
セイルオンセイラーは昨年笠松で重賞3勝。前走笠松グランプリは4着だが、出走していた馬たちのレベルを考えれば、勝ち馬から0秒9差はむしろ好走といえる。ただ中央3勝クラスから名古屋に移籍しての3戦でまったく結果が出ていかなかったのが気になるところ。名古屋では能力を発揮できない要因が何かあるのか、それで名古屋所属にもかかわらず笠松を使い続けているのだろう。それでも笠松で重ねた実績から、名古屋でもあらためて期待してみる。
ミトノウォリアーは昨年3歳時、フークピグマリオンにはかなわなかったものの、2歳時から通算して重賞2勝。新緑賞を勝ったあとはやや落ち込んだものの、12月には古馬相手にA級特別を連勝と調子を上げて臨む一戦だ。
インペリシャブルは昨年春に川崎から転入し、A級特別で3勝。重賞ではトリトン争覇で2着があり、強敵相手の前走笠松グランプリでは6着だったが、今回重賞としてはやや軽いメンバーなら勝機はありそう。
メルトは昨年2月に梅見月杯を制し、2走前の東海菊花賞では、勝ったラジカルバローズには離されたものの大井のマンダリンヒーローを抑えて2着。地元馬同士の重賞なら上位争いは可能。
ハディアは、重賞では一昨年の東海ゴールドカップでの4着が最高という成績だが、今年秋以降に力をつけた。連下争いなら。
名古屋転入後、目下6連勝中のプリメイラは、格上挑戦の重賞初挑戦で胸を借りる立場でどこまで。
◎6セイルオンセイラー
◯9ミトノウォリアー
▲4インペリシャブル
△2メルト
△11ハディア
△1プリメイラ
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オープン格付けはタカラキングダム、マルホンリョウユウの2頭。ともに古馬オープンでの好走があるものの、タカラキングダムがインビクタやツガルノヒロイモノなど一線級を負かしているうえに、前走では1歳上の4歳シーズン三冠馬キングフェスタより5キロ余計に背負っての3着は、むしろ評価できる内容。同世代同士では山鳩賞でクリスタルゴーストに先着されたが30キロ差があってのもの。2歳、3歳シーズンはそれぞれ一冠ずつしか獲れなかったが、4歳シーズンは三冠の可能性はかなり高い。
しかしながら3歳二冠馬マルホンリョウユウは、柏林賞ではタカラキングダムより10キロ重い720キロで3着という経験もあり、逆転という可能性も期待したい。
重賞実績がばんえい大賞典5着のみというジェイホースだが、秋以降、B1からA2特別まで7戦連続連対。急激に力をつけている可能性はあり、侮れない存在。
クリスタルゴーストは、柏林賞、はまなす賞、銀河賞いずれもタカラキングダムの2着だが、20〜30キロのハンデがあってのもの。定量となるここは3着候補まで。
イレネー記念を制したアシュラダイマオーは、その後あまり目立った成績がないが、ここ3戦で復調気配。ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞ともに3着で、前走A1特別で好走のジェイヒーロー、3歳三冠すべて2着のホクセイタイヨウらも3着には押さえておきたい。
◎8タカラキングダム
○1マルホンリョウユウ
▲6ジェイホース
△4クリスタルゴースト
△3アシュラダイマオー
△10ジェイヒーロー
△2ホクセイタイヨウ
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インベルシオンは、中央3勝クラスから転入4戦目の重賞初挑戦で、9番人気ながらマルカイグアスと直線一騎打ちとなって惜しくも半馬身差2着。3コーナー過ぎで先頭に立ったときに、廣瀬騎手はうしろからくるマルカイグアスを待ってしまった。あそこで待たずに一気に行ってしまえば振り切れたかもしれない。今回はハンデ戦で、マルカイグアスが1.5キロ増になったのに対し、インベルシオンは据え置きの56キロ。逆転の可能性はおおいにありそう。
マルカイグアスは3歳前半は遠征や他地区との対戦もあって勝ちきれないレースが続いたが、それでも兵庫優駿から、古馬初対戦となった園田金盃まで制し、重賞3連勝。前述のとおり直線では一騎打ちでインベルシオンをねじ伏せたが、今回は1.5キロ増の56.5キロがどうか。
フラフは中央未勝利から転入して、12戦11勝、2着1回。2年近くをかけて出世し、いよいよ重賞初挑戦。ここ3戦の1870メートル戦では57、58キロを背負って完勝といえる内容で、ハンデ55キロなら、あっと言わせる場面もあるかもしれない。
