★重賞・ビギナーズカップ/ブレシアイルが逃げ切って優勝
9月3日に行われた2歳ダートの重賞『ビギナーズカップ』。混戦・激戦かと思われましたが終わってみれば1番人気のブレシアイルが危なげの無い逃げ切り勝ちを収めました。
一頭出走取消で6頭立てで行われた今年のビギナーズカップ、人気は2勝馬ブレシアイルと高速タイムでの勝利があるミズサンゼウスが分けあう形に。しかし、すんなり先行できたブレシアイルに対しミズサンゼウスは出負けしたまま馬群の中で動けないという序盤から明暗を分ける展開。
結果、ブレシアイルがサンエイエンジェルの追撃を振り切ってゴールし重賞初制覇。一方のミズサンゼウスは最下位の6着に終わっています。
相手は(2)キクノレヨン。この馬も前走、距離短縮で一変したようにこれくらいの距離がベスト。前走ほど差しが届く馬場ではないとはいえ、前走の内容ならここでも。
(6)スティルプリンスは850mや1000mで実績が大井だけに1400mという距離がカギ。前走も1300mでは捕まりました。先行有利の馬場を武器にどこまで粘る事ができるか。
ヒモはまず(1)ゼンザイ。単純な逃げ馬で無くこの距離なら差し脚も使えます。一時の不振からも脱しつつあるしうまく展開向けば。(3)フロジストンは前走の好走がきっかけになっていれば。
●11Rの買い目
馬単(7)=(2)、(7)=(6)、(7)→(1)、(7)→(3)
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★オッズパークLOTO 5重勝/9月4日(対象8R~12R)
8R/評価A:10番 評価B: 7番 穴:8番
9R/評価A: 4番 評価B: 3番、 7番 穴:6番
10R/評価A: 7番 評価B: 3番 穴:8番
11R/評価A: 7番 評価B: 2番、 6番 穴:1番
12R/評価A: 3番 評価B: 5番 穴:8番
3日メインは2歳重賞「第35回ビギナーズカップ」(水沢1400m)。芝・若鮎賞に続く、第二弾の2歳重賞で若駒賞、南部駒賞、金杯にもつながる重要な一戦。
古くはスイフトセイダイ、ユキノビジン(桜花賞、オークスでベガの2着)。2歳三冠を制したワタリシンセイキ、そして今年のクラスターカップで2着惜敗したラブバレットも歴代勝ち馬に名前を連ねている。
昨年はサンエイリシャールが優勝し、続いて若駒賞も圧勝した。今年はどの馬が2歳ダート戦線をリードするか。
実はサンエイキャピタル(父シスターミニスター)が出走すれば、迷うことなく本命を打つつもりだった。サマーセールで1458万円(税込)で落札され、デビュー戦・芝1000mを2馬身半差で完勝。タイム1分0秒6は強調できるものではなかったが、スケールの大きさにびっくり。今年の一番馬になる予感を抱かせた。
今回は自重したが、攻め馬は再開したと大場・水沢TM。復帰を心待ちにしたい。
本命は"サンエイ"繋がりではないが、サンエイエンジェル。デビュー戦はサンエイヴィーナスの2着だったが、芝1000m59秒7の好タイムをマーク。
2戦目・水沢1300mはソエで出走取消。若鮎賞で復帰したが、久々とハイペースがこたえて7着。正直ガッカリした面もあったが、前走・水沢1400mで出遅れながらも2着。
勝ったブレシアイルに5馬身と大きく離されたが、差し競馬をできることを証明。収穫ある一戦だった。今度こそ首位を奪取する。
ブレシアイルはデビュー戦から1、8、1着。典型的な逃げ馬でマークがきつすぎた若鮎賞はブービー負けを喫したが、ダートに替わった前走を逃げ切り圧勝。自らハイペースを形成しながら、そのまま押し切った。
今回と同じ1400mを勝っているのが何よりも強み。同型いても自慢のスピードで2連勝を飾るか。
プリヴィレッジは2、3、3着だが、中身は前記2頭に決して劣るものではなかった。
若鮎賞は逃げたブレシアイルを潰しに行き、前が総崩れの中で3着に粘った。また前走もブレシアイルを早めに捕えにかかってサンエイエンジェルの交わされた3着。表現を変えると勝ちに行っての結果。敗れて強しだった。
勝ち負けは展開一つ。ペース落ち着けばアッサリも十分あり得る。
ミズサンゼウスはデビュー戦・芝1000m1秒1差3着、2戦目・盛岡ダート1200mハナ差2着、3戦目・大差2秒1着。この成績どおり一戦ごとに進化を遂げている。序列が定まっていない2歳戦。弾みついて一気に重賞を手にするか。
