NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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ナムラタタは6歳の昨年夏、摂津盃で重賞初勝利。その後も重賞を3戦して2着が2回。前走新春賞はラッキードリームが逃げ切ったが、ナムラタタは4コーナー8番手から直線大外を豪快に追い込み、1馬身1/4差まで迫った。その脚質から展開に左右される面は否めないが、昨年夏以降のレースぶりから今が充実期といえそう。
昨年9月、今回と同じ舞台のオータムカップで後方から豪快なまくりを決め、直線抜け出したのがサンライズホープ。ナムラタタを1馬身差でしりぞけ、兵庫移籍後の重賞初制覇。鞍上の新庄海誠騎手にとっても重賞初制覇となった。ただ今回はそれ以来4カ月の実戦で、年が明けて9歳。そのときほどのパフォーマンスが発揮できる状態にあるかどうか。
ゴールドギアは、昨年10歳ながら転入2戦目のレジェンドハンター記念を制し、東海ゴールドカップでは直線先頭に立ったヒストリーメイカーに半馬身差まで詰め寄って2着。負けて強しといえる内容だった。笠松1900メートルのレジェンドハンター記念の勝ちタイムが2分4秒6で、サンライズホープのオータムカップと同じ良馬場で、その勝ちタイムより2秒5も速かった。馬場差はあるだろうが、ここ2戦のレースぶりからは、明けて11歳での重賞制覇もありそう。
スペシャルトークは、ここまで重賞では掲示板に届かずという成績だが、前走笠松1900メートルのA2特別(オッズパーク2025ファイナル)を大差で圧勝。その勝ちタイム2分4秒7は、前述レジェンドハンター記念の勝ちタイムとの差はコンマ1秒。あっと言わせる場面もあるかもしれない。
昨年のこのレース2着だったのがブラックバトラー。その後、重賞では鳥栖大賞の5着が最高だが、そのとき3着だったゴールドギアとアタマ+半馬身差。能力的に差はない。
◎3ナムラタタ
◯1サンライズホープ
▲5ゴールドギア
△6スペシャルトーク
△8ブラックバトラー
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中央3勝クラスから転入したロレンツォは、条件戦を勝って遠征した園田チャレンジカップでは、4コーナー5番手の一線から豪快に追い込んでゴール前差し切った。半馬身差で2着だった同じ高知のミスズグランドオーは、その後、金沢スプリントカップ、佐賀のゴールドスプリントを圧勝し、全国からグレード級の強豪が参戦する笠松グランプリでもきわどい2着という実力。兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIはさすがに相手が強かったが、ロレンツォは地方馬同士なら全国レベルの実力といえそう。ただ高知ではまだ楽な相手と2戦したのみなので、高知の馬場でその能力がフルに発揮できるのかどうかは、今回が試金石になりそう。
中央オープンから転入したロードエクレールの高知初戦は、スタートから楽に先頭に立つと、軽く追われただけで2着に5馬身差をつける圧勝。中央でのオープン勝ちはダート1400メートルだけに、能力を発揮できる舞台。今回は相手強化でどんなレースを見せるか。この2頭の勝負と見る。
サンライズグリットは、昨年夏から秋にかけて遠征も含めて重賞5戦いずれも掲示板を確保。今回と同じ舞台の建依別賞では3着に好走した。強敵2頭の間に割って入れるかどうか。
ヘルシャフトが黒船賞JpnIIIで2着に激走したのはもう2年近く前のこと。昨年の御厨人窟賞で惨敗したあと長いブランクがあって、復帰戦となった12月のA-2戦では、まだ仕上がり途上という感じで目一杯の競馬はしていないものの、それでも能力の違いをみせた。ひと叩きしてどこまで状態が戻っているか。
エクセレントタイムは惜しいところで勝ち切れないレースが続いているものの、珊瑚冠賞、黒潮マイルチャンピオンシップでともに2着、そして高知県知事賞でも3着と一線級相手にも好走。能力面では上位だが、1400メートルの実績に乏しいのが気になるところ。
ミシェラドラータは中央2勝クラスから転入して、下級条件からほぼ連戦連勝でクラスを上げてきた。高知での重賞初挑戦でどこまでやれるか。
◎5ロレンツォ
◯7ロードエクレール
▲12サンライズグリット
△3ヘルシャフト
△4エクセレントタイム
△8ミシェラドラータ
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アストラビアンコは、門別の最終戦となった未勝利戦を勝って転入。名古屋では目下3連勝中で、2着につけた着差が、8馬身、5馬身、そして前走ゴールドウィング賞でも2着サンテオレンジに4馬身差、3着に入ったのがネクストスター笠松を制したヨサリで、さらに6馬身差がついていた。まだ底を見せていない。
