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斎藤修NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。

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【12/10名古屋・ゴールドウィング賞】転入2戦圧巻のアストラビアンコ
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 アストラビアンコは、デビューした門別ではなかなか勝ちきれなかったものの、10月にようやく未勝利戦を勝っての名古屋転入。そして名古屋で2戦のレースぶりが圧巻。初戦が逃げ切って2着に8馬身差。2戦目は2番手から3コーナー過ぎで楽な手応えのまま先頭に立つと、直線突き放して5馬身差。ともに2着はクィーンズジョリーだった。1500メートルで1分35秒台という持ちタイムはこの馬だけ。直線での伸びからして、距離延長も問題ないだろう。
 ミモザノキセツも門別からの転入で、2連勝でネクストスター名古屋を制した。3コーナーから後続との差を広げ、単独先頭で直線を向いたが、ゴール前で一気に迫ったアルティメイタムをハナ差でなんとかしのいだ。とはいえ3着には5馬身差がついており、そのアルティメイタムは、その次走で準重賞・若駒盃を制した。実力上位は間違いないが、2連勝の勝ちタイムがともに良馬場で1分37秒台。アストラビアンコを負かすには1秒以上タイムを詰める必要がありそう。
 ヨサリは笠松でデビューから4連勝でネクストスター笠松を制しての参戦。そのネクストスター笠松で、1馬身半差で2着にしりぞけたリバーストリートは、門別の2歳牝馬重賞フローラルカップで3着という実力。笠松1400メートルで1分30秒を切るタイムも、この時期の2歳馬としてはまずまず。
 ここまで3頭の実力がやや抜けており、以下は、いずれかが凡走したときの連下争い。
 ナゴヤバシリはアストラビアンコの転入初戦で9着惨敗だったが、続く前走では前述した若駒盃で3馬身差2着と好走。
 クィーンズジョリーも前述したとおり、2戦連続でアストラビアンコに差をつけられての2着。どこまで差を詰められるか。
 ブルーコスモスは門別からの転入初戦がアストラビアンコの3着。門別では1600メートル戦で、のちに南部駒賞を制するティーズアライトに0秒7差5着という成績があった。距離延長で変わり身があれば。
 ◎11アストラビアンコ
 ◯10ミモザノキセツ
 ▲9ヨサリ
 △6ナゴヤバシリ
 △12クィーンズジョリー
 △3ブルーコスモス
 
 ゴールドウィング賞の出走表はこちら


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