ツムタイザンは前走園田金盃ではインベルシオンに早めに来られて苦しくなってしまった。昨年は笠松に遠征したマーチカップを勝ったのみだが、園田金盃以外は常に重賞で上位争い。トップハンデ57キロは楽ではないが、マイペースで先行できれば粘り込む場面も。
ベストオブラックは重賞タイトルこそないものの、重賞では昨年から4戦して4着か5着。ハンデを生かせば上位争いも。
サンライズホープは中央オープンから転入して、勝ちきれないレースが続いていたが、昨年デビューした新庄海誠騎手で年末に2連勝。重賞の今回は減量が適用されないものの、どんなレースを見せるか。
◎6インベルシオン
○4マルカイグアス
▲3フラフ
△2ツムタイザン
△8ベストオブラック
△10サンライズホープ
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アオノブラックも不在になっての5頭立て。今シーズン8戦全勝のメムロボブサップは他馬より30kg以上重いトップハンデ930kg。メムロボブサップはこれで帯広記念4年連続930kgでの出走。2022年は9着だったが、23、24年はともに2着。ほかに過去10年で930kgで出走したのは19年のコウシュハウンカイだけで5着。帯広記念での930kgはそれほど厳しい。ただメムロボブサップが2着だった過去2年の勝ち馬は、アオノブラックにメジロゴーリキ。はたして今年のライバル4頭にそのレベルの馬がいるかどうか。
あくまでもメムロボブサップを負かす可能性があればという意味での本命がコマサンエース。今シーズン重賞で2着1回、3着3回という実績もだが、前回のばんえい記念では雪で軽い馬場だったとはいえ、2着メムロボブサップと4秒9差。30kgのハンデがあれば逆転の可能性はある。
コウテイも、旭川記念、北見記念ともに2着と重賞で好走。昨年の帯広記念では障害先頭から2着メムロボブサップとは今回と同じ重量の設定でわずか1秒3差だった。
インビクタは秋以降やや落ち込んだが、馬場が軽くなれば馬券圏内の可能性。ただ帯広記念は23年が910kgで競走中止、24年が910kgで7着と相性はよくない。
◎3コマサンエース
◯2メムロボブサップ
▲4コウテイ
△1インビクタ
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今シーズン中央1勝クラスから転入したヒロシクンは9戦7勝で、負けたのはダートグレードだけ。みちのく大賞典を逃げ切ったときは1200m通過が77秒0というゆったりしたペースだったが、中央相手のマーキュリーカップJpnIIIでもハナを切って、このときは73秒0というペース。結果13着に沈んだが、厳しいペースの経験はその後の糧になったはず。前走トウケイニセイ記念では、直後でプレッシャーをかけてきたグランコージーが着外に沈む厳しい展開で、前半脚を溜めていたボウトロイの追撃をハナ差でしのいだ。マイル戦よりゆったりしたペースで逃げられそうな2000メートルのほうが能力を発揮する。
昨年3歳時に変則四冠を制したミニアチュールは、一時期落ち込んだものの、今シーズンは短距離を使うなどで刺激になったか、夏以降復活して5連勝。牡馬相手のすずらん賞も2番手から直線抜け出しての完勝。2000メートルも能力を発揮できる舞台だ。
3歳のサクラトップキッドは、フジユージーンに対しては力及ばなかったが、フジユージーン不在となったやまびこ賞を制し、古馬相手でも青藍賞3着、そして北上川大賞典を制した。すずらん賞ではミニアチュールに、晩秋特別ではヒロシクンに敗れているが、逆転なるかどうか。
3連覇を狙うノーブルサターンは、今シーズンは未勝利だがシアンモア記念3着、北上川大賞典2着と好走はある。10歳でも意地を見せるかどうか。
グローリーグローリは今シーズン春に特別戦を1勝したのみだが、みちのく大賞典でヒロシクンに3/4馬身差まで迫るなど2着が4回。9歳でも能力差はない。
同じく9歳のゴールドギアも、今シーズン11戦して勝ち星こそないものの2着2回、3着5回と重賞でもたびたび馬券内の好走を見せている。
◎6ヒロシクン
◯8ミニアチュール
▲4サクラトップキッド
△12ノーブルサターン
△5グローリーグローリ
△11ゴールドギア
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