ドリームシイは盛岡ダート1200m2連勝。芝9着をはさんで水沢3、4着。コース適性に若干不安があるが、ブレシアイルより内3枠で出鼻を叩けるようなら粘りを発揮する可能性がある。
◎⑦サンエイエンジェル
〇⑤ブレシアイル
▲⑥プリヴィレッジ
△②ミズサンゼウス
△③ドリームシイ
<お奨めの1頭>
4R ネオヴィンチトーレ
転入後、アッサリ2連勝をマーク。時計以上に強さが際立っていた。1400m延長も難なくこなす
先週27日、"GRANDAME-JAPAN2017"「第43回ビューチフルドリーマーカップ」はジュエルクイーンが優勝。堂々2連覇を飾り、グランダム古馬の暫定首位に立った。
吉原寛人騎手「自分でペースを作りたかったので3番手外につけた。
後ろから来る馬をねじ伏せられるタイミングでスパートをかけたが、思った以上に差を詰められた。前走の疲れが残っていたからだと思うが、並ばれたあとがジュエルクイーンの強いところ。今回もしっかり結果を出してくれました」
ブリーダーズゴールドカップから中9日の強行軍に加え、長距離輸送の影響でマイナス18キロと大幅体重減だったが、それでも勝つのが底力。スパンコールの外強襲をクビ差退けた。
次走はもちろんレディスプレリュード。"GRANDAME-JAPAN2017"古馬シーズン総合優勝。昨年、総合2位の雪辱を期待したい。
それにしても吉原寛人騎手には脱帽するばかり。今回のジュエルクイーンでビューチフルドリーマーカップへ6年連続で騎乗して2012年・センゲンコスモ3着、2013年・アスカリーブル2着、2014年・アスカリーブル優勝、2015年・ジュエルクイーン2着、2016年・ジュエルクイーン優勝。そして今年17年・ジュエルクイーン2連覇。
5年連続で連対を果たし、2勝2着3回3着1回。騎乗依頼を受けて結果をしっかり出す、まさに仕事人。今後も岩手でも"吉原旋風"が吹くに違いない。
月が変わって9月2日メインはB2級馬による水沢1300m戦「セプテンバーカップ」。前哨戦の1400m戦1、2着コパノチャールズ、レイズアスマイルの再戦ムードが濃厚だ。
コパノチャールズは南関東B3から転入後、これまで8戦4勝。4度の敗戦ははっきりしている。岩手初戦は1600mが長かったため5着。また芝1000mが合わず7、4着。あとはC1条件からB1・盛岡ダ1200mへ強気の挑戦4着だが、勝ち馬とは0秒1差。
以上の敗戦以外はすべて白星。特に水沢戦は4戦3勝。1400m以下では3戦3勝と絶対の自信を持っている。
前走も4番手インキープからレイズアスマイルをアッサリ交わして快勝した。短距離ならどんな展開にも対応できるのが強み。2連勝を飾る。
レイズアスマイルの充実ぶりも目につく。5走前、水沢1600mでコース初勝利を飾り、盛岡で2連勝。今季3勝2着2回と安定度抜群。
前走はコパノチャールズに完敗だったが、折り合いを気にしなくていい短距離戦で全能力を発揮。今回に限れば外9番枠は前半で無理に脚を使わなくて良く、好材料。内の動きを見て雪辱を果たすか。
ヒライズミナンバーは春のポンポンと2連勝をマークしたが、以降は条件も厳しくなって凡走の連続。
しかし水沢に替わった前走、鮮やかな逃げ切りを決めて快勝。9頭立て9番人気で好配当を演出した。
終わってみれば納得。ハナを取れれば強じんな粘りを発揮するのが持ち味。平坦水沢で威力はさらに増す。
今回はマークが厳しくなるだろうが、距離短縮で相殺。自分の競馬ができれば2頭に割って入るシーンまで。
チャンピオンムーンは中央未勝利ながら福島ダート1150mで2着1回。南関東移籍後も船橋1200m1勝をマークした。距離適性を前面にアッサリまで。
タイセイマジックは前走コパノチャールズ、レイズアスマイルに完敗6着だったが、距離が短ければ短いほど本領発揮。前崩れなら軽視できない。
サンノゼはただ1頭の3歳馬。モロさと強さが同居しているが、スピードは互角以上。前走9着だったが、3歳A級に在籍。一発の可能性あり。
◎⑤コパノチャールズ
〇⑨レイズアスマイル
▲②ヒライズミナンバー
△⑦チャンピオンムーン
△①タイセイマジック
△⑧サンノゼ
<お奨めの1頭>
2R スズマッカートニー
東京ダート1300mで1分18秒7の持ちタイム。逃げる脚もあり、初戦勝ちに疑いなし