【新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について】
今季最終開催は3月20日(祝・金)~24日(火)の連続5日間で実施。21日(土)にはメイン第9レースに、定量1トンによるばんえい記念が行われます。7頭立てですが、31連勝の地方記録保持ホクショウマサル、2017、18年オレノココロ、19年センゴクエースと近3回の勝ち馬や、今季重賞3勝コウシュハウンカイ、5歳での挑戦アアモンドグンシンなど精鋭揃い。発走予定時刻は17時20分。第52代の現役最強古馬が決まります。
【第26回開催1日目】
3月20日(祝・金)のメイン第11レースは、陽炎特別(A1級-2組混合・18:05発走予定)。オープン、A1級の5頭ずつが争います。
オープン馬◎タカラシップは、A1級混合だった前走で2着。逃げ馬をとらえきれませんでしたが、平場戦で流れに乗れていたことを評価すべき。実績ある特別戦に替わり、引き続きA1級相手の今回、着順後退は考えにくいです。
○カネゾウは、2開催前の深雪特別(A1級-1・2組決勝)で3着に好走している戦歴が魅力。相手強化でも今回のオープン馬の顔ぶれなら差はないはず。
▲ヤマノホシは、タカラシップと同じ前走A1級-3組混合が4着でした。例によって詰めを欠きましたが、他馬が障害で苦戦する確率が高まる特別戦なら、見直せるはず。
近走、特別戦で好成績のA1級馬が少ない組み合わせ。△カネサスペシャル、△ナカゼンガキタらほかのオープン馬も買い目に入れておきたいです。
【第26回開催2日目】
3月21日(土)のメイン第9レースには、第52回ばんえい記念(4歳以上選抜・17:20発走予定)が行われます。
年に一度の定量1トンによる高重量戦。2010年以降の過去10回では、初挑戦での勝利3回(14、17、19年)、連覇を含む複数回勝利3回(12、13、18年)となっています。
初挑戦の3頭から5歳◎アアモンドグンシンに注目します。4歳シーズンの今季、世代限定重賞と同じ開催の岩見沢記念、帯広記念と、昨季の収得賞金順選抜、ファン選抜のレースを除けば、古馬路線重賞を皆勤。1年を通じタフに使われ、3月のチャンピオンカップを制しています。今回は、現役で4人しかいない、ばんえい記念ジョッキーのひとり松田道明騎手へ乗替わり。"天下獲り"の1989年イエヤス(当時は12月実施の農林水産大臣賞典)以来、5歳馬の勝利はありませんが、挑戦そのものが多くないのも原因。若馬10キロ減もいかして初挑戦Vへ挑みます。
過去にばんえい記念を勝ったことがある○オレノココロ、▲センゴクエースが若馬の挑戦を受けて立ちます。ともにシーズン中にスランプを経験していますが、大一番へ向けしっかり調整されてきた印象。
地方の連勝記録を塗り替えた△ホクショウマサルは、古馬路線重賞初挑戦がこのばんえい記念。負担重量など未知数な面はあるものの、話題性だけでは終わらないはずです。
3月22日(日)以降の見どころは枠順確定後に掲載します。