三週連続桜ネタになって申し訳なし・・・ながらもやはり触れずにはおけない水沢競馬場の桜情報。
先週はまだまだだった水沢競馬場の向こう正面の桜は、今週になっていよいよ満開が近づきました。ちょうどこの29日あたりが満開になるんじゃないでしょうか。
公開されている桜並木を楽しむも良し、満開の桜を背景に走る馬たちを眺めるも良し。1年に一度しかない春の装いを、存分にお楽しみ頂きたいもの。
また、29日夜には水沢競馬場がある奥州市中心部で「日高火防祭(ひぶせまつり)」が行われています。きらびやかな山車の巡行はなかなかの見どころ。「留守杯日高賞」のレース名の由来ともなっているこのお祭りも、時間があればご覧いただきたいですね。
そして来週からはOROパーク盛岡競馬場へと舞台を移しての競馬になります。5月の連休に盛岡の開催が入るのは2006年以来7年ぶり。様々なイベントが用意されていますので、ご家族でお出かけのさいにでもOROに寄ってみてください。
●10Rの買い目
馬単(1)=(2)、(1)=(8)、(2)=(8)、(1)→(9)、(1)→(10)
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せっかくのゴールデンウィークなのだが、すっきりしない天気が続いている。当然だが、競馬にも大きく影響。当日の馬場状態をしっかりとチェックの上、馬券検討をしてほしい。おそらく28日(日)当日は重馬場か不良馬場の可能性が高い。
今の水沢競馬場、良馬場は追い込み馬も届くが、不良馬場に変わると一気に先行有利となる。良馬場と不良馬場のタイム差は2秒から3秒。速い時計決着になれば持ちタイムも重要なファクターとなる。
28日メインはC1「田沢湖賞」(水沢1600m)。今年一弾のC1特別・大屋梅賞から1着ラブリーホープ、3着マアーラウが出走。ラブリーホープは金沢1勝、南関東0勝・C2から転入し、2連勝マーク。勝負どころからすばらしい伸びを披露している。
大屋梅賞も好調メンバーがそろったが、ラブリーホープは9番人気の低評価を覆して見事快勝した。引き続き好調キープだが、今回の舞台は200m延長されて1600mが舞台。加えて他の馬が定量に対し、ハンデが1キロ増。よって対抗に落ち着いた。
主軸にシルクタイタンを指名する。昨年5月、中央2勝、障害0勝を経て転入。いきなりA級に格付けされたが、初戦2着。その後も大崩れなく善戦し0勝ながら2着2回の成績を収めてシーズンを終了した。
その実績馬が今季は一気にC1へ降格。前走は3ヶ月ぶりの実戦をモノともせずに余裕の好位抜け出しを決めて快勝。格の違いを見せつけた。マイル延長も望むところだが、唯一の不安点を探せば不良馬場になって大外枠が響いたとき。マイポジションを採るのに苦労すると凡走のケースも考えられる。
距離が1600mで大きく浮上するのがマアーラウ。大屋梅賞は明らかに距離不足。エンジンがかかったときには既に勝負付けが済んでいた。今回は通算6勝マークの水沢1600m戦。しかも不良馬場7勝と適性一番。前走のうっ憤を晴らす格好のレース。
マイネサムサラは南関東C3からの転入だったが、岩手初戦を7馬身差で圧勝。鮮やかな逃げ切りを決めた。メンバーは大幅に強化されたが、走破タイムからは勝ち負け必至。競りかける馬が不在ならアッサリあって不思議はない。
アドマイヤリリーフは2歳新馬(新潟芝1600m)を勝ち上がり、昨年9月に岩手入り。B1で5着確保が精一杯で冬場に福山に移籍。1勝2着1回の成績をあげて再び岩手転入。新馬戦1着の賞金が消え、C1へ降格。
初戦は2着に終わったが、2戦目は思い切った待機策に転じて直線一気を決めて岩手初勝利を飾った。距離延長ももちろん歓迎。地力比較でも見劣りはなく、ここでも好勝負になるはず。
<お奨めの1頭>
11R トーホクアロー
