もほとんど1200メートルを使われ、昨年は船橋1000メートルの習志野きらっとスプリント、園田1230メートルの兵庫ゴールドカップでともに2着と好走。今年3戦は結果を残せていないが、浦和1400メートルのプラチナカップはグレードでも好走している上位馬に対して5着は見どころがあった。前走大井1200メートルの武蔵野オープンでもコンマ7秒差の5着なら、このメンバーでは能力上位。あとは、経験はあっても結果の出ていない1400メートルでどうか。
高知三冠で二冠を制したあと短距離路線にシフトしたジュゲムーンは、いきなり古馬に挑戦した昨年のサマーチャンピオンJpnIIIで5着に好走。ただその後の勝ち星は今年4月の笠松・飛山濃水杯だけ。オグリキャップ記念は直線失速して8着だったが、前年のJBCスプリントJpnIを制したファーンヒルの逃げを3番手で追いかけてのもの。能力は高いが勝つときと負けるときの落差が大きく軸として狙うのは難しい。あとは前走挫跖による取消し明けでどこまで仕上がっているか。
大井のヨシノダイセンは、今年4月に復帰以降4戦してB級特別で2勝。1400、1600メートルの勝ちタイムは大井の重賞となるともの足りないが、このメンバーなら勝ち負けまで狙えそう。
ハクサンパイオニアは昨年のこのレースで2着。今年は名古屋遠征も含めて重賞では4戦していずれも3着以内に好走。ただ今回は遠征馬が相手で一気の相手強化。昨年2着とはいえ、勝ったミスズグランドオーには7馬身ちぎられた。マイペースで逃げさせてもらえれば粘り込む場面も。
中央オープンから大井に移籍したベルダーイメルは、ここ2戦の重賞は大敗だが、転入初戦だったウインタースプリント2着、名古屋の梅見月杯3着という走りならここでも能力上位。今回3カ月ぶりの実戦で、大井・名古屋で好走した当時の能力を発揮できれば。
◎6ストライクオン
◯7ジュゲムーン
▲1ヨシノダイセン
△8ハクサンパイオニア
△9ベルダーイメル
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リケアサンバは、高知の新馬戦を勝って岩手に移籍し重賞2連勝。ビギナーズカップではセイカールトンに4馬身差をつけたが、若駒賞では1馬身3/4差に詰められた。とはいえ直線を向くところでの手応えはまったく違っていたし、直線でも食い下がられたものの、最後に突き放したレースぶりは着差以上の完勝という内容。重賞3連勝の可能性はかなり高い。
セイカールトンは、盛岡の芝重賞を連勝したあと、前述のとおりリケアサンバに2戦連続で2着。前走若駒賞では直線まで唯一リケアサンバに食い下がっていたが、直線半ばで競り落とされたレースぶりで、逆転まであるかどうか。
ビギナーズカップで2着セイカールトンにアタマ差3着に食い下がったのがベラジオエヴァンス。前走若駒賞は3-4コーナーで手応え一杯になってしまったが、門別でフレッシュチャレンジを勝っての転入2戦がリケアサンバとの対戦。まだキャリア3戦だけに、セイカールトンと接戦を演じた1400メートルなら見限れない。
2強と未対戦組ではゼノグレイス。ダートでは4戦3勝で、負けたのはデビュー戦の3着だけ。前走盛岡1400メートルの勝ちタイム1分26秒0は、過去3年のこのレースの勝ちタイムともそれほどは見劣らず、連下争いなら可能。
クリムゾンダリアは、前走若駒賞3着が、2着セイカールトンとは4馬身差。その差をどこまで詰められるか。
◎7リケアサンバ
◯9セイカールトン
▲12ベラジオエヴァンス
△10ゼノグレイス
△6クリムゾンダリア
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高知から参戦のシャマルが実績断然だが、地元のベントに期待する。中央2勝クラスから転入して、ここまで9戦6勝。重賞初挑戦となったトリトン争覇ではマイペースの逃げに持ち込み、直線追い出されるとあっという間に後続を置き去りにした。続く前走名港盃ではスタートからほぼ並走でぴたりと追走してきたウィットビーアビーを4コーナーで楽に振り切った。東海勢同士ではまだ底を見せておらず、シャマルとの対戦でどんなレースを見せるか。