アルティメイタムは名古屋で9月にデビューし、4戦2勝、2着2回。ネクストスター名古屋ではハナ差2着だったが、勝ったミモザノキセツはゴールドウィング賞こそアストラビアンコの7着だったが、ライデンリーダー記念を5馬身差で圧勝した実力。アルティメイタムはその後、若駒盃で直線他馬を突き放して3馬身差の快勝。実績的にこの2頭の一騎打ちと見るが、距離を経験しているぶん、アストラビアンコに分がありそう。
以下は3着候補。門別未勝利から転入して初戦を勝った後、2歳特別戦で好走しているベリープラウド。中央未勝利から転入して特別戦で2戦好走のアンラコル。中央未勝利からの転入初戦を制したビップルーク。
◎5アストラビアンコ
◯1アルティメイタム
△7ベリープラウド
△6アンラコル
△3ビップルーク
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中央3勝クラスから転入したスマートアンバーは、初戦の1400メートル戦ではスタートからハナに立って直線追い出されると後続を突き放して圧勝。今回は一気の距離延長となり、中央時代も掲示板はすべて1400メートルだったが、ゆったり流れる地方の小回りコースで距離に対応できれば能力は高い。
昨年、重賞初挑戦でこのレースを制したのがラヴィアン。その後は勝ち星から遠ざかったが、高知に遠征したレジーナディンヴェルノ賞(1900メートル)で3着、今回と同距離の兵庫クイーンカップでも2着と、中距離で能力を発揮している。2カ月ぶりとなった前走で久々の勝利を挙げ、調子を上げて臨む一戦だ。連覇も期待できそう。
中央未勝利から転入しての昨年、下級条件から連戦連勝で重賞初挑戦となった兵庫サマークイーン賞を圧勝したのがヴィーリヤ。牡馬相手の摂津盃は向正面で早めに先頭に立ったが、前半折り合いに苦労したためか直線失速。しかし続くA1A2の特別戦を勝利。今回はそれ以来4カ月ぶりとなるだけにどうか。
モンゲーギフトは下級条件から3着以内を外さずクラスを上げてきて、一昨年3歳時以来久々の重賞挑戦。ただ1700メートル以上では3戦していずれも1秒以上の差をつけられていただけにこの距離には不安がある。
スマイルミーシャは一昨年このレースを勝って以来勝ち星から遠ざかってはいるが、昨年も2着と相性はいいレース。連下には押さえておきたい。
アキュートガールは4歳時に重賞初挑戦で新春賞を制し、続く名古屋の梅見月杯でも2着に好走したが、以降3年近く重賞では馬券にからんでいない。ただずっと中距離を使われ特別戦での勝利はあり、今回は馬券圏内があるかどうか。
◎2スマートアンバー
◯8ラヴィアン
▲10ヴィーリヤ
△7モンゲーギフト
△3スマイルミーシャ
△4アキュートガール
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高知のミスズグランドオーは、大井1200メートルのA2特別勝ちの実績で高知に移籍。建依別賞はスタートで躓いての落馬だったが、その後は他地区への遠征で1400メートルの重賞3戦オール連対。園田チャレンジカップはゴール前3頭接戦の2着だったが、走破タイムの1分28秒0(稍重)は、例年の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでも勝ち負けになるタイム。金沢スプリントカップは7馬身差の圧勝。例年ダートグレード級のメンバーが全国から集まる笠松グランプリでは、勝った北海道のストリームとクビ差で、2着同着のエコロクラージュはサマーチャンピオンJpnIII・3着の実績。この3戦の走りから能力は全国レベルといえる。
昨年の高知二冠馬ジュゲムーンは、適距離はマイル以下として秋以降は短距離路線へ。3歳の身で挑戦したサマーチャンピオンJpnIIIは着順こそ5着だが勝ち馬とはコンマ5秒差。楠賞は3着だったが、勝った川崎のホーリーグレイルは年末に東京シンデレラマイルを圧勝、2着ケイズレーヴはその後兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで5着。相手を考えれば負けて強しという内容だけに、この馬も全国レベルにあることは間違いない。佐賀の重賞で活躍が目立つ高知の2頭が強そうだ。
兵庫のベラジオドリームは昨年3歳時に重賞4戦連続2着と勝ち星に恵まれなかったが、その勝ち馬が兵庫三冠のオケマルや前出ケイズレーヴでは相手が悪かった。そして楠賞が3着ジュゲムーンと0秒6差の6着。その後古馬B級特別2連勝で力をつけていれば◎◯と好勝負の可能性も。
園田のA級特別で勝ち負けのダイジョバナイ、地元勢ではウインターチャンピオンを制したオオイチョウ、兵庫から移籍初戦として臨むスマートラプターらが馬券圏内に食い込めるかどうか。
◎8ミスズグランドオー
◯10ジュゲムーン
▲1ベラジオドリーム
△7ダイジョバナイ
△3オオイチョウ
△2スマートラプター
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