前走は4着止まりだったが、レース勘を取り戻していなかった。ひと叩きされて気配が一変し、自慢のマクリ脚が冴え渡る
岩手地方は毎日、天候が安定しないが、水沢競馬場の向正面にある桜並木は着実につぼみを咲かせ始めている。おそらく27日(土)あたりから見頃になるはず。鮮やかなピンク色を背景に岩手競馬を楽しめるだろう。
今週はゴールデンウィーク突入に合わせ、重賞2レース。27日は古馬第一弾の重賞「第38回赤松杯」(水沢1600m)。29日(月祝)には『グランダム・ジャパン2013』3歳シーズン「第13回留守杯日高賞」(水沢1600m)があり、より白熱したレースが期待できる。
赤松杯は今年から重賞へ格上げされ、1、2着馬には春のマイルチャンピオン決定戦「シアンモア記念」(5月12日 盛岡)への優先出走件が与えられる。
当初、バトルドンジョンのエントリーもあり、仮に出走すれば断然の1番人気に支持されたが、シアンモア記念まで中1週しかないので自重。これによって一気に難解なレースとなった。
焦点は岩手初戦を勝ったドリームクラフト、スズヨシーズンの中央転入組と岩手在籍馬ヒカルジョディー、トーホクキングの力量比較。そして古豪健在を誇示したスーパーワシントンも絡み、波乱の目も十分に考えられる。
迷った末の決断はヒカルジョディーが本命。昨年は春の主役を演じ、赤松杯優勝、シアンモア記念はリュウノボーイ(船橋)の2着。夏以降に調子を崩したため、成績も振るわずOROターフスプリント6着後、早めに休養。心身ともにリフレッシュに専念し、4月13日に戦列に復帰を果たした。
ヒカルジョディーは適距離を求めて1400mへ出走。向正面から早めにスパートをかけ4角で先頭に立ったが、さらに大外を回ったスズヨシーズンに並ぶ間もなく交わされてしまった。
結果、6馬身差の2着だったが、決して悲観する内容ではない。鞍上・小林騎手は久々を考慮していつもより早めに動いたが、思った以上の反応の良さ。これで今回のメドが十分に立ち、2連覇のお膳立ては整った。
逆転筆頭はドリームクラフト。中央芝1600m以下で3勝2着5回。ダートは3走前の京都1400mが初めてで10着。パワーが要求される地方ダートが合うか半信半疑だったが、鮮やかな直線抜け出しを決めて快勝。トーホクキングの追撃をアッサリ封じた。
過去実績からマイル短縮は大歓迎だろうし、このレースに照準ピタリ。元々、飼い食いの細いタイプなので1ヶ月のレース間隔でさらに凄みを増した。
スズヨシーズンは南関東10勝・B1から中央へ移籍。理由は分からないが障害のみを使われて4戦とも大敗。精彩を欠いた成績から岩手初戦は9頭立て8番人気だったが、その低評価を見事覆し、ヒカルジョディーをねじ伏せた。前走と同様、速い流れになれば連勝も十分可能だろう。
トーホクキングは冬休み明け2、3着。昨年の勢いを感じされないのは否定できないが、2戦とも展開が向かなかったのも事実。ここ一番で底力が怖い。
スーパーワシントンは3月の特別開催を快勝して幸先のいいスタート。今年10歳を迎えたが、衰えを全く見せていない。何といっても魅力はレース運びのうまさ。有力馬がいずれも差しタイプだけに前で競馬ができるのは最大の強みとなる。
◎(5)ヒカルジョディー
○(8)ドリームクラフト
▲(4)スズヨシーズン
△(6)トーホクキング
△(3)スーパーワシントン
<お奨めの1頭>
7R エトセトラ
南関東から再転入初戦の前走、3コーナーでスパートをかけて4角先頭。最後はミウラリチャードの底力に屈したが、見せ場を十分に作った。水沢苦手を克服した
今週あたりは「岩手でも桜が咲きました~」と書く予定だったのですが、意外な寒さに戸惑っております。
この21日・日曜も水沢競馬場ではさらっと雪が降ったりして、寒い事寒い事。こんな時期に「雪・通行止」の表示を見るとは思いませんでした。