シャマルは昨年秋以降ダートグレードで掲示板外のレースが続き、黒船賞JpnIII・3連覇というコース実績のある高知へ移籍した。初戦となった1300メートルのA-2戦では、前で競り合った2頭を3-4コーナーで並ぶ間もなく交わし去ると余裕の手応えのまま5馬身差の圧勝。高知に移籍するまで1年近く結果を出せずというレースが続いていただけに、8歳になって衰えがないとはいえないが、地方同士の重賞なら勝てる能力はありそう。もともと好不調の波があるタイプとはいえ、名古屋のかきつばた記念JpnIIIには2024年から3年連続で出走して4着が最高。今回と同じ舞台の名古屋1500メートルでは一度も馬券にからめておらず、そのコース適性は気になるところ。
名古屋生え抜きの4歳馬アップショウグンは、ここまで18戦して15連対。2歳時のゴールドウィング賞では2着、そして今年トリトン争覇でもベントに3馬身差2着と、重賞では勝ちきれていない。今回も◎◯が相手では壁は高そうだが、安定して結果を残しているだけに崩れることはなさそう。
なんとも不気味なのは、中央1勝クラスから移籍した高知の条件戦で、目下8連勝というダオラダオラ。中央では3歳時に未勝利を脱出できず、移籍したのが名古屋で、5戦して1500メートル戦で3勝を挙げ中央に戻っていた。コース適性は証明済みだ。
大井から名古屋に移籍後4戦1勝のドナギニー、中央3勝クラスから今春転入して8戦2勝のミアステラは、ともに能力面での実績ではそれほど見劣ることはないが、距離面での実績は中長距離が中心だけに、今回の1500メートルの舞台でどうか。
◎5ベント
◯4シャマル
▲7アップショウグン
△12ダオラダオラ
△6ドナギニー
△8ミアステラ
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大井の黒潮盃を制し、あらためてここで打倒ゴッドフェンサーを表明したのがミルトイブニング。東京ダービーJpnIは12着に沈んだが、中央馬相手にスタート後に出していったらかかってしまったとのこと。たしかに向正面では3番手集団から一旦は抜け出し、ハイペースで競り合った前の2頭を追いかける形になってしまい、4コーナー手前で一杯になってしまった。再度大井に遠征した黒潮盃では、前半は後方集団で脚を溜め、3コーナーから抜群の手応えで位置取りを上げていくと、4コーナーでは早くも先頭に立って後続を振り切った。1馬身半差で2着に退けたサンラザールは、羽田盃JpnI・5着、東京ダービーJpnI・6着、そして先日のジャパンダートクラシックJpnIでは地方馬最先着の4着と、ダート三冠すべてで見せ場をつくった馬。ミルトイブニング自身は、兵庫優駿ではゴッドフェンサーに6馬身差をつけられ2着に敗れていたが、2度の大井挑戦での充実ぶりから逆転も可能とみる。
昨年のオケマルに続いて兵庫三冠制覇の期待がかかるのがゴッドフェンサー。一冠目の菊水賞、二冠目の兵庫優駿、ともに2着はミルトイブニングで、それぞれ5馬身、6馬身という決定的な差をつけた。初めての他地区遠征となった東京ダービーJpnIでは中団待機でスタミナを温存し、地元南関東勢を向こうにまわし地方馬最先着の5着と手応えをつかんだ。今回はそれ以来4カ月ぶりの実戦で充実ぶりを見せるかどうか。
ここに来て一躍注目の存在となっているのがハイラブレジェンド。トライアルのクリスタル賞ではスタートのタイミングこそいまひとつだったが、大外枠から難なく先頭に並びかけ、抜群の手応えで直線を向いて追い出されると、あっという間に2着馬に10馬身差をつけた。余裕をもってマークした1700メートルの勝ちタイムが1分53秒0なら、実績馬2頭相手でも互角の勝負という可能性はおおいにありそう。デビュー2年目の小谷哲平騎手の大金星なるかどうか。
以下は上記3頭のうちどれかが崩れたときの3着候補として、中央新馬勝ちの実績で転入し、前走古馬相手の1870メートル戦で2着だったアースインハマー、クリスタル賞4着からこの距離2度目となるサマーパーク。
◎6ミルトイブニング
◯4ゴッドフェンサー
▲2ハイラブレジェンド
△1アースインハマー
△5サマーパーク
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