
2歳牡馬の特別戦・青雲賞は5→3→2番人気の決着、続く前開催の2歳A-1戦も7→3→4番人気と、ともに1番人気が馬券圏外で波乱の決着。その混戦を示すように、今回は10頭中牝馬が6頭。過去10年のナナカマド賞の出走馬を見ても、牝馬3頭は何度かあるが、4頭が一度だけ。牝馬がこれほど賞金上位にいるのはめずらしい。混戦の要因はそのあたりにありそう。しかも今回、いちい賞を制して牝馬では賞金最上位のフェスタクィーンが不在となっている。
断然といえる存在がいない以上、青雲賞を制してここまで5戦オール連対のホクセイイワキヤマが連軸としての中心。
キョウエイジェットは青雲賞5着のあと、前開催のA-1戦では7番人気ながら障害2番手の一線から軽快に歩いて抜け出した。4勝はオレノコクオウと並んで最多。
そのオレノコクオウは、青雲賞、前走A-1戦と、ともに1番人気に支持されるも4着、5着と期待を裏切った。ここは巻き返しのかかる一戦。
スターノチカラは、ここまで10戦して1勝のみだが、3着以内8回と上位安定。で、やはり印上位は牡馬の4頭。
牝馬では、ここに来て2連勝と調子を上げてきたピュアリーヒナリ、いちい賞は出走取消も、前走A-2戦を勝ったジェイノヒメが上位食い込みを狙う。
◎2ホクセイイワキヤマ
◯9キョウエイジェット
▲4オレノコクオウ
△6スターノチカラ
△10ピュアリーヒナリ
△7ジェイノヒメ
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