それでも、こんなに寒いのに桜の木は徐々につぼみを増やし、花も少しずつ開いているのが分かります。この感じなら二、三日気温が上がってくれれば一気に開花してしまう事でしょう。
今年は5月の連休から盛岡競馬になるため、水沢競馬場の桜並木を見るチャンスは来週のみ。なんとか満開の桜並木を見てから盛岡に移りたいものですね。
●10Rの買い目
馬単(5)=(4)、(5)=(9)、(5)=(8)、(5)=(7)
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21日、メイン「駒形賞」(B1 水沢1800m)は特別なので回数表記はないが、今年で44回目を迎える伝統の一戦。旧水沢競馬場があった駒形神社に由来し、創設は昭和44年。不来方賞、岩鷲賞と並び、最も古い歴史を誇っている。
主軸はサーストンサブリナ。中央2歳新馬戦(新潟ダート1200m)を勝ち上がり、その後も2、3着1回あったが、500万下で頭打ち。それでも何度かの入着があり、内容的には決して悪くはなかった。
岩手転入は今年1月3日。持ち賞金が多く、いきなりA級への編入だったが、アッサリ逃げ切りを決めて3馬身差。スーパーワシントン以下の追撃を封じた。その内容の良さからトウケイニセイ記念で5番人気に支持され、0秒7差7着。一線級相手にもソコソコやれることを証明した。
今年3月、冬休み明け後、格付け再編成が行われ、大幅なクラス変動があったたが、サーストンサブリナもB1へ降格。案の定、メンバーがグッと楽になりアッサリ2連勝。両レースとも着差は0秒1だったが、ゴールがもっと先でも交わさせない余裕があった。
今回、ハンデが他の馬より1キロ増えたが、すでに転入初戦で克服済み。しかも有力視されていたヤマニンノワゼットが回避し、今度も単騎逃げが明白。勝つお膳立てがほぼ整ったと見ていいだろう。
逆転筆頭はマツリダガッツ。中央芝を舞台に3勝2着4回、1000万下から転入。ダート未知数だったが、パワーの要る馬場に戸惑って入着が精一杯。調子もひと息だったが、ガラリ一変したのが芝特別・桂樹杯。コパノマユチャンに首差惜敗したが、ロッソコルサを捕らえて2着確保。芝適性の高さを改めて証明した。
そして冬の水沢でコースに融雪剤が撒かれ始めて徐々にダートも克服。A級一組で2着、重賞・白嶺賞でも4着入線を果たした。
こちらもA級からB1へ降級し、初戦は4着止まりだったが、2戦目を快勝。ついに深いダートを克服した。中間の降雨で馬場が軽くなればしめたもの。サーストンサブリナを破るシーンも十分にある。
ユウキタカラオーは中央未勝利から豪快なまくりで3連勝。3歳重賞・不来方賞ではロッソコルサの2着に健闘した。その後は調子落ちとともに成績も下降。一冬をはさんでリフレッシュを図った。
今のところ2戦5着と本来の動きを取り戻していないが、いずれ復調なれば活躍は間違いなし。走り頃の叩き3戦目に期待してみたい。
リュウノヒーローは芝ダートを問わないオールラウンドホース。芝重賞・せきれい賞でも逃げて3着に粘った。その後、脚部不安のため戦線を離脱。前走が5ヶ月ぶりの実戦で仕上がり途上だったが、サーストンサブリナの2番手をキープして2着。
プラス14キロの太めだったにもかかわらず、強じんな粘りを披露して健在を誇示した。休み明けを叩かれて気配アップは疑いないところ。今年も縦横無尽の活躍が楽しみ。
リアルサンボーイは前走6着と振るわなかったが、馬体は見違えるほど良くなっていた。先物狙いだが、いずれは頭角を現すに違いない。
◎(3)サーストンサブリナ
○(5)マツリダガッツ
▲(1)ユウキタカラオー
△(6)リュウノヒーロー
△(7)リアルサンボーイ
<お奨めの1頭>
8R マイネルカミカゼ
中央未勝利から転入。未賞金だったため、最下級3歳C2からスタートして2連勝マーク。特に2戦目の強さが際立っており、メンバー強化も難なく克服する